医学講座

形成外科の保険診療を続けます2019

 今日は2019年3月25日(月)です。
 札幌は寒いです。
 朝の通勤路面は凍結していました。
 春の札幌はまだまだ油断できません。
 新しいビルに移って丸一年が過ぎました
 私の残された人生は、
 形成外科の保険診療です。
      ■         ■
 保険でも見た目を重視するのが形成外科です
 何歳まで手術ができるかわかりませんが、
 手術をメインにして、
 形成外科の保険診療を続けます。
 美容を唯一の目的とする手術や治療はやめました。
 どう考えても、
 私が好きなのは形成外科です。
      ■         ■
 今年は元号が変わります。
 10月からは消費税が10%になる予定です。
 4月7日(日)には、
 北海道知事と、
 札幌市長の選挙があります。
 消費税が上がると、
 きっと消費が落ち込みます。
 私は形成外科の保険診療は、
 形成外科医にしかできない強みだと思っています。
 いい品質の、
 いい治療を続けます。

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医学講座

移転一周年

 今日は2019年3月24日(日)です。
 ちょうど一年前の2018年3月24日(土)から、
 現在地の、
 札幌市中央区南1条西4丁目16-1南舘ビル(みなみだてビル)4階
 …で診療を開始しました

 早いもので丸一年です。
 診療所の移転は大変です。
 医療法人は特に大変です
      ■         ■
 医療法人は、
 北海道庁へ書類を提出し、
 承認を得る必要があります。
 医療法人の設立認可の時と同じように、
 資金計画や、
 建物賃貸借契約書、
 登記事項証明書など、
 たくさんの書類が必要です。
      ■         ■
 札幌市保健所の検査も必要です。
 北海道厚生局への届出も必要です。
 保険請求に必要な、
 医療機関コードも変わります。
 短時間の間に、
 よく自分たちだけで準備できたものです。
 おかげ様で以前のお客様(患者さん)にも、
 わかりやすい場所
 …と好評です。
 みなさまのご声援に感謝しています。

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医学講座

何もないところで手術と麻酔

 中嶋優子先生のご講演で私が感動したことです。
 中嶋先生が勤務される、
 エモリー大学は米国の名門校です。
 世界で最先端の医師たちが、
 世界で最先端の医療機器を使って、
 手術や麻酔をしています。
      ■         ■
 国境なき医師団が活躍する国は、
 紛争当事国であったり、
 アフリカの奥地にある、
 何もない病院や、
 テントのような施設
 手術室にハエが飛んでいるようなところ

 …です。
      ■         ■
 当然、医療機器もなく、
 薬も、
 資材もありません。
 そんなところで、
 笑顔で、
 全身麻酔をかけている、
 中嶋優子先生がいました。
      ■         ■
 私ですら見たことがないような、
 古いふるーい麻酔器で、
 見事に全身麻酔をかけている中嶋先生がいました。
 麻酔薬も、
 日本ではかなり昔に使わなくなった、
 ハロタン(ハロセン)という麻酔薬を使っているところもありました。
 私が医師になった頃の麻酔薬です。
      ■         ■
 そんな何もないところでも、
 ちゃんと全身麻酔をかけて、
 ちゃんと手術をしていました。
 正直、驚きでした。
 日本で平和ぼけしている私にとって、
 戦争や災害で何もなくなっても、
 ちゃんと麻酔や手術ができるスキルが必要だと痛感しました。
 国境なき医師団のご活躍をお祈りしています。

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医学講座

中嶋優子先生のご講演

 昨日、北海道医師会主催の、
 中嶋優子先生のご講演を聴きに行きました。
 医学生や研修医が対象の講演会に、
 私みたいな年寄りが場違いかなぁ~?
 …と遠慮気味に行ったのですが、
 実にすばらしい講演会でした。
      ■         ■
 中嶋優子先生は、
 私が札幌医大の教員をしていた時の学生さんでした。
 形成外科に興味を持ってくださり、
 私の解剖学の研究も手伝ってくれました。
 現在は米国医師免許を取得され、
 名門エモリー大学のAssistant Professor
 ジョージア州アトランタで救急医としてご活躍中です。
      ■         ■
 国境なき医師団理事として、
 世界中で活躍されています。
 中嶋先生のご講演をお聴きして、
 世界中にはこんなに悲惨な外傷があるのか?
 紛争をしている国では、
 子供さんも巻き込まれて、
 下肢を失うこともあるのか?
 とにかく衝撃の連続でした。
      ■         ■
 中嶋優子先生は、
 私の札幌医大での4年間で、
 とても楽しい想い出の一つです。
 中嶋優子先生のご講演の中で、
 他人のために働く
 …ことのすばらしさ、
 自分を大切にして
 自分がしあわせであることで、
 はじめて患者さんのために、
 一生懸命働けることを再認識しました。
 ますますのご活躍をお祈りしています。
 中嶋優子先生ありがとうございました。

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医学講座

冨士森先生の爪変形治療

 今日は2019年3月21日(木)春分の日です。
 札幌美容形成外科は休診日です。
 休診日には、
 ゆっくり文献を読んだりしています。
 先日届いた、
 日本美容外科学会会報、
 2019 Vol41 No1
 pp11-18に、
 とてもいい論文が掲載されていました。
      ■         ■
 【寄稿】
 爪変形に対するハイドロコロイド療法
 冨士森良輔
 冨士森形成外科医院
 私が尊敬する形成外科医、
 京都の冨士森良輔先生です
      ■         ■
 爪変形の治療は形成外科医泣かせです。
 なかなかいい治療法がありません。
 一度変形してしまった爪を、
 元のきれいな爪に戻すのは至難のわざです。
 ちょっとした皮膚炎で爪が変形することがあります。
 冨士森良輔先生が考按された、
 ハイドロコロイド療法は、
 今まで私が見た中で一番きれいに治っています。
 爪変形で困っている方は、
 京都の冨士森形成外科医院です。 

(日本美容外科学会会報より引用)

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院長の休日

札幌の積雪ゼロ2019

 今日は2019年3月20日(水)です。
 札幌美容形成外科は休診日です。
 今朝の北海道新聞によると、
 昨日3月19日で札幌の積雪がゼロになりました。
 昨日の最高気温は13.7℃。
 4月から5月中旬並の暖かさだそうです。
 1961年の統計開始以来4番目の早さで、
 平年より15日早く根雪が無くなりました。、
 3月中旬に積雪ゼロになるのは、
 1990年以来29年ぶりと書いてありました。
      ■         ■
 札幌美容形成外科は、
 ちょうど明日で移転して丸一年になります。
 一年前の2月に移転先が無くなり、
 これからどうしよう?
 …と思っていた時に、
 奥さんが見つけてくれました
 一生頭が上がりません。
      ■         ■
 移転後はいろいろ大変でしたが、
 ようやく慣れてきました。
 メールの返信に、
 当院は2018年3月に移転しました。
 移転先は札幌市中央区南1条西4丁目16-1南舘ビル(みなみだてビル)4階です。

 …と書いていましたが、
 今月末でこのご案内も中止します。
 みなさまのご声援に感謝しています。

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医学講座

医師国家試験合格発表2019

 今日は2019年3月19日(火)です。
 昨日、今年の医師国家試験合格発表がありました。
 TECOMという、
 医師国家試験対策予備校のサイトです。
 今の医学生は、
 このTECOMで勉強して、
 医師国家試験に備えています。
      ■         ■
 第113回医師国家試験合格状況
 受験者数:10,146人
 合格者数:9,029人
 合格率 :89.0%

 でした。
 今年の医師国家試験合格基準は、
 ①必修問題は,一般問題を1問1点,臨床実地問題を1問3点とし,
 総得点が,160点以上/200点
 ②必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については,各々1問1点とし,
 総得点が,209点以上/296点
 ③禁忌肢問題選択数は,3問以下
 採点除外等の取扱いとした問題が4問ありました。
 (以上、TECOMより引用)

      ■         ■
 TECOMのサイトには、
 実に詳しく解説があります。
 禁忌肢問題選択は、
 医学生の間で、
 地雷を踏むと、
 恐れられている問題です。
 この問題だけは絶対に間違ってはいけない
 あなたは医師になる資格がない
 …という問題です。
      ■         ■
 医師国家試験に実技試験はなく、
 2日間で行われる選択式問題で、
 合否が決まります。
 2019年の大学別の国家試験合格率です。
札幌医大95.4%
②北大医学部88.0%
③旭川医大84.9%

 ちなみに
 東大医学部89.0%
 慶応医学部94.8%
 自治医大99.2%

 入試の難易度と医師国家試験合格率は必ずしも相関しません。 

(以上、TECOMより引用)

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医学講座

××整形外科だけはやめてください

 今日は2019年3月18日(月)です。
 札幌の天気は晴れです。
 いい天気ですが、
 朝の通勤路面はまだ凍結していました。
 油断するとすぐに転倒です。
 まだまだ気をつけないと危険な北海道の3月です
 転倒は骨折につながります。
      ■         ■
 私が毎週楽しみにしている、
 北海道新聞朝刊のコラムです。
 飛鳥圭介さんというエッセイストの方が書かれる、
 おじさん図鑑です。
 私にも思い当たることがよくあります。
 今日のコラムがとても印象的でした。
      ■         ■
 平成31年3月18日(月)、北海道新聞朝刊のコラムです。
 おじさん図鑑1219
 悪 評
 おじさんの住まい近くの下り坂で、目の前を歩いていた高齢男性がいきなり転倒した。すぐにおじさんは駆け寄って声を掛けた。彼は、かばって突いた右手が「痛い痛い!」とうめいている。しかし、右手を抱えながらだが、「何とか立って歩ける」という。
 幸い、近所にわりに大きな整形外科医院がある。そこに連れて行けばいいと思って提案すると、彼は青ざめた顔でこう言った。
 「××整形外科だけはやめてください。あそこに行ったら、どんなケガでも入院させられてしまう」
 そういえば、妻の友だちも転んで手首を骨折した際に入院を指示されて驚いた、という話しを思い出した。結局、入院してしまった彼女は、いまだにに「あんな軽症で」と首をかしげているのだった。
 転んだお年寄りが「救急車も不要です」というので、おじさんは別の病院まで徒歩でで付き添ってこの一件は落着した。
 数カ月後、その××整形外科医院の入り□のドアに、破産管財人による「無断立ち入り禁止」の警告書が貼られていた。妻によるとこの医院の悪評は近辺でも有名だったとのこと。口コミもあながちバカにできないと思った。
 (飛鳥圭介、エッセイスト)

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 このコラムを読んで思いました。
 札幌美容形成外科だけはやめてください
 …と言われないようにしないと!
 明日はわが身です。
 破産管財人のお世話にもなりたくないです。
 毎日がんばって働きます。
 いいコラムを掲載してくれた、
 北海道新聞社と飛鳥圭介さんに感謝しています。

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医学講座

論文を読む2019

 今日は2019年3月17日(日)です。
 珍しく日曜日が休診日です。
 1ヵ月に一度くらいは、
 日曜日にお休みがほしい
 …と前職の中央クリニック札幌院で、
 看護師さんからご希望を聞いたためです。
 平日休みばかりだと、
 お友だちと会うことができないそうです。
      ■         ■
 私は自宅でお勉強です。
 論文を読んでいます。
 形成外科関連の調べものをしています。
 今は便利な世の中です。
 大学図書館に行かなくても、
 自宅で論文の検索ができます。
      ■         ■
 若い先生に覚えていただきたいのが、
 PubMed
 米国のサイトです。
 私はJA帯広厚生病院に赴任した、
 1996年から利用しています。
 23年前からインターネットをはじめました
 帯広から米国に電話回線で接続しました。
      ■         ■
 今のように、
 スマホで何でも調べられる時代が来るとは、
 信じられない思いです。
 ネット通販が普及し
 お店の形態も変わりました。
 医学論文の検索も、
 昔にくらべるとずっと楽になりました。
      ■         ■
 今調べているのは、
 わきがです。
 いろいろな治療法がありますが、
 医学論文として有名な雑誌に掲載されているのが、
 とても少ないのがわきがです。
 英語ではAxillary Osmidrosisと言います。
 海外では、
 わきがにおいより、
 腋窩多汗症を気にします。
      ■         ■
 腋窩多汗症は、
 Axillary Hyperhidrosisと言います。
 私が昔PRSという米国形成外科学会誌に投稿した論文も、
 ネットで検索して読むことができました。
 PRSを年間購読していると、
 PDFファイルをダウンロードできます。
 今はこの手術法は行っていませんが、
 自分が書いた論文をネットで見つけて、
 感慨深いものがあります。

 

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医学講座

健康保険料改定2019

 今日は2019年3月16日(土)です。
 札幌の天気は雪です。
 福寿草が咲いたのがウソのように、
 冬に戻ったような雪景色です。
 4月に雪が降ることもあります。
 北海道の天気は油断大敵です。
      ■         ■
 毎月15日は給与計算の日です。
 札幌美容形成外科では、
 私が全員分の給与計算をしています
 間違うと大変だから、
 給与計算をして、
 銀行振込の手続きもすべて私がします。
      ■         ■
 大変なのが、
 健康保険料改定です。
 給与の手取りが変わります。
 ちゃんと従業員に説明しないと、
 私悪いことをしていなのに
 お給料が減りました
 やめます!
 …なんてことになると大変です。
      ■         ■
 役所からはお知らせが来るだけです。
 従業員に辞められないように、
 丁寧に説明をしています
 当然、私の手取りも減ります。
 仕方がないと思いながら、
 何か損した気分になります。
 私に丁寧に説明してくれる人はいません。

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