医学講座
ちゅう先生のすごいところ
木村中(きむらちゅう)先生
2016年12月12日の院長日記です。
私が最も信頼する形成外科医の一人、
函館中央病院はこちゅう形成外科の、
木村中ちゅう先生。
はこちゅうのちゅう先生です。
技術も、
人柄も、
勉強する姿勢も、
100点満点の形成外科医です。
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木村先生のすごいところは、
私以外の先生達は1年ほどで交代していくため、
気心が知れて仕事がやりやすくなリ
何でも任せられるようになると
交代してしまうことが続いている。
…のに
近年では形成外科に入局したての
若い先生に手技を教えて、
その先生が形成外科の魅力を感じて
育っていってくれることにやりがいを感じている。
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とてもご立派です。
恥ずかしながら、
私は、
自分以外の先生が、
毎年変わってしまうことに耐えられず、
開業への道を考えました。
主任部長の苦悩
2016年1月3日の院長日記に書いてあります。
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私は
平成7年(1995年)1月から、
平成10年(1998年)3月まで、
JA帯広厚生病院形成外科に勤務しました。
40歳から43歳まででした。
今から考えても、
私は優秀な先生や看護師さんと働けて、
とても充実した3年間でした。
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子供たちの進学時期と重なったことも、
JA帯広厚生病院を辞めた一つの理由です。
人生の転機が、
43歳の時でした。
それから、
いろいろなことがあって、
49歳で札幌美容形成外科を開業しました。
私の40代は波乱に富んでいました。
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全国どこの病院でも、
指導医の苦労があります。
若い先生たちを指導するのは、
想像以上に大変なことです。
もし、
下の先生が失敗したら、
自分が責任を持って、
失敗した手術を、
やり直す技術と度量が必要です。
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若い研修医は、
○○病院に行ったら、
手術をやらせてもらえる、
○○病院は、
症例がなくて、
手術もやらせてもらえない、
…と評価します。
下の先生に手術を任せるのは、
かなりの技量と度量がなければできません。
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木村中先生が育てた、
北大形成外科の専門医は、
各地で活躍しています。
形成外科専門医取得に必要な10症例は、
函館中央病院形成外科で経験した先生が多いです。
それだけ手術結果がいい証拠です。
形成外科専門医ならわかります。
木村中先生がこれからも、
ますますお元気でご活躍されることをお祈りしています。