院長の休日

あげまん

 ‘あげまん’というDVDを借りて見ました。
 伊丹十三 さんが1990年に作られた映画です。
 主演は宮本信子さん。
 ナヨコという名の芸者さんです。
 7月4日に捨て子として見つかったので、
 七(なな)四(よん)子
 でナヨコという設定でした。
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 準主演で、
 瑛子という資産家の令嬢を演じた、
 石井苗子 (いしいみつこ)さんが、
 先週と先々週の朝日新聞、
 be on Saturday
 に掲載されていたので、
 急に‘あげまん’を見たくなりました。
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 ウィキペディア(Wikipedia)によると、
 あげまんの語源は、
 芸人などの隠語で、
 運気が上向くこと(あげまん)
 もしくは下降すること(さげまん)。
 また、その状態を指す。
 「まん」は潮目・運気の意。

 と記載されています。
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 また、ネットの語源由来辞典によると
 あげまんの「まん」は漢字で「間」と書き、巡り合わせや運という意味で運を上げることから、あげまんになったとする説が多い。
 これは不運を幸運に転ずることや縁起直しを「間直し(まんなおし)」と言い、同じ「まん」で意味的にも近いことから、このような俗説が一般的な説となった。
 また、伊丹監督が映画「あげまん」の制作発表の際、作品として観てもらうために「間」の説を持ち出したことから、この説を信じる人が増えたとも考えられる。
 「間直し」が多く使われていた時代と、「あげまん」が使われ始めた時代に大きな開きがあること。映画が発表される以前から、俗語として「あげまん」や「さげまん」が広く使われていたこと。
 あげまんが女性のみをさし、男性に使われた例がないことなどを考慮すると、あげまんのまんは女性器の隠語を略したとするのが妥当である。

 とも書かれています。
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 いずれにしても、
 男性に運を運んでくれる女性はいらっしゃいます。
 この映画を見て思ったことは、
 主人公のナヨコという名の芸者さんは、
 自分が捨て子だったという境遇を、
 一度も嘆いたり悲観したりしていません。
 自分に与えられた運命を、
 必死に生きていらっしゃいました。
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 映画の最後の方で、
 ナヨコが銀行の支店長をクビになった
 恋人の鈴木主水(津川雅彦 )に言います。
 そうよ、
 やりたいこと、
 全部やってごらんなさいょ。
 ダメだっていいじゃないの、
 あなたくらい、私が養ってあげるわょ。
 あぁ、お賽銭あげてこよう…

 と言って、
 自分が捨てられていた、
 小さなお宮にお参りをします。
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 私はこのシーンが気に入ったので、
 英語の字幕スーパーも見ました。
 Good for you.
 Do what you’ve always wanted to do.
 If it doesn’t work out, I will support you.
 Oh, I’ll make a wish.

 男性や女性に限らず、
 人生の岐路に立って困ることがあります。
      ■         ■
 そういう、自分が窮地に陥った時に、
 大丈夫ょ。
 あなたなら、大丈夫ょ。
 必ず成功するゎ。
 イザとなれば、私がついているわょ。

 と言ってくれる女性が、
 運を上げてくれるのだと思います。
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 同じことが医者にも言えると思います。
 ガンの宣告を受けた人に、
 大丈夫ですよ。
 しっかりなさってください。
 必ず元気になれますよ。
 私も全力を尽くしますので、
 ご一緒にガンと闘いましょう。

 と言ってくれるような医者が、
 あげ医者
 なのかなぁ~???
 と思いました。
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 私も、
 大丈夫ですよ、
 必ずキレイになれますよ。
 頑張ってください。
 とあげ美容外科医
 なれたらいいなぁ~
 と思いました。

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