医学講座

ブログに書かれるということ

 昨日の院長日記、
 第3回弁論準備手続記録(札幌地裁)
 裁判所は、
 ブログで発信するということを知らずに、
 金額や条件を提示してもらいました。
 (法律違反ではないが)
 慣例により発信しないでいただきたい

 裁判官から丁寧な依頼がありました。
      ■         ■
 私のように、
 自分の裁判記録を発信する人はいないようです。
 私も、
 医療裁判とか、
 離婚調停だったら、
 おそらく公開しないと思います。
 今回の建物明渡訴訟も、
 交渉を有利にすすめたい
 …と強く思えばしない可能性があります。
      ■         ■
 私の思いは、
 HTBのイチオシで話している通りです
 ある日突然電話をかけてきて、
 ごあいさつに伺いたい

 大同生命がこのビルを取得した?
 一番最初に驚いたのは、
 受付で電話を聞いていた職員です。
 病院なくなっちゃうんですか?
 ご不安はもっともです。
      ■         ■
 患者さんも不安になります。
 ネットの掲示板に書かれる前に、
 自分から100%情報を公開することにしました。
 患者さんへの説明義務です。
 私が院長日記で書いていることが、
 Googleで検索すると上位にヒットします。
 ありがたいことに、
 世界中で院長日記を読んでいただいています。
      ■         ■
 FBフェイスブック)にも情報をUPしています
 多くの友人知人から応援していただいています。
 ネットで情報を公開することは、
 私は悪いことではないという考えです。
 今の世の中はネット社会です。
 通販でものが買える時代です。
 すごいスピードで変わっています。
      ■         ■
 私たち、
 美容形成外科も、
 ブログに書かれることがあります
 私が一番最初に経験したのが、
 中央クリニック札幌院の院長時代です。
 ネットの情報は、
 3人の受付職員がチェックしていました。
 変なことを書かれると大変だからです。
      ■         ■
 私は朝から晩まで手術手術手術でした。
 とてもネットをチェックする時間はありません。
 いいことを書かれる場合もありますが、
 悪いことを書かれる場合もあります。
 同業者の嫌がらせと思われることもあります。
 残念なことですが、
 これがネット社会の現実です。
 うその情報がたくさんあります。
      ■         ■
 私の同業者にも、
 毎日ブログを更新している先生がいます。
 私もFBで見つけては、
 よく見ています。
 そんな上手な先生でも、 
 ブログで書かれることがあります。
 さぞがっかりされることと思います。
      ■         ■
 私たち美容形成外科医は、
 患者さんにいつブログで公開されてもいいように、
 毎日緊張して手術をしています
 ネットで公開されるというのは、
 いいこともありますが、
 それ以上に手術をする側には緊張します。
 私のモットーは、
 いつ
 だれに
 公開されてもいい手術
をすることです。
 絶対に手抜きやいい加減な手術はしません

“ブログに書かれるということ”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    裁判は難しいですね。
    実際法廷に行ったこともありませんし
    全く無知です。

    1月6日の電話により
    先生が被告になるとは思いも寄りませんでした。

    先生を頼りにしてる患者さん、奥様、スタッフさん
    気が気でないと思います。

    ただ、先生はいつでも何事にでも
    全力投球だと思います。

    裁判、実を結びますように。
    祈ってますね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。ありがたいことに今日も患者さんからご声援をいただきました。お金をもらうより診療が継続できるようにしていただきたいです。これからも裁判所で闘います。

  2. すみれ より:

    今のネット社会になれなくては!と思うこのごろです。医学の世界も大変ですね。院長日記 が続くことを祈っています。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。すみれさんからコメントをいただけるのもネットのおかげです。もう本間くんの時代には戻れませんが、自分が働ける間はがんばります。ご声援に感謝いたします。

  3. くくるん より:

    受付さんはネットの書き込みのチェックの仕事もするのですか。
    でも、もしクリニックにとって不都合なことが書かれていたりした時、削除させるのか放っておくのか、は気になります。【先生の日記は削除されてませんが】

    説明は患者だけではなく、医師の身を守ることにもつながると思ってますが、美容外科の性質上、それが現実にはなかなか出来ないのかな、と思います。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。前任の中央クリニック札幌院ではメールの返信を書いてくれるのも受付さんの仕事でした。私はそこでメール返信の仕方を教えてもらいました。ネットのチェックもしてくれていました。私がしていたのは医師免許がなければできないことだけでした。手術は医師でなければできません。一生で一番手術をした時期でした。今はネットのチェックはしていません。たまに業者さんからネットにはこんな悪口を書かれていますというメールや手紙がきます。対策を【有料】で請け負いますという内容です。そんなことにお金を使うつもりはないので【無視】です。私は正しい正確な情報を発信するだけです。そうするとブログを読んだ方がいらしてくださいます。それだけで十分です。【悪口】を書かれても気にしないことです。気にしていたら休む暇がなくなります。

  4. さくらんぼ より:

    今はネット時代なので ブログに書いてくださった方がわかりやすくていいです。 非公開ではわからないです。
    ブログ裁判なら公開して欲しいです。 先生は誠実で正確な方です。神経の塊みたいな方です。 先生の奥様も 陰で支えられ素晴らしい方です。 これ以上 先生を困らせないでください、大同生命さんm(_ _)m

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。店子側としては立退料などを共有した方が交渉がしやすいと思います。労働組合みたいなものです。結果的に公開したのは私だけでした。各テナントはそれぞれ個別に交渉され、補償金の額は非公開です。私はお金をもらうつもりはなかったので公開しました。美容室と美容形成外科は名前は似ていますが設備費は違います。裁判所がどのような判決を出してくださるかわかりませんが私は最後の一店になってもがんばります。ご声援に感謝いたします。

  5. ラズベリー より:

    老朽化していることを土地、建物取得前に知りながら取得し、【老朽化】→【立ち退きの正当事由】には、まず主張としては困難であるということ。某生命保険会社様が、取得した経緯は北海道新幹線により、お客の増加に目をつけたこと。【美容室】と【形成外科】では、移転出来る店舗は、慎重に考えなければならないという点です。薬のみを処方する【内科】と【外科】も違いますね。今回の裁判のポイントは、【移転先の有無】、【移転したら高額な賃料と客数低下】→【患者が手術を受けれなくなる、本間先生や家族、社員の生活低下】【莫大な税金】。一方、某生命保険会社様は駅近か、新築を理由に高額な賃料設定ができ、投資物件として栄華を極めます、生存権や営業権を侵害して。これではいけないと思います。共存ということを考えて欲しいです。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    とても力強いコメントをいただきありがとうございます。そうなんです。相手方は興味深いことに耐震性能については知らずに買ったと主張しています。コア抜き試験という建物の一部をくり抜いてコンクリート強度を調査する試験は2009年に実施されています。今回の裁判の証拠としても提出されています。こちらからその試験について指摘すると【不知】と主張されます。これは変です。もし耐震性能について知らずに買ったのでしたら、株主総会で追及されます。移転先がないのも事実です。こちらは何度も地元の不動産業者に問い合わせをしていますが、現在と同じ利便性で次の物件はありません。新築されたビルは竣工1年半前から全館満室です。しかもクリニックは水を使うのでお断りです。これが今の現状です。とてもありがたいお言葉をいただき感謝しています。

  6. ゆー より:

    はじめまして。
    長年悩む顔のコンプレックスを人に相談する度に、医者選びが大事と連呼します。わかってはいても、同業者でもない限り患者という同じ立場の人間からの感想から情報を得る以外、ネットしかないのです。
    多くの人が私と同じように形成、整形外科をネットで調べますね。
    そして患者なのか同業者の嫌がらせなのか解らないマイナス情報に翻弄され、疲れ切って情報収集をやめてしまうのです。
    そうやって何年も過ぎました。

    ここのブログを拝見して、この先生に相談しよう!と初めて思うことができました。
    先生の発信する言葉には、他の美容外科ブログのように決して万人受けする甘い囁きはありません。
    他の美容外科ブログの先生方、ご自分の出来ること、優れている事だけを発信されるのは私には鎧のように映るのです。
    私にとって顔の一部を変えるのはコンプレックスを除去すると共に、今後一生携える看板が変わる事なのです。
    上手に言葉に出来ませんが、本間先生の言葉の節々には正直さを垣間見る事ができました。
    いつ誰に公開されてもいい手術、先生今度お願いいたします。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。北海道以外の方からもメール相談をいただきます。そこだけはやめなさい傷が残るだけです。…と返信することもあります。美容室を選ぶのと美容外科は違います。髪は気に入らなくてもまた伸びます。手術は傷をつけるので元に戻せません。失明した目は元に戻せません。私は形成外科が好きなので美容形成外科で不幸になる人を減らしたいだけです。私が手術をしてもクレームになることもあります。少しでも減らそうと努力しています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ