医療問題
歯科の自己負担ゼロ
札幌のNPO法人(CMケア機構)
とお隣の歯科医院、
医療法人デンタルライラック(前田英一先生)
が患者さんの自己負担ゼロで、
歯科診療をしていることが報道されています。
ネット検索をすると、
平成19年6月から東区の歯科医院で試験運用、
平成20年7月に中央区のCMケア機構と同じビルのフロアにある
歯科医院「デンタルライラック」で本格運用し、
すでに利用者は約3000人を超える。
と書かれていました。
■ ■
自己負担ゼロで治療が受けられる条件は、
年収520万円以下、
健康保険証を持っていることです。
札幌市中央区南1条西9丁目
医療法人デンタルライラック
電話:011-208-7722
12月4日のSTVテレビ、
どさんこワイドで詳しく放送していました。
ネットで見たSTVの放送では、
安いので、
いい加減な歯科診療をしているという印象は、
画面からは見られませんでした。
■ ■
歯科の競争が、それだけ激しいということだと思います。
医科では、ここまでやる‘先生’はいないと思います。
私が札幌美容形成外科を開業する時には、
適切な価格で良質な医療を提供しようと考えました。
ニトリさんのように、
海外で生産して輸入できれば、
よいものを安く提供できますが、
医療は、すべてmade in Japanです。
優秀な職員を確保するには、
それなりの人件費もかかります。
■ ■
私が考えたのは、
一般の方が、保険適応になるのをご存じない、
わきが
眼瞼下垂症
陥没乳頭
を健康保険で手術をしようということでした。
これらの手術は、
難易度が高く、
‘なんちゃって美容外科医’には、
できない手術です。
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さくらんぼさんが作られた果物のように、
他とは違う何かを出さなければ、
医療機関も生き残れないと考えました。
歯科の自己負担ゼロが
どう決着するかわかりませんが、
歯科診療の質を落とすことだけは、
絶対に避けていただきたいと思います。
自己負担ゼロとは逆に、
高い治療費を払えば、
美容歯科や審美歯科で、
簡単にキレイになれるというのも、
大きな間違いです。
歯は自分の体の大切な一部です。
歯科医院は慎重に選びたいものです。