昔の記憶
チェリーの誕生日
今日、3月16日は故チェリーの誕生日です。
生きていれば17歳です。
2007年6月18日に亡くなりました。
もうすぐ2年になります。
ペットロスにはなっていませんが、
まだ、次のワンコは飼っていません。
毎朝、今日のわんこを見ています。
今朝のワンコは、
車椅子に乗ったゴールデンレトリーバーでした。
■ ■
たまにペットショップに行きます。
チェリーと同じ犬種、
シェルティがいると、
飼いたくなる(買いたくなる)衝動に駆られます。
今の私には…
時間がなくて、
犬の世話ができないので、
リタイアーして、
毎日が日曜日になったら、
また、犬を飼いたいと思っています。
■ ■
ほんとうは今でも飼いたいのですが、
家内がOKをくれないのでダメです。
世話は誰がするのょ!という
一撃で、
あえなく退散です。
いなくなってしまうと…
チェリーはいい子だった
という想いだけが残ります。
■ ■
私の小さい時からの夢であった、
名犬ラッシーを飼うこと。
家族の一員として、
15年間、
一緒にいてくれた、
チェリーに感謝しています。
■ ■
あと2週間で4月です。
北国にも春がやって来ます。
さくらんぼさんの果樹園にも、
新緑の季節がやって来ますね。
世の中は不景気ですが…
元気を出して働きましょう。
春にはきっといいことがあります。

亡くなる一ヵ月前のチェリー
昔の記憶
甘エビ
私の好物の一つが甘エビです。
甘エビの刺身が好きです。
回転寿司に行っても、
高いボタンエビより、
安い甘エビをよく食べます。
(私の好きなものは、安いお皿です)
■ ■
先日、父の誕生日に定山渓へ行った時、
夕食にエビの刺身が出ました。
父は83歳まで、
エビが好きではなかったそうです。
(私は知りませんでした)
夕食に出たエビがとても美味しかったので、
83歳にして…
エビ好きになったそうです。
■ ■
私が子どもの頃は、
現在のように冷凍や流通が、
発達していませんでした。
3月頃になると、
甘エビが美味しかった記憶があります。
おそらく日本海で獲れた甘エビだったのでしょう。
父があまり食べなかったので、
その分を私が食べていたと聞きました。
■ ■
今は世界中から海の幸がやってきます。
スーパーでは、
原産地が表示されています。
私はたまにしか行きませんが、
近海ものの新鮮な魚があると、
家内に言って買います。
高価な食材は買いませんが、
安くて新鮮な魚が好きです。
■ ■
私が甘エビを食べたのは、
おそらく中学か高校の頃です。
30年も40年も前の味を、
不思議と今でも覚えています。
当時は決して裕福ではなかったので、
今日はエビが安くて新鮮だから…
と甘エビを食べさせてもらったのだと思います。
北海道は不景気で大変ですが、
安くて新鮮で美味しい食材が
豊富にあるので
私は北海道が大好きです。

甘エビ
医学講座
癌の告知
さくらんぼさんから、
癌(がん)の告知について、
ご質問をいただきました。
私は形成外科医として、
皮膚がんの手術を担当しました。
顔や手足など、
身体中どこにでも、
皮膚がんができます。
■ ■
目に見えるところを、
切って
がんを切除する
ので、
正確に病名を告げなければ、
手術はできません。
悪性の疑いがありますので
大きく切除して検査します。
では…
手術を承諾していただけません。
■ ■
手術を前提にお話しする時は、
がんのことを
できるだけ詳細に説明して、
手術の必要性や、
起こり得る障害などについて、
ご説明していました。
問題なのは…
手術の適応もなく、
他の治療法でも難しい、
末期がんのような場合です。
■ ■
不治の病であると、
告知すると…
患者さんは絶望され…
生きる望みすら無くしてしまいます。
大企業の経営者。
政治家。
社会的な地位がある方…
その方の病気がわかってしまうだけで、
会社の株価が大暴落…
なんてことが起きそう…
という場合はどうでしょうか?
■ ■
企業が存続の瀬戸際で、
社長が『がんで余命6ヵ月』とわかれば、
大変なことになります。
人間の‘死’には、
‘死後’にさまざまなことが起こります。
末期がんの方でも、
正確に病名を告げなければならないことがあります。
『医者同士』の場合も困ります。
■ ■
私の考えは…
がんの告知は、
ケースバイケース
だと考えています。
医師とストレスという日記に書きましたが、
医学なんて無力なものです
山崎浩一先生を偲ぶという日記に書いてあります。
山崎先生の
「患者さんの性格や職業、家族まで考えて治療方針を決める」
「がん患者に向き合う医師は、
病気の進行について悲観的な見通しを言うの
は絶対にやめてほしい。
という言葉が私の心に残っています。
昔の記憶
森下社長の死を悼む
株式会社ジェイメックの創業者で、
初代社長の森下純一様が
肺がんでご逝去されました。
享年60歳でした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
昨夜、塩谷先生のブログを読んで、
はじめて森下社長の死を知りました。
肺がんのことも存じませんでした。
とても残念に思います。
■ ■
森下社長は札幌のご出身です。
㈱ムトウという、
医療器械の会社にいらっしゃいました。
株式会社エム・アンド・エムという、
レーザーの会社を経て、
株式会社ジェイメックを創立されました。
2009年2月27日に書いた、
レーザー脱毛の器械を、
日本にはじめて紹介した会社です。
■ ■
形成外科の偉い先生が、
レーザーで毛が抜けるわけがない!
どうせ、すぐに生えてくる!
と言っていた時に、
先生、見てください。
私が米国で照射して来ました。
3ヵ月経っても生えていません。
このレーザーは大ヒットします。
と熱心にご自分の脛(すね)を
見せてくださいました。
■ ■
森下社長が紹介された、
脱毛用レーザーは日本で大ヒットしました。
その後も、
サーマクール
フラクセル
と新しいレーザー機器を、
次々と日本に紹介されました。
西村現社長とご一緒に、
米国の学会へ出かけては、
新しいレーザー機器を発掘なさいました。
■ ■
60歳という、
私と5歳しか違わない年齢で、
ほんとうに早すぎる死です。
私が大学をクビになって、
落ち込んでいる時にも、
森下社長に助けていただきました。
ほんとうに残念です。
心からご冥福をお祈りいたします。
医学講座
先天性眼瞼下垂症
生まれつきまぶたが開かない病気が、
先天性眼瞼下垂症(せんてんせいがんけんかすいしょう)です。
まぶたを開ける筋肉が、
機能していない赤ちゃんがいます。
視力は正常な場合が大部分です。
筋肉の働きも、
赤ちゃんによって違います。
左右で違うこともあります。
■ ■
札幌美容形成外科のHPでご紹介している、
先天性眼瞼下垂症は、
ある程度、挙筋機能(きょきんきのう)という、
筋肉の力がある方です。
筋肉の力が弱いと、
札幌美容形成外科で行っている、
眼瞼挙筋前転法(がんけんきょきんぜんてんほう)では、
まぶたが開きません。
■ ■
重症の先天性眼瞼下垂症は、
赤ちゃんの時は、
眼科の先生が治療をします。
視力を確かめたり、
視力低下を防ぐためです。
生後すぐに手術をすることはありません。
弱視になるのを防いで、
成長を見ながら手術計画を立てます。
■ ■
先天性眼瞼下垂症は、
形成外科医としても、
美容外科医としても、
もっとも治療が難しい眼瞼下垂症です。
札幌美容形成外科のHPをご覧になって、
私も、あのような目になりたい…
と遠方からご相談をいただくことがあります。
残念ですが、
どんなに丁寧に手術をしても、
ぱっちり二重の
可愛い目にできないことがあります。
■ ■
先天性眼瞼下垂症で、
瞼を開ける筋肉が弱い方は…
ぱっちり二重にすると…
目が閉じなくなる可能性があります。
目が閉じなくなると…
角膜が乾燥してキズがつくことがあります。
そのため、
ある程度の大きさまでしか、
開けられないことがあります。
■ ■
一番、難しいのが、
片側性の先天性眼瞼下垂症です。
つまり片目だけが、
生まれつき開かない方です。
大学病院を含めて、
今までに数回の手術を受けた方も、
手術をしたことがあります。
眼科の先生と何度も相談して、
目にキズがつかない程度で、
一番、キレイに見える目を作ります。
■ ■
手術をすると目が閉じにくくなるので、
目線を下に向けたときに、
白目が目立ちます。
ですから…
目線を下に向けることはせずに、
おじぎをするように…
頭を下げて下を見るように指導します。
■ ■
もし…
赤ちゃんが先天性眼瞼下垂症でしたら、
信頼できる
眼科医と形成外科に相談なさってください。
赤ちゃんが眼瞼下垂症になったのは、
お母さんのせいではありません。
大切なのは、
現実をしっかり見極めて、
一番、よい治療を、
子どもさんに受けていただくことです。
医学講座
美容整形の失敗
今日は休診日でした。
めずらしく、TVを見ました。
ザ!世界仰天ニュース
フェイスリフト_無残な手術跡
簡単な手術で
キレイになれます
と受けた手術で
無残なキズが残っていました。
被害にあったのは、
英国の42歳の女性でした。
世界中、どこにも悪徳医師はいるようです。
■ ■
実際の映像を見ました。
被害者の方が自分でビデオを撮影していました。
今はフェイスリフト手術でも、
包帯で顔をぐるぐる巻きにはしません。
口の周りにできたキズは
フェイスリフト手術でできたキズではなさそうでした。
口周囲のシワを取ろうとして、
レーザーで皮膚を削る手術を受けたように見えました。
何れにしても、
とんでもない美容外科医です。
■ ■
番組でも言っていましたが、
手術を受ける前に、
手術の安全性や
信頼できる医師であるか?を
よくリサーチする必要があります。
すぐに手術を決めないで、
心配だったら何軒かのクリニックを受診することです。
英国の悪徳医師は、
医師免許を剥脱されたそうですが、
日本の医療制度ではなかなか、
免停になりません。
堂々と宣伝や手術を続けています。
■ ■
韓国の扇風機おばさんは、
はっきり申し上げて、
美容外科の問題ではありません。
美容手術に端を発した、
精神疾患です。
醜形恐怖症の一つと考えます。
昔の日本では、
医療機関でも液状シリコンの注入をしていました。
今、70歳以上の年齢の方です。
有名な俳優さんで、
頬が変形した方もいらっしゃいました。
■ ■
韓国の医療レベルはかなり高いのですが、
ヘギョンさんのように、
大きく変形してしまうと…
どんなに優秀な形成外科医でも、
治すのはなかなか難しいのが現実です。
番組の最後に、
現在のヘギョンさんが映りました。
仕事をなさってから、
元気になられているようでした。
私はつい数年前に、
北海道内で闇医者(女性)から
液状シリコンの注射を受けて、
顔が変形した方を診察しました。
くれぐれも注意なさってください。
■ ■
巨大になった足の奇跡は、
医学的に見ても素晴らしい内容です。
台湾の医療レベルは、
日本と同レベルと言っても過言ではありません。
リンパ浮腫は、
治療が難しい病気です。
大網(たいもう)移植は、
形成外科でも
血管外科でも行います。
■ ■
台湾万芳病院の許(シュー)先生の技術は、
素晴らしいと思いました。
人工血管の移植をしていますので、
形成外科医ではなく、
血管外科医なのかもしれません。
手術後の王程(ワン・チャン)さんの、
嬉しそうな表情が印象的でした。
テレビ番組が紹介したおかげで
中国の女性が
台湾で手術を受けたというのも感動でした。
医療に国境はありません。
院長の休日
赤ちゃんが生まれました
産休中の職員に、
待望の赤ちゃんが生まれました。
名前は光希(こうき)くんです。
母子ともに元気です。
クリニックの職員と一緒に、
赤ちゃんに面会に行きました。
■ ■
新しい命の誕生は、
ほんとうに嬉しいものです。
赤ちゃんは可愛く、
お母さんは優しく、
とても微笑ましい光景でした。
未婚の女性職員も…
おそるおそる赤ちゃんを抱っこしていました。
■ ■
じいちゃんになった私も、
久しぶりに赤ちゃんを抱っこしました。
赤ちゃんの匂いがしました。
いいにおいでした。
子育ては大変ですが、
少子高齢化で、
日本が滅びては大変です。
■ ■
男はどんなに偉そうにしていても、
どんなに頑張っても、
子どもは産めません。
妊娠・出産は大変です。
少しでも多くの赤ちゃんを
安心して産める環境づくりが、
これからの日本に大切なことだと思います。
■ ■
さくらんぼさんからは、
安産のお守りまで送っていただきました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
ありがとうございました。

光希(こうき)くん

お母さんと光希(こうき)くん

光希(こうき)くんと私です
医療問題
埋没法…いろいろ…
埋没法の相談にいらした方のお話しです。
こちらのクリニックへ来る前に、
二軒、別のクリニックへ行きました。
一軒のクリニックでは、
39,800円の埋没法でできます。
とあっさり言われ、短時間で終わりました。
もう一軒のクリニックでは、
この手術では、希望のラインにならないから…
…と
10万円以上の高い手術をすすめられました。
こちらのクリニックでなさっていらっしゃる、
埋没法でしたら、
理想の二重になるでしょうか?
■ ■
札幌市内にもたくさんの美容外科があります。
フリーペーパーには広告がたくさん出ています。
価格破壊が進んで、
二重9,800円の広告も出ています。
はっきり申し上げて、
両目、9,800円では赤字です。
チェーン店の‘店長’は、
売上をあげないと…
お給料がいただけません。
悪魔に魂(たましい)を売って、
高い手術をすすめてきます。
■ ■
私のセカンドオピニオンは、
39,800円の手術で、
二重になれまます。
10万円以上の手術は不要です。
その方は、
眼瞼下垂症でもないですし、
まぶたもそれほど厚くはありませんでした。
手術方法は札幌美容形成外科と違いますが、
39,800円の手術で二重になれます。
とアドバイスしました。
■ ■
チェーン店の‘店長’になると、
本部の方針に従って、
売上を増やすのがよい院長です。
悪魔に売る魂(たましい)が残っている間は、
まだ、よい方です。
そのうち、売る魂(たましい)も無くなります。
そうすると、
とんでもないことになってきます。
医療事故も心配です。
■ ■
極端に安いクリニックや
極端に高いクリニックは要注意です。
相談者の方は一生懸命バイトをして
手術費用を貯めたそうです。
ようやく手にしたお金です。
慎重にクリニックを選んで、
‘先生’を選んで、
キレイになってください。
■ ■
広告では安いのに、
実際に行ってみたら…
高い料金を言われたところは、
注意してください。
そんな時は、
他のクリニックへも相談に行ってみることです。
疑問を感じた時は、
すぐに手術を受けないでください。
今朝も新聞の折込広告に、
芸能プロダクション提携の、
派手な広告が入っていました。
新聞社も、
悪魔に魂を売ってしまったのでしょうか?
医学講座
埋没法と幸せな人生
埋没法は
東洋人の二重まぶたの手術法として、
確立された手術法です。
日本、
米国(アジア系米国人)、
韓国、
中国、
台湾、
ハワイ(日系人など)、
世界中で施術されています。
■ ■
日本が誇る
『世界の技術』
といっても過言ではありません。
埋没法で、
大部分の方は、
『生まれつきの二重』と
同じ構造ができます。
過去の論文を読んでも、
『取れる率』は、
数%~20%程度です。
日本でも海外でも同じです。
■ ■
『埋没法は取れる…?』
と思われがちですが、
『取れる』のは、
多くても10~20%です。
8割以上の方は、
埋没法で『幸せな人生』を送れます。
『取れた』と言われる方の中には、
加齢による『たるみ』のこともあります。
■ ■
つまり、
手術適応をしっかり選べば、
アイプチと‘さよなら’をして、
お風呂に入っても、
洗顔をしても、
シャンプーをしても、
プールに入っても、
『取れない』二重まぶたができます。
■ ■
ところが…
もともと埋没法に向かない目の人も、
『切るのは怖いから…』
『安いし…』
『簡単だから…』
『保障つきで何度もできるから…』
と手術を受けることがあります。
また、
9,800円の広告で、
安くて簡単に二重ができる
と宣伝しているチェーン店もあります。
■ ■
もともと眼瞼下垂(がんけんかすい)で、
子どもの頃から、
おでこにしわがある方が、
埋没法の手術を受けても、
ある日突然、
二重のラインが消えることがあります。
埋没法に向かない目だからです。
■ ■
18歳で埋没法の手術を受けて、
大学へ進学、
大学を卒業して就職しました。
会社では仕事も順調。
プライベートでも、
素敵な彼が見つかり、
めでたく結婚式の日取りも決まりました。
結婚式の2週間前に、
突然、片目だけ一重に!
どうしましょう?!?!
■ ■
彼には内緒。
もちろん、仕事も休めません。
埋没法を受けたクリニックは…
美容外科から撤退。
眼科の
レーシック専門クリニックになっていました。
実際にこんなことになっては大変です。
休みがあるのは、
就職や進学前の、
今の時期だけです。
心配な方は、
信頼できる先生にご相談なさってください。
医学講座
埋没法が取れた!
埋没法が取れた!
と来院される方がいらっしゃいます。
糸が取れた!
糸が外れた!
糸が切れた!
『どうしよう、助けてぇ~』
といらっしゃいます。
■ ■
どんな美容外科で手術を受けても、
現在、埋没法に使われている糸は、
厚生労働省が認可した、
ナイロン糸という糸です。
かなり細い糸ですが、
簡単に切れたりはしません。
以前は、
初心者の先生が手術をして、
結び目がほどけたような例もありましたが、
最近はめったにありません。
■ ■
埋没法は糸で二重のクセをつける手術です。
糸で皮膚を内側へ引っぱって、
二重のラインを作ります。
最初は糸が真皮(しんぴ)という、
皮膚の下にいて強く引っぱっています。
ラインがくっきり見える時期です。
そのうちに、
皮膚の下の眼輪筋(がんりんきん)という、
筋肉の中に結び目が入ります。
ちょうど落ち着いてラインが安定する頃です。
■ ■
糸の周囲には瘢痕(はんこん)という、
線維性の被膜(ひまく)ができます。
この瘢痕(はんこん)でできた被膜(ひまく)が
糸の代わりに皮膚を引っぱるようになります。
瘢痕(はんこん)は自分自身の組織ですから、
糸のように切れたり溶けたりしません。
ですから、埋没法で手術をしても、
生まれつきの二重と同じ構造が、
半永久的にできるのです。
■ ■
糸が外れるというのは、
もともと埋没法には向いていない目の方です。
糸も瘢痕(はんこん)も
とても細いので、
まぶたが重い方だと、
皮膚を引っぱりきれなくなります。
それが糸が取れた状態です。
糸で引っぱっていた
糸と皮膚との接合部が取れることです。
■ ■
アイプチやメザイクは、
糊で皮膚と皮膚をくっつけて、
二重のラインを作ります。
洗顔して糊が取れると、
ラインも消失します。
これと、
糸が取れたのはちょっと違います。
大部分の方は、
糸はしっかり残っています。
■ ■
埋没法に向かない目は、
眼瞼下垂症の目。
筋肉や脂肪が厚い目。
アレルギーで痒くなる目。
などさまざまです。
札幌美容形成外科では、
埋没法で取れた方を、
たくさん手術しています。
■ ■
埋没法をする前の目を見せていただくと、
眼瞼下垂症だった方がたくさんいらっしゃいます。
全切開で大きなキズがあるのに、
二重のラインができなかった方もいらっしゃいました。
他院で埋没法を受けていると、
その糸を捜して取るのも大変です。
眼瞼下垂症手術は保険診療の手術なので、
糸を外しても、
脂肪を取っても、
追加料金はいただけません。
■ ■
手術が終わって、
黒目がしっかり出るようになって、
ものが見やすくなって、
肩こりもなおって、
よかったね!
と喜んでいただけるのが、
私の唯一の楽しみであり、
生きがいでもあります。
埋没法が取れてしまった方は、
手術前の目をもう一度確かめてください。