医療問題
医療機関の経営
米国で大手証券会社
リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが
経営破綻したニュースが大きく報道されています。
日本の医療機関(特に病院)の経営も
かなりヤバイと思います。
今年になってから、
病院の運営に必要な、
重油、灯油などの燃料。
給食の材料となる、
食材が大きく値上がりしています。
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看護師は国が決めた政策で、
大病院が大量に採用して、
大幅に不足しています。
医師も過重労働の病院を辞めて、
自分で開業する人が増えています。
看護師も医師もいないと…
病院は病床というお金を稼いでくれる
病室を閉鎖しなければなりません。
病床を閉鎖すると…
当然、病院に入る収入は激減します。
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病院の収入は、
診療報酬という国が決めた医療費で決まります。
病院経営に必要な、
重油や灯油などの燃料代。
給食をつくる食材費。
職員(特に看護師さん)の人件費。
これらがすべて上がっています。
あぁ、それなのに…
病院に入る収入は減り、
これでどうやって黒字にしろ!
というのでしょうか?
■ ■
昔は、大病院の院長職に就くと、
『先生、院長ご就任おめでとうございます!』
と言ったものです。
今は、
『先生、おつとめご苦労様です!』
『身体に気をつけてくださいね』
だそうです。
定年前に院長職をお辞めになる先生も…
いらっしゃるとか?
■ ■
私たちのような診療所(クリニック)も
経営は大変です。
保険診療は診療報酬が増えません。
自由診療は過当競争で、
ダンピング合戦です。
この5年間で最も値下がりしたのが
二重まぶた埋没法の手術代金です。
一番安いところは、9,800円です。
うかうか、ぼんやりしていられません。
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クリニックの特徴がないと…
生き残れません。
うちでしかできない…
という手術や治療がなければ倒産です。
私が得意とするのは、
繊細で丁寧な手術です。
簡単に、マネのできない手術なので…
まだ、もう少し生きのびれそうです。