医学講座
子宮頸がんワクチン無料接種
今日は2021年11月7日(日)です。
札幌は雨です。
北海道新聞朝刊のトップに、
とてもためになる記事が出ていました。
子宮頸がんワクチンです。
私はワクチン接種をすすめます。
世界中でワクチンで子宮頚がんが減っています。
ご自分の身体を守るためです。
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機会逃しても無料接種 子宮頸がんワクチン 厚労省検討
子宮頸がんの原因となるウイルスの感染を防ぐHPVワクチンについて、接種の積極的な勧奨が止まった間に無料で打てる時期を逃した女性にも改めて無料で接種できる機会を設ける方向で厚生労働省が検討していることが6日、分かった。今月半ばに専門家の会合を開いて現在の対象年齢への積極的勧奨再開を正式に決め、その後、さかのぼった救済措置の対象者や実施する時期を議論する。
厚労省は2013年4月、HPVワクチンを小学6年~高校1年の女子が原則無料で受けられる定期接種の対象とした。しかし、接種後に全身の痛みやしびれなどの症状を訴える人が相次ぎ、同年6月、個別に案内を送って接種を促す積極的勧奨を中止。そのため、現在高校2年~20代半ばの女性には無料で接種できると知らないまま、対象年齢を超えてしまった人がいる。厚労省によると、この年代の女性は数百万人規模に上り、年によっては接種率が1%未満に低迷した。
ワクチンの安全性と有効性を示すデータは増えており、専門家や当事者からは、無料で接種できる時期を過ぎてしまった人への救済措置を求める声が上がっている。ワクチンの接種そのものが中止されていたわけではないが、政府内でも「情報が十分届かなかった期間があったというだけでも救済措置を設ける理由になる」との意見がある。
厚労省の専門部会は今年10月、2013年以降中止していた積極的勧奨の再開を認めることで一致。厚労省は再開に向けて、接種機会を逃した人への対応や、副反応などの症状が出た場合の相談体制の整備などについて具体策を検討するとしていた。
一方、副反応を訴える女性らは2016年7月、損害賠償を求めて国などを一斉提訴。HPVワクチンの積極的勧奨再開に反対している。
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故劔物修けんもつおさむ先生の奥様、
劔物弘子HIROKOさんの遺言です。
子宮頸癌にはワクチンが使用出来る様に成りました
女性は40歳を過ぎたら、腹部のエコー検査と血液検査を
定期的に受ける事が大切です。
私は婦人科の先生とご一緒に、
がんの再建手術をたくさんしました。
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がんはなってから治すのは大変です。
予防できるものは予防が一番です。
子宮頸がんワクチンがすごく痛かったという女性がいます。
私は注射する部位の問題だと考えます。
おしりに注射すると痛くないです。
新しいワクチンにはおしりに注射するなと書いてあります。
子宮頚がんワクチンのメーカーに確認しました。
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おしりに注射するなと添付文書に書いてあるのは、
臨床試験の時におしりに注射していないからだそうです。
私は自分の身内でしたら、
おしりに筋注します。
その方がずっと痛みが少ないです。
副反応も少ないと思います。
ワクチン接種をおすすめします。
世界中でエビデンスが出ています。
“子宮頸がんワクチン無料接種”へのコメント
コメントをどうぞ
子宮頸がんのワクチンをお尻にしても
いいのですね。
考えつきませんでした。
婦人科系の検査も暫くしていません。
しないとダメですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。申し訳ございません。子宮頸がんのワクチンはお尻にしてはダメと添付文書に記載されています。私は理由をメーカーに確認しました。承認申請時の臨床試験でしていないからダメなのだそうです。私は自分の身内でしたらお尻にします。その方が痛くないです。国やメーカーも考えを変えるべきです。お尻に注射したら副反応はずっと少ないと(私は)考えています。
子宮がん検診は
札幌市からクーポンが
届いたら婦人科を予約して行って
います。血液検査は内科でしますが
婦人科ではしていないので、お願い
した方が良いのかなと思いました。
予防できる病気は医学の力を
お借りして予防していきたいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。劔物修けんもつおさむ先生の奥様、HIROKOさんのお言葉を忘れません。予防できるがんはワクチンで予防するのがいいです。私の親しい婦人科の医師はワクチン接種をすすめています。自費で接種するととても高いです。インフルエンザワクチンの10倍もします。国が無料接種をすすめてくれるのはありがたいです。若い女性にぜひ受けていただきたいワクチンです。
子宮がなくても頚がんになるのでしょうか?
私の若い頃はワクチンはなかったような気がします。
ウイルスでうつる癌を私たちの年代はワクチンはしなくていいですよね!
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。子宮を全摘した女性は子宮がんになりません。昔は子宮頚がんのワクチンはありませんでした。さくらんぼさんの年代に必要なのは帯状疱疹ワクチンです。このワクチンを接種しておくと帯状疱疹になりません。私は今、接種しているところです。