医学講座

65歳から74歳を准高齢者

 平成28年1月7日土曜日、朝日新聞朝刊の天声人語です。
 フライドチキンを世に知らしめたカーネル・サンダースは、65歳のころ一文無しだった。車掌、機関士、保険セールスなどどれも長続きせず、給油所は倒産、カフェは焼失した。65歳を過ぎて自慢のチキン調理法を教える商売を始め、大当たりした。
▼「65歳までに手に入れたことを結集すれば新しいスタートが切れる」。90歳で亡くなるまで働き続けた彼の言葉だ。「さび付くよりすり切れる方がましだよ。じっとしていてさび付くより身を粉にしている方が好きなんだ」。
▼65歳から74歳を「高齢者」から切り離して「准高齢者」と呼んではどうか――。医師や研究者らでつくる学会が提言した。いわく脳の働きや歩く速度、要介護の認定率などからみて、以前より健康な人が増えた。ゆえに「高齢者」の定義を見直すべきだという。
▼学会の発表資料に登場したのが『サザエさん』の父波平さん。いまの感覚では70歳ほどに見えるが、実は54歳という設定だった。漫画の連載が始まった昭和20年代の54歳はあんな雰囲気だったか。一昔前まで55歳が退職定年だったことを思い出す。
▼心身の衰えるスピードは人により大きく異なる。誰もがカーネルおじさんのように最晩年まで働きたいわけではない。それでも60代半ばからの黄金の10年を「現役世代の続き」と位置づける発想にはうなずく人も多いだろう。
▼提言では65歳から上が准高齢者、75歳以上が高齢者、さらに90歳以上は超高齢者とされた。敬老の日も3通り必要になるのだろうか。
(以上、朝日新聞より引用)

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 昨日の朝日新聞朝刊の天声人語です。
 今年9月で63歳になる私には、
 何ともうれしい内容でした。
 65歳から74歳を准高齢者がうれしいのではなく、
 ケンタッキーのサンダースおじさんが、
 65歳のころ一文無しだった。
 65歳を過ぎて自慢のチキン調理法を教える商売を始め、
 大当たりした

 …という内容です。
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 あのケンタッキーのおじさん、
 65歳を過ぎて商売を始め、
 大当たりした

 63歳なら、
 まだまだやれるじゃん
 朝日新聞を読んで、
 元気をもらいました。
 私の同級生にも教えたいです。
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 先輩の先生たち、
 75歳になって、
 後期高齢者医療被保険者証をもらったと
 ほぼ全員元気がありませんでした。
 65歳~75歳:准高齢者
 75歳~90歳:高齢者
 90歳~:超高齢者

 これは気に入りません
 90歳より長生きしたら、
 モンスター高齢者のような印象です。
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 私の親も含めて、
 高齢者は、
 なるべく若い人に迷惑をかけたくないと思っています。
 私も、
 自分の子供たちには、
 なるべく迷惑はかけなくないと思っています
 高齢者が肩身の狭い思いをしなくてもよい、
 そんな世の中になってほしいです。

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