医学講座
見た目をよくする仕事が好きです
私は美容形成外科医です。
見た目をよくするのが仕事です。
一日も早くアートメイク立法を!
2017年2月17日の院長日記でご紹介させていただいた、
原宿でエステティックサロンを経営していらっしゃる、
森本チヅ子さまからのコメントに、
アートメイクのことを、
「最初はこんなやくざな仕事は嫌だなぁ」
…と思っていた私も目が覚めて
「何て素敵な仕事だろう」
…と思うようになりました。
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私も同じなんです。
JA帯広厚生病院を退職して、
札幌中央形成外科副院長にしていただき、
その後に札幌医大形成外科講師になりました。
残念なことに、
48歳で大学を追い出されました。
その時は生活するために、
2人の子供の学資を稼ぐために必死でした。
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48歳の再就職では苦労しました。
大手美容外科に応募しても、
使いにくい(大学で講師をした)先生は不採用でした。
中央クリニックの社長さんに拾っていただきました。
美容外科のお客さんには、
ほんもののやくざさんもいらっしゃいました。
一生懸命治して差し上げると、
先生ありがとうと、
子分さんも紹介してくださいました。
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美容外科の欠点は、
料金が高いことです。
広告宣伝費がかかります。
わきがや眼瞼下垂は、
保険でもできるのになぁ~
…と考えたのが、
札幌美容形成外科を開業するきっかけです。
今では、
生活保護の方も、
ひとり親家庭の方も治療しています。
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私は、
自分には何の責任もないのに、
見かけで苦労している人を知っています。
もうちょっと見かけがよかったら、
この人の人生も変わっていただろうなぁ~
…という方もいらっしゃいます。
そんな方の手術をするのが好きです。
楽しいことばかりではありませんが、
今の仕事を好きでやっています。
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見かけより中身だょ
…という人も確かにいます。
でも、
選挙に行って投票する時には、
ポスターの写真を見て決めます。
国会議員のポスターも、
一番いい顔に写ったのを使っています。
生まれつき眉がないお嬢様に、
合法的にアートメイクが入れられるように、
一日も早くアートメイク立法をお願いします。