昔の記憶
フルートのおかげで
平成29年7月9日、朝日新聞朝刊、男のひといきです。
フルートのおかげで
銀行勤めのストレスを少しでも和らげたいと、50歳を過ぎてからフルートの練習を始めた。
小学生の頃、生まれて初めて、ラジオから流れてくるフルートの音色を聴き、うっとりとした。その記憶は、今も心に残っている。
楽器を手にするのは初めて。楽譜も読めず、最初から指導者について「音符の見方」「腹式呼吸法」など、演奏の基本を学んだ。おかげで定年退職後は時間を持てあますこともなく、合唱も趣味に加わって音楽生活を満喫している。
親族の認知症を機に4年前、ヘルパーの資格を取った。これが縁で現在は介護施設で週1回、シニアのみなさんの合唱の伴奏役を務めている。曲は、「赤とんぼ」「故郷」などの童謡や唱歌だ。
歌い手は童心、そのままの笑顔。いつもは寡黙な男性が元気に歌い始める姿などに接するにつけ、歌の持つ不思議な力に感じ入る。数多くの童謡や唱歌の名曲を残してくれた先人たちに感謝。幾世代にもわたって歌い継がれていくことを願う。
演奏が高じて、懐メロも加えた自作の歌集が出来上がった。これからは、歌を通じて友人が増えていくことも、楽しいかなと考えている。
(神奈川県鎌倉市 名取征二 介護ヘルパー 75歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
昨年3月29日に満90歳で亡くなった私の父は、
50歳を超えてから、
エレクトーンを習いはじめました。
父親が小さい頃から、
両親がクリスチャンだったので、
家にオルガンがありました。
クリスチャンにならなかった親父も、
オルガンに触っていたようです。
■ ■
子供たちに混じって、
カワイ音楽教室に通っていました。
そこそこ上達し、
なんと発表会にも出ました。
私が記憶しているのはその辺までです。
その後エレクトーンは処分したと思います。
当時は、
えっ?
エレクトーン習うの?
…が正直な感想でした。
■ ■
今日の投稿者、名取征二様はすごいです。
フルート
合唱
介護ヘルパー
私には無理そうです。
でも、
楽器を手にするのは初めて
楽譜も読めず…
…には勇気づけられました。
いい投稿をありがとうございました。