院長の休日
作る喜びと苦労
さくらんぼさんから、
時々、果樹園の写真を送っていただきます。
‘畑ちがい’もいいところなので、
果樹園のことはまったくわかりません。
私の父が植えた、
‘じいちゃんちのサクランボ’は、
高いところの実は、鳥の餌になりました。
雨が当たって割れたり、
一部が変色したりしていました。
どう間違っても、売れるような…
サクランボではありませんでした。
■ ■
雨が当たらないように、
ハウスでサクランボを栽培することを知りました。
美味しいフルーツを作るために、
摘果作業があることも知りました。
ブドウには摘粒作業もあるそうです。
どれも、人の手による、
手作業です。
■ ■
外国へ行くと、
日本の果物の美味しさがわかります。
先進国といわれるカナダですら、
フルーツの味では、日本に負けると思います。
日本人は器用で、
創意工夫が上手です。
さくらんぼの栽培技術も、
おそらく世界一だと思います。
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恥ずかしながら、
私は果樹園の作業が、
こんなに大変だとは存じませんでした。
花が咲いて、実がなるまで
実に多くの人の手がかかり、
その結果として、
宝石のようなさくらんぼができることを知りました。
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私が、北大形成外科に在籍していた時、
今から25年以上前です。
冷蔵庫に見慣れない梨がありました。
形は少し、小さめ。
色も、
ところどころ茶色。
どう見ても、‘美人のフルーツ’ではありませんでした。
それが、
私がはじめてラ・フランスを見た時の印象でした。
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秘書さんが、
この梨は、
川嶋先生のご実家の山形から送っていただきました。
『本間先生、すっごく!美味しいので、食べてみてください!』
と絶賛していました。
今まで、食べたことがない、
すばらしい味でした。
川嶋先生に、
『先生、あの梨、何て言うの?』
『今まで食べたことがない、素晴らしい味だった。』
と言ったのを覚えています。
■ ■
川嶋邦裕先生は、
『あぁ、あれッスかぁ?』
『ラ・フランスっていう、洋ナシですょ』
といつもの口調(少し山形アクセント)で、
ラ・フランスという名前を教えてくれました。
当時は、今のように普及していませんでした。
ネットで検索することもできませんでした。
私にとって、
ラ・フランスは、川嶋先生のふるさと、
山形の偉大なフルーツというイメージでした。
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何かのご縁で、
さくらんぼさんから、
ラ・フランスの写真を送っていただき、
葉っぱの形とか…
実が大きくなる様子とかが…
わかるようになりました。
作るのは、本当に大変なことです。
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私たち、美容外科の手術も手作業です。
作るのは大変ですが、
できた時の喜びがあるから、がんばれます。
日記も毎日書くのは、
(本当は)大変です。
やめようかなぁ…???
と思うこともあります。
でも、
さくらんぼさんが、
毎日コメントをくださるので…
アクセスカウンターの数が増えているので…
コメントをいただかない読者の方にも、
励ましていただいています。
ですから、続けられます。
皆様、今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
2008年6月14日撮影
世界一のサクランボ
2008年6月18日の
サクランボ