昔の記憶

現代学生百人一首2018

 平成30年1月15日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
 若き心に三十一文字
 毎冬この時期、東洋大学から「現代学生百人一首」が届く。今回の応募作は4万9千超。読むほどに若い感性に引きこまれる。
▼〈いとをかし平成女子はインスタにほうじ茶キャラメルフラペチーノ〉高3長野天音(あまね)。平成の清少納言たちは筆でなくスマホでせっせと発信する。〈この時代生きた心地がしないのだなにをするにも指先ひとつ〉高1中村優太。何でもスマホや携帯で済ませる日常には高校生でさえ疑問を覚えると知り、安心する。
▼就職を詠んだ歌に光る表現が多かった。〈水高生鮪(まぐろ)も鰹(かつお)もさばけます自信あふれる就職試験〉水産高3年向坂友里(むこうざかゆり)。晴れやかに面接に挑む姿が浮かぶ。〈機械化で消えてなくなる仕事知り将来の夢決められずいる〉高1粟野夏乃子(あわのかのこ)。いずれ人工知能(AI)に奪われる職種を見極めたい。だれにも切実な問題だろう。
▼〈姉が来て嬉しそうに見せた物世界に一つの内定通知〉高1細谷地郁哉(ほそやちふみや)。家族一同、安堵(あんど)の息をつく。それでも受け止め方は親子で違う。子には自立のとき、親には寂しい離別のとき。〈決まったよ喜ぶ私と温度差が寂しさが増す母のほほえみ〉高3田中日菜(ひな)。
▼ひとり暮らしの父や祖父を思いやる。〈石川でひとりはたらく父の家部屋にあふれる家族の写真〉高1二宮由美花(ゆみか)。〈田舎町一人で暮らす祖父を見て次の休みの予定を空ける〉中2堀田夏生(なつき)。
▼時代が移っても変わらないのは若き日の恋である。〈下駄箱(げたばこ)にラブレターがね入ってた顔面真っ赤プチトマトだね〉高3平石健太。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 若い人のいい感性です。
 私は、
 水産高3年向坂友里むこうざかゆりさんの
 水高生 まぐろもかつおもさばけます 自信あふれる就職試験
 高1二宮由美花ゆみかさんの
 石川で ひとりはたらく父の家 部屋にあふれる 家族の写真
 高1細谷地郁哉ほそやちふみやさんの
 姉が来て 嬉しそうに見せた物 世界に一つの 内定通知
 この3つが心に残りました。
      ■         ■
 昨日のセンター試験のことが今朝のTVで話題になっていました。
 ムーミンの問題だけではなく、
 英語の問題にも、
 出題者の作問の苦労が見えました。
 前期試験まであと1ヵ月です。
 悔いのないようにがんばっていただきたいです。
 最後まで諦めないでがんばることです

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医学講座

クリニックの断捨離

 今日は休診日ですが、
 クリニックで仕事をしています。
 クリニックの断捨離だんしゃりです。
 Wikipedaによると
 断捨離だんしゃりとは、
 不要な物を減らし、
 生活に調和をもたらそうとする思想であり、
 山下英子やましたひでこさんの著書において発表された。
 断捨離
 クラターコンサルタントは
 山下さんの登録商標だそうです。

      ■         ■
 Wikipedaの続きです
 断捨離は、
 もったいないという固定観念に凝り固まってしまった心を、
 ヨーガの行法である断行だんぎょう・捨行しゃぎょう・離行りぎょうを応用し、
 :入ってくるいらない物を断つ。
 :家にずっとあるいらない物を捨てる。
 :物への執着から離れる。
 2010年の流行語に選ばれた

 …と書いてありました。
      ■         ■
 ネットで調べて、
 仕事がスムーズに進む!
 オフィスのデスク整理収納3つのルール
を見つけました。
 私の机の上にも、
 書類がたくさんあります。
 移転前に、
 できるだけ書類を整理します。
 書類を整理しながら、
 ついつい読んでしまうので、
 なかなか断捨離が進みません。

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医学講座

第131回日本美容外科学会【欠席】

 今日は東京で、
 第131回日本美容外科学会(JSAPS)学術集会が開催されています
 毎年1月の第一週の土曜日に開催されている、
 日本美容外科学会学術集会に参加しています。
 昨年の第128回日本美容外科学会
 英語で発表してみよう①
 英語で発表してみよう②
 英語で発表してみよう③
 英語で発表してみよう④
 英語で発表してみよう⑤
 Minton教授のとてもためになる講演がありました。
      ■         ■
 一昨年は親父の手術で行けませんでした
 今年は移転準備で忙しく、
 残念ながら欠席です。
 今年の学会も朝から夕方まであります。
 フェイスリフトに関連する講演や演題が多いです。
 学会には行けませんが、
 友人の先生にどんな内容だったか聞いてみます。
      ■         ■
 新しいクリニックの設計は進んでいますが、
 いくつか問題点が出てきています。
 来週には、
 東京から業者さんがいらしてくださり、
 現地で確認をしていただきます。
 天気が悪くならないことを祈っています。
 今日からセンター試験です。
 えりーさんの息子さんにも、
 がんばっていただきたいです。

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院長の休日

キャベツ1個500円

 うちの奥さんがなげいています。
 野菜が高い! 涙)
 キャベツが1個500円なんて!
 信じられない。
 今までこんなに高いのを見たことがない。
 500円のキャベツは買えない!

      ■         ■
 正直なところ、
 私はキャベツの価格を知りませんでした。
 キャベツ1個198円(税別)
 …と何となく記憶があるような?
 JA帯広厚生病院に勤務していた時に、
 キャベツを畑まで買いに行って、
 とても美味しかったなぁ~
 …という記憶くらいしかありません。
      ■         ■
 ネットでYahoo!ニュースを調べてみました。
 静岡新聞の記事です
 野菜高騰、食卓を直撃 売り場も値付けに苦悩「忍びない」
 キャベツやレタス、白菜など野菜の高値が続いている。2017年秋の台風や長雨で生育に遅れが生じたことなどが原因だが、食卓に欠かせない野菜だけに家計への影響が広がっている。
 買い物客でにぎわう静岡市駿河区のアピタ静岡店の野菜売り場。「野菜は例年、正月を過ぎると値下がりするのに、ことしは高くなるばかり」。60代の女性が「1玉380円」と掲げられたキャベツ売り場の前でため息をついた。同店では例年、キャベツの店頭価格は高くても1玉298円ほど。野菜売り場担当者は「税込みで400円を超える価格を付けるのは忍びないが、仕入れ価格をすでに割り込んでしまっている」と話す。一方で、価格の安定したカット野菜の売り上げが例年の2倍以上に増えているという。
 農林水産省が10日公表した野菜の価格動向調査では、1キロあたりの価格はレタスが通常の2.4倍、キャベツは2.1倍。2017年10月の台風とその後の長雨、低温続きで生育が遅れていることが影響している。
 野菜の高騰は外食産業にも影響が及ぶ。県内7店舗のとんかつ店で「キャベツお代わり自由」を打ち出しているまさごグループ(富士市)では、キャベツの仕入れ価格が例年の3倍となっている。秋山俊雄代表は「かつてないほどの高値で厳しい状況だが、サービスはあえて継続する」と力を込める。

(以上、Yahoo!ニュース・静岡新聞より引用)

      ■         ■
 北海道は輸送費がかかるので、
 静岡の380円(税込410円)より高いのだと思います。
 奥さんと1月10日にイオンに行ったら、
 確かに500円を超えていました。
 奥さんが買えないというので、
 私のじーじーのワオンカードで買いました
 5%OFFの日だったので少し安くなりましたが、
 それでもキャベツ1個で500円を超えました。
 早く春が来て、
 キャベツやレタスが取れるといいです。
      ■         ■
 静岡新聞に出ていた、
 とんかつ店で
 「キャベツお代わり自由

 …のお店はほんとうに大変だと思います。
 私は、
 とんかつも、
 キャベツも大好きです。
 サービスはあえて継続する
 とんかつ店の秋山俊雄社長さんを応援したいです。

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医学講座

塩1トンのつきあい

 平成30年1月11日、朝日新聞、天声人語です。
 今日も朝日新聞の引用で申し訳ありません。
 とてもいいことが書いてありました。
 塩1トンのつきあい
 イタリア人と結婚し、異国での暮らしを多くの随筆に残した須賀敦子さんが書いている。あるとき姑(しゅうとめ)から、こう言われたという。「ひとりの人を理解するまでには、一トンの塩をいっしょに舐(な)めなければだめなのよ」。
▼たくさんの塩を舐めるということは、数多くの食事をともにすること。伴侶であれ友人であれ、たくさんのうれしさや悲しさを一緒に経験することなのだろう。須賀さんの姑も昔、自分の姑から聞かされたというから、かの国で長く伝わる例え話なのか。
▼人間が生きる上でいかに塩が大切で、かけがえのないものか。それがにじむ言葉は少なくない。キリスト教で「地の塩」とは、不正や腐敗を見過ごすことのできない人物を指す。食べ物が腐るのを塩が防ぐからだ。変わることのない誓いは、「塩の契約」である。
▼きょうは塩の日。戦国時代、塩の供給を断たれて困っていた武田信玄に、ライバルだった上杉謙信が塩を送ったとの言い伝えにちなむ。もっとも最近は塩の語感にマイナスの印象がつきまとう。このところ耳にするようになった「塩対応」は、冷淡で愛想のない態度を指す。
▼塩はもはや貴重品ではなく、どちらかというと嫌われ者。そんな現代社会を映し出しているのだろうか。スーパーには減塩をうたう商品が並び、自治体が減塩の指導に乗り出す。一方で、熱中症対策には塩分が不可欠だとも言われる。
▼過ぎてもいけないし、足りないのもいけないのは、塩に限らない。いい塩梅(あんばい)、という言葉もある。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 今日、1月11日が塩の日とは知りませんでした。
 今日の朝日新聞で勉強になったのが、
 いい塩梅
 いいあんばい

 …です。
 恥ずかしながら、
 私はいいあんばいが、
 いい塩梅
 …を知りませんでした。
 うちの奥さんは知っていました。
 料理で使う言葉のようです。
      ■         ■
 ネットで調べたところ、
 塩梅】(あんばい)⇒【塩梅・按排・按配】
 (「塩梅」(アンバイ)はエンバイの転で、「按排」「按配」とは本来別系統の語であるが、混同して用いる。「案配」は代用字)
 1.塩と梅酢で調味すること。一般に、料理の味加減を調えること。
  また、その味加減。「塩梅を見る」
 2.物事のほどあい。かげん。特に、身体の具合。
  「いい塩梅に会えた」「塩梅が悪くて寝ている」
 3.ほどよく並べたり、ほどよく処理したりすること。
  「材料をうまく塩梅して話す」「仕事の塩梅を考える」
   《広辞苑・第六版》

 …と書いてありました。
      ■         ■
 ひとりの人を理解するまでには、
 一トンの塩をいっしょに舐めなければだめなのよ

 なるほど、
 伴侶であれ友人であれ、
 たくさんのうれしさや悲しさを
 一緒に経験することなのだろう。

 伴侶を理解するのは、
 どこの国でも大変なんだと思いました。
      ■         ■
 戦国時代、
 武田信玄に、
 上杉謙信が塩を送った

 …これは日本史に弱い私でも知ってました
 今日は塩の日。
 私が選んだ人生の伴侶と意見が合うのは
 うす味が好きということくらいです、、、
 なかなか、
 いい塩梅にはいきません。
 今日もつたない院長日記を読んでいただきありがとうございます。

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医学講座

口の衰え、死亡リスク2倍

 平成30年1月10日、朝日新聞朝刊の記事です。
 とても参考になる記事です。
 3面の記事と21面の生活欄の記事の両方をご紹介します。
 医学的に見ても、
 とても大切なことだと思います。
 ちょっと長いですが、
 ぜひ全文を読んでみてください。
      ■         ■
 口の衰え、死亡リスク2倍 食事量減り栄養状態偏る傾向 東大など研究チーム調査
 むせることが増える、かたいものが食べづらくなるなどの「口まわり」のトラブルが、将来の死亡リスクを高める可能性がある。そんな調査結果を東京大などの研究チームがまとめた。こうした口の働きの衰えは自覚しにくいが、歯科医の定期的な受診などで対処していくことが大切という。
 千葉県柏市に2012年に住み、介護を必要としない状態にある65歳以上の約2千人を対象に調べた。
 本人への聞き取りや測定から①残っている歯が20本未満②かむ力が弱い③口を巧みに動かせない④舌の力が弱い⑤かたい食品が食べづらい⑥むせやすい――の6項目を調査。該当するのが「3項目以上」「1~2項目」「ゼロ」と三つのグループに分け、約4年後の健康状態を検証した。その結果、年齢などの影響を取り除いても、3項目以上該当したグループは、ゼロのグループに比べて死亡率が2.09倍に。介護が必要になった割合は2.35倍だった。
 口の働きが衰えている人は食事量が少なく、肉類の摂取量が減る傾向があった。食べられるものが減って栄養状態が偏り、体力の低下や健康状態の悪化につながったとみられる。調査をした東大高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授(老年医学)は「かむ力や滑舌の悪化などささいな口の衰えの積み重ねが、体に大きな影響を及ぼすことがわかってきた。早いうちに気づき、かかりつけの歯科医で口まわりのケアをしてほしい」と話す。(川村剛志)
 【老いとともに
 かむ力低下衰えのサイン 要介護の恐れ高まる
 年とともに歯や舌などの機能も衰えていく。食べこぼしやむせることが増えるといった口まわりのささいなトラブルを、全身の衰えのサインととらえる「オーラルフレイル」という考え方が少しずつ広がっている。本人や周囲が口まわりに意識を向け、気になることがあれば歯科医に相談することが大切だ。
 「58回、59回、60回。ではガムを出してください」
 昨年12月7日、高齢者を対象に東京都大田区内で開かれた「口から始める健康講座」。約30人の参加者がかんでいたのは「咀嚼(そしゃく)チェックガム」。口に入れる前に緑色のガムが、かんだ後にピンク色に変われば、しっかりかめている証拠になる。
 大きく口を動かして声を出したり、舌を前に突き出したりする「口の体操」や、唾液(だえき)の分泌を促すための頬やあごのマッサージも学んだ。参加した女性(89)は「家でテレビを見ながらでもできるので続けたい」と話した。
 講師を務めた、区保健所職員の熊谷純子さん(歯科衛生士)は「口の機能が落ちてくると、全身の健康状態も悪くなる」と強調。「ふだんから口全体のケアを心がけることが大切です」と説明した。

 

口の体操をする参加者=東京都大田区

 最近、歯科を中心とした医療現場で、「オーラルフレイル」という考え方が注目されている。フレイルは「虚弱」を表す英語に由来し、健康と要介護状態の中間地点を意味する。口の虚弱、オーラルフレイルとはどんなものか。
 加齢などの影響で口の機能が衰えると、かみにくいと感じる。肉や根菜などかたいものを避け、パンやうどんなどやわらかい食べ物を選びがちになり、栄養が偏る。ここで対策をとらないと、かむ機能はどんどん落ちていく。食べられるものがますます減り、食欲や体力が低下し、低栄養や筋力の低下、ひいては要介護状態になりやすくなる。口の衰えが、要介護の始まり。いわば「人は口から老いる」との考え方だ。
 これを示す研究結果もある。オーラルフレイルの概念を提唱した飯島勝矢・東京大教授(老年医学)らが、約2千人の高齢者を約4年間追跡すると、オーラルフレイルの人は、死亡や要介護状態になるリスクが約2倍、高かった。「4年の短い期間でも差が出た。かめない食品が増える、滑舌が悪くなるなど一つひとつでは生活に困らないが、ささいな衰えの積み重なりが、本人の健康に大きなダメージになる」と語る。
 ■舌や唇の働きも重要
 要介護状態にならないためには、十分に栄養をとる必要がある。そのために、80歳時に20本以上の歯を残す「8020(ハチマルニイマル)運動」が提唱されてきた。歯が20本あればたいていのものをかんで食べられるとの考え方で、達成割合は1993年に推計で約1割だったが、2016年には5割に増えた。
 「十分にかむために必要なのは、歯だけではないことがここ最近で分かってきた」と羽村章・日本歯科大生命歯学部長は語る。双子の長寿姉妹として人気だった「きんさん、ぎんさん」は、かみ合う歯がなくても刺し身を好物にしていた。歯が十分になくてもかめて食べられる高齢者がいる、と当時、歯科医の間でも話題になったという。2人は舌や唇、口を動かす力などが保たれ、歯の欠損を補っていたとみられる。
 一方、高齢になると、かむために必要な口まわりの筋肉は落ちていく。筋肉のかたまりである舌も使わないと衰え、小さくなったり厚みが減ったりするという。
 日本歯科大口腔(こうくう)リハビリテーション多摩クリニック(東京)の菊谷武院長らの調査では、歯が20本以上残っている高齢者でも、咀嚼回数、舌の圧力、舌の反復運動の回数はいずれも加齢とともに低下していた。65~69歳の人を100%とした場合、80歳以上の人は75~90%だった。
 こうした衰えは、食べたりのみ込んだりする機能に影響し、窒息事故や誤嚥性肺炎にもつながりかねない。菊谷さんは「歯の本数に加え、口全体の働きに着目した対策をとってほしい」と指摘する。
 ■かたいもの食べ、会話を楽しんで
 どうしたら予防できるか。
 東京都健康長寿医療センターの平野浩彦・歯科口腔外科部長は「食事の際に食べこぼしやむせることが増えたり、滑舌が悪くなったと指摘されたりしたら、オーラルフレイルの可能性を考え、かかりつけの歯科医に相談してほしい。早めに対処し、定期的に経過を見てもらうことが大切だ」と話す。
 日本歯科大口腔リハビリテーション多摩クリニックの菊谷さんによると、勤務先の近くにかかりつけ歯科医がある人は、定年後に足が遠のくことが多いという。「定年が近くなれば、かかりつけ歯科医を自宅近くに変えることも検討してほしい」と助言する。
 生活上は、どんなことに気をつけたらいいのか。
 平野さんは「食事の際は、意識してかたいものも食べ、なるべく奥歯でかむことが大切」と指摘する。かたいものを食べることで、口まわりの筋肉も鍛えられるからだ。
 菊谷さんは「家族や友人と会話を楽しみ、口を動かす機会を増やすとよいでしょう」と話す。1人で食べるより、誰かと食卓を囲むほうが、会話で口をより動かすので効果的だ。カラオケで歌うのも、口を大きく動かすことにつながり、おすすめという。
 (川村剛志、武田耕太)

 

(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 とても大切なことだと思います。
 オーラルフレイルという言葉をはじめて知りました。
 双子の長寿姉妹として人気だった
 「きんさんぎんさん」は、
 かみ合う歯がなくても刺し身を好物にしていた。
 歯が十分になくてもかめて食べられる高齢者がいる、
 …と当時、歯科医の間でも話題になったという。
 2人は舌や唇、口を動かす力などが保たれ、
 歯の欠損を補っていたとみられる。

 …これも知りませんでした。
      ■         ■
 写真に出ているような、
 口を動かす体操も知りませんでした。
 今日の朝日新聞の記事は、
 健康で長生きするにはとても大切なことです。
 私が通っている歯医者さんでは、
 いつもていねいにPMTCをしてくださいます
 歯周病の予防とケアーも大切だと思います。
 いい記事を書いてくださった朝日新聞社に感謝しています。

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医学講座

阪大の入試でミス

 平成30年1月9日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
 阪大の入試でミス
 ネコ型ロボットの「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか――。かつて私立中学の入学試験でそんな問題が出て、話題になったそうだ。
▼当たり前のようでいて、説明しようとすると、言葉につまる。受験情報サイトによると「ドラえもん自身が成長したり、子孫を残すことができないから」が解答例という。このほかにも、いろんな答え方ができるような気がする。
▼こちらも正解は複数あった。それでも一つだと言い張っていた。大阪大学が、昨年2月の物理の入試問題に間違いがあったことを認め、発表した。医学部や理学部、工学部などで本来なら合格するはずだった受験生が30人いた。追加合格にするという。
▼問題に誤りがあると昨年6月と8月に外部から指摘されていたが、まともに取り合わなかった。12月に3度目の指摘があり、ようやく本格的に調査したというから、対応の遅さにあきれる。
▼入試問題作りは「報われない割に、かなりの神経、時間、労力を文字通り『すり減らす』一大業務」だと、私立大教授の桜田大造さんが書いている。高校教育の範囲内で、新規の問題を作る苦労があるという。いつも完璧とはいかないだろう。しかし、懸命な受験生のことを思えば、誤りを正すのに時間を浪費してはいけない。
▼ときに良問は、語り継がれる。週末のセンター試験を皮切りに、試験日程が本格化する。受験生だけでなく、大学の側も問われている。
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 昨日の院長日記、
 成人の日2018に、
 なっちゅんさんからいただいたコメント、
 はれのひが忽然と行方をくらまし、晴れ着難民が出たとネット速報で知りました。一生に一度のこと、可哀想にと思いました
 ニュースを見ていなかったので、
 私にはよくわかりませんでした。
 残念なことです。
      ■         ■
 ドラえもんの問題は難しいです。
 私にはわかりませんでした。
 大阪大学の物理の問題で、
 30人もの受験生が追加合格、
 こちらも残念な報道です。
 阪大の先生を弁護するわけではありませんが、
 いい問題を作るのは、
 ほんとうに難しいです。
      ■         ■
 天声人語に書いてあるように、
 入試問題作り
 「報われない割に、
 かなりの神経時間労力
 文字通り『すり減らす』一大業務」だと、
 私立大教授の桜田大造さんが書いている。
 高校教育の範囲内で、
 新規の問題を作る苦労があるという。

      ■         ■
 私は非常勤講師をしていたので、
 開業してからも毎年定期試験問題を作っていました。
 私の定期試験は、
 落とすための試験ではなく、
 学生が国家試験に、
 合格するための試験
 …を目指して作っていました。
      ■         ■
 試験を作る側の私は、
 過去の国家試験問題をすべて調べました。
 私は理学療法学科と作業療法学科の学生さんの
 講義を担当していました。
 理学療法士と作業療法士の国家試験問題だけではなく、
 看護師国家試験問題も調べました。
 大学の図書館に行って調べたこともありました。
      ■         ■
 私が出した試験問題は、
 試験終了後に、
 大学のコンピューターで解析されます。
 いい問題だったか?
 だめな問題だったか?
 統計解析をして判断されます。
 試験問題を作る側も大変です。
      ■         ■
 受験生へのアドバイスです。
 問題を作る側も、
 必ず過去問を見ています
 新しい問題のヒントは、
 過去問の中にあります。
 センター試験まであと少しです。
 今までの試験問題をもう一度見直して、
 間違ったところを再チェックすることをすすめます。
 同じ間違いをしなければ、
 合格です。
 受験生を応援しています。

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昔の記憶

成人の日2018

 今日は成人の日です。
 北海道内の自治体では、
 昨日1月7日(日)に成人の日の式典をしたところもあるようです。
 今年の国会で法律が変わって、
 18歳が成年年齢になると、
 成人式はどうなるの?
 受験生のことを考えると、
 1月のままでいいの…?
 …という報道も読みました。
      ■         ■
 何度も書いていますが、
 私の成人の日は予備校生でした
 来年も予備校は嫌だ
 …という思いでした。
 私は浪人は無駄ではない …という考えです。
 …でも自分の中では、
 もう浪人はしたくないというのが本音です
      ■         ■
 私は受験生や浪人生を見ると、
 がんばれ
 …と応援したくなります。
 受験生や浪人生はつらいです。
 一生懸命に勉強をしても、
 合格
 …が保証されているわけではありません。
 ちょっとしたミスで、
 また来年も予備校です。
      ■         ■
 答案用紙を、
 何度も見直してチェックします。
 私が札幌医大に合格した年も、
 数学で一問だけ見落としがありました。
 その問題が不正解だと、
 不合格でした。
 何度も注意して見直す習慣は、
 医師となって仕事をする上でも役立っています
 成人の日を迎えた受験生にエールを送ります。
 がんばれ受験生
 必ずサクラは咲きます

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院長の休日

目標は「好機好齢者」

 平成30年1月7日、朝日新聞朝刊、男のひといきです。
 目標は好機好齢者
 数年前から、団地内を流れる川にかかる橋(約20メートル)の除草と清掃をしている。
 夏になると、子どもたちの通学路でもある橋は草ぼうぼうになる。子どもたちは、草をかき分けて学校に行く感じだ。仕事をしていた頃は、除草したいと思っても毎日忙しかった。退職して時間が出来た時、近くの公園を清掃するボランティアの姿に励まされ、少し勇気を出した。1人で橋の除草と清掃を始めた。
 最初は気恥ずかしかった。でも誰かがやらなければ、草ぼうぼうになる。
 反応は様々だ。通り過ぎる人もいれば、会釈をする人もいる。「ご苦労さま」「きれいになりますね」と声を掛けてくれる人もいる。
 理由を聞かれれば、「昔から気になっていた。時間が出来たので取り組んでいる」と答える。コミュニケーションのきっかけになり、短い会話も生まれる。作業が終わり、雑草やゴミのない橋を見ると、気持ちがスッキリする。
 気になることをいつまでもやらないと健康に良くない。今年は後期高齢者に仲間入りする。機会を逃さず、別のボランティアにも挑戦する「好機好齢者」を目指したい。
 (埼玉県本庄市 吉田豊 無職 74歳)
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 日曜日の朝に素敵な投稿を読ませていただきました。
 私も投稿者の吉田豊様(74歳)のような、
 好機好齢者
 …になりたいです。
 私が住んでいるマンションにも、
 好機好齢者
 …がいらっしゃいます。
      ■         ■ 
 草ぼうぼうだった歩道を、
 みごとな花壇にしてくださいました。
 私にも声をかけてくださいます。
 先生が好きだっておっしゃってた
 コスモスも植えましたょ

 夏の暑い時期には、
 水を運んで花に水を与えてくださり、
 冬には、 
 凍結した歩道に、
 滑り止めの砂をまいてくださいます。
 ありがたいこと
      ■         ■
 私の目標は、
 花咲じじぃです。
 マンションの先輩が作ってくださった花壇を、
 手入れするのが目標です。
 私のマンションには、
 ガーデンクラブもあります。
 桜などの樹木を手入れするクラブです。
 退職後の夢はガーデンクラブへの入会です。
 埼玉県本庄市の吉田豊様のご活躍をお祈りしています。

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医学講座

新しいクリニックの設計

 2018年3月開院を目指して、
 新しいクリニックの設計を依頼しています。
 一級建築士の萩原淳一さん
 …にお願いしています。
 今の札幌美容形成外科を設計してくださった設計士さんです。
 2007年6月30日の院長日記です。
 札幌美容形成外科の内装工事は
 ちょうど3年前の今日、
 竣工・引渡しがありました。
 建物の賃貸契約をして、
 家賃を払い始めてから6ヵ月かかりました。

      ■         ■
 今のクリニックはとても使いやすく、
 何一つ不満な点はありません。
 私のはじめてのマイクリニックです。
 私が依頼した建築家は萩原淳一さんです
 北海学園大学工学部をご卒業後、
 札幌市内の有名な建築デザイン事務所で腕を磨かれました。
 私が自分の家を建てた時にお世話になった設計士さんです。
      ■         ■
 私はうるさい施主なのに、
 細かい注文を文句も言わずに何度も図面を引き直してくれました。
 デザインが気に入っています。
 今のクリニックを設計してもらった時は、
 半年も時間がありました。
 今回は、
 何と半月しか時間がありません。
 賃貸契約ができたのが、
 2017年12月でした
      ■         ■
 14年前は、
 私の仕事が終わってから、
 デパートの地下でお弁当を買って、
 萩原淳一さんの事務所に行って、
 何度も打ち合わせをしました。
 通路幅はどの位にする?とか、
 待合スペースの幅はどの位にする?とか、
 何度も会って話しました。
      ■         ■
 数ヵ月かかりましたが、
 実によくできた設計図ができました。
 今回は困りました
 打ち合わせの時間がありません。
 今まで会って話したのは、
 3回だけです。
 ありがたいことに
 14年の間に世の中は進歩しました。
 会って話す代わりに、
 活躍しているのがiPadです。
      ■         ■
 14年前は紙で設計図を見ていました。
 今回も紙の設計図はもちろんありますが、
 細かな修正は、
 iPadの図面でやっています。
 実によく見えます。
 半月しか時間がなくても、
 立派なクリニックの設計ができています。
 ありがたいことです。
 ITにも強い、
 萩原淳一一級建築士を推薦します。
 信頼できる一級建築士です。

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