医学講座
木村中(きむらちゅう)先生
今日の札幌はまだ大雪です。
12月上旬でこの雪の量はすごいです。
早く雪がやむことを祈っています。
大雪の2016年12月10日土曜日に行われた、
第33回北大形成外科アカデミー
一番印象に残ったのが、
今日ご紹介する木村中(きむらちゅう)先生の発表です。
私たち北大形成外科同門の間では、
親しみをこめて中ちゅうさんと呼んでいます。
■ ■
北大形成外科アカデミーの抄録です。
特別セミナー
形成外科キャリアシンポジウム、
『医療人としてのロールモデル』
一般病院での形成外科治療の臨床研究
函館中央病院形成外科診療部長木村中先生
私は、北大形成外科の先輩達に形成外科のイロハを教えていただいた後に、日本形成外科学会専門医(取得当時は認定医)を取得後、一ヵ所の地方一般病院で形成外科診療を27年間続けている。
私の形成外科医としての人生を振り返って報告したい。
私は、昭和59年に北海道大学を山本有平教授の同期として卒業後一緒に北大形成外科に入局し、6年後の平成元年末に認定医審査の書類を提出し、平成2年3月付の認定証をいただいた。平成元年末に函館中央病院形成外科の部長であった浜本淳二先生がお辞めになったために、認定施設を維持する必要があリ私が次の施設長として派遣された。平成2年2月から現在まで26年間、留学することもなく、研究に従事することもなく、ただただ、ごく普通の診療を続けている。
私の他には北大形成外科教室から二人ないし三人の形成外科医師を派遣してもらってきた。はじめの頃は、月に2~3回ほど北大から先輩が出張に来て下さって難しい手術をこなしていた。私以外の先生達は1年ほどで交代していくため、気心が知れて仕事がやりやすくなリ何でも任せられるようになると交代してしまうことが続いている。近年では形成外科に入局したての若い先生に手技を教えて、その先生が形成外科の魅力を感じて育っていってくれることにやりがいを感じている。北大形成外科教室のぼとんどの専門医の先生が私と一緒に仕事をした仲間である。
田舎暮らしの平凡な形成外科医ではあるが、日本熱傷学会の評議員にさせていただいた後、本学会の他、日本褥瘡学会、日本下肢救済・足病学会の評議員にも就任し、日本臨床皮膚外科学会、日本フットケア学会の理事をさせていただいている。2010年からは日本褥瘡学会北海道地方会の代表世話人を1期3年務めさせていただき、2014年には第32回日本臨床皮膚外科学会の会長を務めた。
特に突出した業績があるわけでもない自分ではあるが、ほんの少しは北大形成外科にとって役に立っているかも知れないと、恥ずかしながら感じている。
《本講演は新専門医制度の形成外科領域講習です。》
■ ■
実にいい講演でした。
木村 中先生は、
私が最も信頼する形成外科医の一人です。
とてもいい先生です。
北大形成外科研修医の間で、
函館中央病院形成外科は、
人気ナンバーワンの研修病院です。
函館中央病院(研修医の間でははこちゅうと呼ばれています)の
ちゅう先生がすごいです。
■ ■
飾らない、
気さくな、
スポーツマンです。
北大医学部の学生時代は、
ハンドボール部で活躍されました。
講演で木村先生が述べられていました。
全国の形成外科医の間では、
木村先生は函館の出身?
…と思われているようです。
■ ■
木村中先生が講演で言われたように、
ふなっしーで有名な、
千葉県船橋市、
県立船橋高校のご卒業です。
函館出身は、
北大の山本有平教授です。
同期のお二人はとても仲良しです。
■ ■
木村中先生のお言葉、
近年では形成外科に入局したての
若い先生に手技を教えて、
その先生が形成外科の魅力を感じて
育っていってくれることにやりがいを感じている。
北大形成外科教室のほとんどの専門医の先生が
私と一緒に仕事をした仲間である。
■ ■
木村先生に指導を受けた専門医は、
ちゅう先生の
ちゅうスピリットをいただき、
患者さんに優しく
手術が上手で
仕事が丁寧です
木村中先生は形成外科医として、
とてもいい生き方だと思います。
木村中先生ありがとうございました。