院長の休日
あいさつが教えてくれたこと
平成20年9月13日、朝日新聞朝刊の投稿記事です。
男のひといき
あいさつが教えてくれたこと
マンションの管理人の仕事を始めて、
はや6ヵ月が過ぎた。
この間、
住民の方から、
朝は
「おはようございます」
「行ってきます。
お願いします」
と会釈して声をかけてもらった。
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おかけで、
「今日も1日、
元気で仕事をしよう!」
とすがすがしい気持ちになれた。
夕方、仕事を終えてからも、
「お疲れさまでした」
「いつもきれいにしてもらって
ありがとうございます」
と、
住民たちが笑顔を見せてくれる。
「明日もがんばろう」
との思いを強くしながら帰路につく。
■ ■
こんな環境だから、
子どもたちもよく声をかけてくれる。
朝は
「行ってきます。バイバイ」
と手を振って元気よく出かけていく。
なかには帰ってくるなり、
管理室で仕事をしている私に
「おじちゃん、窓を開けて」
と大きな声で催促し、
「ただいま」
とあいさつしてくれる子どももいる。
■ ■
ある朝、出勤すると、
マンションの前で車の事故が
起きていた。
玄関や道路には
車のガラスの破片が散乱しており、
清掃担当者と2人で
汗だくになりながら、
3時間かけて
なんとかきれいにした。
■ ■
その午後、
3歳の男の子が
「おじちゃん、
ガラスを取ってくれて
ありがとう」
と会釈してくれた。
この一言がうれしく、
急に疲れが取れた。
「人を人として尊重し、声をかける」。
その大切さをいま、
住民や子どもたちから学んでいる。
(広島県呉市
井手本 猛
マンション管理人 63歳)
m-hitoiki@asahi.com
(以上、朝日新聞より引用)
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毎週土曜日だけ、
朝日新聞の『ひととき』が
男性版の
『男のひといき』
になります。
私が楽しみにしている投稿欄です。
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『ありがとう』
『ありがとうございます』
『どうもありがとう』
『ありがとうございました』
は、
いい言葉です。
私もニトリ講座をお聴きして、
似鳥昭雄社長が…
『ありがとう』と
社員によく言うと教えていただいてから、
心がけるようになりました。
■ ■
手術中にも、
『ありがとうございます』
と言うようになりました。
手術がうまく進行するように思います。
大学病院や総合病院の
中央手術室では…
残念ですが、
あまり一般的ではないと思います。
緊張する手術が多いので、
最後くらいしか、
『ありがとうございました』
を言う余裕がないのかもしれません。
■ ■
私が、似鳥社長の真似ができていないのは、
家内に『ありがとう』を
言っていないことでしょうか?
先日、知人の先生が、
新しいクリニックをオープンされました。
そこのお祝いに家内と伺った時に、
そちらの奥様も、
‘夫(医師)が私(奥さん)にありがとう’と言わないと…
私の家内が
‘うちもそうょ’と
私が一人、
小さくなって聞いていました。
こころの中では、
感謝しれいるんだけどなぁ…
なかなか言えないのが
奥さんへの感謝の言葉です。