二重・眼瞼下垂
目の手術は眠る麻酔を避けてください
他院で【全切開】の手術を、
【あんしん麻酔】で受けたという患者さんの修正手術をすることがあります。
目の手術は難しいです。
私が手術をしても、
左右差が残ることがあります。
再手術になることもあります。
できるだけ満足していただけるように、
日々努力しています。
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他院で【全切開】をすすめられる患者さんには、
眼瞼下垂症の人がかなりの割合でいます。
眼瞼下垂症の人は、
単純に【切って縫う】だけの手術では、
目が開くようになりません。
きれいな二重にもなりません。
睫毛の根元が見えるような目にもなりません。
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眼瞼下垂症という言葉を出すと、
おりこうな患者さんはネットで検索して、
札幌美容形成外科のような保険が使えるクリニックに逃げてしまいます。
ですから、
大手美容外科では【眼瞼下垂症】だとわかっても、
がんけんかすいのがも言わないところがあります。
眼瞼下垂症手術は切る手術です。
『切る手術』がこわいという患者さんには、
オプションで【あんしん麻酔】をつけます。
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看護師さんが、
『1、2、3と数えて』と言ったら、
眠ってしまいました。
目が覚めかけると先生が縫っていました。
こんな患者さんが来院されます。
【全切開】でできた二重を、
手術中に確認することもなく、
あとは抜糸でおしまいです。
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手術直後に見た時から、
左右差があったそうです。
手術中に確認しないなんちゃっての若い先生は、
『そのうち気にならなくなります』
『時間がたてば気にならなくなります』
…しか言えません。
左右差ができた原因がわからないのです。
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実は、
もともと挙筋機能の差があったのです。
私たち経験を積んだ形成外科医は、
手術中に目を開いてもらって、
挙筋腱膜の微調整をします。
これは意識があって、
目を開くことができなければできません。
オプションの【あんしん麻酔】で眠っていては、
この微調整ができません。
目の手術ではオプションの【あんしん麻酔】はつけないでください。
麻酔だけで5万円もするらしいです。
札幌美容形成外科では5万円で眼瞼下垂症手術が受けられます。
TVのCMにだまされないでください。