医学講座

大きな病院での手術

 私が開業する前に勤務したのは、
 500床以上もある、
 大きな病院でした。
 大学病院や
 厚生労働省が認可した、
 臨床研修指定病院です。
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 これらの大きな病院でも、
 昨日の副耳(ふくじ)の手術はします。
 ただ、私自身が、
 副耳の手術をすることは、
 まずありませんでした。
 臨床研修指定病院ということは…
 若いお医者さんを
 育てる病院です。
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 副耳の手術を担当するのは、
 形成外科を始めて、
 1~2年目の先生でした。
 大きな病院で、
 すべての手術を、
 主任部長である、
 私がすることは不可能でした。
 私も若い時には、
 上の先生についていただいて手術をしました。
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 大事な子どもを手術してもらうのに、
 まだ専門医も持っていないような…
 新米の先生にさせるなんて…
 と思われる方もいらっしゃると思います。
 どうぞご安心ください。
 新人に手術をさせる時には、
 最初から最後まで、
 上の医師がついて指導をして
 チェックをしています。
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 多少…手術時間がかかることはありますが、
 仕上がりに問題があることはありません。
 指導医クラスがついていますので、
 逆に安心です。
 病棟でお世話をしてくれるのは、
 新人の若い先生です。
 自分で手術を担当する患者さんは、
 しっかり診てくれる筈です。
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 どんなに医学が発展しても、
 新人医師に手術を教える教育は、
 自動車学校で運転を教えるようなものです。
 手取り足取り教えなければ…
 手術は上達しません。
 私も先輩に教わって手術を覚えました。
 私が副耳の手術をしたのは、
 もう10年以上前です。
 指導医がしっかりしている病院は、
 若い先生に手術をしていただいても安心です

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