医学講座
                        
                            個人情報漏洩保険                                                    
    
                         FaceBook乗っ取りに、
 くくるんさんからいただいたコメントです。
 個人情報保険なんて保険があるのですね。
 そうなんです。
 美容外科の個人情報はとても大切です。
 整形しているとは、
 誰にも知られたくありません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 北海道医師協同組合を通じて、
 個人情報漏洩保険に加入しています。
 形成外科や美容外科は、
 他人に知られたくないことを、
 こっそり治したいクリニックです。
      ■         ■
 整形だけではありません。
 どんな人にも…
 他人に知られたくないことがあります。
 毎日、お風呂で腕や脚の毛を剃っている。
 毛深い…なんて思われたくないものです。
 逆に、
 毎日、毛生え薬をつけている。
 毛生え薬を飲んでいる。
 知られたくありません。
      ■         ■
 脇汗がすごいから、
 服に汗脇パットをつけている。
 脇汗パットをつけたままの服を、
 見られるのは嫌だと思います。
 脇の部分が黄色くなった、
 シャツを見られるのも嫌です。
      ■         ■
 毎日、アイプチで目を作っている人。
 素顔なんて…
 まるで別人です。
 『あんた誰?』
 …なんて思われたくありません。
 すっぴんの顔は、
 絶対に見せられません。
 美容形成外科を開業して13年。
 たくさんの方の、
 他人に知られたくないことを、
 こっそりと治しています。
 個人情報は大切に扱っています。
 なるべく他の患者さんと会わないように予約を取っています。

                        
                        
                     
                                    
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                            動画でわかる手術の上手下手                                                    
    
                         毎日メール相談をいただいています。
 62歳の役割だと思って、
 ♡親切♡
 ♡丁寧♡
 ♡迅速♡
 …に返信しています。
 夜遅くに返信をすることもあります。
 ためてしまうと返信できなくなるからです。
      ■         ■
 私のモットーは、
 今日できることは、
 寝る前にできるだけ済ませてしまう。
 …です。
 学校の宿題と同じです。
 明日やろう…
 …と思っていると、
 結局できなくなります。
      ■         ■
 本題に入ります。
 メール相談で、
 ○●美容外科の○●先生と、
 □■美容外科の□■先生だったら、
 どちらが上手に修正をしてくれると思いますか?
 …というようなご質問をいただくことがあります。
 自分が知っている先生だったら、
 正直に返答しています。
      ■         ■
 私は2つの日本美容外科学会に毎年参加しています。
 私の得意分野は目です。
 私自身が手術をしても、
 左右差が気になる
 …と言われることがあります。
 微妙な左右差は無理に修正しない方がいい
 …とご説明することもあります。
      ■         ■
 最近の学会は、
 手術を動画で見せます。
 ライブサージェリーといって、
 実際に手術室で行う手術を、
 学会会場と通信回線で結んで見せることもあります。
 手術を見ると、
 上手下手がわかります。
 車の運転や飛行機の操縦と同じです。
      ■         ■
 上手な先生の手術は、
 血が出ません
 手術の上手下手は、
 まずいかに上手に止血するか?です。
 電気メスの使い方講座①
 …に書いてあります。
 止血が丁寧なので被布おいふという布に血がつきません。
 動画と手術前後の写真を見ると、
 手術が上手か下手かわかります。
      ■         ■
 美容外科の手術は、
 先生との相性もあります。
 形成外科専門医でも信用できない医者もいます。
 札幌美容形成外科へ相談したい方は、
 メール相談への礼儀
 担当医の名前は書いてください
 メール相談は病院名を書いて
 個別の相談は相談フォームから
 …を守ってください
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            FaceBook乗っ取り                                                    
    
                         ニセ医者事件の次は、
 FaceBook乗っ取りです。
 知り合いの先生のFaceBookFBが乗っ取られました。
 私に被害はありませんでしたが、
 携帯電話の番号を盗まれた人がいました。
 気をつけないといけません。
      ■         ■
 4月には、
 別の先生がLINEを乗っ取られました。
 私のLINEに、
 BitCashを5万円分買って、
 送ってくれという内容でした。
 こちらもすぐにわかりました。
      ■         ■
 犯人を通報してやろうと試みましたが、
 犯人も気付いたようです。
 便利な世の中ですが、
 気をつけないとダメです。
 悪い人は世の中にいます。
 便利なFBやLINEも、
 注意して使いましょう。
 セキュリティを強化しました。


                        
                        
                     
                                    
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                            ニセ医者「見よう見まね」で10年間美容整形手術!                                                    
    
                         私が日本熱傷学会で出張中の事件です。
 無資格で美容手術の疑い クリニック経営者ら逮捕
 2017年5月23日(火)日刊スポーツWEBサイトの記事です。
 高知県警生活環境課などは23日、医師の資格がないのに美容整形手術をしたとして、医師法違反の疑いで同県香美市土佐山田町山田、クリニック経営谷川延洋容疑者(71)と高知市丸ノ内、同職員の森勉容疑者(61)を逮捕した。
 逮捕容疑は共謀して2016年2月上旬、医師でないのに、谷川容疑者が経営する高知市本町の「医療法人医信会西武クリニック」で、同市に住む自営業の女性(49)に、麻酔注射や二重まぶたの整形手術をした疑い。
 生活環境課によると、森容疑者が実際に手術をしていたとみられる。谷川容疑者は「全く知りません」と容疑を否認。森容疑者は容疑を認めている。2人が昨年、他に少なくとも4人の女性に整形手術をしていたとみて調べている。
  昨年8月、厚生労働省四国厚生支局麻薬取締部の立ち入り検査で発覚した。(共同)
 (以上、日刊スポーツWEBサイトより引用)
      ■         ■
 ニセ医者「見よう見まね」で10年間美容整形手術!
 高知の西武クリニック職員、オーナーを逮捕
 2017/5/24、J-CASTニュースです。
   医師免許がないのに、100人以上に美容整形手術をしていたという高知市の医療法人「西武クリニック」の職員、森勉容疑者(61)が医師法違反の疑いできのう23日(2017年5月)、逮捕された。医学部にも行かず、「見よう見まね」で習得したといい、10年間も「ニセ医師」として手術をしていたという。 
   逮捕事実は昨年2月(2016年)、高知市内の女性(49)に無免許で美容整形手術をした疑いだ。森容疑者は本人によると、京都の大学を卒業し、商社に勤務したりタクシー運転手をしたりしたあと、名古屋市の病院で事務職員として12年間働いた。そこで、医療器具の洗い物をしながら、手術の間近で「見よう見まね」で学んだ。その後、2005年から西武クリニックに入り「大阪の医大を出た」などと話し、医師として整形手術をしていた。家賃20万円の賃貸マンションに住んでいたという。
 西武クリニックには専用のホームページはないが、美容整形の口コミサイトでは知る人ぞ知る病院だった。手術費用の目安は「二重まぶた10万円」「目の下のほくろ取り 30万円」「豊胸 65万円」と 決して安い料金ではなかった。
 ■プラセンタ注射やしみ取り、ほくろ取りも
 逮捕前のインタビューで森容疑者は「(手術したのは)10年以上、100人以上ですね。(施術していたのは)更年期前後の人に効果があるプラセンタ注射やしみ取り、ほくろ取り、いぼ取り。麻酔を打ち、電気メスで切りとることもやりました」。専門家によると、電気メスは難しく危険だというが、本人は悪びれもなく、スラスラと語る。 
 最後に森容疑者は「ご迷惑をおかけして本当に申し訳ないと思っています。反省もしますし、後悔もしています」と殊勝な顔つきで話していた。
 司会の小倉智昭「見よう見まねで整形手術されるとはたまったもんじゃないですよ。手術代がかなり安いと、あれっと思うかもしれないが、他の病院とあまり差がないと、案外、信用されていたのかもしれない」
 この逮捕のきっかけは、整形手術のトラブルなどとは関係なく、麻薬取締官が麻酔をしっかり管理しているかどうか立入調査に入ったときに、本人が医師免許を持っていないことが分かり発覚した。これがなければ、いまも多くの人が整形手術を受けていたかもしれない。森容疑者がニセ医師と知りながら、医療行為をさせていたとして西武クリニックのオーナーの谷川延洋(71)も医師法違反の容疑で逮捕された。
 (以上、J-CASTニュースより引用)
      ■         ■
 こんなニュースを読むと、
 「見よう見まね」で美容整形の手術ができると思う方や、
 美容整形は簡単なんだ!
 …と誤解する、
 ほんものの医師免許証を持った先生がいると思います。
 美容外科医の求人情報を見ると、
 転科可(ゼロから教えます)
 …と書いてあるチェーン店があります。
 そんなに甘くはありません。
 退職する先生が多いので求人もたくさんあるのです。
      ■         ■
 ニュースでは、
 クリニックが悪い!
 オーナーも逮捕
 …という印象を持ちます。
 確かにその通りですが、、、
 私は10年間も見つけられなかった、
 行政の責任もあると思います。
 診療所開設届には医師免許証が必要です。
 自由診療の美容整形でも、
 保健所の検査があります。
      ■         ■
 私は院長として勤務していたなら、
 10年以上で100人以上
 …は少ないと思います。
 桁が1つか2つ違うと思います。
 札幌美容形成外科の患者さんは13年で1万人以上です。
 どんな美容外科だったかわかりませんが、
 10年で100人なら倒産か閉院です。
      ■         ■
 一つだけ幸いなのは、
 整形手術のトラブルなどとは関係なく、
 麻薬取締官が麻酔をしっかり管理しているかどうか立入調査に入ったときに、
 本人が医師免許を持っていないことが分かり発覚した。
 …ということです。
 しみ取り、
 ほくろ取り、
 いぼ取り
 …は簡単ではありません。
 悪性腫瘍の見落としがなくてよかったです。
 美容外科を選ぶのは難しいです。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            できない言い訳よりできる工夫                                                    
    
                         第43回日本熱傷学会(東京)は今日までです。
 残念ですが私は診療があるので、
 一日目だけ参加しました。
 一日目の発表で、
 とても印象に残った言葉です。
 できない言い訳よりできる工夫
 熱傷治療は大変です。
 汗だくの重労働です。
 医師も看護師も汗だくで処置をします。
      ■         ■
 労働環境や作業内容を3Kと表現します。
 きつい(Kitsui)
 汚い(Kitanai)
 危険(Kiken)
 熱傷治療は、
 これにもう一つKがつきます。
 帰宅できない(Kitaku)
 帰れない(Kaerenai)
 です。
 担当医は泊り込みになり、
 担当看護師は業務が終わらなくなります。
      ■         ■
 一人の重症熱傷患者さんは、
 他の重症患者さんの何倍も処置時間がかかります。
 その上、
 呼吸循環動態も不安定です。
 ちょっとでも油断すると、
 血圧が下がったり、
 おしっこが出なくなります。
 その都度適切に対応します。
      ■         ■
 もう一つ、
 一番大変なのが、
 感染との闘いです。
 皮膚という、
 外界から身体を守るバリアーが無くなります。
 重症熱傷で免疫力も低下します。
 亡くなる原因で最も多いのが、
 感染症です。
      ■         ■
 札幌医大の熱傷患者受入中止問題
 2010年2月28日の院長日記です。
 重症熱傷の治療はほんとうに大変です。
 札幌医大の高度救命救急センターで、
 多剤耐性緑膿菌(MDRP)が検出され、
 重症の熱傷患者の受け入れを2年以上も休止しました。
 大変なことでした。
      ■         ■
 大変な熱傷患者さんの治療は、
 嫌われることがあります。
 そんな治療引き受けたくない
 …という人たちもいます。
 治療を引き受けたくないというスタッフがいても、
 仕方がないことだと(私は)思います。
 過労になってしまいます。
 昨日の看護師さんたちは違いました。
 熱意と情熱を持って熱傷治療をしていました。
      ■         ■
 私が感動したのは、
 交流集会ワークショップ
 『熱傷看護におけるカイゼン、創意工夫の取り組みを共有しよう!』
 司会:
 春成 伸之(横浜市⽴市⺠総合医療センター救急医学 准教授)
 豊⾒⼭則⼦(東京⼥⼦医科⼤学⼋千代医療センター看護局看護師⻑)
 WS-2重症熱傷患者の消費エネルギー量を抑える工夫と院内感染を予防するための取り組み
 帝京大学医学部附属病院 救急科
 平山幸枝さん
 …のご発表です。
      ■         ■
 発表の中で、
 熱傷治療の感染症対策と処置について、
 ♡できない言い訳よりできる工夫♡をしましょう!
 …と看護師と医師が、
 力を合わせて、
 知恵を出し合って、
 話し合いをして、
 懸命に治療している姿勢でした。
      ■         ■
 重症熱傷の治療は、
 優秀な医師が一人いてもできません。
 優秀な看護師が一人いても、
 みんなで力を合わせなくてはできません。
 理学療法士がかかわって、
 リハビリをしっかりすることも重要です。
 日本熱傷学会に出席すると、
 熱意と情熱を持って治療している看護師さんがいらっしゃいます。
 素晴らしいご発表をありがとうございました。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            第43回日本熱傷学会(東京)②                                                    
    
                         私がはじめて日本熱傷学会に参加したのは、
 1980年です。
 実に37年前です。
 札幌市教育文化会館で開催されました。
 医師になったばかりでした。
 昔は炭鉱爆発の事故で、
 重症熱傷の患者さんがいました。
      ■         ■
 37年も経つと患者さんも変わります。
 北海道にたくさんあった炭鉱は閉山し無くなりました。
 大きな熱傷は減りました。
 それでも、
 いつ大規模な災害が起こるかわかりません。
 世界中には、
 戦争をしている国もあります。
 戦争になると必ずやけどの患者さんが出ます。
      ■         ■
 時代が変わっても、
 熱傷治療が大変なことは同じです。
 熱傷処置ロボットなんてできません。
 医師と看護師が、
 一人の患者さんに30分から1時間もかかって処置をします。
 熱傷治療は大変です。
 看護師さんとチームワークです。
      ■         ■
 今年の第43回日本熱傷学会は、
 看護師さんの発表が素晴らしかったです。
 まみ子師長さんも、
 熱心に聴いていらっしゃいました。
 交流集会ワークショップ
『熱傷看護におけるカイゼン、創意工夫の取り組みを共有しよう!』
 司会:
 春成 伸之(横浜市⽴市⺠総合医療センター救急医学 准教授)
 豊⾒⼭則⼦(東京⼥⼦医科⼤学⼋千代医療センター看護局看護師⻑)
WS-1 熱傷処置における鹿児島市立病院の取り組み
 小原東充
 鹿児島市立病院7北病棟
WS-2 重症熱傷患者の消費エネルギー量を抑える工夫と院内感染を予防するための取り組み
 平山幸枝
 帝京大学医学部附属病院 救急科
WS-3 ルート抜去予防に対するタイムアウトの有効性について ~重症熱傷患者1事例を通して~
 外山若菜
 北里大学病院 救命救急・災害医療センターEICU病棟
WS-4 熱傷患者に対するチーム医療としての早期リハビリテーション介入の検討
 山口千明
 横浜市立大学附属市民総合医療センター看護部 救命ICU
WS-5 予後不良と予測された熱傷患者の回復過程を振り返って
 山下夏子
 金沢医科大学病院看護部 別館5階病棟
 素晴らしい発表をありがとうございました。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            第43回日本熱傷学会(東京)①                                                    
    
                         第43回日本熱傷学会に参加するため、
 東京に来ました。
 私が医師になった1980年に、
 第6回日本熱傷学会が札幌で開催されました。
 37年前です。
 国際熱傷学会、アジア太平洋地区会議も開催され、
 海外からのお客様がいらっしゃいました。
 私は医師一年目で、
 学会の写真係りでした。
      ■         ■
 今年の第43回日本熱傷学会、
 学会長は私と同年代の、
 仲沢弘明教授です。
 仲沢先生は東京女子医大形成外科から、
 現在は日本大学形成外科教授をなさっていらっしゃいます。
 しかも、
 日本熱傷学会代表理事です。
 私が最も信頼する形成外科医のお一人です。
      ■         ■
 仲沢先生が東京女子医大にいらした頃に、
 ティッシューエクスパンダーを使った皮弁の研究をなさっていらっしゃいました。
 それが私が北大形成外科で行っていた研究と同じテーマでした。
 仲沢先生が手術をなさった結果は素晴らしく、
 よく学会で教えていただきました。
 今年は仲沢教授が会長で、
 しかも日本熱傷学会代表理事です。
 感慨深いものがあります。
 とても楽しみな学会です。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            元に戻せる手術                                                    
    
                         私は札幌で美容形成外科を開業する62歳の医師です。
 専門は形成外科です。
 1980年から2017年まで、
 37年間、
 ずーっと形成外科をやっています。
 美容形成外科と書いていますが、
 美容より、
 形成外科がメインです。
 その手術はおやめなさい
 …と言うこともあります。
      ■         ■
 美容形成外科医にはいろいろな先生がいます。
 世の中には…
 お客様のご希望であれば…
 どんな顔にでもしてしまう…
 美容外科医もいます。
 そういう先生を否定するのではありません。
 必要とされているので…
 繁盛されているのです。
      ■         ■
 私は自分が開業する時に…
 イメージは自然
 自然な仕上がりを大切にします。
 …を…
 札幌美容形成外科のコピーにしました。
 もの足りないとか…
 もう少し(二重の)幅を広く…
 …と言われることもあります。
      ■         ■
 札幌美容形成外科で手術をした患者さんでも、
 元に戻してください
 …と言われることがあります。
 目と鼻の手術に多いです。
 私が言われたのは、
 二重の手術です。
 開業して5年以内が多かった気がします。
 幅を広くしてくださいと言われ、
 私としては限界まで広くしました。
      ■         ■
 残念なことに、
 人間は後悔する生き物です。
 キレイになりたい…
 その一心で二重の手術を受けました。
 私が見ても…
 職員が見ても…
 誰が見ても、
 自然な二重なのに…
 元の顔とは違うのです。
 元に戻してください!
 という方がいらっしゃいます。
      ■         ■
 私は♡美容外科♡は、
 形成外科とは違うと思います。
 技術だけではやっていけません。
 どんなに丁寧に手術をしても、
 元に戻してください!
 …と言われることがあります。
 少しでも不安があるなら手術はすすめません。
 どうしても手術をするなら、
 最初は元に戻せる手術をおすすめします。
                        
                        
                     
                                    
                                                二重・眼瞼下垂
                        
                            幅広平行二重を狭くする                                                    
    
                         札幌美容形成外科の手術メニューにはございません。
 日本美容外科学会(JSAS)に参加すると、
 ♡幅広の平行二重♡を、
 狭くしたいという患者さんが、
 意外と多いことがわかります。
 私は偏屈でがんこなので、
 最初から幅広で平行の二重は作りません。
      ■         ■
 埋没法で幅広にしたなら、
 まだ狭くできる可能性はあります。
 残念なことに、
 糸を抜いても、
 不自然なラインが残ることがあります。
 がっつり切開された目を、
 先生、お願いだから、
 狭くしてください。
 …と言われても無理なことがあります。
      ■         ■
 二重の手術は東洋人に多い手術です。
 日本は二重埋没法発祥の地です。
 古くからいろいろな手術法が考えられています。
 埋没法は、
 どこで受けても同じではありません。
 なんちゃって美容外科医がするのと、
 ベテラン美容外科医がするのでは、
 天と地の差があります。
      ■         ■
 経験を積んだ形成外科医でも、
 経験を積んだ美容外科医でも、
 経験を積んだ美容形成外科医でも、
 何度も手術をされた、
 がっつり平行型の二重を、
 幅の狭いナチュラルな二重にするのは難しいです。
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 まぶたのトラブル症例2017
 2017年2月の
 第28回日本眼瞼義眼床手術学会で見た、
 まぶたのトラブル症例です。  
 ■トラブル1
 幅広の平行二重を希望した患者さん、
 片方の目だけ、
 もうちょっと大きくしたいという希望でした。
 担当の先生は、
 この程度だったら手術はおすすめしません。
 …とご説明されました。
 私もちょっとした左右差は、
 手術で治すのは難しいとよく説明します。
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 満足できなかった患者さんは、
 他の形成外科専門医のところに行きました。
 みごとに片目だけ、
 超幅広の平行二重になりました。
 担当の先生は、
 これで仕上がりです
 いい結果です
 患者さんは泣きながら戻ってきました。
 残念なことですが腕のいい先生でも簡単に治せません。
      ■         ■
 第105回日本美容外科学会(JSAS)で発表された先生の中では、
 銀座S美容・形成外科クリニックの、
 酒井直彦先生の手術が、
 とても丁寧でお上手でした。
 さすが、
 北里大学形成外科で研鑽された先生です。
 信頼できる美容形成外科医だと感じました。 
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            鼻の手術は難しい2017                                                    
    
                         第105回日本美容外科学会
 日本人のコンプレックスは、
 目と鼻だと思います。
 私は目の手術はたくさんしていますが、
 鼻の手術はしていません。
 控えめなプロテーゼを入れる手術だけです。
 鼻翼縮小びよくしゅくしょうや
 鼻尖形成びせんけいせいは止めました。
 難しいからです。
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 今年のJSASでは、
 鼻尖・鼻翼・鼻中隔のシンポジウムがありました。
 私が素晴らしいと思った、
 渡辺頼勝先生が座長でした。
 このシンポジウムを聞いて、
 鼻翼を縮小されすぎた患者さんの修正が、
 いかに大変かよくわかりました。
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 同じ学会で、
 韓国美容外科学会との合同セッションがありました。
 KAASセッションです。
 Jung先生です。
 韓国の鼻の先生
 鄭東學(ジョン・ドンハク)先生。
 英語表記はDong-Hak Jung先生です。
 米国形成外科学会誌PRSに掲載された症例を
 たくさん見せてくださいました。
 鼻の形成外科では世界一です。
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 Jung先生ほど、
 PRSに論文を書いた先生はいません。
 どれも素晴らしい結果です。
 私がすごいと思うのは、
 先生の熱意です。
 以前の学会発表は英語でしたが、
 今年は2つの発表を日本語でなさいました。
 アメブロも書いていらっしゃいます。
 台湾の学会で技術指導をしたことも伺いました。
 Jung先生の発表をお聞きしただけでも、
 JSASに参加した意義がありました。
 形成外科の先生にもJSASへの参加をおすすめします。