院長の休日

あいさつが教えてくれたこと

 平成20年9月13日、朝日新聞朝刊の投稿記事です。
 男のひといき
 あいさつが教えてくれたこと
 マンションの管理人の仕事を始めて、
 はや6ヵ月が過ぎた。
 この間、
 住民の方から、
 朝は
 「おはようございます」
 「行ってきます。
 お願いします」
 と会釈して声をかけてもらった。
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 おかけで、
 「今日も1日、
 元気で仕事をしよう!」
 とすがすがしい気持ちになれた。
 夕方、仕事を終えてからも、
 「お疲れさまでした」
 「いつもきれいにしてもらって
 ありがとうございます」
 と、
 住民たちが笑顔を見せてくれる。
 「明日もがんばろう」
 との思いを強くしながら帰路につく。
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 こんな環境だから、
 子どもたちもよく声をかけてくれる。
 朝は
 「行ってきます。バイバイ」
 と手を振って元気よく出かけていく。
 なかには帰ってくるなり、
 管理室で仕事をしている私に
 「おじちゃん、窓を開けて」
 と大きな声で催促し、
 「ただいま」
 とあいさつしてくれる子どももいる。
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 ある朝、出勤すると、
 マンションの前で車の事故が
 起きていた。
 玄関や道路には
 車のガラスの破片が散乱しており、
 清掃担当者と2人で
 汗だくになりながら、
 3時間かけて
 なんとかきれいにした。
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 その午後、
 3歳の男の子が
 「おじちゃん、
 ガラスを取ってくれて
 ありがとう」
 と会釈してくれた。
 この一言がうれしく、
 急に疲れが取れた。
 「人を人として尊重し、声をかける」。
 その大切さをいま、
 住民や子どもたちから学んでいる。
 (広島県呉市
 井手本 猛
 マンション管理人 63歳)
 m-hitoiki@asahi.com
 (以上、朝日新聞より引用)

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 毎週土曜日だけ、
 朝日新聞の『ひととき』が
 男性版の
 『男のひといき』
 になります。
 私が楽しみにしている投稿欄です。
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 『ありがとう』
 『ありがとうございます』
 『どうもありがとう』
 『ありがとうございました』
 は、
 いい言葉です。
 私もニトリ講座をお聴きして、
 似鳥昭雄社長が…
 『ありがとう』と
 社員によく言うと教えていただいてから、
 心がけるようになりました。
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 手術中にも、
 『ありがとうございます』
 と言うようになりました。
 手術がうまく進行するように思います。
 大学病院や総合病院の
 中央手術室では…
 残念ですが、
 あまり一般的ではないと思います。
 緊張する手術が多いので、
 最後くらいしか、
 『ありがとうございました』
 を言う余裕がないのかもしれません。
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 私が、似鳥社長の真似ができていないのは、
 家内に『ありがとう』を
 言っていないことでしょうか?
 先日、知人の先生が、
 新しいクリニックをオープンされました。
 そこのお祝いに家内と伺った時に、
 そちらの奥様も、
 ‘夫(医師)が私(奥さん)にありがとう’と言わないと…
 私の家内が
 ‘うちもそうょ’と
 私が一人、
 小さくなって聞いていました。
 こころの中では、
 感謝しれいるんだけどなぁ…
 なかなか言えないのが
 奥さんへの感謝の言葉です。

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