昔の記憶

人事異動発表

 毎年、12月の第二土曜日は、
 北大形成外科の医局会と忘年会でした。
 今は、同門会総会と忘年会です。
 私が北大形成外科の医局員だった時代には、
 この12月の医局会で、
 次年度の人事異動が発表になりました。
 人事は大浦武彦教授がお決めになりました。
      ■         ■
 今から考えると…
 北海道内の関連病院の人事を、
 教授お一人で決めるのは…
 ほんとうに大変なことだったと思います。
 私の時代には、
 教授がお決めになった人事に、
 誰も‘文句’を言う人はいませんでした。
 大浦教授は、
 卓越した才能の持主でした。
      ■         ■
 学生時代は、
 体操の名選手だったと伺ったことがあります。
 昭和30年代の、
 日本がまだ先進国ではない時代に、
 海のものとも山のものともわからない、
 形成外科を志(こころざ)されました。
 先見の明がある先生です。
 日本形成外科学会の基礎をつくられました。
      ■         ■
 北大形成外科の医局会は、
 土曜日の午前中に行われました。
 前日の仕事を終えてから、
 北海道中から形成外科医が集まりました。
 ・旭川厚生病院
 ・北見赤十字病院
 ・釧路労災病院
 ・帯広厚生病院
 ・美唄労災病院
 ・日鋼記念病院
 ・函館中央病院
 ・市立札幌病院
 ・形成外科メモリアル病院
      ■         ■
 私が医師になった、
 1980年には、
 旭川厚生病院
 美唄労災病院
 釧路労災病院
 の3つの関連病院しかありませんでした。
 それが、
 次々と増えました。
 現在はもっと増えていると思います。
      ■         ■
 各関連病院には、
 最低2人~多いところで3人の
 医局員が派遣されていました。
 専門医を取得した先生をチーフに、
 その下に研修医がいます。
 専門医と一口に言っても、
 できる手術のレベルや得意分野も違います。
 私のように超個性的な医師もたくさんいます。
 相性が合う先生同士でしたら問題はありませんが、
 相性が合わない先生もいます。
 人事はとても難しいと思います。
      ■         ■
 大浦教授から発表があると、
 さっそく家で発表を待っている家内へ電話です。
 もう一年いられることになったよ!
 あぁよかった!引っ越さなくていいのね
 7月から○○へ行くことになったよ!
 そ~ぉ。じゃ引越しね
 てな調子でした。
 今のように携帯電話はありません。
 北大病院の玄関近くにあった
 公衆電話をよく使いました。
      ■         ■
 こうして、人事異動が発表になって、
 その次の年の家族計画も決まりました。
 引越し時期に奥さんのお腹が大きいと大変なので、
 人事異動を見てからの家族計画となりました。
 大浦教授のすごいところは、
 絶対に差別をしないところでした。
 北大出身だから…
 私のように他大学出身だから…
 と差別はありませんでした。
 本人の希望と能力で決まっていたように思います。
 今日は北大形成外科の同門会総会です。
 恩師の大浦武彦先生には、
 いつまでもお元気で
 ご活躍していただきたいと願っています。

“人事異動発表”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ