院長の休日
彩香の里
富良野地方には、
たくさんのラベンダー園があります。
ファーム富田があるのは、
正確には、中富良野町(なかふらのちょう)です。
中富良野町の写真によく出るのが、
彩香の里(さいかのさと)です。
ファーム富田より、
少し山の方にあります。
■ ■
丘の斜面にあるので、
足に自信がある方におすすめです。
ここは佐々木さんというご夫妻が
経営なさっていらっしゃいます。
20年前にはじめられたそうです。
約6ヘクタール(1万5千坪)という、
広大な斜面にラベンダーが広がります。
ここも入場料は無料です。
(ありがたいです)
■ ■
ファーム富田より、
観光バスの数が少ないので、
ゆっくり見ることができます。
私は見ていませんが、
『60歳のラブレター』という映画の
ロケ地になりました。
今週は濃紫早咲が咲いていました。
彩香の里も、
ラベンダーのおすすめスポットです。
■ ■
彩香の里では、
ラベンダーの摘み取りができます。
(ファーム富田ではできません)
ラベンダーを刈り取ると
とてもよい香りがします。
手にもラベンダーの香りがつきます。
彩香の里の売店には、
おそばとおにぎりが売っています。
かけそばが400円、
おにぎりが2個で300円です。
(ファーム富田にはカレーなどしかありません)
■ ■
ここでおそばを食べました。
おそばを作ってくださったのが、
オーナーの奥様でした。
美味しいおそばでした。
おにぎりも北海道産のお米を使った
美味しい梅おにぎりでした。
ファーム富田とは違った、
ラベンダー園です。
車でいらした時には、
ちょっと山の方へ向かってみてください。

オーナーの佐々木様の奥様と
後ろのラベンダーはオカムラサキ
まだ蕾でした

ラベンダー園頂上付近から
遠くに見えるのは十勝岳連峰
院長の休日
富良野のラベンダー
私は毎年7月に富良野へ行きます。
ラベンダーを見て、
ラベンダーオイルを買って、
来年のカレンダーも購入してきます。
札幌美容形成外科のカレンダーは、
ファーム富田のカレンダーです。
■ ■
ラベンダーには、
一番早く咲く、
濃紫早咲(のうしはやざき)
香りが良い、
オカムラサキなど、
何種類かの代表的な品種があります。
濃紫早咲は、
その名の通り、
濃い紫が特徴です。
■ ■
ドライフラワーにしてキレイなのが、
濃紫早咲です。
昨日は、この早咲きラベンダーが満開でした。
オカムラサキはまだ蕾でした。
蕾のうちは、
白っぽく見えます。
ドライフラワーにする、
濃紫早咲は
花が開く前に刈ってしまいます。
この時期が一番濃い紫です。
■ ■
刈り取ったラベンダーを、
束ねて切りそろえ…
それをラックに吊るします。
自宅で作っていたときは、
束ねたラベンダーで、
部屋が一杯になりました。
部屋中がラベンダーの香りになるので、
ちょっと幸せな気分でした。
■ ■
ファーム富田では、
このラベンダーを加工する、
作業場の見学もできます。
何回行っても飽きず、
毎年行きたくなるのも、
ラベンダーの不思議な魅力のためでしょうか?
お時間があれば、
是非、一度いらしてください。
(土日は大変混みあいます)
(朝早くお出かけになることをおすすめします)
■ ■

ラベンダーの作業場です

左側で切りそろえ
中央の人が束ねる作業です

こうして吊るして乾燥します
院長の休日
風のガーデンへ行って来ました
休診日を利用して、
富良野の風のガーデンへ行って来ました。
ここは、新富良野プリンスホテルの、
ピクニックガーデンという森の中にあります。
ピクニックガーデンという名前から、
どんなところをイメージしますか?
実際は、
広大な森の中の…
元のゴルフコースにあります。
■ ■
新富良野プリンスホテルからは、
かなりの距離があります。
ピクニック気分で、
歩いて行けないことはないのですが、
入場券(500円)を買って、
ジャンボタクシーに乗って行きます。
(タクシー代は入場料に含まれています)
8人くらいが乗り合いで、
ピストン輸送するという感じでした。
■ ■
細い、狭い道を、
ジャンボタクシーに揺られて、
約3分ほどでガーデンの入り口に着きます。
花好きの、
中年以上のご婦人が多い印象でした。
親子や、
仲間といらしている方も見かけました。
ドラマのルイさんのような、
若い女性スタッフが、
花の手入れをなさっているのが印象的でした。
■ ■
新富良野プリンスホテルに宿泊しなくても、
ガーデンの見学はできます。
タクシーで往復することもあり、
時間的な余裕が必要だと思いました。
トイレは一箇所しか見当たりませんでした。
ガーデンに行く前に、
新富良野プリンスホテルで済ませてください。
風のガーデンには、
ラベンダーはありませんでした。
■ ■

ここで入場券500円を買います
■ ■

ジャンボタクシーに乗って約3分です
■ ■

遠くに見えるのがホテルです
■ ■

たくさんの観光客が来ています
医学講座
リストカットのキズ
若き日には、
多くの悩みがあるものです。
自分の腕や、
身体にキズをつけてしまう、
いわゆる自傷行為は、
若い女性に多く見られます。
腕にタバコを押し付けてできる、
いわゆる根性焼きも
若い人によく見られます。
■ ■
私が市立札幌病院に勤務していた時代にも、
リストカットから、
首の頚動脈を切ったキズまで、
さまざまな自傷行為の手術をしました。
このリストカットのキズを、
消したいという
ご希望の方がいらっしゃいます。
自分の若き日の過ちを、
少しでも消したいお気持ちは、
十分に理解できます。
■ ■
形成外科の先生はキズを治すのが仕事でしょ。
リストカットのキズなんて簡単でしょ。
と思われるかも?しれません。
ところが…
キズは消せません
目だっているキズを、
ある程度…
目立たなくすることは可能ですが、
キズを完璧に消すことはできません。
■ ■
残念なことですが、
これが現在の医学の限界です。
目立たないキズであればあるほど、
手術で治すのは難しいのです。
手術をすることで、
逆にキズを目立たせてしまうこともあります。
また、
自傷行為によるキズは、
刺青と同じで保険適応にはなりません。
■ ■
高いお金を出して、
東京の美容外科へ行っても…
キズを完全に消すことは無理です。
せめて、
間違って切ってしまったら、
形成外科の先生に縫合していただき、
その後にしっかりケアーをすると、
目立たないキズにできることはあります。
■ ■
一度できてしまったキズは、
消すことはできません。
キズをつくらないのが一番なのですが…
難しいところです。
心に悩みがある時は、
信頼できる精神神経科の先生にご相談ください。
医学講座
毛を抜かないで!
わきが手術をしていて、
困るのが…
毛を抜く習慣の方です。
剃ったってすぐに生えてくるし…
剃った後は青くなるし…
抜いたら生えてこないし…
楽だから…
という理由もわかります。
■ ■
でも…
よ~く、よ~く、
毛を抜いたワキを見てください。
皮膚の下に埋もれた毛がありませんか?
皮膚の下で、
斜めになって、
皮膚の下に生えている毛がありませんか?
そんなの平気!
ほじって抜いちゃえばいい!
というお嬢さんもいらっしゃいます。
■ ■
われわれ男性には、
考えにくいことですが、
ワキの毛に限らず、
ご自分の毛を抜いて処理される女性が、
たくさんいらっしゃるようです。
お気持ちはわかります
でも…
毛は抜かないでください
■ ■
毛を抜いた後には、
毛根が残ります。
何度も抜いていると、
皮膚の下で毛がかたまって、
腫瘤(しゅりゅう)【しこりのこと】になり、
そこにバイ菌が入ると、
感染して治らなくなります。
病院で切開手術が必要になることもあります。
■ ■
わきが手術をする時に、
毛を抜いている方には、
高率に毛の腫瘤(しゅりゅう)ができています。
大きな粉瘤(ふんりゅう)という、
皮膚の腫瘍(しゅよう)になることもあります。
抜かれた無数の毛の残骸は、
瘢痕(はんこん)という固い組織となり、
手術の邪魔になります。
■ ■
手術後に粉瘤(ふんりゅう)という、
しこりができて、
その粉瘤をとる手術が必要になることもあります。
わきがでない方でも、
毛を抜く習慣がある方は、
将来、残った毛根が悪さをすることがあるので、
毛は抜かずに剃ってください。
できれば…
お金を貯めて、
医療機関でレーザー脱毛を受けてください。
院長の休日
いつもあいさつしてくれるボク
平成21年7月6日、朝日新聞朝刊、
‘ひととき’への投稿です。
あいさつ好きの息子
4月から幼稚園の年少組に入園した長男と、1歳の長女の3人で、毎朝、家の近くの園バス乗り場まで歩いていく。
道すがら、息子は行き交う人すべてに満面の笑みで 「おはようございます」とあいさつをする。息子にとっては、あいさつが返ってくるかどうかは問題でなく、朝はいつも元気に「おはよう」なのだ。大好きな幼稚園に行けることもあって、声に弾みがつく。
普段、知っている人にしかあいさつをしない私は、内心ヒヤヒヤしながら見守っているが、通勤で忙しそうに駅に向かう人も、携帯電話でメールをしながら歩く学生さんも、笑顔で手を振ったりあいさつを返したりしてくれる。
おかげで顔見知りが増えた。駅前で買い物をしていると「あら、いつもあいさつしてくれる僕じゃない」と声をかけられる。園バス乗り場の近くに住むかたから、手作りケーキをいただいたこともある。
一日の始まりの一言で、心明るく朝が迎えられる。交友も広がり、温かい気持ちに包まれる。子育ては大変だけれど、3歳の息子に教えてもらうことの方がたくさんある。
今朝も息子はまぶしい青空を見上げて「ママ、鳥さんもニコニコしてるね。おはよう、鳥さん」と言いながら、張り切ってバスに乗っていった。
(横浜市 西 亜紀 主婦 41歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
この投稿を読んで、
月曜日の朝からさわやかな気分になりました。
いつもあいさつしてくれる♡ボク♡は、
きっと近所の人気者ですね。
私の通勤途中には、
足早に急ぐ人たちばかりで…
なかなか、子どもさんには会いません。
■ ■
たまにマンションのエレベーターで、
子どもさんと会うことがあります。
でも、すぐに下を向いてしまいますね。
チェリーが元気だった頃は、
散歩に行くと…
知らない犬好きの人と、
自然とあいさつができ、
交流が広がったことがありました。
■ ■
同じシェルティーのオスで、
ゴンちゃんという子がいました。
その子は、
西区西野からお散歩に来ていました。
いつもご主人か奥様、
お嬢様が散歩をさせていました。
もう15年以上たっていますので、
ゴンちゃんはどうしているかなぁ~?
と思うこともあります。
■ ■
子育ては大変で、
いろいろなご苦労も多いと思います。
ただ…
一生に一度しか体験できない、
貴重な時間であることは確かです。
小さい時はかわいいです。
札幌にも、
いつもあいさつしてくれるボク
がいてくれるといいなぁ…と思いました。
昔の記憶
形成外科を選んだ理由
札幌医大の学生さんから、
『先生はどうして形成外科を選ばれたのですか?』
と訊(き)かれました。
私:細かい作業が好きだったから。
解剖実習の時にも…
最後まで残って、細かい血管や神経を…
キレイに出すのが好きだったから…
医学生なら、
この解剖の話はよくわかると思います。
■ ■
解剖実習では性格が出ます。
最初は、全員、こわごわと解剖をします。
解剖実習の実際は、脂肪の中から、
神経や血管を丁寧に出す作業です。
男子学生とか女子学生とか…
性別に関係なく…
学生の性格が実習でわかります。
■ ■
ある程度慣れてくると、
ザックざっくと…
大胆に切り刻んで行く人。
細かいところまで…
丁寧に作業をする人など、
実にさまざまです。
私は、解剖の先生に言われたのではありませんが、
丁寧に一本いっぽん血管を出すのが好きでした。
■ ■
私たちの時代には、
2人一組で解剖をしました。
私の解剖のパートナーは、
福岡誠二さんでした。
福岡さんは、
名古屋大学工学部へ進学した後で、
札幌医大へ入学されました。
よく、
俺はトヨタへ入って、
エンジニアになっていたかも…?
と話していました。
福岡さんも丁寧に解剖をする人でした。
■ ■
福岡さんと呼んでいたのは、
私より年上だったからです。
福岡さんは、
脳外科医になりました。
中村脳神経外科という、
脳外科の大病院で活躍され、
最先端のガンマーナイフのスペシャリストになりました。
今は札幌市清田区で
ふくおかクリニックを開業されています。
■ ■
その福岡さんと、
医学部の6年生の時に、
形成外科について話しました。
北大形成外科へ話しを聞きに行こう
ということになりました。
こちらのページにも書いてあります。
結局、私は形成外科へ、
福岡さんは脳神経外科へ進みました。
私は北大形成外科という、
とてもよい環境で、
形成外科医として育てていただきました。
■ ■
恩師の大浦武彦教授からは、
形成外科医としての、
つくる楽しみを教えていただきました。
私がこうして手術ができるようになったのは、
北大形成外科で教えていただいたからです。
よく叱られましたが、
今となっては楽しい想い出の一つです。
私は形成外科を選んでよかったと思っています。
一番のいいのは、
キレイに手術ができた時に、
患者さんと喜びを共有できることです。
院長の休日
札幌医大_二中・二高・西高会
昨夜、札幌市内の高田屋というお店で、
札幌医大の二中・二高・西高会がありました。
札幌医大の学生、教職員、OBで、
札幌二中・二高・西高の仲間が集まる会です。
私が札幌医大の学生の頃にもありました。
当時は学生と教職員だけでしたが、
卒業生(OB)も参加するようになりました。
■ ■
札幌西高校は、
旧制札幌二中(にちゅう)がはじまりです。
昔は…
札幌一中(さっぽろいっちゅう)が、
札幌市内で一番の学校。
旧制中学は男子校で、
札幌一中の女学校版が
庁立高女(ちょうりつこうじょ)という
札幌北高の前身でした。
■ ■
私の頃でも、
札幌市内の進学校は、
札幌南→札幌北→札幌西の順でした。
‘一番ではなかった’ためか…?
札幌二中・二高・西高には、
独自の校風がありました。
一言で言うと、
‘自由’
生徒の自主性を尊重する高校でした。
■ ■
あまり拘束されない、
自由な校風が
札幌二中・二高・西高の特徴といわれています。
文化・芸術方面で活躍された方が多いそうです。
NHKのおしん
で活躍された、
女優の田中裕子さんは、
私の一期後輩で、
札幌西高24期です。
■ ■
定員100人の札幌医大に、
私の時で西高から入学したのは6人でした。
20人以上も毎年入学していた、
札幌南高に比べると…
6人というのは適当な人数でした。
昨夜も現役教授を含めて、
18歳の新入生から
70歳台のOBまで、
さまざまな‘仲間’が集まりました。
■ ■
私も同期の札幌東豊病院理事長の、
若松章夫先生と旧交を深め、
自分の子どもより若い学生さんと
楽しいひとときを過ごしました。
同じ校歌を歌い、
同じ学び舎に通った‘仲間’は、
時代は変わっても楽しいものです。
ちょっとだけ、
三角山の麓(ふもと)にある、
学校へ通った時代を想い出しました。
医学講座
プロによる歯のお手入れ
私は健康に気をつけている、
54歳のおじさんです。
歯磨きは、
一日3回以上しています。
口臭にも気をつけています。
美容整形の‘先生’が…
臭かったら…
‘失格’だと思っています。
■ ■
昨年も書きましたが、
私は反対咬合だったので、
子どもの頃に矯正治療を受けました。
途中で止めてしまったため、
咬み合せは治りましたが、
歯ならびはガタガタのままです。
成人矯正(せいじんきょうせい)といって
大人になってからできる矯正治療があると、
かなりトシになってから知りました。
■ ■
時間がなかったのと、
自分が勤務していた総合病院には、
矯正歯科がなかったので、
成人矯正はしませんでした。
その代わり…
自分の子どもには、
小さいうちから矯正治療を受けさせました。
親の責任だと思ったのと、
私のような思いをさせたくなかったからです。
■ ■
歯ならびが悪いと…
ガタガタの部分に、
歯石(しせき)や
歯垢(しこう)がたまります。
気をつけていても、
取れない部分があります。
これを3ヵ月毎に歯科医院で、
キレイにしていただいています。
■ ■
毎回、
高性能のデジタルカメラで写真を撮って…
汚れがつきやすい部分を、
丁寧に教えてくださいます。
今、通院しているのは、
札幌駅北口で、
ラベンダーが咲いているすぐお隣のビルです。
ここの歯科衛生士さんは、
とてもお上手です。
痛みはほぼゼロです。
保険適応で約3千円でした。
PMTC(プロによる歯磨き)を
おすすめします。
院長の休日
孫はめんこい
♡めんこい♡とは、
北海道の言葉で可愛いという意味です。
山形では何と言うのでしょうか?
昨日、育児休業に入った職員が、
赤ちゃんとクリニックへ来てくれました。
最近、元気がなく…
元気なフリだけして、
老体に鞭打って頑張っていましたが、
一挙に元気になりました。
■ ■
大先輩の高須克弥先生も、
ゴルフをなさっていらっしゃる時より、
お孫さんと遊んでいらっしゃる時が、
楽しそうにブログから読み取れます。
家内いわく…
私がこんなに嬉しそうな顔をするのは…
他にはない…そうです。
ラベンダーも癒されますが、
赤ちゃんにはかないません。
■ ■
私の同級生には、
男子でも女子でも、
すでに孫がいる人が何人もいます。
全員、♡孫はめんこい♡と言います。
私の父も、
孫はとても可愛かったと言います。
今では、
‘じいちゃん’には寄りつかなくなりましたが、
赤ちゃんの頃には、
よく可愛がってもらっていました。
■ ■
生まれてから、
あっという間に4ヵ月が過ぎました。
今年の1月までは、
お母さんのお腹にいて、
札幌美容形成外科で、
BGMを胎教の音楽として聴いてくれた、
立派な男の子です。
元気に…
たくましく育って欲しいと
願っております。
さくらんぼさんからいただいたお守りを
私も大切にしています。
ありがとうございました。

2009年7月1日

大きくなりました