院長の休日

風のガーデン最終回

 今日は風のガーデン最終回でした。
 富良野の美しい風景と
 人間の死という難しいテーマを
 上手にまとめた、実にいいドラマでした。
 親子の確執も…
 身につまされる思いで見ていました。
      ■         ■
 血がつながった親子の争いは、
 他人同士の争いよりも深刻です。
 ドラマでは緒形拳さんが扮する
 白鳥貞三先生が
 息子の麻酔科医である、
 白鳥貞美(中井貴一)先生を勘当しました。
 私は息子ではなく、
 娘を勘当しました。
      ■         ■
 今日の最終回では、
 花が咲き乱れるガーデンで、
 バージンロードを…
 ルイ(黒木メイサ)と貞美(中井貴一)が歩いていました。
 私はガンの末期ではありませんが、
 花嫁の父として、
 バージンロードを歩くことは、
 絶対にあり得ません。
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 娘を勘当するまでは、
 ごくふつうの父⇔娘の関係であり、
 札幌美容形成外科の女性職員が見ても、
 ふつう以上に良好な親子でした。
 ごくふつうに教育をして、
 話しもしていたつもりでしたが、
 情けないことに、
 最悪の状態になりました。
 育て方を間違ったようです。
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 私は、たくさんの方から、
 ご助言をいただいたり、
 励ましていただきました。
 ほんとうにありがとうございます。
 ドラマでは、
 親子は和解して、
 白鳥貞三(緒形拳)
 ルイ(黒木メイサ)
 が、末期ガンの
 白鳥貞美(中井貴一)
 の最期を看取りました。
      ■         ■
 前回の放送で、
 貞三(緒形拳)が、
 貞美(中井貴一)を勘当したことを、
 悔いている場面がありました。
 私は悔いてはいません。
 もうすぐ、
 娘を勘当してから2年になります。
 現実はドラマのように美しくはなく、
 辛いものです。
 すばらしい演技をしてくださった、
 緒形拳さん中井貴一さん
 ありがとうございました。
 緒形拳さんのご冥福をお祈りいたします。


エゾエンゴサク
北海道の野山にたくさんあります
北大にも咲きます

“風のガーデン最終回”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    エゾ エンゴ サク という花でしたか・・貞美がルイと一緒にキャンピングカーの回りに種をまいたのは、、花言葉はなんだったでしょうか? 札幌の夜景も綺麗でした。 緒方拳さんは 自分も癌におかされながらの演技なんともいえませんでした。ご冥福をお祈りいたします。
    先生 いつか きっと 貞美とルイのように 手をつなぐ日が来ると思います。お父さんはただ一人 先生だけなのですから。。 私もカンパニュラの恋着メロにしたくなりました。
    富良野の風のガーデンでいつか 本間先生と函館の看護師さんにお会いしてみたいです。カンパニュラの恋を聴きながら・・

  2. 函館の看護師さん より:

    家族にはいろいろな事情があります。
    以前は私も先生に生意気に仲直りしてくださいとか意見していましたが、今はその家族には必ず他にはわからない気持があると思いますので、今は先生の気持も少しだけわかる気もします。
    私の経験からいってもたぶん和解は難しいでしょう。
    それは親子ならなおさらです。
    私も親子の絆は切れてしまって元に戻ることはなく母は亡くなってしまいました。それでも自分の考えもあったし、母の考えもあったので結果的には親子ほど絆を切ってしまったら元に戻ることは簡単な話ではないです。

    たぶんこれを読んで皆さんは、函館の看護師は間違っている・・・と感じるかもしれません。それと当時に私は親になってないので残念ながら親の気持ちはわかりません。
    でも、先生のお話を聞いておりましたので、どちらかというと娘さん自体も今は和解する様には思えません。

    ただ将来どうなるかもわかりません。

    私は親との絆を失っての経験での話です。
    正直絆を失うことは、何よりも苦しく辛いことだということだけは事実です。
    財産を失うより、何より苦しいと私は思います。

  3. 子狸 より:

    最終回、見ました。
    医療ド素人の私ですが、現代の医療・終末医療のあり方も見せていただきました。
    そして親子関係のあり方に、迷い悩んでおります。
    父が原因で、両親が離婚しています。両親が別居して以来、父とは音信不通です。
    別居と言えども、親同士は近所で生活している事情もあり、折々には父の近況や,病気の話も耳にします。
    そこでもし、父親が末期的状況に至った場合、お互い悔いが 残らない為にどうすべきか、考えても結論に達しない状態です。

  4. いつか娘さんが、親心がわかる時まで… より:

    先生が、娘さんを勘当されたブログを、今拝見しまして、余程の事があったのではないかと
    推測してます。苦渋の選択だったんですね、きっと。育て方が悪かったと私は思いません。
    まだ、親心がわからないのでしょう。勘当されて、何年後かして、自分が結婚して、子供が産まれて
    、色んな問題にぶちあたった時、親の苦労や有り難さというものをわかるのではないかと思います。
    私も家庭にそんなに恵まれてなく、苦労もしました。でも、私は今、社会人になって
    親元を離れて随分経ちます。遠方で暮らし、老いてきはじめた親に、数ヶ月に一回は、食べ物やお金を少し送ったりしてます。
    親は、送料も高いからいいって言われるんですけどね……
    育てて貰ったおかげで、今の私があるので、拒否されても勝手に送ってます(笑)
    先生の娘さんが、先生の所に謝罪に見えて、和解される時があればいいなって思ってます。
    ↑すいません、余計なお世話ですよね。

  5. こじこじ より:

    難しい手術をしていただき
    私は先生から沢山の幸せをいただきました。
    だから、先生とご家族の皆様がつねに幸せであってほしいと心から願います。
    出来れば仲直りしてほしいです。

  6. さくらんぼ より:

    どちらも頑固だから 進展しないのです。 生きて元気に生活してるのであればよいとして待ちましょう。 私にもそんな若い日はありましたから。

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