院長の休日

北大生協の牛とろ丼

 今日は休診日だったので、
 北大生協の食堂へお昼を食べに行きました。
 日曜・祝日は、
 理学部と工学部の間にある、
 中央食堂が営業しています。
 私は、
 北海道の大学生協オリジナルの
 牛とろ丼を食べました。
 Mサイズで450円と、
 生協メニューの中ではちょっと高いです。
      ■         ■
 実は…
 この牛とろは、
 十勝の清水町にある、
 斉藤さんという方が育てた牛です。
 私は3年間帯広に住んでいました。
 十勝は農業王国で、
 美味しいものがたくさんあります。
 帯広に住んでいた時には、
 この斉藤さんの牧場を知りませんでした。
      ■         ■
 牛とろは、
 お鮨のネギトロとは違います。
 冷凍された牛とろのフレークが、
 海苔をのせた、
 熱いごはんにふりかけられて出てきます。
 上にネギがかかっています。
 最初はちょっと凍っています。
 すぐに、ごはんの熱で溶けます。
 そのフレークをご飯と混ぜて食べます。
      ■         ■
 ふつうの牛肉とは違います。
 バターが溶けるように…
 スーッと溶けます。
 大学生協のHPによると、
 脂肪酸組成が一般流通の牛肉と全然違います。
 コレステロールは半分、
 良質の脂肪の目安となる不飽和脂肪酸が多く、
 脂肪の融点が低いので柔らかい。
 だから体に優しくて美味しい。
      ■         ■
 こちらの、
 牛とろドットコムに、
 牛とろの秘密が詳しく書かれています。
 楽天でも販売されているようですが、
 何回見ても売り切れです。
 生協メニューにしては、
 ちょっと高いですが、
 一度、召し上がってみてください。
 健康的で美味しい北海道の味です。


生協HPより引用

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医学講座

臆病者と言われる勇気

 平成21年7月19日朝日新聞、天声人語からの引用です。
 悪天下に河原でキャンプをしていた十数人が増水した川に流される惨事が、10年前の夏休みにあった。そのとき小紙夕刊のコラム「窓」に、航空界で語り継がれてきた「臆病者(おくびょうもの)」の話を書いたのを、北海道・大雪山系での遭難を聞いて思い出した。
 ▼1966年、日本の空は大事故が相次いだ。3月にはカナダの旅客機が濃霧の羽田への着陸に失敗して炎上し、64人が犠牲になった。その事故の直前に、羽田への着陸を断念して福岡に向かった日航機があった。
 ▼ハワイから飛んできた瀬戸号である。降りるにはぎりぎりの気象だった。2度着陸を試みたが滑走路がよく見えない。安全に自信の持てなかった機長は行き先を変更する。東京を目の前にしての事態に、乗客からは落胆の声が上がったそうだ。
 ▼福岡での入国手続きが手間取ったために不満は募った。だが、機内で待たされてロビーに出た乗客はそこで、炎上するカナダ機のテレビ映像を目にする。不満は一転して機長への感謝に変わっていったという。
 ▼そして、「臆病者と言われる勇気を持て」という格言が航空界に広まっていった。人間や、人間の造った文明をひねりつぶすことなど、自然には造作もない。空に限らず海でも山でも、謙虚な勇気が必要な時は少なくないはずだ。
 ▼あすの「海の日」へ続く連休で、今年も夏休みシーズンの幕が開いた。北海道の遭難は悪天をついての強行が大きな原因と聞く。今年だめでも山は逃げず、海も逃げない。臆病なほど相手の機嫌をうかがう構えが、自然との遊びには肝要である。
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 医療の現場でも同じことが言えます。
 たとえば美容外科のチェーン店には、
 売上目標や売上ノルマがあります。
 ないところでも…
 利益が出ていないと…
 院長の給与はゼロか大幅にダウンします。
 不景気になると、
 次々と‘閉店’する美容外科もあります。
 次の話しは架空の作り話です。
      ■         ■
 この患者さん…
 お腹も…
 腕も…
 太もも全周も…
 全部脂肪吸引して…
 がっつり5リットル以上吸引して…
 なんて言ってる…
 こんなに吸引したらヤバイよなぁ…
      ■         ■
 でも、
 これだけ脂肪吸引したら…
 180(万円)は取れる…
 ローンの審査もパスしている。
 今月の売上は低迷…
 受付からのプレッシャー
 先生、お願いします♡
 悪魔のささやきが聞こえてきて…
      ■         ■
 はいはい、脂肪吸引は簡単ですょ。
 眠っている間にすぐ終わりますょ。
 2~3日休めば、お仕事もすぐにできますょ。
 がっつり脂肪をとりますから…
 見違えるように細くなりますょ。
 みなさん、していらっしゃいますょ。
 心配なんて、いりませんょ。
 キズは残りませんょ。
 さぁ、手術をしましょう!
      ■         ■
 こんな美容外科は…
 実在しないと思いますが…
 広告を見ていると、
 多少やばいと思っても、
 強引に着陸してしまいそうな…
 美容外科も目につきます。
 医療も航空業界も…
 安全第一です。
      ■         ■
 私は臆病者と言われようと、
 感じが悪いと言われようと、
 無理な手術は絶対にしない主義です。
 日本国内で、
 脂肪吸引の手術によって、
 何人もの方が命を落としているのは、
 意外と知られていない事実です。
 JALの機長さんの
 「臆病者と言われる勇気」は
 医療界にも通じるものがあります。

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院長の休日

大雪山の遭難事故

 大雪山系で痛ましい遭難事故がありました。
 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
 今年は行っていませんが、
 2007年7月に旭岳へはじめて行きました。
 旭岳温泉から、
 ロープウェイで
 姿見駅(標高1,600m)まで上がることができます。
 そこから、
 すぐそこに旭岳が見えます。
      ■         ■
 私は山を甘く見た…
 典型的な中高年登山者の一人でした。
 北海道の大雪山系には、
 本州からたくさんの
 中高年登山者がいらっしゃいます。
 旭岳の登山コースにも、
 たくさんの登山者がガイドさんと登っています。
 最初は私もツアーのしんがりについて上がりました。
 山や自然が好きな方が多いので、
 皆さんとても楽しそうです。
      ■         ■
 羽田から飛行機で旭川空港に着いて、
 そのままバスでいらしたと伺ったこともあります。
 今回のツアーは、
 山を縦走するツアーでした。
 大雪山系は美しく、
 なだらかな稜線に登山道があります。
 旭岳から見ると、
 遠くにたくさんの山が見えます。
 私もいつか行ってみたいと思っていました。
      ■         ■
 事故があった16日は、
 札幌でも肌寒い一日でした。
 私は休診日に、
 クリニックで一日仕事をしていました。
 家内がお昼近くに来ましたが、
 寒い寒いと言っていました。
 札幌ですら肌寒かったのですから、
 山の上はどんなに寒かったことでしょうか?
      ■         ■
 報道によると、
 風と寒さによる低体温症による死亡とありました。
 私は自分で行った経験から、
 登山道の足もとが悪く、
 うまく進めないので、
 予想以上に時間がかかり、
 それで体力を消耗して、
 動けなくなり→低体温症になったのでは?
 と推測します。
      ■         ■
 自分もそうでしたが、
 疲れてくると足がもつれます。
 靴が水で重くなります。
 足が冷えるととたんに体が寒くなります。
 避難する場所もありません。
 引き返そうにも、
 引き返せなくなり、
 遭難されたのではないか?と思います。
      ■         ■
 苫小牧東病院副院長の
 船木上総(ふなきかずさ)先生が、
 フランスのモンブランでスキー滑降中にクレバスに落下し
 16時間も宙吊りになった後に救助された経験から書かれた、
 「凍る体」という本が山と渓谷社より発行されています。
 そのときの体温は28度で、
 あと1度低ければ心臓が止まる寸前だったそうです。
 私は船木先生を存じていますが、
 物静かで優しい先生です。
 機会があればご一読ください。


苫小牧東病院HPより引用

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院長の休日

NTT東日本に感謝!

 私はIP電話を利用しています。
 OCNというプロバイダーを利用して、
 インターネットとIP電話を使っています。
 IP電話は同じプロバイダーであれば、
 通話料金がかかりません。
 クリニック⇔自宅は、
 すべてIP電話で通話料無料です。
 このOCNのIP電話が、
 突然つながらなくなり困っていました。
      ■         ■
 私は戸建に住んでいた頃から、
 光ファイバーを自宅へ引いていました。
 NTTにお願いして工事をしました。
 ‘つうけん’という会社が、
 工事を担当してくださいました。
 光ファイバーを自宅へ引き込むのが、
 一番大変でした。
 光にしてから、
 回線速度が速くなり、
 快適にネットを使っています。
      ■         ■
 マンションに引越してからも
 光電話を使っています。
 一昨日の朝から、
 光電話は通じますが、
 困ったことに、
 IP電話が通じなくなりました。
 どうやら自宅の通信機器が壊れたようです。
 いろいろ試してみましたが、
 通話ができません。
      ■         ■
 以前はヨドバシカメラにも売っていた
 IP電話用の端末が、
 製造中止で入手できなくなりました。
 困って…
 プロバイダーのOCNへ電話をしました。
 OCNから、
 NTT東日本のテクニカルサポートを紹介されました。
 昨日の21:00頃のことです。
 サポート時間は21:00までなのに、
 担当された‘とみた様(若い男性)’は、
 丁寧に調べてくださいました。
 いままでで一番親切なサポートさんでした。
      ■         ■
 サポートでは…
 少々お待ちくださいと…
 延々と保留音で待たされることがあります。
 ‘とみた様’は…
 『お調べいたしますので、
 一度切らせていただいてよろしいでしょうか?』
 と調べてくださいました。
 私は、もう遅いからいいですよ…
 と申し上げたのですが…
 2回もかけ直してくださいました。
      ■         ■
 NTTのサポートからかかってきた番号は、
 なんと市外局番が011
 つまり札幌からでした。
 札幌にはコールセンターがたくさんあると聞いていましたが、
 まさかNTTのサポートが札幌とは思いませんでした。
 担当のとみた様は、
 22:30頃までいろいろ原因を調べてくださいました。
 とみた様のおかげで、
 原因がわかりました。
      ■         ■
 21:00までのサポートなのに、
 1時間半もかけて原因を調べてくださり、
 ほんとうに感謝しています。
 同じ札幌に、
 こんなに優秀なサポートさんがいらっしゃると、
 とても誇りに思います。
 ちょっとした装置の不具合で、
 インターネットはつながらなくなります。
 NTT東日本のサポートさんは、
 とても親切で優秀でした。
 こころから感謝しています。
 夜遅くまでありがとうございました♪

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院長の休日

回転寿しトリトン

 家内はお鮨が好きなので…
 北海道へ嫁に来たそうです。
 結婚する前も、
 食事といえばおすし屋さん。
 高級なレストランで…
 フレンチとか…
 イタリアンの…
 ディナー…
 なんてのは皆無でした。
      ■         ■
 『へーぃ!いらっしゃ~い!』
 というようなお店が好きです。
 30年前には、
 回転寿しはありませんでした。
 当直のアルバイトでお金を稼いで、
 おすし屋さんへ行くのが楽しみでした。
 結婚して…
 子どもが産まれるまでは…
 喧嘩もせずに仲良しでした。
      ■         ■
 二人の年齢を合わせると、
 100歳を超えるようになって、
 もう4年になります。
 子どももいなくなったので、
 夫婦二人で夕食です。
 たまに回転寿しに行くのが楽しみです。
 私のおすすめは、
 回転寿しトリトンです。
      ■         ■
 ちょっと遠くにあるので、
 車がないと行けません。
 私が行くお店は、
 東区にある伏古店(ふしこてん)です。
 北24条通りをず~っと東へ行きます。
 道路が少し右カーブになった先に、
 トリトンがあります。
 北見から札幌へ出店した、
 トリトンの中でも古いお店だと思います。
      ■         ■
 トリトンのお皿は、
 126円の白っぽいお皿からです。
 私が好きなのは、
 この126円の白い皿です。
 毎回必ずいただくのが、
 鯖(さば)シソ巻きです。
 しめ鯖とシソが、
 海苔巻きになっています。
      ■         ■
 この鯖の味がよく、
 海苔もパリパリで美味しいです。
 家内が好きなのが、
 鉄火巻きです。
 この鉄火巻きも、
 美味しいです。
 昨日はさんまがありました。
 さんまのお寿司は北海道だけなのでしょうか?
 私の好物です。
      ■         ■
 さんまは、
 136円の皿だったように思います。
 トリトンさんには申し訳ございませんが、
 私と家内は、
 この126円の皿と
 136円の皿だけで、
 十分に満足しています。
      ■         ■
 お茶が、
 ティーバッグから
 お茶の粉になりましたが、
 味は変わらず満足しています。
 唯一の難点は混んでいることです。
 日曜祝日の夜などは、
 1~2時間待ちになります。
 他に行くところもないので、
 じっと本などを読んで待っています。
 札幌市東区伏古8条2丁目7-13
 011-782-5555です。 

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医療問題

「目配り」「気配り」の大切さ

 昨日のまみ子師長さんのコメントに、
 「目配り」「気配り」
 大切さが書かれていました。
 病気で困って病院へ行った時に、
 一番最初に受付をしてくれるのは、
 医事課の女性スタッフです。
 診療所では…
 受付の事務職員です。
 ここで親切にしてもらえると…
 ホッっとするものです。
      ■         ■
 私は小さなクリニックの経営者です。
 医師免許を取得してから、
 25年以上も勤務医をしていました。
 看護師さんを採用してくれるのは、
 病院と看護部。
 事務職員は
 事務方が採用してくれました。
 自分で面接をして…
 人を採用したことなどありませんでした。
      ■         ■
 看護学校があった病院もありました。
 市立札幌病院、
 釧路労災病院、
 函館中央病院、
 帯広厚生病院、
 美唄労災病院、
 には看護学校がありました。
 釧路、帯広では看護学校の
 講義を担当しました。
      ■         ■
 私が担当したのは、
 形成外科でした。
 キズの治り方とか…
 ヤケドの処置の仕方とか…
 形成外科に関することを教えるのは得意でした。
 札幌医大では、
 医学部の学生さんに講義もしました。
 自分の専門分野を教えるのは、
 楽しいことです。
      ■         ■
 自分でクリニックを開業して、
 困ったことがたくさんありました。
 『お電話ありがとうございます。』
 『札幌美容形成外科でございます。』
 『何のご相談でいらっしゃいますか?』
 『かしこまりました。』
 『承知いたしました。』
 自分でも舌をかみそうになって言えないのに…
 女性スタッフにだけ言わせるのも…?
      ■         ■
 私が逆に教えてもらう立場でした。
 かなりたってから…
 私が…
 『承知いたしました。』
 が言えるようになりました。
 札幌美容形成外科では看護師も、
 『お待たせいたしました。』
 『こちらから採血をさせていただきます。』
 と優しく丁寧に話します。
      ■         ■
 最初からできる人はいません。
 何度も注意をして、
 少しずつ覚えてもらいます。
 言葉よりも難しいのが、
 「目配り」
 「気配り」
 です。
 形成外科医は細かい作業をするので、
 細かいことをよく気にします。
      ■         ■
 KY(空気を読めない)
 のではなく、
 空気をよく読んで
 この人は何をして欲しいのかなぁ…?
 何をしたら喜んでもらえるかなぁ…?
 がわかるようになるのです。
 これも訓練です。
 最初からできる人はいません。
 受付カウンターの内側にメモを貼って、
 この次は間違わないように!
 と注意して覚えていただきました。

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医療問題

遠方からのお客様2009

 2007年1月10日に遠方からのお客様について、
 一度書いたことがありました。
 次の文が2007年の記載です。
 インターネットの普及により、世界中からこのHPをご覧いただいています。とても光栄で嬉しいことです。ありがとうございます。
 昨年(2006年)は、九州、関西、東京など北海道以外からのお客様はもちろん、香港、カリフォルニアからもいらしていただきました。あらためて御礼申し上げます。
 二重埋没法のように一回切りの通院でできる手術でしたら喜んでお引き受けするのですが、抜糸など通院が必要な手術は知り合いの先生をご紹介しています。
 どんなに丁寧に手術をしても、キズをつける手術は体質によっては目立つ場合があります。手術後に通院できない方は、大変申し訳ございませんが、お引き受けしておりません。手術だけして抜糸は地元でというケースもお断りしています。形成外科医にとってキズを見ることがとても大切なのです。
 メールでご相談いただいた方にも、できる限り信頼できる先生をご紹介しています。皆様のご利用をお待ちしております。(2007年1月10日)
      ■         ■
 2009年になり、
 遠方からのお客様が増えました。
 私の院長日記を丹念に読んでくださり、
 どうしても…
 とメールをいただきます。
 何回かメールのやり取りをして、
 手術を予約させていただいています。
      ■         ■
 2年間で社会の状況も大きく変わりました。
 昨年秋からの、
 ‘100年に一度の大不況’のために、
 美容外科のクリニックはどこも大変なようです。
 札幌美容形成外科でも、
 保険診療と自由診療の比率が変わりました。
 今は、圧倒的に保険診療の比率が高くなっています。
 私が開院前に考えていた…
 よいものを安くがヒットしています。
      ■         ■
 昨年NHKで放送された、
 ためしてガッテンの影響で、
 眼瞼下垂症手術が増えています。
 信州大学形成外科の松尾清先生には、
 日本形成外科学会として、
 感謝状を差し上げたいくらい…
 形成外科の認知度が高まりました。
 ネットで検索していただき、
 札幌美容形成外科の、
 手術用顕微鏡を使った眼瞼下垂症手術を、
 遠くから受けにいらしていただいています。
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術は、
 メスを使って切る手術なので、
 手術後に安静が必要です。
 一週間程度は、
 目を閉じて、
 携帯もPCも見ないで…
 TVも新聞も読まないで…
 安静にしてくださると…
 キズがキレイに治ります。
      ■         ■
 日常生活で安静にするのは、
 なかなか難しいことです。
 食事のこともありますし、
 ゴミを出しに行くこともあります。
 夏の涼しい北海道で、
 ホテルでゆっくりと…
 手術後の安静を保つのは…
 ひとつのよい方法です。
 札幌駅周辺には、
 適当な価格で快適なホテルが増えました。
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術は、
 年齢や下垂の程度によって、
 切る大きさや腫れが違います。
 保険診療の手術なので、
 原則的に当日手術は行っておりません。
 診察にいらしていただき、
 血液検査をしてからの予約になります。
 遠方からのお客様には、
 メールで写真を送っていただき、
 症状の確認ができて、
 全身状態に問題がない方でしたら、
 診察の翌日に手術をすることもあります。
      ■         ■
 混んでいる時期(1月~3月)は無理ですが、
 それ以外の時期でしたら、
 前日夕方に診察と血液検査をして、
 翌日に手術ということもあります。
 何度もメールでやり取りをさせていただくこともあります。
 また、地元の先生をご紹介することもあります。
 私のような、
 地方都市の形成外科医を
 信頼していらしていただける…
 お客様に感謝しています。

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医学講座

おかめ納豆

 私は納豆が好物です。
 納豆の中でも
 おかめ納豆の極小粒ミニ3
 という商品が好きです。
 スーパーの特売で売られていることもあります。
 昨日は…
 なんと特価78でした。
 申し訳ないような価格です。
      ■         ■
 以前にも書いたことがあります
 納豆には骨を強くする作用があります。
 納豆に含まれるビタミンK(特にK2)は、
 カルシウムが骨になるのを助ける
 「骨たんぱく質(オステオカルシン)」の働きを高めます。
 そのため、
 納豆を食べる習慣がある人の方が、
 食べない人より骨が丈夫で折れにくくなります。
 女性は閉経後に骨が弱くなる
 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になりやすいので、
 若いうちから納豆を食べると骨が丈夫になります。
      ■         ■
 関西の人は、
 納豆をあまり食べないので、
 骨が弱いと言われることがあります。
 家内も納豆は苦手なようですが、
 努力して食べるようにしているそうです。
 外国人も…
 納豆が苦手な方が多いようです。
 かなり日本通の方でも…
 『納豆だけは…』と躊躇(ちゅうちょ)されます。
      ■         ■
 納豆には、
 ナットウキナーゼという、
 納豆菌が作り出す
 血栓溶解酵素(けっせんようかいこうそ)があります。
 血栓(けっせん)という血のかたまりを
 溶かす働きがあるといわれています。
 ワーファリンというお薬があります。
 心臓や血管に病気がある人が飲みます。
 血液が固まって、
 血管が詰まるのを防ぐ薬です。
      ■         ■
 このワーファリンを飲んでいる人は、
 納豆を食べられません。
 納豆を食べると…
 ワーファリンの効果が低下してしまうからです。
 ワーファリンを飲んでいる方は、
 血が止まりにくいことがあります。
 抜歯をしたり…
 外科手術をする時に困ることがあります。
      ■         ■
 お薬手帳などが普及していない時に、
 総合病院の形成外科外来で、
 おじいちゃんや
 おばあちゃんの患者さんに、
 『納豆食べたらダメなお薬、飲んでませんか?』
 とよく聞いていました。
 ワーファリンを飲んでいても、
 手術ができることもありますし、
 薬の量を減らしていただいて、
 手術をすることもありました。
      ■         ■
 納豆は安くて美味しい、
 健康食品です。
 薬で納豆が食べられなくなるのは、
 ちょっと悲しいですが、
 納豆を食べていれば、
 元気で長生きができます。
 朝食はしっかり食べて、
 毎日、元気で働きましょう。
 私が知っている美人のモデルさんは、
 みんな納豆が大好きです。


タカノフーズHPより

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院長の休日

ラベンダー畑

 富良野地方ではかつて、
 香水原料としてラベンダーを栽培していました。
 ところが…
 安価な合成香料や、
 安価な輸入品のために、
 ラベンダー栽培では、
 農家の方の生活ができなくなりました。
 最後に残ったのが、
 ファーム富田の
 富田忠雄さんの畑でした。
 ファーム富田の歩みに記載されています。
      ■         ■
 私が札幌西高校へ入学したのが、
 昭和45年(1970年)でした。
 この頃が富良野地方のラベンダー栽培のピークでした。
 そのわずか3年後の
 昭和48年(1973年)には、
 香料会社がラベンダーオイルの買い上げを中止しました。
 私が札幌西高校を卒業し、
 札幌予備学院の医進コースで勉強をしていた頃です。
      ■         ■
 高校生の時から、
 NHKの趣味の園芸を見ていた私でも、
 富良野のラベンダーは知りませんでした。
 偶然にNHKラジオで、
 ラベンダーのことを知り、
 いつかラベンダーを見てみたいと思っていました。
 その頃は、
 富良野は冬にスキーに行くところで、
 夏にラベンダーを見に行く人は、
 いなかったと思います。
      ■         ■
 今は完全に夏と冬が逆転しています。
 つまり、
 富良野が一番混むのが、
 ラベンダーが開花する7月です。
 ホテルは…ほぼ満室です。
 冬のスキーは、
 昔ほど人気がなくなっています。
 こんな時代になるとは…
 誰も予想していなかったと思います。
      ■         ■
 北海道にできたテーマパークは、
 芦別の『カナディアンワールド』
 帯広の『グリュック王国』など
 そのほとんどが消えてしまいました。
 リピーターが少なかったと聞きます。
 ラベンダーの魅力は、
 テーマパークにはないものです。
 ラベンダーを愛して、
 丹精込めて育てている人の、
 気持ちが伝わって来るからです。
      ■         ■
 自分で育てていたのでわかります。
 ラベンダーは育てやすい植物です。
 虫もあまりつきません。
 枝を切ってやると、
 枯れたように見える枝でも…
 ラベンダーの良い香りがします。
 大変なのが…
 草取りです。
 斜面に植えられているラベンダーは、
 特に大変だと思います。
      ■         ■
 ラベンダー人気のおかげで、
 富良野地方では、
 ラベンダー園以外でも、
 ドライフラワー用とか、
 販売用のラベンダーが栽培されています。
 ラベンダー園のラベンダーは、
 写真に撮られたり、
 来た人を楽しませるために、
 刈り取りは一番最後です。
      ■         ■
 先日ご紹介した、
 ファーム富田のドライフラワーの作業場は、
 他の畑で‘収穫’されたラベンダーを加工しています。
 地図に載っていない、
 ラベンダー畑を見つけるのも、
 富良野に行く楽しみの一つです。
 畑を探して…
 作業の邪魔にならないように、
 写真を撮らせていただいています。


地図に載っていない
ラベンダー畑


手前が刈り取られた後です

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院長の休日

彩香の里

 富良野地方には、
 たくさんのラベンダー園があります。
 ファーム富田があるのは、
 正確には、中富良野町(なかふらのちょう)です。
 中富良野町の写真によく出るのが、
 彩香の里(さいかのさと)です。
 ファーム富田より、
 少し山の方にあります。
      ■         ■
 丘の斜面にあるので、
 足に自信がある方におすすめです。
 ここは佐々木さんというご夫妻が
 経営なさっていらっしゃいます。
 20年前にはじめられたそうです。
 約6ヘクタール(1万5千坪)という、
 広大な斜面にラベンダーが広がります。
 ここも入場料は無料です。
 (ありがたいです)
      ■         ■
 ファーム富田より、
 観光バスの数が少ないので、
 ゆっくり見ることができます。
 私は見ていませんが、
 『60歳のラブレター』という映画の
 ロケ地になりました。
 今週は濃紫早咲が咲いていました。
 彩香の里も、
 ラベンダーのおすすめスポットです。
      ■         ■
 彩香の里では、
 ラベンダーの摘み取りができます。
 (ファーム富田ではできません)
 ラベンダーを刈り取ると
 とてもよい香りがします。
 手にもラベンダーの香りがつきます。
 彩香の里の売店には、
 おそばとおにぎりが売っています。
 かけそばが400円、
 おにぎりが2個で300円です。
 (ファーム富田にはカレーなどしかありません)
      ■         ■
 ここでおそばを食べました。
 おそばを作ってくださったのが、
 オーナーの奥様でした。
 美味しいおそばでした。
 おにぎりも北海道産のお米を使った
 美味しい梅おにぎりでした。
 ファーム富田とは違った、
 ラベンダー園です。
 車でいらした時には、
 ちょっと山の方へ向かってみてください。


オーナーの佐々木様の奥様と
後ろのラベンダーはオカムラサキ
まだ蕾でした


ラベンダー園頂上付近から
遠くに見えるのは十勝岳連峰

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