昔の記憶
人生で役立つこと
1月~3月までは
入学試験の最盛期です。
この3ヵ月で自分の人生の最初の難関である、
合否が決まります。
早い人は中学入試から…
公立中学の生徒さんは、
高校入試という15の春を迎えます。
大学の入学試験は、
自分がなりたい職業に就けるかどうか?
最初の関門になります。
■ ■
医学部は今でも最難関の一つです。
医師を目指す人は、
他人が遊んでいる時も勉強し、
見たいTVやビデオをガマンして、
勉強して勉強して…
偏差値の高い医学部を目指します。
センター試験の結果も、
他の学部なら楽に入れる点数でも…
医学部は別格です。
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医学部へ入るために勉強したことで、
今でも役に立っていることって?
何かあるかなぁ…???
と考えてみると、
英語くらいだろうか?
と思ったりします。
あんなに勉強した数学は、
実生活ではちっとも役立ちません。
簿記でも勉強しておいたら…
今の生活でどんなに役立つだろうか?
というのが実感です。
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受験生のみなさんには、
申し訳ありませんが、
医学部へ入るために勉強したことは、
医師になってからは役立ちません。
一番、役立つのは、
学生時代に、
家庭教師のアルバイトをした時です。
それじゃ、何のための勉強なの?
と考えてしまいます。
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一番、役立っていると思うことは、
『継続は力なり』という、
代ゼミの宣伝に書いてある言葉です。
他人が遊んでいる時も、
遊びたいのをじっとガマンして勉強します。
そうすると、
ガマンする、
忍耐強くなる、
という能力が身につきます。
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何度も受験に失敗する人もいます。
私も、
現役の時に3校落ちました。
それから必死で勉強しました。
人生ではじめて味わった挫折感です。
自分の実力を知った時でもありました。
人生にはさまざまな、
失敗、挫折、失望があります。
楽しいことよりも…
つらいことが多いようにも思います。
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そんな、どん底から這い上がるには、
受験生で身につけた忍耐力が役立ちます。
人間の一生なんて短いものです。
どんなに偉い人でも
どんなにお金持ちでも
一生を終えて死ぬ時は同じです。
がんばる力とか、
耐える力を養うのに、
受験勉強で努力することは、
決して無駄ではないと思います。
必ず人生で役立つことです。