院長の休日
電子申告の問題点
昨年から何度か、
電子申告について書いています。
税務署からのお知らせには、
オンラインでらくらく
とか
自宅やオフィスのパソコンから
インターネットを利用して送信するだけで
簡単に手続きを済ませることができます。
と書かれています。
私は見事にこの誇大広告に引っかかりました。
■ ■
2008年7月16日の日記では、
平成20年7月13日付け朝日新聞、
声の欄に投稿された、
税の電子申告
親切な手引を
藤村義雄さん70歳(埼玉県杉戸町)の
税金を銀行から振り込んだのに
パソコンからの申告操作ミスで、
税務署に受理されていなかったために、
未申告として
追徴金2万円余りを納めました。
という悲惨な例もご紹介しました。
■ ■
電子申告でデーターを送信すると、
以下のデータを受信しました。
受信したデータは現在審査中です。
後ほど、メッセージボックス一覧表示で
審査結果を確認してください。
この即時通知を後で再度確認する場合は、
印刷又は保存を行ってください。
という表示が出ます。
親切なマニュアルや手引書もないので、
ふつうの人はこれでできた!と思います。
■ ■
私はこの数ヵ月間、
埼玉県の藤村義雄さん(70歳)の
敵(かたき)をとるつもりで、
札幌中(なか)税務署に電話しまくりました。
簡単便利なイターックスがわからないので、
簡単手短(てみじか)に教えてください!
と何度も電話しました。
担当者には気の毒なことをしました。
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何度か質問をしましたが、
この道何十年のベテラン税務署員ですら、
e-Taxは大変そうだ!
ということがよくわかりました。
コールセンターなどでは、
一人一台のPCが当たり前ですが、
どうやら税務署には、
e-Taxに接続できるPCが多くはなさそうです。
■ ■
簡単便利と宣伝するからには、
今年入ったばかりの税務署員が、
一週間も研修すれば、
十分指導も対応もできそうですが、
ちょっと細かなことになると、
ベテラン税務署員ですら、
少々お待ちください!
と苦戦している様子がわかりました。
その後、折り返しご連絡いたしますと、
親切に教えていただきました。
■ ■
私が得た結論は、
e-Taxは簡単ではありません。
ただ、一度覚えてしまえば、
HP作りやワード、エクセルなどと同じで、
とても便利なものです。
さくらんぼさんにも、
電子申告をおすすめします。
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e-Taxの一番の利点は、
税の仕組みがわかることです。
わからない点は税務署に確認すれば、
親切に教えてくれます。
税務署の担当者が指示するように申告すれば、
後から追徴されるわけがありません。
PCをお持ちのみなさん、
大変ですが電子申告を使いましょう。
5,000円の還付は今年までです!