院長の休日

お金と夫婦げんか

 今日は勤労感謝の日です。
 今朝、平成20年11月23日の北海道新聞に
 次の記事が掲載されていました。
 不況風 夫婦仲冷やす?
 けんか20年前より増加
 「お金」が原因35.5%
 博報堂生活総合研究所
 サラリーマン夫婦を対象とした
 調査によると、
 夫婦げんかを
 「よくする」「ときどきする」との回答が、
 二十年前と比べて13.7㌽増えて
 51.3%に上ったことが分かった。
      ■         ■
 原因は
 「お金のこと」の伸びが最も大きく、
 8.1㌽増の35.5%だった。
 調査は十年おきで、
 11月22日の「いい夫婦の日」に
 ちなんでまとめた。
 バブル期の1988年、
 金融機関の破たんが
 相次いだ1998年でも
 「お金のこと」は27%台だった。
      ■         ■
 同研究所は
 「原材料高による相次ぐ値上げや、
 年金問題の噴出が夫婦仲にも影響したようだ」
 と分析している。
 夫婦の話題も「日々の家計のこと」が
 32.3%と10.0㌽増加。
 一方で「将来の夢」は11.7㌽減った。
 「不況を反映してか、
 日々の生活で精いっぱいで
 未来のことを話し合う余裕が
 なくなった夫婦像がうかがえる」(同研究所)という。
      ■         ■
 また充実させたい時間について
 「夫婦一緒の時間」と答えた夫が
 8.7㌽増えて39.3%だったが、
 妻は9.0㌽減の26.2%。
 妻と一緒にいたい夫、
 夫と距離を置きたい妻―
 と夫婦のすれちがいも強まった。
 調査は今年6-7月に、
 東京、埼玉、千葉、神奈川の
 一都三県の妻の年齢が20-59歳で、
 夫婦が同居、
 夫がサラリーマンの世帯を対象に実施、
 600組が回答した。
 (以上、北海道新聞より引用)
      ■         ■
 昨日に引き続き、夫婦仲のお話しです。
 本間家でも、
 お金がなくなると…
 些細(ささい)なことでよく喧嘩になりました。
 え~っ?
 お医者さんの家でお金がない??
 なんてことがあるの???
 と思われる方も多いと思います。
 私も、医師になればお金には困らない…
 と安易に考えていました。
      ■         ■
 新婚で夫婦二人の時は、
 研修医の給与でも、
 それなりに満足できる生活でした。
 子どもが生まれて…
 家を建てて、
 住宅ローンを抱えて…
 生活が変わりました。
 ちょっと素敵な家を建てたのはいいが…
 お父さん(私)は家では寝ることができず、
 当直のアルバイトに行き、
 病院の当直室に泊まっていました。
      ■         ■
 私は、贅沢はしない人間ですし、
 すすきのに飲みに行くこともしませんでした。
 本間家で大きかったのは、
 住宅ローンと
 子どもの教育費でした。
 ギリギリの生活をしていたので、
 ちょっと予定外の出費があると、
 すぐにお金がなくなりました。
      ■         ■
 外食をすることもできないので、
 私の実家へ行って、
 よく晩ご飯を食べさせてもらいました。
 実にありがたかったです。
 びっくりどんきーへ行って
 390円のレギュラーバーグディッシュを食べるのが
 楽しみであり、贅沢でした。
 今から思うと、
 楽しい想い出の一つですが、
 当時はお金がなくて切実でした。
 景気が良くなって、
 夫婦仲も円満になり、
 社会も明るくなるといいですね。

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院長の休日

いい夫婦の日

 今日、11月22日は、
 いい夫婦の日だそうです。
 残念ながら…?
 ご想像通り…?
 本間家はいい夫婦ではございません。
 家内に言わせると…
 私ほど勝手な夫はいない!
 友だちから、
 『よく、そんなこと言われて平気ね』
 と同情されるそうです。
      ■         ■
 今朝の新聞には、
 三浦友和さんと山口百恵さんのカップルが
 理想のいい夫婦だと書いてありました。
 ネットで検索すると、
 いい夫婦の日サイトまでありました。
 そこの「パートナー・オブ・ザ・イヤー2008」は
 朝原宣治さん・奥野史子さんご夫婦でした。
 「夫婦愛」
 「内助の功」
 「理想のふたり」
 「一度は引退しながらも北京オリンピック出場を決めた夫と、
 それを支え続けた妻」
 「メダリスト同士のカップル」
 「18年支え合った仲」
 「夫婦としてお互いを高め合っている」
 すばらしい、ご夫妻です。
      ■         ■
 私の両親は82歳と80歳になります。
 私が子どもの頃から…
 よく夫婦喧嘩をしていました。
 親のようにはなりたくないなぁ~
 と思っていたのに…
 残念ながら…
 歴史は繰り返されました。
      ■         ■
 札幌美容形成外科の女性職員の親御さんで、
 50歳台なのに…
 仲良く一緒にお風呂に入る…
 ご両親がいらっしゃいます。
 一度も夫婦喧嘩をしたことがないそうです。
 その職員も気立てが優しくて、
 幸せな家庭を築かれています。
 DNAが影響するのかなぁ…?
 とも考えてしまいます。
      ■         ■
 家内はいろいろ文句を言ってきますが、
 私は諦めています。
 何と言っても…
 30年前に…
 自分で選んだ自己責任ですから…
 一緒にお風呂は入らなくても、
 だいたいどこの家でもこんなもの?
 と考えています。
      ■         ■
 毎日コメントをくださる、
 さくらんぼさんのご夫婦は、
 いつもご夫婦が一緒にお仕事をされています。
 収穫前に大雪が降っても、
 ご夫婦で協力して…
 雪と戦って、リンゴの樹を守り、
 選別して、出荷、配送まで…
 ほんとうに頭が下がる思いです。
 どうかお身体に気をつけて…
 お二人で仲良く最高の果物を作ってください。
      ■         ■
 今朝の朝日新聞、天声人語によれば、
 熟年の夫婦では15%の妻が、
 夫に「嫌悪・不愉快」を感じている
 そうです。
 間違いなく、
 本間家もこの15%に入っています。
 長年連れ添っても変わらない夫は
 そう簡単にいい夫にはなれません。
 うちの奥さんを含めて、
 夫にご不満な奥様は…
 夫が天国へ召されるまでの間は、
 じっとガマンなさって、
 美容外科を上手にご利用いただいて…
 ご自分を磨かれてはいかがでしょうか?
 いい女になれますょ!

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医学講座

医師免許証

 平成20年11月21日、朝日新聞朝刊の記事です。
 にせ医者30年の65歳容疑者
 スピード違反で発覚
 医師免許がないのに診療行為を繰り返していたとして、千葉県警は11月20日、千葉県市川市幸1丁目、長谷川幸夫容疑者(65)を医師法違反(無資格医業)容疑で逮捕した。実在する医師の免許をコピーし、その名前をかたって診療所に勤務していたが、運転中のスピード違反をきっかけに無資格が発覚した。
      ■         ■
 県警環境犯罪課などによると、長谷川容疑者は2007年10月22日~2008年10月27日、同県船橋市の診療所などで免許がないのに10人に医療行為をした疑いがある。同課は、医師免許コピーの入手経緯などを調べている。
      ■         ■
 長谷川容疑者は2005年7月に千葉県内の高速道路で50キロの速度違反をしたとして県警に呼び出され、「警察から頼まれた検視の仕事に向かう途中だった」と説明。事情を聴かれた際、公安委員会の押印の入った書類も提出したが、偽装された疑いがあったことから、県警が捜査を開始、その後、無資格が判明した。
      ■         ■
 長谷川容疑者は調べに、以前、面識があった高知県内の開業医の医師免許のコピーを入手し、その名前を使い、1980年ごろから医師として働き始めたと話しているという。
      ■         ■
 1994年ごろからは船橋市の診療所で週1回、整形外科などを担当。診療所などの話では1日20~30人の患者に投薬や注射、湿布張りなどをしていた。企業などの巡回健康診断にも加わり、問診していた。カルテが残っている2004年からは延べ2,400人を診療していたという。
      ■         ■
 さらに10年ほど前から同市の夜間診療所でも診察。昨年から今年9月末までに約150人を診たが、中には3ヵ月の乳児もいた。「別の診療所で運転手をしていた時、カルテなどを見ながら独学で学んだ」と話し、診療は先月末まで行っていた。年収は約1,500万円あったという。
      ■         ■
 診療所の院長(74)によると、2003年に長谷川容疑者に免許の再提出を求めた時にもコピーだったが「本人だと思っていたので疑わなかった。お年寄りの患者の愚痴を丁寧に聞くなど、評判はよかったのだが……」としている 。
 (以上、朝日新聞より引用)
     ■         ■
 医師免許証は運転免許証や
 パスポートなどとは違います。
 どちらかというと、
 高校などでいただく
 卒業証書に似ています。
 厚生省という‘すかし’が入った、
 紙一枚です。
 本籍地、
 氏名、
 生年月日が
 記載されています。
      ■         ■
 病院に就職する際や、
 アルバイト診療に行く際に、
 免許証(原本)の提示を求められることは、
 極めてマレです。
 診療の際にも、
 免許証を見せて診療するという、
 規則もありません。
 就職の際も通常はコピーを送ります。
      ■         ■
 そもそも、医師免許証を偽造するとか、
 ニセ医者が診療するとか、
 そのようなことは念頭のおかないで、
 医師免許証の形式を決めたのだと思います。
 それにしても、
 35歳頃から、
 30年も、
 どうしてニセ医者を続けられたのでしょうか?
 周囲の医師や看護師は?
 怪しいと思わなかったのでしょうか?
      ■         ■
 医学部で専門科目を学ぶのは
 せいぜい2年間です。
 30年もニセ医者を続けている間に
 それなりに、
 耳学問で‘医学’を身につけたのでしょうか?
 年収1,500万円で、
 30年間も働き、
 この先生はいくら給与をいただいたのでしょう?
 ちょっと、ため息が出ます。 


私の医師免許証です

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医療問題

社会的常識の欠落

 平成20年11月20日、朝日新聞の記事です。
 首相「医者は社会的常識欠落した人多い」
 会議後に謝罪
 麻生首相は11月19日の全国知事会議で、
 地方の医師確保策についての見解を問われ、
 「自分が病院を経営しているから言うわけじゃないけれど、
 大変ですよ。
 はっきり言って社会的常識がかなり欠落している人が多い」
 と語った。
      ■         ■
 首相はさらに「(医師不足が)これだけ激しくなってくれば、
 責任はお宅ら(医師)の話ではないですかと。
 しかも
 『医者の数を減らせ減らせ、多すぎる』
 と言ったのはどなたでした、
 という話を
 党としても激しく申しあげた記憶がある」
 と続けた。
 その上で、
 医師不足の一因とされる
 臨床研修制度の見直しなどに取り組む考えを示した。
      ■         ■
 首相は会議後、
 記者団に発言の真意を問われ、
 「まともなお医者さんが不快な思いしたっていうんであれば、
 申し訳ありません」
 と謝罪した。
 首相の地元・福岡県飯塚市には、
 親族が経営する
 麻生グループ傘下の飯塚病院がある。
      ■         ■
 首相の発言に対し、
 日本医師会の中川俊男常任理事は記者会見で
 「信じられない。
 総理がそんなことを言うとは思えない」
 と語った。
 日本医師会の政治団体
 「日本医師連盟」は自民党の支持団体。
 ただでさえ、
 診療報酬などをめぐり両者の距離が広がっている
 と指摘されるだけに、
 党内には
 総選挙への影響を危惧(きぐ)する声も出ている。
 (以上、朝日新聞から引用)
      ■         ■
 確かに、麻生首相のおっしゃる通り!
 医者には、
 私自身を含めて、
 社会的常識がかなり欠落している人が多い
 と思います。
 家内からも…
 喧嘩になると…
 よく言われます。
      ■         ■
 「未曽有(みぞう)」→「みぞうゆう」
 「頻繁(ひんぱん)」→「煩雑(はんざつ)」
 「踏襲(とうしゅう)」→「ふしゅう」
 詳細(しょうさい)」→「ようさい
 学習院大学政経学部を
 優秀な成績でご卒業なさり、
 スタンフォード大学大学院へ留学された、
 首相ご自身ですら、
 間違いを
 「んーそうですか。単なる読み間違い。もしくは勘違い、はい」
 とかわされる方です。
      ■         ■
 政治家には、
 社会的常識が欠落した人はいないのですか?
 カップラーメンの価格が400円
 ホテルのバーは安い
 これって、
 社会的常識の欠落ではありませんか?
 怒っているのは、
 私だけではありません。
 ホテルのバーに行く時間があれば、
 もっと日本語の勉強をなさって、
 経済の勉強をなさって、
 一日も早く景気を良くして下さい。
 国民は怒っていますょ!

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医学講座

韓国の美容外科

 TVでもよく紹介されているように、
 韓国では美容外科が盛んです。
 美容外科の手術手技は、
 日本から‘輸出’されたものが多く、
 日本人が発表した論文が引用されています。
 ところが…
 最近は韓国から日本に‘輸入’される、
 手術手技がたくさんあります。
 私が行っている目頭切開法もそうです。
      ■         ■
 日本人と韓国人は、
 とてもよく似ています。
 言葉をはなさなければ、
 お互いにわからないくらいです。
 ですから、
 韓国の美容外科は、
 日本人にすぐに応用しても、
 問題がありません。
      ■         ■
 韓国の先生の中には、
 日本に留学して、
 日本で医学博士の学位を
 取得した先生もいらっしゃいます。
 韓国の先生は、
 礼儀正しく、
 勤勉で、
 正直な先生が多く、
 私が韓国へ行くのも、
 学会で親しくなった先生が、
 招待してくださったからです。
      ■         ■
 最近の韓国の先生の
 ご発表をお聴きすると…
 韓国の美容外科の流れが
 変わってきていることに気付きます。
 日本では、
 どちらかというと…
 派手な二重
 くっきりとした平行型二重
 ご希望になる、
 若い方がいらっしゃいます。
      ■         ■
 私は、自然な二重
 バレない程度の変化が好きです。
 あまりバレバレ整形顔は、
 お断りすることもありました。
 今回の国際学会で、
 大韓美容外科学会会長の
 Lim Jong-Hak先生が発表された
 Medial and Lateral Canthoplasty
 切れ長な眼のつくりかた
 をお聴きすると…
 韓国では、いままで以上に、
 より自然な美しさを求める傾向にあるようです。
      ■         ■
 韓国で発表する学会の資料を作っています。
 私が行っている、
 手術用顕微鏡を使った、
 美容整形手術は、
 韓国では、まだ普及していないようです。
 この手術は、
 北大形成外科の先輩である、
 蘇春堂(そしゅんどう)形成外科の
 新冨芳尚(しんとみよしひさ)先生が
 はじめられました。
 日本の技術を‘輸出’できて、
 韓国でも普及してくれたらよいと思っています。

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医学講座

第5回国際美容外科学会⑤

 今回の学会発表で、
 今までとは違った発表がありました。
 ‘先生の奥様のご発表’です。
 Hopping Steven先生は、
 ワシントンで開業していらっしゃる、
 超ベテランの美容外科医です。
 先生の奥様が、
 Julia様です。
      ■         ■
 奥様のご発表のタイトルは、
 The 2008 Cosmetic Surgery Practice:
 Office Challenges and Solutions.
 高須先生の日本語訳が、
 最新式美容外科クリニック経営:
 あっという間に成功する開業術でした。
 私が日本語訳とつくると、
 米国の美容外科2008
 経営の問題点とその解決法
      ■         ■
 高須先生のネーミングの方が、
 ずっと魅力的な内容に聞こえます。
 さすがは、‘プチ整形’を発明した先生です。
 名前はともかく、
 発表内容はとても示唆に富んでいました。
 素晴らしいものでした。
 世界中のたくさんの聴衆が聴いていました。
 米国のワシントンですら…
 美容外科の競争はとても激しいそうです。
      ■         ■
 クリニック成功の秘訣は、
 スタッフにかかっています。
 ‘お客様’
 いかに安心感を与え、
 よい第一印象をもっていただけるか?
 それは、
 最初の問い合わせの電話で決まります。
 第一印象は、
 一度しか与えられない。
 その第一印象でいかに信頼を得られるか?
 まず、電話応答が大切だと…
 Julia様は強調されました。
      ■         ■
 食事を摂りながらの、
 電話応対はダメ
 チューイングガムもダメ
 当たり前のようで、
 なかなか実践するのは大変です。
 クリニックの中も…
 常に清潔で快適に!
 枯れた花や植物があってもダメ
 さっそく、
 休診中に植物が枯れていないかチェックしました。
 世界中どこへ行っても、
 経営者は大変なようです。
 他にもためになるお話しがたくさんありました。


Hopping Steven先生


奥様のJulia
学会HPより引用

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医学講座

第5回国際美容外科学会④

 学会は昨日で終了しましたが、
 今日は、西新宿の神奈川クリニックで、
 ライブサージェーリーがありました。
 中国や韓国の学会では、
 ライブサージェリーが盛んです。
 手術を実際に見学して、
 その場で討論をするやり方です。
 とても勉強になりますが、
 実施するのはとても大変なことです。
      ■         ■
 まず、患者さんに、
 協力していただかなくてはできません。
 大勢の前に出てもよい。
 ‘実験台?’になってもよい。
 という方を見つけるのが大変です。
 術者と患者さんの、
 強い信頼関係がなければ実現できません。
 手術室には、
 大勢は入れないので、
 隣室でビデオで見学しました。
      ■         ■
 今日の最初のライブサージェリーは、
 名古屋の鶴舞公園クリニック
 深谷先生でした。
 深谷先生は、
 糸を使った若返り手術がお得意です。
 元は国立病院で
 アトピー性皮膚炎などを治療していた
 皮膚科の先生でした。
      ■         ■
 深谷先生の患者さんは、
 先生のクリニックの職員の方でした。
 年齢を聞いた会場の先生から、
 『若い!』
 と感嘆の声が上がりました。
 実際の年齢よりも、
 10歳以上、若く見える方でした。
 この方は、
 先生の患者さんでもあり、
 すでに糸の手術を受けていらっしゃったので、
 若く見えたのだと思います。
      ■         ■
 深谷先生は、
 昨日も発表されました。
 驚いたことに、
 日本語、
 英語、
 ロシア語、
 の3ヵ国語で発表されました。
 もちろん、
 発表資料(パワーポイントというPC)の画像も、
 言葉も3ヵ国語でした。
 録音とか通訳以外で、
 3ヵ国語を聴いたのははじめてでした。
      ■         ■
 ロシア語で発表なさったのは、
 座長をなさっていた、
 APTOSの発明者である、
 スラマニーチェ先生が、
 ロシア人だからです。
 ロシア語が出て、
 感激していらっしゃいました。
 今日のライブサージェリーでも、
 スラマニーチェ先生から
 適切なコメントがありました。
      ■         ■
 午後のライブサージェリーでは、
 高須克弥先生の、
 ランチタイムにできる若返り手術
 がありました。
 高須先生が、
 昨年11月に自ら受けられた手術です。
 耳の前を少し切って、
 たるんだ皮膚を引き上げる手術でした。
 会場のペルー人の先生が、
 ランチタイムより短い時間でできるので、
 コーヒーブレイクでできる手術?
 と名前を変えたら?
 と言われるほど、手早い手術でした。
      ■         ■
 高須先生の患者さんも、
 長年のお付き合いがある方とお見受けしました。
 実年齢は不詳ですが、
 20歳近く若く見えるとのことでした。
 中国や韓国の先生が、
 熱心に聴いて質問していました。
 患者さんが、
 会場にいらしてくださり、
 実際にキズを見せてくださいました。
 高須先生との強い信頼関係を感じました。
      ■         ■
 他に、神奈川クリニックの、
 伊澤先生と峰岸先生の手術がありました。
 神奈川クリニックのご協力で、
 ライブサージェリーが実現できました。
 院長の山子先生、
 会場や食事、
 コーヒーや飲みものまで
 準備してくださった、
 神奈川クリニックのスタッフの皆様に、
 心から感謝いたします。
 とても有意義な3日間でした。

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医学講座

第5回国際美容外科学会③

 今日は、6:00前に起床して、
 7:40からのモーニングセミナーに参加しました。
 モーニングセミナーとは、
 正規の学会の前にある、
 朝の勉強会です。
 テーマは最新式の脂肪吸引です。
 VASERという
 超音波を利用した脂肪吸引システムです。
      ■         ■
 南米のコロンビアで、
 この器械を開発し、
 今はアメリカに移住して、
 開発と販売をしている形成外科の
 HOYOS先生が、講演なさいました。
 ミケランジェロの彫刻
 という名の脂肪吸引です。
      ■         ■
 とにかく素晴らしい脂肪吸引でした。
 筋肉の形がわかるほど、
 脂肪が無くなっていました。
 日本人で施術を受けた第一号が、
 なんと高須克弥先生でした。
 米国からいらしたミラード先生と
 息子さんのお嫁さんである
 高須けい子先生が執刀されました。
      ■         ■

 高須先生は、
 1982年にフランスのフルニエ先生のクリニックで
 はじめて脂肪吸引をご覧になったそうです。
 その後、日本に脂肪吸引を導入され、
 積極的に脂肪吸引をなさっていらっしゃいました。
 脂肪吸引の特許も取得されました。
 先生ご自身も…
 いままでに、
 さまざまな脂肪吸引を受けられたそうです。
 残念ながら、今までの脂肪吸引では、
 ぽっこりと出たお腹を引っ込めるまでには、
 到達しなかったそうです。
      ■         ■
 ところが、
 今回は、
 本当に、
 筋肉の形が出ていました。
 今までの脂肪吸引とは、全く違いました。
 手術後のケアーも大変そうでしたが、
 思わず目が点になりました。
 この最新式脂肪吸引は、
 日本では高須クリニック他、
 ごく限られた施設でだけで
 手術が受けられるそうです。
      ■         ■
 特殊な技術を要するので、
 トレーニングを受けた先生にしか、
 器械を販売しない方針と伺いました。
 安全のためには、
 一番よい方法だと考えます。
 札幌美容形成外科では、
 導入予定はございません。
 ご希望の方には、
 高須クリニックをご紹介いたします。
      ■         ■
 夜は、
 神奈川クリニックの、
 山子大助先生が主催してくださった、
 会員懇親会が、
 銀座のケントスという
 ライブハウスでありました。
 山子先生と高須先生の踊りを拝見しました。
 とても楽しく充実した一日でした。
 明日は、
 神奈川クリニックで
 手術のデモンストレーションがあります。


高須克弥先生
銀座みゆき通り美容外科
水谷和則先生より

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医学講座

第5回国際美容外科学会②

 今日から
 第5回国際美容外科学会がはじまりました。
 午前8:00から受付開始。
 8:45から高須克弥先生の
 ご挨拶がありました。
 学会はABCの3会場に分かれています。
 一人で全部を聴くことはできないので、
 私が行かない会場へは
 家内に行って聴いてもらいました。
      ■         ■
 日本人よりも、
 外国人の方が多い印象です。
 学会での公用語は英語です。
 高須先生のご挨拶も英語でした。
 日本人同士で話す時は、
 もちろん日本語ですが、
 韓国の先生と話す時も、
 中国の先生と話す時も英語です。
 英語の重要性を再認識しました。
      ■         ■
 今回の学会で印象に残ったこと!
 韓国の美容外科の技術レベルが高い!
 はっきり言って、
 安売り競争をしていると…
 日本は韓国に負けます。
 (もう、負けているかもです?)
 私が眼瞼下垂症に行っている、
 小切開による眼瞼形成術があります。
 今日、発表された、
 韓国のChoi先生の結果は、
 とてもキレイで、
 発表内容も素晴らしいものでした。
      ■         ■
 Choi先生はもともと眼科の先生です。
 韓国では眼科の先生で、
 眼の形成外科を専門にしていらっしゃる
 エキスパートの先生が多数いらっしゃいます。
 Choi先生は、
 韓国のカトリック医科大学の臨床教授です。
 発表内容は、
 米国の学会で発表してもよいくらい、
 レベルの高いものでした。
 発表後に先生とお話しをしました。
 私のことを覚えていてくださいました。
      ■         ■
 フェイスリフトの発表もたくさんありました。
 インドのVijay先生の発表が素晴らしかったです。
 よい発表をすると、
 世界中の先生から活発に質問があります。
 私はインドの美容外科を見直しました。
 とても、ハイレベルです。
 Vijay先生のご発表は、
 口角やアゴ・首から、
 細い管で余分な脂肪を吸って、
 すっきりさせ、
 その脂肪をホホに注入する手技でした。
 とても良くなっていました。
 これから普及する手術だと思います。
      ■         ■
 夜は、会長招宴会でした、
 最後に郷ひろみさんのショーが
 約1時間ありました。
 家内は私と知り合う前から、
 郷さんのファンだったそうです。
 とても楽しそうに聴いていました。
 こんなに素晴らしい学会を開いてくださった、
 高須克弥先生に感謝いたします。
 会場では、
 先生の奥様、
 ご子息、
 お嫁さん、
 お孫さんを拝見しました。
      ■         ■
 奥様の内助の功があり、
 家庭が円満だから、
 このような学会を開催できるのだと思います。
 明日も朝から学会があります。
 とても充実した一日でした。


高須克弥先生


APTOSの発明者スラマニーチェ先生

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医学講座

第5回国際美容外科学会①

 明日から、東京のホテルニューオータニで、
 第5回国際美容外科学会が開催されます。
 今から8年前の2000年に、
 第3回国際美容外科学会が、
 今回と同じ、
 ホテルニューオータニで開催されました。
      ■         ■
 当時、私は札幌医大形成外科の講師をしていました。
 高須先生が、
 ニューオータニで国際美容外科学会を開催していたのと、
 ほぼ同時期に、
 ニューオータニから少し離れた、
 都市センターホテルで、
 同名の国際美容外科学会が開かれていました。
 こちらの学会は、
 形成外科系の国際美容外科学会でした。
      ■         ■
 残念なことですが、
 世界中で、
 形成外科系と
 非形成外科系の
 美容外科学会があり、
 どこの国でも仲が悪い傾向にあります。
 私も、2000年の国際美容外科学会は、
 形成外科系にだけ参加しました。
      ■         ■
 今だから白状しますが、
 高須先生の学会会場の前まで行きました。
 形成外科系の国際美容外科学会が、
 質素な学会であったのに対し、
 高須先生の国際美容外科学会は、
 絢爛豪華でにぎやかでした。
 受付の華やかさを見て圧倒され、
 学会に入ることはしませんでした。
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 現在、日本の美容外科学会では、
 形成外科系と非形成外科系が、
 少しずつ仲良くなろうとしています。
 高須先生は形成外科専門医ですし、
 ご子息の幹弥先生も、
 形成外科学で医学博士の学位を取得された
 形成外科専門医です。
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 今でも、高須先生に批判的な形成外科医もいます。
 批判的な先生は、
 高須先生がTVに出演したり…
 マスコミで取り上げられたりしている、
 表の部分だけを見て批判しているように思います。
 私は、
 高須先生こそ、
 自分で何度も自分の体にメスを入れ、
 美容外科が本当に好きな、
 真の美容外科医だと尊敬しています。
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 今回の学会にも、
 APTOS(アプトス)を発明した、
 Sulamanidze(スラマニーチェ)先生がいらっしゃいます。
 高須先生の大のお友だちです。
 今晩の飛行機で東京へ行き、
 月曜日まで勉強してきます。
 今月末に私を招待してくださった、
 韓国のJung(ジョン)先生もいらっしゃいます。
 明日、土曜日の夜には、
 郷ひろみさんのショーもあります。


高須先生と郷ひろみさん

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