院長の休日
謹賀新年2009
みなさま、あけましておめでとうございます。
私は、31日まで仕事をしていました。
紅白歌合戦は、
途中で居眠りしてしまい…
平原綾香さんのノクターンから
目が覚めて聞きました。
その後は、
‘さだまさし’さんの、
年の初めはさだまさしを見ました。
■ ■
その中で、
さださんが中学生の頃(昭和40年代のはじめ)に、
東京から長崎まで、
急行列車で帰った時のお話しがありました。
毎年、年の暮れに…
お父さんが帰省旅費として…
5,000円を送ってくれていたそうです。
■ ■
ある年、
お金がなかったのか…?
お父さんからの5,000円が届かず、
寂しくなったさださんは…
東京駅から長崎行きの急行‘雲仙’に、
入場券で乗ったそうです。
列車に乗ると、
長崎の言葉が車内に響き、
すぐに降りるつもりが…
列車が発車してしまいました。
■ ■
大学生のお兄さんが、
さださんの向かいに座りました。
お兄さんと話しをしていると…
車掌さんが検札に来ました。
『おくつろぎのところ、恐れ入ります』
『乗車券と急行券を拝見させていただきます』
入場券しか持っていなかった…
さだ少年は、
咄嗟(とっさ)に、
『切符を落とした…』
と嘘をついたのです。
■ ■
お金もないし、
万事休すと思っていたら、
向かいに座っていた大学生のお兄さんが、
ポンとお金を貸してくれて、
長崎までの乗車券と急行券を買えました。
その後も、静岡や名古屋で駅弁を買ってくれて、
熱いうどんまでご馳走してくれた、
親切なお兄さん。
■ ■
嘘をついていたさださんは、
気が気でありませんでした。
長崎についてからも、
お金がないので歩いて帰ろうとした、
さださんを追いかけてきて、
電車賃までくれました。
このお兄さんの親切のおかげで、
さださんのその後の人生観が変わったと
番組で発言されていました。
■ ■
さだまさしさんのコンサートは、
昨年3月にはじめて行きました。
苦労されただけに、
言葉のひとつひとつに
優しさと
あたたかみ
がありました。
またコンサートに行きたくなりました。
私も、
少しでも人さまのお役に立てる…
2009年にしたいと思いました。