二重・眼瞼下垂

埋没法の消失率

 2月も今日と明日で終わりです。
 2017年3月1日(水)は、
 北海道立高校の卒業式です。
 高校の卒業式が終わったら、
 自由です。
 高校生の時は、
 下のマンガのような目をしたお嬢さんが
 4月から別人のようになれます。
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 日本の美容外科で一番多い手術が、
 二重埋没法の手術です。
 正確な統計はありませんが、
 今も昔も、
 目の手術が多いことは間違いありません。
 ここで大切なのは、
 どんな先生
 どんな手術を受けるか?
 です。
 二重埋没法ほど術式や結果にばらつきがある手術はありません
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 間違って先生を選ぶと、
 埋没法地獄になります。
 それじゃぁ~先生
 埋没法って、
 どのくらい取れるの?
 
 正確なデーターはありません。
 医学論文を検索すると、
 私が2000年に書いた論文がヒットします。
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 眼瞼下垂の再発①
 2012年1月10日の院長日記です。
 二重埋没法は…
 約10%程度の人がラインが消えると言われています。
 私は2000年に…
 札幌中央形成外科の武藤靖夫先生と共著で…
 Intradermal stitch blepharoplasty for orientals: does It disappear?
 …という論文を書いています。
 Aesthetic Plast Surg. 24(4):289-91,2000を検索すると出てきます。
 興味がある方はネット翻訳などで読んでください。
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 Intradermal stitch blepharoplasty for orientals: does It disappear?
 Homma K, Mutou Y, Mutou H
 Division of Plastic and Reconstructive Surgery, Sapporo Medical University, Sapporo, Japan.
 Intradermal stitch blepharoplasty is one of the most frequently performed aesthetic surgeries in Japan. The major disadvantage of this method is the general feeling that it is nonpermanent. Mutou and Mutou first published this technique in 1972. From 1957 to 1997, they have performed 20,098 cases of this procedure. The aim of this study was to furnish a retrospective analysis of a failure rate after intradermal double-eyelid operations that had been performed by a single surgeon (Y. Mutou). We evaluated consecutive patients (male 115, female 1,457) from 1986 to 1993 who underwent intradermal blepharoplasty at Sapporo Chuo Keisei Geka Clinic. Fifty patients (male 3, female 47) revisited our clinic complaining of the “disappearance” or loss of the fold. The estimated disappearing rate was 3.43%. Thirty percent of the disappearance occurred within 1 year. Eighty-eight percent of the disappearances occurred within 5 years postoperatively.

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 東洋人の二重埋没法は取れますか?
 本間賢一、武藤靖夫、武藤英生、
 札幌医大形成外科、札幌中央形成外科、札幌、日本。
 二重埋没法は日本で一番多い美容外科手術の一つです。この手術法の大きな弱点は取れるのでは?という漠然とした不安です。武藤靖夫は1972年にこの二重埋没法を初めて論文発表しました。1957年から1997年までに20,098例の埋没法を行いました。この論文の目的は1986年から1993年までに、札幌中央形成外科で武藤靖夫が一人で行った二重埋没法(男115例, 女1,457例)を解析することです。1,572例中55例(男3例, 女47例)がラインが消えたと再診しました。二重の消失率は3.43%でした。ラインが消失した患者の30%は一年以内に消失しました。ラインが消失した患者の88%は5年以内に消失しました。

 この論文は、
 埋没法の大家、故武藤靖夫先生がなさった症例の解析です
 今はご子息の武藤英生先生が札幌中央形成外科を継承されています。
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 この2000年の論文の結論は、
 二重埋没法(挙筋法)は、
 技術力のある医師が、
 適応のある患者さんを選択して施術すると、
 ラインの消失率は3.43%と低いことです。
 ですから、
 埋没法を『取れる』と評価するのは正しくありません。
 要は患者さん側の問題があるということです。
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 私が得意とするのは、
 眼瞼下垂症手術です。
 残念なことですが…
 切る手術』をしてもラインが消えることがあります
 これは技術の問題だけではありません。
 どんな先生がしても…
 再発することがあるのが…
 眼瞼下垂症です。
 札幌美容形成外科で私が手術をしても…
 残念なことに再発することがあります
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 一番再発の確率が高い人は、
 アトピー性皮膚炎などで…
 目をこするくせがある人です。
 夜間に無意識にこすることもあります。
 女性に多いのが…
 手術後のメイクです。
 でかくなったぁ~
 やったぁ~
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 大きくなった目に…
 ばっちりお化粧をして…
 つけまつげを強力接着剤でつけて…
 るんるん気分で…
 お出かけしたい気持ちもわかります。
 でも傷は正直です。
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 気がついた時には…
 手遅れになっていることもあります。
 再発したと来院される方の中には…
 抜糸後に一度も来院していない人がいます。
 経過を診るのは…
 せいぜい月に一度です。
 傷だけではなくメイクなども見ています。
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 2時間もかけて…
 丁寧に治した目が…
 元に戻って…
 一番がっかりするのは本人ですが…
 手術をした私やスタッフもがっかりします。
 手術から半年は無理をしないでください。
 大切に使ってください
 私からのお願いです。
 埋没法も眼瞼下垂症手術も、
 一番よくないのは、
 目をこすることです

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