医学講座

第3回弁論準備手続記録(札幌地裁)

 今日の札幌は雪です。
 昨日は晴れで比較的おだやかな天気でした。
 第3回弁論準備手続の記録です
 ラウンド法廷が開かれる、
 札幌地裁3階の304号室は、
 小学校の教室を狭くした程度の広さです。
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 寒いですね
 があいさつでした。
 東側と北側に窓があります。
 省エネで裁判所も室温を低くしているようです。
 私たちは、
 マフラーにダウンコート、
 裁判長と書記官はふつうの服、
 東京からいらした2人の弁護士さんは、
 薄いコートでした。
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 私たちがダウンコートで入っても、
 よく暖房が効いたデパートに入った時のような、 
 暑さは感じられません。
 裁判所も官庁なので、
 省エネにつとめているそうです。
 法廷内ではコートは脱ぎますので、
 ジャケットの下に一枚着ないと、
 寒く感じる室温です。
 冬に裁判所に行かれる方は、
 防寒対策をおすすめします
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 日本の義務教育では、
 裁判所のことについては詳しく教えてくれません。
 私のように、
 高校の政治経済で10を取った人間でも、
 裁判所のシステムについては素人です
 弁論準備手続は非公開なので、
 マスコミが内容を取材することはできません。
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 私のように、
 毎回裁判記録を、
 院長日記としてブログで公開する人はいないようです。
 私が公開しているのは、
 患者さんへの説明義務です。
 あと半年で取り壊されるとわかったら、
 患者さんは不安になります。
 インターネットの掲示板に書かれる前に、
 自分から発信しています。
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 私は信念を持って、
 情報を公開しています。
 今年1月に、
 同じビルの美容師さんから、
 会社からは何も聞いてないので、
 先生のブログが参考になります

 …と感謝されました
 裁判長に確認したところ、
 自身の裁判をブログで公開しても、
 法律上の問題はないそうです。
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 ただ今回は、
 相手方との合意点をさぐる目的で、
 裁判所が協議を進めてくださったので、
 具体的な内容については、
 公開しないと約束をしました
 大変申し訳ありませんが、
 昨日の内容は非公開とさせていただきます。
 次回からは公開の法廷で、
 口頭弁論にしていただきました。
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 事件番号 平成28年(ワ)第816号
 建物明渡請求事件
 原告 大同生命保険株式会社
 被告 医療法人札幌美容形成外科
 期日 平成28年12月1日(金)午後3時59分~午後4時54分
 場所 ラウンド法廷(3階304)

 次回は、
 平成29年1月12日(木)午後4時00分~
 第3回口頭弁論です。
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 今回の裁判内容とは関係ありませんが、
 私が公開にこだわる理由を書きます。
 昔は病気になっても、
 自分の病気についての情報がありませんでした。
 せいぜい本屋さんに行って本を買うとか、
 図書館に行って調べるとかです。
 患者会がある病気もありますが、
 珍しい病気だと途方に暮れます。
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 今はネットで検索すると、
 私たちが聞いたこともないような病名でも、
 ヒットします
 私が愛読しているのは、
 朝日新聞の元記者、
 高橋賢司さんのコラム◇がんと生きる
 です。
 毎回読むたびに、
 お元気でよかったと思います。
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 裁判長にも申し上げましたが、
 残念なのが美容外科の医療事故です。
 私が声高に、
 何度も発信しているのに

 レディエッセによる失明は、
 マスコミにも取り上げられず、
 レディエッセによる失明
 東京地裁判決、
 1億8千万円

 なんて報道も出ません。
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 理由は、
 非公開が原則の和解で、
 事故を起こした美容外科が和解をしてしまうからです。
 だから、
 次々と事故を起こしている美容外科が存続しています
 裁判所も変わる時代が来ていると思います。
 あの先生は、
 不倫発覚で奥さんと離婚して、
 調停で慰謝料3億円払った

 …なんてのは非公開でもいいと思いますが、
 医療事故や、
 私のようにある日突然電話が来て立退きは、
 後世のために記録が公開されるべきだと、
 62歳の私は思っています。
20161201

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