二重・眼瞼下垂
丸い目をつくる技術③
丸い目をつくる技術シリーズ最終回です。
札幌美容形成外科を開業して12年、
たくさんの患者さんの手術をさせていただきました。
残念なことですが、
世の中には信じてはいけない人もいれば、
信じてはいけないクリニックもあります。
ここだけはやばいクリニックがあります。
誇大広告や、
おとり広告があります。
■ ■
62歳の私がしている手術は、
そんな広告を信じて手術を受けたのに、
目のごろごろ感だけが残った人を、
丁寧に治しています。
丸い目をつくる技術は簡単ではありません。
手術用顕微鏡や、
スイスの時計職人が使う、
ピンセットを買っても、
だれでも簡単にできる手術ではありません。
■ ■
まぶたの構造はとても複雑です。
組織も薄いです。
眼瞼挙筋がんけんきょきんなんていうから、
どんな筋肉かと思って、
実際に見てみると、
ギョウザの皮くらいの厚さしかありません。
ケンタッキーのお肉とは違うのです。
■ ■
私の技術は、
丁寧に餃子の皮をはがして、
中に入っている、
ぎょうざの皮についている、
埋没法の糸を除去して、
穴があいたぎょうざの皮を、
丁寧に修復し、
しっかりと縫いつけるのです。
■ ■
美しい目の規準は、
時代によって違います。
昔だったら美人だった人も、
現代の規準だと合いません。
毎日アイプチと格闘しながら、
必死で目を作っているお嬢さんがいます。
埋没法で簡単に二重になれる人もいますが、
なれない人がいます。
■ ■
何回も埋没法を繰り返して、
まぶたの裏が糸だらけになっている人がいます。
そんな人の手術はとても大変ですが、
少しでも見えやすい目、
少しでも見ばえのいい目を、
毎日苦労して作っています。
今年も残すところ4日です。
私の技術が生かせる間は、
いっしょうけんめいがんばって手術をします。