昔の記憶
40年前の写真
今日は2019年4月14日(日)です。
自宅で工事があったので家にいます。
自分の部屋の片付けをしています。
私の部屋には本がたくさんあります。
財産になるようなものはありません。
形成外科医になってから、
40年近くの雑誌があります。
■ ■
泥棒が来てもお金になるものはありません。
雑然と本がある間に、
なつかしい写真もありました。
これが自分なのかなぁ~?
…と思うような写真を見つけました。
おそらく洞爺湖の近くで撮った写真です。
■ ■
誰に撮ってもらったのかもわかりません。
医師になる前の写真だと思います。
20代の頃は、
美容形成外科で開業
…なんてまったく考えていませんでした。
人生はわからないものです。
私にも若い時代があったんだなぁ~
…というのが正直な感想です。

医学講座
役に立った奥さんのパソコン教室
今日は2019年4月13日(土)です。
平成も残すところ2週間余りです。
昨日の休診日に、
私はクリニックで電子カルテサーバーのセットをしていました。
今の時代は、
PCがないと何もできません。
PCの操作ができないと何もできません。
■ ■
個人経営の開業医は大変です。
給与計算も、
経理も、
人事労務管理も、
すべて院長の責任です。
そんなの知らなかったでは済みません。
ちゃんとしないと大きなペナルティーがきます。
■ ■
税務調査で大変な目にあったので、
経理は私が東京のアトラス総合事務所とやり取りをしています。
信頼できる会計事務所です。
雇用関係の手続きは、
うちの奥さんの仕事です。
雇用保険や社会保険の手続きです。
雇用保険関係は、
北海道医師協同組合にお願いしています。
■ ■
北海道医師協同組合に、
労働保険事務組合
…という制度があります。
こちらで、
雇用保険と
労災保険の手続きをお願いしています。
同業の先生にもおすすめします。
担当者はとてもしっかりした方です。
■ ■
北海道医師協同組合に、
毎年、
賃金台帳を計算して送る作業があります。
うちの奥さんの担当です。
昨年10月から今年3月まで、
パソコン教室で、
エクセルを習った成果がありました。
■ ■
毎年、電卓で計算していたのが、
今年はエクセルですいすい計算していました。
私が何回言っても、
私には無理
そんなのできない!
…と言っていたのに、
昨日は♡パソコン教室の先生に感謝♡
…と喜んでいました。
60歳を過ぎた方にもエクセルをすすめます。
パソコン教室講師の大矢優美子先生に感謝いたします。
医学講座
日本の長者番付2019
今日は2019年4月12日(金)です。
札幌美容形成外科は、
電子カルテサーバーの入替のため休診です。
サーバーは電子カルテの頭脳です。
こわれる前に入れ替えました。
同時に新元号の令和にも対応していただきました。
工事をしてくださった、
アイレックス様に感謝です。
■ ■
今朝のTVで日本の長者番付を発表していました。
Yahoo!ニュースによると、
ユニクロの柳井正さんがトップです。
ネットで日本長者番付2019を調べました。
上位50人に、
お医者さんは一人もいません。
いまや医療は不況業種です。
大きな国公立病院はほぼ赤字です。
院長先生は大変です。
■ ■
私がいつも院長日記で言っているように、
美容整形は大変です。
♡お金持ち♡になりたい人に、
お医者さんはすすめません。
私たちのように、
自分の手を酷使して稼ぐ職業はダメです。
手は2つしかないので、
どう頑張っても限界があります。
■ ■
保険診療の病院は消費税UPに弱く、
国の医療費抑制政策によって収入はどんどん減ります。
自由診療の美容整形も、
同業者が増えて常に価格競争です。
最新鋭のレーザー機器も、
携帯電話並みに陳腐化が早いです。
私は長者番付には無縁です。
好きな形成外科の保険診療で細々と生きて行きます。
医学講座
脂肪吸引で心肺停止_1億3362万円
院長日記でご紹介した、
美容医療裁判の本2019
埋没法で感染_2795万円
…の続きです。
美容外科手術で重篤な後遺障害や死亡事故があります。
手術を受ける側の患者さんはくれぐれも注意してほしいです。
■ ■
美容医療で事故が起きると大変です。
保険診療のふつうの医療でも死亡事故があります。
自分の身体をきれいにしたいと思って受けた美容医療で、
心肺停止や蘇生後脳症なった例がいくつもあります。
簡単に脂肪吸引はできません。
脂肪吸引をすることで、
脂肪が肺につまる肺塞栓はいそくせん
…という合併症があります。
■ ■
美容医療裁判の本2019に掲載されていた、
裁判例です。
判タ1415号 379頁
東京地裁判決 平成25年3月14日
判タ1415号
…というのは、
判例タイムズという雑誌の1415号です。
東京地裁平25.3.14判決
美容外科クリニックでの脂肪吸引手術中に,患者が心肺停止状態となり,蘇生後脳症となったことについて,執刀医の麻酔管理上の注意義務違反を認めた事例
■ ■
この事件を検索すると、
平成23年(ワ)第10084号
東京地裁民事第35部
…という、
損害賠償請求事件が出ます。
脂肪吸引手術中に心肺停止状態となり、
大学病院に救急搬送されたが、
蘇生後脳症になった事故です。
■ ■
麻酔は、
硬膜外麻酔、
静脈麻酔、
吸入麻酔で行われました。
手術中に、
フェンタニル、
プロボフォールが追加投与され、
その後に舌根沈下によるイビキ様呼吸、
SpO2が68%まで低下したようです。
■ ■
イビキ様呼吸が出た時点で、
すぐにマスクによる酸素投与と換気をしていれば、
心肺停止にはならなかったのに、、、
…と私は思いました。
手術を担当したのは、
なんちゃって医ではなく、
技量を持った美容外科医だったと想像します。
■ ■
事故は一瞬で起こります。
ちょっとした変化に気づくことが大切です。
モニターも必要です。
ふつうの病院で、
ふつうの手術をする時にも事故は起こります。
医療事故裁判の本を読んで、
手術をする側も、
手術を受ける側も勉強するのがいいです。
簡単な手術はありません。
私も事故を起こさないように毎日気をつけて手術をしています。
医学講座
埋没法で感染_2795万円
昨日の院長日記でご紹介した、
美容医療裁判の本2019
…には、
私たちが知らない裁判例が載っています。
裁判は公開された法廷で行われます。
傍聴は誰でもできます。
■ ■
裁判結果は文献になっているものもあります。
専門書を買うと読めますが、
高価なものが多く、
私でも持っていません。
この本は2,400円(税別)です。
専門書としては安価です。
ぜひ美容外科クリニックで購入することをおすすめします。
■ ■
興味深い裁判例が載っていました。
判時1558号 104頁
京都地裁判決 平成7年7月13日
判時1558号
…というのは、
判例時報という雑誌の1558号です。
この雑誌に掲載された裁判例です。
国立国会図書館に行くと読めるようです。
■ ■
美容医療裁判の本2019
…に掲載されていた内容です。
二重埋没法の手術後に、
両眼瞼膿瘍がんけんのうようになり、
両カタル性角膜潰瘍から、
角膜混濁、
角膜・瞳孔の変形、
著しい視力低下となり、
京都地裁で裁判がありました。
2,795万円の認容額となった判例が載っていました。
■ ■
私自身は、
他院で行われた埋没法の後に、
MRSA感染となった患者さんを治療しました。
幸いなことに、
その患者さんの感染は治りました。
後遺障害も残りませんでした。
埋没法で腫れが続く場合は、
必ず受診していただき、
しっかり経過を診ることが大切です。
医学講座
美容医療裁判の本2019
今日は2019年4月9日(火)です。
先日注文した本が届きました。
美容医療裁判の本です。
とても参考になる本です。
美容外科医だけではなく、
一般消費者の方にも読んでいただきたい内容です。
美容医療にはトラブルがあります。
■ ■
この本のタイトルは、
美容医療トラブル解決への実務マニュアル
-施術別裁判例をふまえて-
著者は、
東京の医療問題弁護団に所属する9人の弁護士さんです。
(末吉宜子・寺尾幸治・伊藤茂孝・三枝恵真・田畑俊治・花垣存彦・川見未華・晴柀雄太・渡邊隼人)
2018年11月9日初版発行
A5判216頁
定価2,592円(本体2,400円)
ISBN/ISSN: 978-4-8178-4516-0
■ ■
出版社は、
日本加除出版株式会社
出版社のHPに記載されている、
本の情報です。
急増するトラブルや相談の対応に不可欠!
基礎から実践まで、裁判例を交え網羅的に解説
● 東京の医療問題弁護団に所属する弁護士が有志で立ち上げた美容医療に関する勉強会による、医療的知見の収集、裁判例の調査、東京地裁での3年に及ぶ集団訴訟の集大成。
● その特殊性から相談を受ける弁護士が困難を感じることも多い「美容医療」分野について、医療被害と消費者問題の両方の側面から解説。
● 施術部位ごとに施術方法や問題点、裁判例や裁判例に関する考察で詳解。
● 本文で紹介した裁判例を一覧化して巻末に収録。
● 平成30年6月施行の医療法施行規則についても解説。
本の目次です
第1章 総論
第1 美容をとりまくトラブルの背景と法規制
第2 美容医療による被害
第3 美容医療の契約的側面の問題
第4 美容医療の広告の問題
第5 解決方法
第2章 施術別概要と裁判例
第1 顔の輪郭に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・顔面骨格の構造
・施術方法と合併症
3 裁判例
4 裁判例の考察
第2 フェイスリフトに関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・フェイスリフト(顔面除皺術)
・スレッドリフト(糸によるリフト)
3 裁判例
4 裁判例の考察
第3 フィラーに関する施術
1 はじめに
2 フィラーについて
・フィラーとは
・フィラーの主な合併症
3 裁判例
4 裁判例の考察
第4 眼瞼に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・眼瞼の機能,解剖図
・重瞼術(二重瞼手術)
・眼瞼下垂に対する修正術
3 裁判例(手技上の過失)
4 手技上の過失に関する裁判例の考察
5 裁判例(説明義務違反)
6 説明義務違反に関する裁判例の考察
第5 鼻に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・鼻の構造
・施術の種類及び合併症
・隆鼻術
・鼻尖形成術
・鼻翼縮小術
3 裁判例
4 裁判例の考察
第6 皮膚に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・皮膚の構造
・ケミカルピーリング
・レーザー
3 裁判例
第7 脱毛に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・医療機関とエステティックサロンの脱毛の違い
・脱毛施術の種類と合併症
3 裁判例
4 裁判例の考察
第8 脂肪に関する施術
1 はじめに(トラブル事例の傾向等)
・脂肪吸引について
・脂肪溶解について
2 施術方法等について
・脂肪吸引
・脂肪切除(腹部)
・死亡溶解(融解)
3 裁判例
4 裁判例の考察
第9 腋臭症に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・腋臭症(わきが)
・手技
3 裁判例
4 裁判例の考察
第10 胸,乳房に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・総論
・インプラント(人工物)挿入法
・脂肪注入法
3 裁判例
4 裁判例の考察
第11 陰茎に関する施術
1 はじめに
2 施術方法等について
・包茎の種類
・包茎手術
3 裁判例(損害賠償責任)
4 損害賠償責任に関する裁判例の考察
5 裁判例(消費者契約法に基づく取消し)
6 消費者契約法に基づく取消しに関する裁判例の考察
第12 エステに関する施術
1 はじめに
2 エステ事案に対する考え方
・契約の取消主張など
・医療行為・美容業務との境界について
3 裁判例
(以上、日本加除出版株式会社HPより引用)
■ ■
小さな本に、
たくさんの内容があります。
美容外科手術をする側も、
美容外科手術を受ける側も、
これだけのトラブルがあることを、
よく知ることが大切です。
他人た起こした事故は、
自分も起こす可能性があります
私も事故を起こさないように、
毎日注意して手術をしています。

医学講座
今日から自転車通勤2019
今日は2019年4月8日(月)です。
昨日、新しい北海道知事に、
前夕張市長の鈴木直道さん(38)が当選しました。
世論調査の通りでした。
私の予想を超えた大差で当選されました。
夢のある北海道にしていただきたいです。
■ ■
私は今日から自転車通勤です。
札幌はまだ寒いです。
冬のコートと手袋で、
自転車で来ました。
駐輪場はまだ空きが目立ちました。
4月1日から11月30日まで、
札幌市の駐輪場が使えます。
■ ■
昨年はいつから自転車通勤をはじめたのか忘れました。
南舘ビルに移転して、
毎日大変でした。
最初の頃は、
BGMもない状態でした。
これから雪が降る11月まで、
雨の日以外は自転車で通勤します。
白いヘルメットの変な人が私です。
医学講座
北海道知事選挙2019
今日は2019年4月7日(日)です。
札幌では、
北海道知事
札幌市長
北海道議会議員
札幌市議会議員
…4つの選挙が行われます。
■ ■
北海道知事は、
立憲民主など野党5党が推薦する元衆院議員の石川知裕氏(45)と、
自民公明両党が推薦する前夕張市長の鈴木直道氏(38)の一騎打ち。
…と北海道新聞に出ていました。
新聞社の世論調査では、
前夕張市長の鈴木直道さん(38)
…が優勢と出ていました。
私が院長日記にコメントする頃には決まっていると思います。
■ ■
新しい知事さんにお願いがあります。
どちらが知事になっても、
公務員給与のカットだけはやめてください。
前の高橋はるみ知事は、
情け容赦なく、
公務員給与を10%カットしました
私の友人の公務員も給与をカットされたまま、
定年を迎えました。
■ ■
知事ご自身の給与カットだったら、
どうぞご自由になさってください。
でも、
公務員給与の10%カットは大変です。
私は札幌医大の教員でした。
兼業けんぎょうという名前のアルバイトをしていました。
それでも生活は大変でした。
■ ■
お父さんが公務員の人は大変でした。
北海道の職員は、
道庁に勤務する人たちだけではなく、
北海道警察など、
多くの現場で働く人たちがいます。
公務員はアルバイトができません。
新北海道知事には、
北海道庁で働いてみたい
…と若い人が思うような夢のある北海道にしてほしいです。
昔の記憶
平成の思い出⑤
平成の思い出①
平成の思い出②
平成の思い出③
平成の思い出④
平成の思い出シリーズの最後です。
■ ■
平成の思い出で一番は、
この院長日記をはじめたことです。
さくらんぼさんという、
強力なサポーターさんのおかげで、
奥さんと喧嘩しながらでも続けられました。
なっちゅんさん
えりーさん
…にも応援団に加わっていただきました。
■ ■
私の院長日記を続けられたのは、
皆さまの♡ご声援♡のおかげです。
同業の先生にも読んでいただいています。
更新しないと、
私が病気になったとか?
死んだとか思われそうです。
エビデンスがない本間仮説も登場しますが、
これからも続けたいと思っています。
毎日コメントをいただきありがとうございます。
昔の記憶
平成の思い出④
平成の思い出①
平成の思い出②
平成の思い出③
…の続きです。
平成元年が1989年、
平成31年が2019年です。
ちょうど30年間です。
いろいろなことがありました。
■ ■
私は34歳から64歳になりました。
この30年間のうち、
前半の15年間が病院や大学勤務の形成外科医でした。
市立札幌病院(5年9ヵ月)→
JA帯広厚生病院(3年3ヵ月)→
札幌中央形成外科(5ヵ月)→
札幌医大(4年)
ここで48歳の時にクビになりました。
■ ■
私を拾ってくださったのが、
中央クリニックの社長さんでした。
ご恩は一生忘れません。
中央クリニック(2年)→
札幌美容形成外科(15年)です。
よくやってきたなぁ~と思います。
■ ■
考えてみると、
失業して開業したおかげで、
65歳になる年齢でも仕事ができます。
こんな私でも、
頼って来てくださる患者さんがいます。
ほんとうに、
ありがたいなぁ~
…と思います。
■ ■
開業して15年になりました。
手術内容は目の手術が多くなりました。
この院長日記を読んで、
たくさんのご相談もいただきます。
自分に関係のないことでも、
できるだけ親身に返信しているつもりです。
あと何年できるかわかりませんが、
できるだけ患者さんに喜ばれる治療をします。