医学講座

第62回日本形成外科学会(札幌)③

 3日間の第62回日本形成外科学会が終了しました。
 お天気にも恵まれ、
 充実した内容のいい学会でした。
 学会を開催された、
 北大形成外科の山本有平教授、
 教室員のみなさんに感謝いたします。
 ほんとうにお疲れ様でした。
      ■         ■
 私が印象に残った発表について書きます。
 学会2日目の美容のセッションで、
 2つのアクアフィリング注入後の感染についての発表がありました。
 とても残念なことです。
 発表者はどちらも女性の先生でした。
 乳房増大目的に注入された非吸収性充填剤による重篤な合併症の治療経験
 授乳期乳腺炎を契機にアクアフィリングによる豊胸術後感染をきたした3例
 見ていて患者さんがかわいそうでした。
      ■         ■
 私が何度も取り上げているアクアフィリングです。
 授乳中に感染を起こして、
 おっぱいはあげられないし、
 お母さんは入院になるし、
 ほんとうに大変だと思いました。
 アクアフィリングの注射を受けたことがある人は、
 くれぐれも注意してください。
 もし感染を起こしたら、
 大きな病院の形成外科にかかってください。

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わきが

第62回日本形成外科学会(札幌)②

 今日は2019年5月16日(木)です。
 第62回日本形成外科学会で私が発表した内容です。
 1540nmエルビウムグラスフラクショナルレーザーを用いた腋臭症治療
 本間賢一
 札幌美容形成外科
【目的】1540nmエルビウムグラスフラクショナルレーザーの腋臭症に対する有効性を検討した。
【方法】2018年6月から2019年5月。1540nmエルビウムグラスフラクショナルレーザー装置で治療を行った。リドカインクリームで表面麻酔を行い、1.5×1.5㎝角のXDマイクロレンズを使用した。。

      ■         ■
 上の文章が抄録として2018年11月に提出したものの一部です。
 フラクショナルレーザーを使って、
 腋臭症の患者さんを治療しました。
 今回の発表の結論は、
 残念なことに
 2019年5月の時点では、
 手術にはかなわない
 …というのが私の結論です。
      ■         ■
 ただ著効例となった方もいました。
 客室乗務員さんの手術
 …に書いたようなケースです。
 一度、外科手術を受けたものの、
 一部に薄いアポクリン腺が残存した方です
 レーザー照射で満足する結果でした。
 学会で他の先生からのご意見もいただきました。
      ■         ■
 未治療の腋臭症患者さんには、
 厚いアポクリン腺の層があります。
 現在のレーザー装置では、
 表層のアポクリン腺は処理することができても、
 深部までは無理でした。
 一度、外科手術を受けたものの、
 薄いアポクリン腺の層が残っていて、
 それが原因でにおいが気になる方は、
 1540nmエルビウムグラスフラクショナルレーザーで改善する可能性があります。
      ■         ■
 また思春期で、
 まだアポクリン腺がそれほど発達していない時期に、
 レーザー治療をすると、
 においが改善する可能性が考えられました。
 あざのレーザー治療は、
 皮膚が薄い赤ちゃんによく効きます。
 アポクリン腺の治療は赤ちゃんでは無理ですが、
 においが気になる思春期の子供さんには、
 効く可能性が考えられます。
 学会会場にいらしたレーザーの大家の先生からも、
 賛同を得られました。
 残念なのは保険適応にできないことです。

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医学講座

第62回日本形成外科学会(札幌)①

 今日から第62回日本形成外科学会がはじまりました。
 札幌はいいお天気でした。
 朝8:30から学会がスタートしました。
 会場が京王プラザホテル札幌と、
 ロイトン札幌の2ヶ所です。
 私は毎日通勤で使っている、
 ヘルメットを着用して
 自転車ですいすいと会場を行き来しました。
      ■         ■
 日本形成外科学会会員の中で、
 ヘルメット着用で自転車を使ったのは、
 私の他には見かけませんでした。
 クロークにヘルメットを預ける時に、
 あらっ
 ヘルメット
 …という感じで見られました。
      ■         ■
 午前中は、
 関連領域学会日本顔面神経学会の、
 教育講演1
 顔面神経研究の進歩と今後の展望-耳鼻咽喉科の立場から-
 古田 康(手稲渓仁会病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科)
を聞きました。
 とても勉強になりました。
 同じ札幌に顔面神経がご専門の、
 古田先生がいらっしゃることを知りませんでした。
      ■         ■
 手稲渓仁会病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の、
 古田 康先生は、
 学会長の山本有平先生と北大医学部の同級生です。
 古田先生と知り合うことができただけで、
 学会に参加してよかったです。
 顔面神経麻痺になったら、
 古田先生のHPを読んでください。
 最新の治療が紹介されています。
      ■         ■
 私のように昔、水痘みずぼうそうにかかったことがあって、
 水疱瘡の痕が身体に残っていても、
 年齢とともに免疫力が低下して、
 水痘帯状疱疹ウイルスにかかることがあるそうです。
 体力が弱っていたり、
 ストレスが大きいと、
 ハント症候群になるかも?
 …と教えていただきました。
      ■         ■
 幸いなことに、
 予防法があるそうです。
 子供にする、
 水痘みずぼうそうワクチンを、
 大人も、
 おじいさんも、
 受けると予防できるそうです。
 保険がきかないので、
 8,000円くらいかかるそうです。
 私は受けることに決めました。
 帯状疱疹にもならないそうです。
 いいお話しを聞けてよかったです。
 明日は私の発表なのでがんばります。

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医学講座

明日から第62回日本形成外科学会

 今日は2019年5月14日(火)です。
 明日から札幌で第62回日本形成外科学会が開催されます。
 今朝の札幌は晴天でいいお天気です。
 今朝の気温は18℃、
 今日の予想最高気温は23℃です。
 明日からの3日間も晴れの予報です。
      ■         ■
 札幌では過去2回日本形成外科学会総会が開催されています。
 一度目は1986年第29回日本形成外科学会
 学会長は大浦武彦先生でした。
 二度目は2000年第43回日本形成外科学会、
 学会長は杉原平樹先生でした。
 今回は三度目で、
 学会長は山本有平先生です。
      ■         ■
 私の記憶では過去の学会中もいいお天気でした。
 前2回と違うのは、
 学会会場が、 
 京王プラザホテル札幌と、
 ロイトン札幌の2ヶ所に別れているところです。
 ちょっと距離があります。
 確実なのは、
 北大植物園に沿って、
 歩いて移動されることです。
 5分毎に運行されるシャトルバスもあるようです
      ■         ■
 自転車があると便利ですが、、、
 会員の先生が借りられる分の貸自転車はありません。
 北大植物園に沿って移動されると、
 信号機がありません。
 植物園の緑と、
 街路樹のライラックが咲いています。
 ようこそ札幌へ♡
 みなさまのお越しをお待ちしています。

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昔の記憶

リラ冷え2019

 今日は2019年5月13日(月)です。
 札幌は寒いです。
 今日の予想最高気温は19℃
 予想最低気温は5℃です。
 今朝6:00の気温は6℃でした。
 自転車通勤にはつらい寒さです。
 札幌市の花ライラックが少し開花しています。
      ■         ■
 リラ冷えの街2014
 札幌医大の先輩、
 渡辺淳一先生の本に、
 リラ冷えの街があります。
 私は浪人時代に、
 よく渡辺淳一先生の本を読みました
      ■         ■
 今週は札幌で第62回日本形成外科学会が開催されます。
 学会会場は、
 京王プラザホテル札幌とロイトン札幌の2ヶ所です。
 札幌にいらっしゃる先生は、
 コートなどをご持参ください。
 朝と夜は寒いです。
 天気予報では晴れで、
 気温も少し上がるようです。

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院長の休日

母の日2019

 今日は2019年5月12日(日)母の日です。
 デパートやスーパーに行くと、
 ピンクのカーネーションやお花を売っています。
 毎年5月になると、
 母の日なんだなぁ~
 …と思います。
      ■         ■
 私はいい息子ではありません
 母の日のプレゼントも、
 母の日の電話もしませんでした。
 母の日は日曜日なので、
 若い時には病棟の回診当番や当直、
 たまに休みでも疲れて寝ていました。
      ■         ■
 最近は、
 うちの奥さんがデパートで母の日弁当を買ってきて、
 親が住むマンションに行って食べていました。
 今年は5月16日(木)に学会発表があるので、
 それもできません。
 学会が終わったら、
 いつもより少し高い弁当を買って、
 実家に行こうと思っている程度です。
 悪い息子で申し訳ありません。

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昔の記憶

大浦武彦先生88歳のお誕生日

 今日(5月11日)は、
 恩師、大浦武彦先生のお誕生日です。
 元号が令和になりました。
 1931年5月11日生まれの先生は、
 米寿です。
 ほんとうにおめでとうございます。
 不肖、本間賢一が形成外科医になれたのは、
 恩師、大浦武彦先生のおかげです。
      ■         ■
 最愛の奥様、
 憲子さまが
 2013年11月19日にご逝去されました
 奥様は札幌市内のカトリック教会で眠っていらっしゃいます。
 大浦先生も教会にお祈りに行かれています。
 大浦先生のお宅の居間の目立つ場所に、
 奥様の写真が飾られていて、
 いつも先生を見守っています。
      ■         ■
 大浦先生は88歳でも褥瘡の診療をなさっています。
 現役の医師です
 海外の学会で発表もされています。
 ほんとうにすごいことだと思います。
 マンションで一人暮らしです。
 食器もご自分で洗っています。
 大浦先生のお言葉、
 奥さんを大切に
 …というお言葉を忘れないようにします。 

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医学講座

学会発表と認定施設

 来週の第62回日本形成外科学会で発表するために、
 毎日PCに向かっています。
 札幌医大の図書館にも行きました
 5分間の発表をするために、
 何日間もかけて準備をしています。
 昔はこれをず~っとやってました。
      ■         ■
 私は、勤務医の時には、
 日本形成外科学会で毎年発表していました
 学会発表をしないと…
 学会の認定施設を維持できず…
 後輩が専門医を取得できないのです。
 大学に所属していたので、
 研究成果を発表する義務もありました。
 美容外科医になってからは、

 2つの日本美容外科学会のこともあり、
 国際学会以外では発表していません。
      ■         ■
 専門医を取得するためには、
 認定施設で研修をする必要があります。
 認定施設になっても、
 活発に学会発表をしていないと、
 認定施設を取り消されます
 学会が終わったら、
 また次の学会のネタを考えて、
 数ヵ月すると抄録を提出して、
 …ということの繰り返しでした。
      ■         ■
 優秀な後輩がいると、
 来年の総会でこれを発表します
 …なんて言ってくれますが、
 そんな若い先生はなかなかおらず、
 ○○先生、
 来年これを発表しない?

 …と言っても、
 え~っ?
 ぼく発表しなきゃダメなんですかぁ~

 …ということも想定されます。
      ■         ■
 それ以上に、
 若い先生がいないので、
 3人でやっていた認定施設に、
 主任部長一人しか残らない
 …なんて認定施設もあるようです。
 65歳は定年の年齢です。
 年齢に関係なく、
 大先輩を見習って
 来週の学会発表のため毎日勉強しています。

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昔の記憶

人生の不公平

 今日は2019年5月9日(木)です。
 一週間後の学会発表のために、
 クリニックで準備をしています。
 日本形成外科学会で発表するのは?
 記憶にないくらい久しぶりです。
 しっかり準備をしなければ、、、
 …とがんばっています。
      ■         ■
 昨日の院長日記、
 神様は不公平まぶたの構造
 …になっちゅんさんから、
 コメント
 …をいただきました。
 不公平は、色々あります。
 人生でも……。
 話題を広げすぎましたねm(_ _)m

      ■         ■
 いいコメントをいただきありがとうございます。
 人生でも不公平だなぁ~
 …と私も思ったことがありました。
 学生の頃は、
 勉強をしなくてもできる友人がいました。
 バレンタインデーに、
 一人でチョコを何枚ももらうイケメンの友人もいました。
      ■         ■
 家を建てる時には、
 親が所有する広い敷地がある人はいいなぁ~
 …と思ったこともありました。
 うちの親はず~っと借地の家でした
 65歳になって考えてみると、
 不公平だなぁ~と思っていた人が、
 私より早く亡くなってしまったり、
 うちの親父みたいな人が90歳まで生きたり、
 人生はそこそこプラマイゼロなんじゃないかなぁ~?
 …と思っていたりします。
 

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二重・眼瞼下垂

神様は不公平-まぶたの構造

 昨日の院長日記、
 切開神話の続きです。
 こんなご質問をいただきました。
 天然で二重の方の腱膜と皮膚の結合は、
 切開法を受けた人の結合よりも強力なのですか?
 天然の方は目を擦っても、
 結合が緩んだり取れたりはしないのでしょうか?

      ■         ■
 もっともな疑問です。
 まぶたの手術をしていて、
 神様は不公平だなぁ~
 …と思うことがよくあります。
 生まれつき二重の人と、
 先祖代々厚くて重い目の人は、
 そもそもまぶたの構造が違います。
      ■         ■
 西洋人と東洋人の目が違うように、
 同じ日本人なのに、
 同じアジア人なのに、
 本人には何の責任もないのに、
 まぶたの構造が違うのです。
 神様は不公平なんです
      ■         ■
 質問者の方が言われる、
 腱膜と皮膚の結合は、
 手術中に見ると、
 腱膜と瞼板の構造が違います
 前にも書いたように、
 ぎょうざの皮より薄いのが、
 挙筋腱膜きょきんけんまくです。
 ギョウザの皮のような人もいれば、
 ティッシュペーパー程度の人もいます。
      ■         ■
 大変なのが、
 同じ人なのに、
 左右で構造が違うこともあります
 人間の目は左右にあって、
 それぞれ別々です。
 お人形の目と違って、
 微妙な左右差があります。
 これを同じように治すのが難しいです。
 毎日苦労して手術をしています。
      ■         ■
 ご質問の天然で二重の人で、
 がっちりした腱膜と瞼板の構造を持つ人ですら、
 毎日目をこすっていたり、
 ハードコンタクトレンズを長い間つかっていると、
 結合が取れてきます
 もともとティッシュくらいの厚さしかない、
 天然でばりばり一重の人は、
 どんなにしっかりティッシュペーパーを縫いつけても、
 元に戻ることがあります。
 取扱注意です。

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