医学講座
第59回日本形成外科学会(福岡)④
昨日(2016年4月14日)午後9時26分ごろ
熊本県で震度7の地震がありました。
被害にあわれた熊本県の方にお見舞い申し上げます。
私は福岡のホテルにいました。
iPhoneが大きな音で地震警報を発しました。
数秒後に大きな揺れがきました。
海から近いホテルなので津波を心配し、
TVをつけました。
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幸いなことに、
津波の心配はなく、
福岡市内は平穏でした。
ホテルのEVが停止し、
フロントの方が各部屋を回って、
けがや異常がないことを確かめてくださいました。
日本形成外科学会の歴史で、
総会開催期間中に地震があったのははじめてだと思います。
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今回の第59回日本形成外科学会、
2日目までで一番印象に残ったのが、
◆シンポジウム12
4月14日(木)13:00-14:30
専門医取得後の形成外科人生
司会
吉村陽子(藤田保健衛生大学 形成外科)
髙木誠司(福岡大学医学部 形成外科学教室)
演者
「専門医取得後の形成外科人生」
藤井海和子(がん・感染症センター 都立駒込病院 再建形成外科)
「私の専門医取得後の形成外科人生~一地方一般病院での26年~」
木村 中(函館中央病院 形成外科)
「基礎研究室でのPhDコース+海外ポスドク=7年間の経験」
野田和男(京都大学 医学部 形成外科)
「解剖学教室での形成外科人生」
今西宣晶(慶應義塾大学医学部 解剖学教室)
「私の海外医療支援活動の経験–世界の医療団スマイル作戦を通じて」
山田信幸(やまだクリニック)
「美容外科医のキャリアパス」
室 孝明(ヴェリテクリニック 福岡院)
「専門医取得から乳房再建専門クリニックの町医者になるまで-そしてこれから」
岩平佳子(医療法人社団 ブレストサージャリークリニック)
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今までの日本形成外科学会にはなかった、
新しい企画でした。
とてもいい企画だと思いました。
シンポジウムの最初に、
司会の髙木誠司先生からお話しがありました。
髙木先生は
福岡大学医学部形成外科学准教授で、
今回の日本形成外科学会総会事務局長です。
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会長の大慈弥先生の右腕として、
学会を取り仕切る立場の先生です。
とても大変なお仕事です。
この
専門医取得後の形成外科人生は、
髙木誠司先生の発案で企画されたそうです。
各シンポジストの発表すべてが素晴らしいと思いました。
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私は特に同じ北大形成外科同門の、
函館中央病院形成外科の木村 中きむらちゅう先生の発表がよかったです。
木村先生は、
北大形成外科教授の山本有平先生と同期です。
私から見て、
お二人は仲良しの同期です。
木村先生は、
現在、北大形成外科で活躍中のたくさんの先生に、
形成外科の基礎を教えました。
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他のシンポジストの先生のご発表もよかったです。
人それぞれの形成外科医人生です。
苦労も多いと感じました。
共通しているのは、
形成外科という診療科目が好きなことです。
きずを治すプロとしての形成外科が好きな人の集まりです。
とても充実した3日間でした。
大慈弥先生、髙木先生ありがとうございました。