医学講座
証人尋問2017年7月12日
今日は証人尋問です。
弁護士さんと何回も打ち合わせをしました。
予行演習もしました。
30分の主尋問の練習です。
相手方弁護士さんから、
反対尋問もあります。
想定問答集を作っていただき、
練習しています。
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これから証人尋問を受ける人のために、
私なりに考えたことをまとめておきます。
裁判は入試に似ています。
証人尋問は、
入試の最終章、
面接試験のように思います。
入試や面接試験では、
参考書や資料を見ることはできません。
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試験勉強に相当するのが、
準備書面という、
書類のやり取りです。
裁判所に行ってするのは、
準備書面の確認と、
次回期日を決めるだけです。
準備書面をいかに作成するか?
相手方の準備書面にどう反論するか?
これが裁判のポイントです。
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裁判官は大変な職業です。
判決を書く前に悩みます。
人の一生を左右する判決です。
記録も残ります。
今回の建物明渡訴訟で、
札幌美容形成外科が根拠としているのが、
賃貸契約公正証書です。
札幌大通公証人役場で作成していただきました。
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この公正証書の最後に、
自筆で署名してくださった公証人が、
三上英昭先生です。
元札幌地方裁判所所長です。
温和で優しい目をした先生です。
実刑か、執行猶予か
2008年5月22日の院長日記でご紹介しました。
裁判官も判決を書く前に悩みます。
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事件番号 平成28年(ワ)第816号
建物明渡請求事件
原告 大同生命保険株式会社
被告 医療法人札幌美容形成外科
担当は、
民事第5部4係
根本宜之裁判官です。
開廷日は毎週月曜と水曜
703号法廷
根本裁判官は、
丁寧に裁判を進めてくださいました。
休診日に合わせて弁論準備手続をしてくださいました。
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証人尋問では、
原稿を見ないで、
正々堂々と話すことができました。
できるだけのことはしました。
あとは判決という、
合格発表を待つだけです。
たくさんのご声援をいただき、
ほんとうにありがとうございました。