院長の休日
北大のイチョウ並木2009
北海道は寒くなってきました。
休診日に北大構内の紅葉を見てきました。
毎年、行っているのが、
イチョウ並木です。
昨年と
一昨年の写真を出してみました。
今年は、少し早いので…
まだ緑があります。
今月の下旬からが見ごろです。
■ ■
私が北大病院で形成外科の修行をしていた頃…
このイチョウ並木の下を…
毎日歩いていました。
当時は車通勤ができたので、
駐車場に車を置いて、
イチョウ並木の下を歩いて病院へ行きました。
(カローラに乗っていました)
当時は、
イチョウがキレイとか言っている余裕は…
正直なところありませんでした。
■ ■
朝早くから…
今日は○○先生の手術の助手!
指示の出し忘れはなかったかな…?
とか
今日のカンファレンスの準備は大丈夫かなぁ…?
とか
教授回診なので、
しっかり準備をしておこう!
なんてことを考えながら…
足早に歩いていました。
■ ■
夜に帰るころは真っ暗なので、
銀杏(ぎんなん)の実を踏まないように気をつけました。
不幸にして…
銀杏を踏んでしまうと、
車の中が臭くなりました。
イチョウの葉が落ちて、
黄色いじゅうたんになったころに、
毎年、初雪が降りました。
30年後に…
イチョウの並木を毎年見に来るとは…
全く考えていませんでした。
■ ■
昨日の北海道新聞の記事によると、
ここには、
もともとサクラとカエデが
植えられていたそうです。
1939年にイチョウに植え替えられました。
なぜイチョウになったのか?
北大には現存史料がなく、
わからないそうです。
■ ■
故・岩沢健蔵さん(元北大事務官)の
「北大歴史散歩」(北大図書刊行会)によると、
北大嘱託の測量士が、
「害虫に弱いサクラより、イチョウにすべきだ」と提言したので
この樹齢70年、
70本のイチョウ並木ができたのだそうです。
北13条通りにあります。
札幌にいらしたら、
是非訪れてください。
2009年10月21日
北大イチョウ並木
昨年より早いので緑があります