医学講座
美容手術前後の写真、説明あれば掲載容認
平成29年11月30日、朝日新聞朝刊の記事です。
美容手術前後の写真、説明あれば掲載容認
医療機関のサイトで紹介されている美容手術の前と後の写真について、厚生労働省は11月29日、詳細な説明を付ければ掲載を認めることを決めた。2017年10月には原則禁止としたが、治療をイメージできる長所もあるとして治療内容や副作用の詳しい説明を加えれば可能とした。一方で個人的な体験談の掲載は禁じる。
この日の検討会でガイドライン案が示された。手術前後の写真は、がん治療後の乳房再建などを例に、情報提供が必要な側面があるとの意見を踏まえ、方針を変えたという。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私は写真を使ってしっかり説明することは、
患者さんにとって役に立ついいことだと思います。
TVの美容整形番組では、
手術前の映像から、
手術後に生まれ変わった、
♡華やかな姿♡が登場します。
私は自分の術後の腫れた目を出して、
変化の説明をしています。
■ ■
どんなに美しい女性でも、
手術をすると、
◆みにくいアヒルの子◆になり、
◆がちゃぴんの目◆になり、
しっかり安静にしていただいて、
腫れがひいて、
はじめて、
♡美しい白鳥♡になります。
■ ■
美容外科に行ったら、
いきなりきれいになれるとか、
無痛麻酔で、
何の痛みもなく♡きれいになれる♡
…というのは【うそ】です。
料金にも【うそ】があります。
ホームページの料金はおとり広告で、
高い料金を請求されることもあります。
美容外科の社会的評価が少しでもよくなることを祈っています。
昔の記憶
11月にもう大雪 ツルツル路面、札幌で137人搬送
平成29年11月29日、北海道新聞朝刊の記事です。
11月にもう大雪 ツルツル路面、札幌で137人搬送
11月後半の道内は異例の降雪と寒さに見舞われている。北極点付近から強烈な寒気を伴う低気圧が南下し、北海道の北に居座っているためで、札幌の降雪量は平年の3.6倍に達した。市街地には早くもつるつる路面が現れ、転倒事故が続出。靴修理店には滑り止め加工の依頼が相次ぐ。29日は午後から再び全道で大荒れとなる見通しで、札幌管区気象台は警戒を呼び掛ける。
気象台によると、11月後半の16~27日は日本海側などで大雪となり、累積降雪量は札幌が62センチ、函館が55センチでともに平年の3.6倍を記録した。日平均気温は軒並み平年より1~3度低く、日によっては真冬並みの寒さに。降雪と低温が重なり、28日の最深積雪も上川管内幌加内町79センチ、後志管内倶知安町41センチ、旭川市17センチ、札幌市9センチなど平年を上回っている。
幌加内町では車道脇に除雪された雪が大人の背丈ほどに積み上がった。団体職員鈴木藤雄さん(59)は「豪雪地帯とはいえ、11月からこれでは先が思いやられる」と悲鳴を上げる。
27日までに路面凍結による転倒で救急搬送されたのは、札幌市が137人で過去5年の11月平均の2.3倍。帯広市を管轄する帯広消防署が23人(速報値)で同7.1倍、函館市が8人で同3倍に上った。
札幌市北区の靴修理店「シュリーの店 パセオ店」では今月、靴底の滑り止め加工の注文が多い日で例年の倍近い約160件舞い込んでいる。折舘徳勝店長(59)は「いつもより出足が早い。着脱式の滑り止め用品を購入する外国人観光客も目立つ」と話す。
毎年12月から札幌の道の滑りやすさを示す「つるつる予報」を出している研究団体「ウインターライフ推進協議会」によると、今月は降雪後に寒さと暖気が交互に来たため、解けた雪が凍って滑りやすくなっている。28日も滑りやすい状態は続いたといい、「荷物を手に持たず、帽子や手袋を身につけるなどのけが防止策を」と注意を促す。
気象台によると、寒さの要因となっている低気圧は「極(きょく)うず」と呼ばれ、通常は北極点付近を覆っている。しかし、11月後半から北欧の高気圧の勢力が強くなり、東シベリアに押し出された。このため、前線などが北海道に近づくたびに寒気を送り込んでいる。
こうした状態は来月上旬まで続く。29日の道内は午前に気温が上がるものの、急速に発達する低気圧が接近して午後から冷え込み、30日まで真冬並みの寒気に覆われる。日本海側を中心に雪が降りやすく、気象台は高波や猛吹雪、吹きだまりによる車の立ち往生などへの警戒を呼び掛けている。
11月としては異例の降雪と寒さで滑りやすくなった路面
28日午後6時45分、札幌市中央区(野沢俊介撮影)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
今朝の札幌は久しぶりに少し雪が融けています。
昨日の帰りも、
とにかく転倒しないように
気をつけて歩いています。
道産子の私でも、
冬に何回か転びます。
日本海側大雪 倶知安39センチ、留萌・幌糠37センチ
2017年11月20日にも雪のことを書いています。
11月なのに雪が多く寒いです。
■ ■
北海道新聞によると、
寒さの要因となっている低気圧は
「極きょくうず」と呼ばれ、
通常は北極点付近を覆っている。
しかし、11月後半から北欧の高気圧の勢力が強くなり、
東シベリアに押し出された。
このため、前線などが北海道に近づくたびに寒気を送り込んでいる。
北欧の高気圧が関係しているとは知りませんでした。
■ ■
私たち医療機関に関係があるのが、
転倒事故です。
雪道で転倒し顔面骨骨折
顔の骨が折れることがあります。
顔面骨骨折がんめんこつこっせつは形成外科です。
顔を強打して、
口を開けなくなったら骨折の疑いがあります。
片側の口唇がしびれていれば、
まず骨折しています。
転倒しないためには、
滑らない靴です。
気をつけてください。
医学講座
人の手術の失敗例に手をつけるな
私が尊敬する、
故武藤靖夫先生の教えがブログに残っています。
武藤靖夫先生は札幌ではじめて美容外科を開業された先生です。
昭和大学形成外科講師をなさり、
英文論文も書いていらっしゃいます。
国際的にも有名な先生です。
札幌中央形成外科の初代理事長です。
■ ■
先生がつくられた札幌中央形成外科は、
ご子息の武藤英生先生が継いでいらっしゃいます。
お父様の靖夫先生も、
息子さんの英生先生も、
とても優しくて、
温厚な先生です。
怒りんぼの私と大違いです。
■ ■
武藤靖夫先生が亡くなって
もうすぐ9年になります。
武藤靖夫先生のブログはとても参考になります。
Yahoo!ブログ_院長のひとりごとには、
全部で12編のブログがあります。
私が後輩の先生にも読んでいただきたいのが、
悪循環
…というタイトルのブログです。
■ ■
悪循環
昭和大学の講師を務めていた頃、外来に一人の年配のご婦人が見えました。
今まで色々なクリニックで上瞼の手術を受け、経過がよくないとの事で私の所に流れ着いてきたのです。
頻回に眼をしかめ、しばたいて、見るからに神経質そうな印象です。
左目の外側に脂肪がまだ残っているので、それを取り除いてスッキリさせたいと言うのです。
皮膚は老化によって厚みを増しており、小さな摘み取り手術で対応すべきと考えました。
ただそれ以前に複数回にわたる手術の為、皮膚そのものが瘢痕化しており
またその奥の組織のダメージに関しては見当もつきません。
何度もお断りさせていただきましたが仙台の方から来られる方でしたので
「どうしても」と2回、3回と頼まれると「それでは」という事になってしまいます。
結果はやはり患者さんの理想には達しないものでした。
これは昔からある教えの一つなのですが
「人の手術の失敗例に手を付けるな」というものがあります。
異常なものを正常に治すのであればまだ解りますが
正常なものが異常になってしまったものを、また正常に戻すという事ですから
話が難しくなってくるのです。
特に複数回の手術をそれぞれ違う施設で受けられている場合は難易度が跳ね上がります。
施設によって術式が異なっていますし、古いダメージと新しいダメージが混在して
解剖自体が滅茶苦茶になっている事も少なくありません。
手を付ければ付けるほど、悪化の方向を辿りかねないのです。
手術の結果に100%満足が行かないという事もあるかと思います。
ただ、だからといって複数の施設で何回も修正手術を受けるのは絶対に控えるべきです。
修正を急ぎたい気持ちは理解できますが、直ぐに直ぐにと繰り返すのは愚の骨頂です
最初に手術を受けられたところで、じっくりと時間をかけて行く事で
より安全に自分の理想に近づいていけるでしょう。
■ ■
私のところにも、
他院で【失敗】したという相談メールをいただきます。
先生を推薦してくださいとか
○○先生はどうですか?という相談がよく来ます。
私が推薦しているのは、
私の目を手術してくださった、
聖路加国際病院形成外科の大竹尚之先生です。
大竹先生でも難しい例があります。
一度の修正手術では治らないこともあります。
先人の教え
人の手術の失敗例に手を付けるなには、
それなりの理由があるのです。
修正手術は簡単ではありません。
昔の記憶
リハビリ・バンバン
平成29年11月27日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
リハビリ・バンバン
今秋刊行された闘病記『さよなら涙 リハビリ・バンバン』の著者は、伸びやかなハーモニーで知られる兄弟デュオ「ビリー・バンバン」である。菅原孝さん(73)と進さん(70)。兄は脳出血に倒れ、弟もがんに見舞われた。二人を訪ねた。
▼3年前の春、弟が大腸がんの手術を受ける。2カ月後、今度は兄が夜中に搬送される。「さすがに一時は僕らもおしまいかと思いました」と弟が言えば、兄は「いまも毎朝起きるとアーッと声を出して自分の生死を確認しています」と話す。
▼デビューから48年。低音の兄がベースを弾き、高音の弟がギターを奏でる。「白いブランコ」「さよならをするために」。ヒットにも恵まれた。だが葛藤に悩んだ時期も長い。弟は「目指す音楽が違ってギクシャクする。兄弟は正面からぶつかっちゃうんです」。
▼リハビリに耐えて兄が声を取り戻し、音楽活動を再開した。兄は車イスで登場し、不自由な左手を隠さない。「半身マヒなんかにへこたれないと伝えたくて」。
▼3年遅れで実現した結成45周年コンサートはさながら闘病報告会のよう。弟が歩み寄り、兄を支える。数秒間、立ち姿を見せた兄は「病気でもっと大変な人がいっぱいいる。僕も頑張るからみんなも頑張って」と語る。
▼脳血管疾患をわずらう人は全国に110万人以上、がん患者は160万人を超す。これまで通り恋や愛を歌うビリー・バンバンに加え、病と闘う人々を勇気づける新デュオ「リハビリ・バンバン」の境地を広げてほしい。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
若い人に、
ビリー・バンバン
白いブランコ
…と言っても知っているかなぁ~?
私が高校生の頃、
もう半世紀も前の歌です。
今聴いてもいい曲だと思います。
あのビリー・バンバンが
リハビリ・バンバンとは知りませんでした。
■ ■
お兄様の、
菅原孝さん(73)が脳出血、
弟さんの、
菅原進さん(70)が大腸がん。
とても他人事とは思えません。
医師仲間でも、
脳出血やがんで倒れた先生がいます。
亡くなってしまった先生もいます。
■ ■
親子や兄弟は難しいものがあります。
正面からぶつかっちゃうんです
とてもよくわかります。
医者同士でも難しいことがあります。
兄弟で開業していて、
離れた先生たちを知っています。
親子や兄弟は似ているので、
喧嘩になることもあると想像します。
■ ■
リハビリ・バンバンの、
結成45周年コンサート
闘病報告会を聴きに行きたくなりました。
弟が歩み寄り、
兄を支える。
兄は
病気でもっと大変な人がいっぱいいる。
僕も頑張るからみんなも頑張って
月曜日の朝に天声人語で元気をもらいました。
がんばって生きようではありませんか。
二重・眼瞼下垂
瞼板法と挙筋法
また二重の話しです。
ちょうど一年前の、
2016年11月26日の院長日記が、
他院の糸2016でした。
二重埋没法には、
大きく分けて
◆瞼板法けんばんほう◆
…と
♡挙筋法きょきんほう♡
…があります。
■ ■
埋没の糸をかける部位が違います。
挙筋法は、
眼瞼挙筋のやわらかい部分に糸をかけます。
瞼板法は、
瞼板という硬い組織に糸をかけます。
札幌美容形成外科で行っているのは、
♡挙筋法きょきんほう♡です。
■ ■
瞼板法は多くの美容外科で行われています。
糸が露出するトラブルがあるため、
ここ数年はチェーン店でも、
瞼板上端法けんばんじょうたんほうになってきています。
昔ながらの、
瞼板のほぼ中央にとめる方法は、
最近はあまり見かけません。
■ ■
◆瞼板法けんばんほう◆
…と
♡挙筋法きょきんほう♡
技術的に難しいのは、
♡挙筋法きょきんほう♡です。
数多くの埋没糸を抜糸していらっしゃる、
埋没法の抜糸名人
アロマ美容外科の鈴木敏夫先生は、
♡挙筋法きょきんほう♡をすすめています。
■ ■
埋没法はどこでやっても同じではありません。
・瞼板法か挙筋法か?
・使う糸はどんな糸か?
・ナイロン糸か?
・ポリプロピレン糸か?
先生やクリニックによってまったく違います。
同じチェーン店でも、
先生によって違います。
はっきり言って、
製品にばらつきがあります。
■ ■
二重埋没法ほど、
たくさんの方法がある手術も珍しいです。
何点どめの、
何点が増えるほどいいと思うのは間違いです。
埋没糸という異物が増えるだけです。
まぶたの裏側が、
糸だらけでガタガタの人がいます。
くれぐれも慎重に先生を選んでいただきたいです。
私のおすすめは、
♡挙筋法きょきんほう♡です。
抜去した他院の糸です
二重・眼瞼下垂
手術後のメイクは落とす時に注意!
キズの赤味をかくす
2011年1月25日の院長日記
手術後のメイク
2011年5月20日の院長日記
手術後のお化粧
2017年5月15日の院長日記
何回も書いています。
■ ■
美容外科のHPを見ると、
♡お化粧は手術直後からできます♡
…と書いてあるところがあります。
気をつけてください。
【うそ】です。
もともと小さな目の女性は、
お化粧のエキスパートです。
定番メイクは、
アイプチ
付けまつ毛
カラコンです。
■ ■
この3点セットで、
瞼の皮膚をくっつけて…
付けまつ毛で、
まつ毛をぎゅっと上に向けて…
ふちが黒いカラコンで、
黒目を大きく見せます。
これを手術後になさると…
せっかくできたラインが消えます!
注意してください。
■ ■
たくさんの患者さんを手術した結果得られた、
【本間理論】です。
エビデンスはありません。
統計学的な検討も行っていません。
科学的な根拠はありません。
だから論文にはできません。
経験論です。
■ ■
私が手術をして、
腫れが少なくて、
♡きれいになった♡
抜糸直後から、
自然に見える
…そんな方に限って、
半年くらいすると、
ラインが薄くなったという人がいます。
■ ■
無意識のうちに、
目をこすってしまう人、
アレルギーで目をこすってしまう人、
手術直後からコンタクトを使う人、
職業柄、派手なお化粧をする人、
【ライン薄くなる原因】
…はたくさんあります。
■ ■
切開二重は消えない神話
…があります。
【本間理論】では、
切開しても消えることがあります
手術後の自己管理が大切です。
どんなに丁寧に手術をしても、
まぶたをこするとラインが消えます。
手術後はメイクを落とす時が一番大切です。
絶対に強くこすらないでください!
二重・眼瞼下垂
回答困難な相談
私の院長日記にいただくご相談で、
一番、回答に困るのが次のようなメールです。
【お名前】:○○はなこ
【性別】:女性
【年齢】:23
【ご住所】:〒 150-0012 東京都渋谷区広尾○-○-○○○○
【電話番号】:○9○-○○○○-○○○○
【メールアドレス】:○○○○@i.softbant.jp
【ご相談項目】:二重
【ご相談内容】:初めまして。
先生のブログを毎日見ており、相談させていただきたくご連絡いたしました。
実は東京の某クリニックで二重全切開を失敗されてしまい修正を考えています。
ただどこのクリニックの医師が良いかわからなくて、悩んでいます。
私なりに調べており3つほど候補があります。
以下の中で先生が手術を見たことがある医師、もしくは切開重瞼が上手だと感じている医師はどなたでしょうか?
ちなみに修正内容は幅が狭いため少しだけ広げる手術。
また食い込みが弱いので食い込みを強くしてくっきりぱっちり二重にする手術です。
①○○クリニック:○○医師
②○○美容形成クリニック:○○医師
③○○クリニック:○○医師
大変失礼な相談で申し訳ありません。ご気分を害されたら謝ります。
ただ修正ということで医師選びに本当に困っています。
ネット上に書き込みは全くあてにならないためにご意見を賜りたく思いました。
お時間あるときでかまいませんので、ご返信をいただけると幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
■ ■
この方からは何回かメール相談をいただいています。
○○はなこ
○○クリニック:○○医師
…の部分には実名が書かれています。
はなこさんは仮名です。
○○医師は私もよく存じている、
腕のいい先生です。
この方からは、
その後もメールをいただきました。
【失敗】されたというクリニックの先生も、
知らせていただきました。
■ ■
【失敗】した先生は、
なんちゃって医ではありません。
チェーン店の医師でもありません。
私の個人的な感想は、
問題のない上手な美容外科医です。
【失敗】の原因は、
むしろ患者さん側にあると思います。
■ ■
患者さん側のご相談は、
【修正内容】
①幅が狭いため少しだけ広げる手術。
②食い込みが弱いので食い込みを強くしてくっきりぱっちり二重にする手術
この患者さんは別の先生にも手術を受けていました。
(私の想像では)
手術直後は、
♡理想♡に近い状態だったと思います。
問題はその後です。
■ ■
職業は書いていませんでしたが、
東京でも一等地に住んでいらっしゃる女性です。
きっとお休みも短く、
手術後すぐにお化粧をして、
お仕事をなさったと思います。
二重の幅が狭くなったり、
二重の食い込みが弱くなったのは、
傷が安定する前に傷に力がかかったからです。
■ ■
どんな名医が手術をしても、
手術後の管理が悪いと、
二重の幅は狭くなり食い込みも弱くなります。
私が手術をしても同じことです。
手術をした先生も、
♡23歳の美しい女性♡を、
なんとかきれいにしたいと思っています。
手術後の傷は大切にしていただきたいです。
手術から3ヵ月はとても弱い状態です。
こすると二重の幅が狭くなったり、
二重の食い込みが弱くなります
気をつけていただきたいです。
医学講座
自動返信メールを確認してください
院長日記をはじめて11年です。
毎日たくさんの方に読んでいただいています。
つたない院長日記を読んでいただきありがとうございます。
できるだけ正確な情報を提供するように努めています。
メール相談もたくさんいただきます。
63歳の役割だと思って、
できるだけ早く正確に返信するようにしています。
一日も休んでいません。
■ ■
困るのが、
直接メールを送信される方です。
セキュリティーのためか?
gmailやyahooメールから直接送信されると、
迷惑メールに入ることがあります。
毎日多量の迷惑メールも来るので、
題名が入っていないメールは、
うっかり削除してしまうことがあります。
■ ■
メール相談への礼儀
2016年5月16日の院長日記、
メール相談は病院名を書いて
2016年8月24日の院長日記、
担当医の名前は書いてください
2016年10月2日の院長日記、
ここに架空のメールアドレスを書きました。
■ ■
次のようなメールが困ります。
札幌美容形成外科には次のように届きます。
【お名前】:はなこ
【性別】:女性
【年齢】:22
【ご住所】:〒 0600001 北海道札幌市
【電話番号】:060-000-0000
【メールアドレス】:hanakokomattemasu@gamail.com
【ご相談項目】:眼瞼下垂
【ご相談内容】:自分の目が眼瞼下垂と他の病院で言われました。その病院では保険適応にならないと言われました。保険適応になるかどうか写真で見てもらえますか?
■ ■
ここに書いた、
hanakokomattemasu@gamail.com
(はなこ困ってます@gamail.com)
…というアドレスは、
私が考えた架空のアドレスです。
間違って、
このhanakokomattemasu@gamail.com
…に送信された方がいらっしゃいました。
このアドレスは存在しません。
ネットでこのアドレスを検索すると、
私の院長日記がヒットします。
■ ■
メールの送信は、
相談フォームからその都度送信してください。
そうすると、
自動返信メールが届きますし、
セキュリティーがしっかりしたメールになります。
もし心配なことがあれば、
治療を受けたクリニックに、
直接聞いてください。
■ ■
当院の相談フォームや予約フォームから送信すると、
必ず自動返信メールが届きます。
もし、
送信したのに自動返信メールが届かない時は、
迷惑メールに入っていることもあります。
ご自分で入力したメールアドレスが違っていることもあります。
PCからは送信できないアドレスもあります。
必ず自動返信メールをご確認ください。
昔の記憶
いい夫婦の日(2017)
平成29年11月22日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
きょう、いい夫婦の日
長く連れ添った夫婦は顔が似てくると言われる。俗説だと思っていたら、どうやら科学的な根拠があるらしい。かぎは、無意識のうちに相手の表情をまねる「ミラーリング」という行為である。鏡のように映すことを意味する。
▼笑顔やしかめっ面など相手の表情にあわせ、人は顔の筋肉をわずかに動かすらしい。そうやって脳の回路が、相手の感情を常に解読している。夫婦が長年お互いをミラーリングすれば、しわの形などが似てくるという。イーグルマン著『あなたの脳のはなし』で学んだ。
▼知らず知らずにまねをしあうことが、お互いの顔立ちを形作る。何だか愉快な話にも思える。あるいは、ぞっとする方もおられるか。
▼夫婦の根幹にあるのは、情と習慣と持続。絵本作家の佐野洋子さんがエッセーで書いている。「夫婦とは多分愛が情に変質した時から始まるのである。情とは多分習慣から生(うま)れるもので、生活は習慣である」「五十過ぎて仲良くなった夫婦は、けろうがたたこうが、びくともしなくなる」。
▼2度の結婚と離婚を経験したがゆえの冷静な見方だろう。続かなそうで続き、続きそうで続かない。そんな不思議な関係である。11月22日は「いい夫婦の日」。パートナーのあり方も、これから多様化していくだろう。「いい夫夫」「いい婦婦」であっても、ことの本質は変わらないか。
▼二人でたくさん苦しみ、たくさんなじり、たくさん慰め、たくさん笑う。みけんのしわも目尻のしわも、いずれ二人の履歴書になる
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
本間家はいい夫婦ではございません。
いい夫婦の日(2016)
いい夫婦の日(2014)
いい夫婦の日(2012)
いい夫婦の日(2012)
いい夫婦の次の日2012
いい夫婦の次の日2011
いい夫婦の日(2008)
■ ■
2008年11月22日に書いた院長日記には、
今朝の朝日新聞、天声人語によれば、
熟年の夫婦では15%の妻が、
夫に「嫌悪・不愉快」を感じている
そうです。
間違いなく、
本間家もこの15%に入っています。
長年連れ添っても変わらない夫は
そう簡単にいい夫にはなれません。
…と書いてありました。
■ ■
今朝の天声人語には、
夫婦は顔が似てくると書いてありました。
本間家は顔は似ていないと思います。
顔が似ているのは、
血のつながった親子や兄弟です。
♡いい夫婦♡
♡仲のいい夫婦♡
…は難しいです。
■ ■
本間家はよく喧嘩をします。
私だけのせいではないと思います。
奥さんも気が強いです。
長女です。
もう63歳と61歳なので、
せめて健康状態が◆いい夫婦◆
…を目標にします。
院長の休日
シロと6年ぶり再会
甘えん坊の「しろたん」
2015年1月24日の院長日記、
被災犬しろたんの縁
2016年111月16日の院長日記、
…でご紹介した、
原発事故の被害で全村避難となった
福島県飯舘村生まれの被災犬しろたんの飼い主、
大阪府能勢町の佐久久美さんからお手紙をいただきました。
■ ■
突然、失礼いたします。
私、「しろたん」の投稿で、先生の院長日記に2度も取り上げていただいた者です。
先月31日、またまたその後の「しろたん」が、ひととき(朝日新聞西日本版)に掲載されました。
今回は、朝日新聞社から、東日本版掲載の連絡はありません(ご覧いただいてない可能性があります)。
我が家で相談の結果、先生にも是非読んで頂きたいので、送らせていただくことにしました。
「しろたん」の存在は、私たち夫婦の大きな癒しであり、もたらしてくれた数々のドラマは、数多くの人々(動物も含めて)の一生を狂わせてしまった原発事故の問題を考えさせてくれています。
2017年11月17日
大阪府能勢町 佐久久美
■ ■
平成29年10月31日、朝日新聞朝刊(西日本版)、
ひとときへの投稿です。
シロと6年ぶり再会
3年前に動物保護施設から譲り受けた被災犬「しろたん」の元の飼い主の女性が、昨年10月に見つかった。そのUさん(87)は「シロ(しろたんの元の名前)は元気だった」ととても喜び、以来、どうしてもシロに会いたいと思うようになった。思いがかない、今月、福島から遠路はるばる娘さんとお孫さんに伴われて我が家に来られた。
Uさんは東日本大震災後、原発事故により避難指示の出ていた福島県飯舘村の自宅にひとり、シロと暮らしていた。「生まれたときから私が育てたシロと離れたくないから、避難しない」と言って。でも結局、まわりの説得で避難し、シロを手放したのだった。
私たち夫婦は車でUさんたちを途中まで迎えに行った。Uさんは「しろたん」に会う瞬間まで、何度も何度も「シロは私を覚えているだろうか。覚えていなかったら、それはそれで喜ばないといけない」と言っていた。
6年ぶりに対面した「しろたん」は、Uさんを覚えていなかった。でも帰るときには、なんと車の中のUさんのそばまで乗り込んできた。思い出したからだろうか、Uさんの優しさがうれしかったからだろうか。
大阪府能勢町(佐久久美 主婦71歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
北海道の朝日新聞には掲載されていなかったと思います。
わざわざ新聞の切り抜きを送っていただき、
ありがとうございます。
はるばる福島県から、
シロに会いにいらしたUさんのお気持ちがわかります。
生まれたときから私が育てたシロと離れたくないから、
避難しない
どんなに辛かったことでしょうか?
■ ■
シロは私を覚えているだろうか。
覚えていなかったら、
それはそれで喜ばないといけない
6年ぶりの再会で、
最後にはシロも思い出したのでしょう、
車の中まで乗り込んできた
よかったです。
佐久久美さん、
とてもよいお話しをありがとうございました。