昔の記憶
仕送りはがき
平成28年12月17日、朝日新聞朝刊、
ひとときへの投稿です。
仕送りはがき
今月も、20歳の息子からはがきが来る頃だ。
息子は京都で大学生活を送る。我が家には子ども部屋がなく、息子は高校3年と浪人時代の2年間、同じマンションに住む「バコちゃん」のお宅で、ほぼ毎日、勉強させてもらった。
バコちゃんは88歳の女性で、一人暮らし。血のつながりはなく、このご時世にご近所というよしみだけで、息子が小さい頃からかわいがってもらった。
おかげで息子は志望校に合格。恩人であるバコちゃんにお礼をせねばバチがあたる。そこで息子が下宿する際、「バコちゃんにはがきを書くこと。そうすれば仕送りをする。ついでに富山の両方の祖父母にも書く。そして入金後に父親にお礼を書く」と条件を出した。
それ以来、息子は毎月、近況を書いたはがきを送ってくる。皆、はがきの到着を「もうそろそろだ」と心待ちにし、何度も読み返して頂いているよう。息子には小学生レベルの文章力を向上させる訓練にもなる。夫は、面と向かって言ってもらえない感謝の言葉を聞ける。
恩人・祖父母・息子・私たち夫婦、すべてに良し! の仕送りはがき。息子の動向を把握できて、私もにんまりだ。
(東京都杉並区 武隈真紀子 主婦 49歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私の子供2人は、
自宅から通える学校だったので、
仕送りはありませんでした。
私の弟だけ、
札幌から東京の私大に進学しました。
親が仕送りをしていました。
大変だといつも言ってました。
■ ■
私の子供は自宅から通学しましたが、
それでも在学中は大変でした。
私の同級生も、
みな同じように、
子供の教育費が大変だと言ってました。
自分自身を振り返っても、
親は教育にお金をかけてくれました。
■ ■
仕送りはがき
とてもいい制度だと思います。
はがきに字を書いて、
投函するということを、
知らない人が多いです。
若者の間では、
年賀状すらやり取りしないようです。
メールという便利な手段があります。
■ ■
同じマンションの、
♡バコちゃん♡が素敵です。
きっと、
自分の孫のようにかわいがっていらしたと思います。
♡皆、はがきの到着を「もうそろそろだ」と心待ち♡
…が目に浮かぶようです。
20歳のご子息、
毎月はがきを書くと、
必ず将来役に立ちます。
就職試験でも有利です。
がんばってはがきを書いてください。
札幌から応援しています。