医療問題

病院の休止問題

 銚子市立総合病院の休止問題が
 朝日新聞に掲載されていました。
 他人事(ひとごと)ではありません。
 私たち、札幌市民が利用する、
 市立札幌病院も赤字です。
 救命救急センターや
 新生児医療で
 札幌市民をサポートしてくれている、
 市立札幌病院も大変そうです。
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 一番悪いのは、
 国の医療費抑制政策です。
 確かに、
 一部の医療機関が儲けていた時代もありました。
 今は、まともにやっている、
 ‘病院’は儲かりません。
 それどころか、厄介なお荷物です。
 今頃になって、
 急に医師の養成数を1.5倍に増やしたところで、
 その学生さんが一人前になるには、
 あと15年はかかります。
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 国の制度改革の前に、
 ‘病院’では、
 さまざまな経費節減策が取られてきました。
 一番最初になくなったのは、
 病院長専用車だったと記憶しています。
 経費削減は、もう20年近くになります。
 総合病院へ行って受付をして、
 保険証を出して、
 紹介状を出して、
 カルテを作成してもらって、
 順番を待っています。
 ○○病院医事課という名札をつけた女性。
 実は、大部分が派遣社員さんです。
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 派遣社員でも、
 医療事務のベテランなので、
 窓口で苦情が出たり、
 カルテの入力ミスがあったりすることはありません。
 市立○○病院や○○市民病院の
 医事課長になるような方は、
 公務員です。
 転勤があるので、
 札幌市の場合ですと、
 区役所からの転勤もあります。
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 私が市立札幌病院に勤務していた、
 20年前は、
 医事課長就任前オリエンテーションなんて…
 ありませんでした。
 医事課長就任前に、
 医療事務実務講座、
 促成栽培コース受講

 なんてシステムもありませんでした。
 確かに、医事課長には…
 それ相応の経験を積んだ方がいらっしゃいます。
 苦情処理の対応なんかは、
 さすがは行政のベテラン!
 と思わせる方もいらっしゃいました。
 でも医療事務のことについては素人でした。
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 医事課の職員は、
 大部分が派遣の女性社員
 区役所の窓口に行って、
 そこのフロアーの半分が派遣社員なんてありません。
 医事課を派遣にしたのは、
 病院の経費削減のためです。
 私は、今でも派遣で働いてくれていた、
 担当者のお名前と顔をよく覚えています。
 とても、しっかりとした方でした。
 レセプト(診療報酬明細書)の返戻もゼロでした。
 公務員にしてあげたいと思っていました。
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 これだけ病院が経費を節減しても、
 なかなか黒字にできないのは、
 医療費のシステム上、
 どうしても赤字になる部門があるからです。
 赤字の病院はいらないから、
 札幌市交通局のバス部門のように、
 民間に委託しよう…
 なんて考えていると…
 白石区の中央バスのような問題になりますょ。
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 人間が安心して暮らせるというのは、
 私たちの生活に欠かせないことです。
 建物だけ立派な病院をつくる必要はありませんが、
 そこへ行けば、
 あぁ、○○病院へ来てよかった!
 これで助かった!
 という病院を持つことは、
 私たちの暮らしに必要不可欠なことだと思います。

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