医学講座

2016年11月1日

 今日から11月です。
 今年のカレンダーもあと2枚です。
 早いものです。
 一年があっという間です。
 今年はいろいろなことがありました。
 親父が3月29日(火)に90歳で亡くなりました
 じいちゃん
 休診日に合わせて亡くなってくれたの?
 息子孝行なみごとな最期でした
      ■         ■
 親父の人生に学ぶ②
 2016年4月9日の院長日記です。
 私にとっていい親父だったか?
 うーん。
 いい親父だったんだと思います。
 私が親父に感謝していることはいくつかあります。
 まず人生で役立っているのが、
 法律とか、
 契約書とか、
 裁判所とか、
 公証人とか、
 ふつうの人が知らない知識を自然と身につけてくれました。
       ■         ■
 これには理由があります。
 裁判所というところ
 2009年7月26日の院長日記に書いてあります。
 私の父は、
 私が子どもの頃に、
 自分の叔父と裁判をしていました
 土地の取得をめぐっての裁判でした。
 父親は薬剤師ですが、
 法律を知らないばかりに、
 土地をだまし取られたと…
 私が小学1年生の頃に、
 NHKの大学講座で、
 法律を勉強していました。
      ■         ■
 その父親の影響か?
 私は社会科の中では、
 政治経済が好きでした。
 地理、
 日本史、
 世界史、
 はまったくダメでしたが、
 政治経済だけは、
 札幌西高校でも、
 10段階評価の10でした。

 現役合格できたのは同志社大学法学部だけでした。
 結局、浪人して医学部へ進みました。
      ■         ■
 親父の教えのおかげで裁判でもめげてません
 大同生命との裁判は札幌地裁で継続中です。
 私は札幌美容形成外科が有利だと読んでいます。
 まず天候です。
 相手方がはじめて札幌の高橋智法律事務所にいらした日です。
 2016年2月8日(月)に高橋智法律事務所で行われた、
 大同生命との協議①には
 東京から、
 虎門中央法律事務所の弁護士柴田征範さん、
 大同生命の不動産部小林課長、
 山田係長がいらっしゃいました。
      ■         ■
 当日は大荒れの天気でした。
 飛行機は大幅に遅れました。
 お昼までにいらっしゃるはずが、
 到着したのは夕方だったと聞きました。
 冬の北海道は欠航がこわいです。
 裁判を早く終わらせたいのでしたら、
 相手方の虎門中央法律事務所の弁護士さんには、
 冬は前日から札幌に入ることを強くおすすめします
 北大の受験生は、
 早い人は2日前から札幌に入ります
      ■         ■
 2016年11月4日(金)16:00からは、
 第2回弁論準備手続です。
 裁判ために札幌美容形成外科の診療に支障が出ています
 開院以来続けてきた、 
 保険診療による腋臭症手術わきが手術は、
 現在はお引き受けしていません。
 腋臭症手術をご希望の患者さんには、
 市立札幌病院形成外科をご紹介しています
      ■         ■
 レーザー脱毛の、
 2年間フリープランもお引き受けしていません
 たとえこのビルに残っているのが、
 札幌美容形成外科一軒だけになっても、
 診療は継続します。
 しかし裁判所の決定には従う必要があります。
 私は金銭での解決は一切考えていません
 仮診療所→新ビルへの入居だけです。
 この問題の解決に数年はかかると読んでいます。
 みなさまからのご支援に感謝しています。

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医学講座

食事変えただけで

 平成28年10月30日、朝日新聞朝刊、
 男のひといきへの投稿です。
 食事変えただけで
 昨年の人間ドックで、コレステロール値や尿酸値などの項目で「イエローカード」が出た。体重も前年より3キロ増えた。再診で医師から「薬を処方するまでではないが、運動をし、酒はやめるように」と言われた。
 酒をやめるのは嫌だが、運動ならできると思い、休日や長期休暇中の空き時間を使ってウォーキングをやった。だが週に数回では、全く効果はなかった。
 今年4月、元同僚が転勤してきて再び一緒に働くことになり、驚いた。がっちりタイプだった彼がスリムになっていたのだ。「どうやって?」と問うと「食生活を変えた」の一言。それしかやっていないという。
 すぐに、飲食量をコントロールすることにした。昼はご飯を少なめにし、コンビニで買うおにぎりは三つだったのを二つに。ラーメンは大盛りをやめた。夕飯の際の発泡酒はできるだけ2缶にとどめ、それ以上はノンアルコールビールに。もったいないと思ってすべて食べるようにしていたが、それもやめた。
 今年8月の人間ドック。驚いたことに全ての数値は標準値になり、体重も2.5キロ減となった。これほど体のことで変化があったのは初めてだ。同僚の実践伝授に感謝したい。
 (静岡県牧之原市 池ケ谷八州志 高校教員 59歳)
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 とても参考になります。
 飲食量をコントロールすることにした。
 昼はご飯を少なめにし、
 コンビニで買うおにぎりは三つだったのを二つに。
 ラーメンは大盛りをやめた
 夕飯の際の発泡酒はできるだけ2缶にとどめ、
 それ以上はノンアルコールビールに。
 もったいないと思ってすべて食べるようにしていたが、
 それもやめた。

      ■         ■
 なるほど
 …と思いませんか?
 もったいないと思って
 すべて食べる

 お気持ちはとてもよく理解できます。
 でも、
 自分の健康が一番大切です。
      ■         ■
 つい先日、
 私がお聞きしている、
 NHKの実践ビジネス英語
 次のような会話がありました。
 We are what we eat, and what you eat for breakfast can determine what kind of person you’ll be for the rest of the day.
 食べたものが私たちの体を作るのですから、朝食に何を食べるかによって、その日1日の調子が決まることがあるのです。
 食生活が大切です
 静岡県牧之原市の池ケ谷八州志先生、
 いいお話しをありがとうございました。

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日ハム日本一おめでとう!

 平成28年10月30日、北海道新聞朝刊の社説です。
 日ハム日本一
 熱い声援が生んだ快挙
 2006年以来、10年ぶりに日本一を手にした。その喜びを道民みんなで分かち合いたい。
 プロ野球の北海道日本ハムがきのうの日本シリーズ第6戦で、セ・リーグの覇者広島を下し、シリーズを4勝2敗で制した。
 両チームとも第5戦まで、ファンの強力な後押しを受け、それぞれ本拠地で勝利を収めてきた。
 そうした流れの中、日本ハムが敵地での第6戦を勝ち切ることができたのは、地元・札幌ドームで3連勝した勢いを広島に持ち込めたのが大きかったといえる。
 勝敗を別にしても、両チームのプレーは見応え十分だった。全力を出し尽くした選手たちに拍手を送りたい。
 シーソーゲームとなった第6戦は、八回2死走者なしから6点をもぎ取った。持ち味の粘りを存分に発揮した。
 今季の両チームの特徴は、地元での強さだ。レギュラーシーズンの勝率は日本ハムが6割5分で、広島は7割を超えている。
 日本シリーズにもその特徴が表れた。ともに地域密着を掲げ自前で選手を育ててきただけに、ファンの支持は熱烈で、その声援が選手を奮い立たせたのは確かだ。
 日本ハムにとって大きかったのは、2連敗で迎えた札幌ドームでの3連戦を、すべて逆転勝ちしたことだ。
 リードを許しても、投手陣が踏ん張りを見せた。それが、延長となった第3戦における大谷翔平選手のサヨナラ安打、第5戦の西川遥輝選手のサヨナラ満塁本塁打につながった。
 今季限りで引退する広島の黒田博樹投手と大谷選手との対決も、新旧交代の舞台として語り継がれることだろう。
 今夏、北海道は大きな台風被害を受けた。そんなときに、白星を積み重ね、首位を追い詰めていった日本ハムの姿は励みとなった。
 ペナントレースの劇的な逆転優勝とそれに続く日本一が、道民に元気を与えたのは間違いない。
 球団は昨季終了後、「みらい創造ミーティング」を札幌ドームで開き、幹部らがチームの運営方針を直接、ファンに語りかけた。経営収支も明らかにし、選手の育成について意見を交換している。
 こうした姿勢がチームとファンの距離をこれまで以上に縮めた。
 2016年11月20日には札幌市内で優勝パレードが予定されている。快挙を祝うとともに、これからもチームと道民が互いに支え合う関係であり続けたい。

20161030
 

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 北海道民として、
 これほど嬉しいことはありません。
 日本一です。
 ほんとうにおめでとうございます。
 10年ぶりです。
 10年前、
 札幌美容形成外科は開院2年目でした
      ■         ■
 札幌駅前通りの優勝パレードを、
 今でも忘れません。
 札幌美容形成外科の職員が、
 NHKテレビで全国中継されました
 今年は札幌ドームで3連勝。
 しかも
 第5戦は西川遥輝選手のサヨナラ満塁本塁打です。
 88歳の私の母親も応援しているようです。
 札幌美容形成外科もサヨナラ満塁本塁打で、
 大同生命との裁判に勝ちたいです。
 絶対に負けません

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脂肪吸引をやめた理由

 美容外科医を辞めようと思う時
 2016年10月28日の院長日記です。
 私だけではなく、
 他の美容外科医も、
 美容外科をやめよう
 …と思う時があるようです。
 美容外科医の悲哀
 美容外科医は、
 決して楽でもうかる仕事ではありません。
      ■         ■
 私は目の手術が好きです。
 自分には何の責任もないのに、
 生まれつき目が細くて小さいと
 損をします
 ちびまる子ちゃんに出てくるキャラクター、
 みぎわ花子さん
 永沢くん(永沢君男)
 二人とも目が小さいです。
      ■         ■
 目の手術は繊細です。
 0.1㎜でも左右差の原因になります。
 眉の位置
 眉の動き、
 おでこのしわ
 黒目の大きさ
 まつ毛の向き
 顔全体の左右差、
 とにかくよく見ながら手術をします。
      ■         ■
 手術用顕微鏡を使って、
 62歳でも職人の技を生かしています
 同じ美容外科手術でも、
 脂肪吸引は違います。
 0.1㎜の誤差は許されます。
 脂肪吸引は体力勝負です。
 超音波を使った機器など、
 最新の機器を使っても疲れます。
      ■         ■
 脂肪吸引で一番大切なのは、
 事故を起こさないこと
 死亡吸引
にしないことです。
 目の手術が0.1㎜の時計職人だったら、
 脂肪吸引は身体の彫刻家です
 余っている皮下脂肪を、
 脂肪吸引の管で彫刻します。
      ■         ■
 彫刻の時に、 
 間違って管をお腹に突き刺すと、
 死亡吸引
 脂肪吸引を一日に2件もやると、
 右手も左手もくたくたになります
 ふつうは、
 利き手の右手で脂肪吸引管をがっちり握ります。
 左手で脂肪をがっちりつかみます。
 左手でつかんだ脂肪層に右手の管を入れて吸引します。
      ■         ■
 手もとが狂って、
 お腹に突き刺すとアウトです。
 範囲が広いと、
 だんだん疲れてきます。
 脂肪吸引の手術ビデオを見ると、
 術者の術衣が汗だらけになっていることがあります。
 大変だなぁ~と思います。
 62歳には無理です。
      ■         ■
 一番こわい合併症は、
 脂肪塞栓しぼうそくせんです
 吸引でこわれた脂肪のつぶが、
 肺につまってしまいます。
 大腿骨骨折などで起こることがあります。
 脂肪吸引でも起こる可能性があります。
 こんなことをHPに書いている美容外科はないと思います。
 脂肪注入で、
 目の血管に脂肪が入って失明もあります
 簡単に細くなれると思うととんでもないことになります。
 裁判事例もあります
 私が脂肪吸引をやめた理由です。

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医学講座

美容外科医を辞めようと思う時

 京都の第39回日本美容外科学会から札幌に帰ってきました。
 札幌は寒いです。
 学会長の出口正巳先生は私と同年代です
 診療をしながら、
 手術をしながら、
 これだけの学会を準備するのは大変なことです。
 出口先生に心から感謝しています。
 ありがとうございました。
      ■         ■
 学会で知り合いの先生と話しました。
 美容外科はストレスが多い職種です。
 何人もの先生から、
 リスクの高い手術やめました
 …とお聞きしました。
 訴訟になったりすると大変です。
 私も脂肪吸引や豊胸術はやめました。
      ■         ■
 印象に残ったのが、
 私のように形成外科出身の美容形成外科医は、
 形成外科は国民医療に必要だが、
 美容外科はほんとうに必要なの?
 ぜいたく品の医療じゃないの?

 …こんな疑問をいだくことがあります。
 美容外科をやめようと思ったこともあります。
      ■         ■
 美容外科医の悲哀
 2009年4月14日の院長日記です。
 美容外科の先生は、
 高給で…
 当直がなくて…
 キレイな女の人を相手にして…
 さぞ優雅な生活だろうと…
 思っていらっしゃる方は?
 いらっしゃいませんか?
      ■         ■
 当直がないのは事実ですが、
 朝から深夜まで働いています。
 私からのメール返信が深夜で、
 驚かれた方も少なくないと思います。
 一年365日、
 一日も休まずに働いています。
 有給休暇もありません。
 代診を頼んだこともありません。
      ■         ■
 私はキレイな花を見るのも、
 作るのも好きです。
 高校生の時から趣味の園芸を見ていました。
 (最近は時間がないので見ていません)
 毎日診療をしていると、
 患者さんから…
 励ましていただくことが多いのですが、
 たまに凹むことがあります。
      ■         ■
 昔、北大形成外科の先輩が
 口唇癌の手術をして、
 手術部位から糸が出てきました。
 何度か続けて糸が出たので、
 どうせ安い糸つかってんだべさ!
 と言われて凹んでいました
 当時、使っていたのは最高級の糸でした。

      ■         ■
 美容形成外科をやっていて、
 安い糸使ってるというクレームはありませんが、
 ちょっとした左右差は、
 保険診療で眼瞼下垂症手術をしても気になるものです
 黒いシミを取ってくださいと言われて、
 悪性黒色腫だったら大変です。
 建物明渡し訴訟の被告は仕方がないですが
 医療裁判の被告にだけはなりたくありません
      ■         ■
 多くの先生が、
 美容外科医を辞めようと思った時に、
 患者さんから、
 先生のおかげで
 きれいになれました
 …と言われて、
 やっぱ俺やろうと思うそうです。
 私も同じです。
 100万ドルの笑顔で、
 先生ありがとうと言われると嬉しいです。
 他の先生たちも美容外科医を続けられるのは、
 患者さんのおかげです
 患者さんに感謝しています

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医学講座

第39回日本美容外科学会(京都)④

 京都で開催された第39回日本美容外科学会
 私はよく学会に参加していますが、
 はじめて学会で落語を聞きました。
 実にいい経験でした。
 招請講演
 ①江戸古典落語 演目「目黒のさんま」
 春雨や落雷
 ②笑いの医療 (笑いと免疫力 、、、 そして健康)
 安部正之先生(元松江赤十字病院形成外科部長)

      ■         ■
 私が知っている安部正之先生は、
 松江赤十字病院形成外科部長でした。
 学会発表を積極的になさっていらっしゃいました。
 安部先生は長崎大学形成外科のご出身です。
 第39回日本美容外科学会会長の出口先生の先輩です。
 出口先生が長崎大学形成外科に入局した時には医局長でした。
 仕事にはとても厳しい先生だったが、
 当時から落語で皆を和ませてくださったと、
 出口先生が紹介されました。
      ■         ■
 春雨や落雷
 日本でただ一人、
 医師免許を持った真打の先生です。
 先生のHPから引用させていただきます。
 平成21年、安部整形外科医院を後進にゆずった後、
 “古典落語”と“いきいき医学講話”の
 二部構成からなる“お達者落語会”を主宰。
 全国各地に出向いて年間100回以上の口演をし、
 “笑って免疫を高め、病気に打ち勝ちましょう”と、
 笑いの不思議な力について面白おかしく語る。

      ■         ■
 とても勉強になりました。
 安部先生のような生き方もあるのだなぁ~
 すごいなぁ~

 正直な感想です。
 講演の最後に、
 会場で全員が起立して、
 笑いの練習をしました。
 一日5回、
 わ~はっはっは
 わ~はっはっは
 わ~はっはっは

 …とお腹から笑うんだそうです。
 やってみると身体がぽかぽかしました
 とてもいい健康法だと思います。
 安部先生と会長の出口先生に感謝しています。

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医学講座

第39回日本美容外科学会(京都)③

 学会は勉強の場です。
 旧知の先生と情報交換の場でもあります。
 医学は日々進歩するので、
 たとえ美容形成外科医でも、
 勉強を続けないとダメだと思います
 京都の第39回日本美容外科学会でも勉強しました
      ■         ■
 学会初日の続きです。
 特別講演
 黒色を呈する皮膚病変の鑑別
 -ダーモスコピーの補助的診断への重要性-
 中川秀己
 (東京慈恵会医科大学皮膚科学教室)

      ■         ■
 美容外科学会なのに、
 どうして皮膚科の先生が講演?
 しかも、
 黒色を呈する皮膚病変
 肌の若返りの勉強じゃなくて、
 皮膚腫瘍の勉強なの?
 …なんて思わないでください。
      ■         ■
 女性がとても気にする、
 お肌のしみ
 ちゃんと勉強した先生にかからないと、
 大変なことになります。
 はっきり言って、
 学生時代に皮膚科をまじめに勉強しない人がいます。
 そんな人がお金もうけをしたくて、
 なんちゃって先生になると悲劇が起こります。
      ■         ■
 中川先生のところには、
 悪性黒色腫をしみと誤診された患者さんが来院されます。
 ちゃんと診断する機器(ダーモスコピー
 診断する目
 診断する能力、 
 …がない医師

 レーザー屋さんがすすめるままに、
 もうかる機器を買うことがあります。
      ■         ■
 レーザー機器でやけどはよくあります
 あとが残ることはありますが、
 命を落とすことはありません。
 中川先生のご講演で、
 悪性黒色腫をしみと誤診して、
 亡くなられた30代の方がいると聞きました。
 訴訟になったら100%医療者側が敗訴です
      ■         ■
 東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
 中川秀己教授と、
 第39回日本美容外科学会長の出口正巳先生は、
 鹿児島ラサール高校で同級生だったそうです。
 出口先生の人脈で、
 とても素晴らしいご講演をを聞くことができました。
 昔はなかった黒や茶色のしみが、
 顔や身体にできたら、
 保険診療でダーモスコピーを受けてください。
 無料相談の、
 なんちゃってはダメです。

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医学講座

第39回日本美容外科学会(京都)②

 第39回日本美容外科学会会長は、
 大阪のカリスクリニック院長出口正巳先生です。
 出口先生は、
 長崎大学形成外科のご出身で、
 大阪の白壁美容外科にいらした先生です。
 今年の学会のテーマは、
 良い結果を得るための智恵と工夫
 患者さんに寄り添って十分な説明をしたうえで
 治療法を選択すると同時に、
 学会が綱領として掲げる
 「社会倫理を重んじる」心構え
です。
      ■         ■
 2日間の学会で、
 たくさんのことを学んで帰ります。
 一日目は8:00~9:00美容レーザー適正認定講座
 イチゴ状血管腫(乳児血管腫)治療の最前線
 プロプラノロール内服療法VSレーザー

 斗南病院形成外科の佐々木 了ささきさとる先生のご発表をお聞きしました。
 勉強になりました。
      ■         ■
 イチゴ状血管腫という病気があります。
 過去の院長日記でも取り上げています。
 苺状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ)
 2009年5月18日の院長日記です。
 このイチゴ状血管腫の治療が大きく変わりました。
 病気の名前も、
 いちご状血管腫から
 乳児血管腫(Infantile Hemangioma:IHになりました。
      ■         ■
 第57回日本形成外科学会【長崎】①
 2014年4月9日の院長日記でご紹介しています。
 プロプラノロールという飲み薬が、
 乳児血管腫治療薬として認可されました。
 ヘマンジオルシロップという商品名です。
 2016年7月4日
 商品名ヘマンジオルシロップ小児用0.375%の製造販売が承認されました。
      ■         ■
 1日あたり1mg/kg~3mg/kgを2回に分割し、
 経口投与します。
 投与は1日1mg/kgから開始し、
 2日以上の間隔を空けて1mg/kgずつ増量、
 1日3mg/kgで維持するのが、
 添付文書に書かれた投与法です。
      ■         ■
 気をつけなければいけないのが、
 低血糖と低血圧です。
 喘息様の発作にも要注意です。
 顔に大きな血管腫がある患者さんは、
 頸部にも血管腫できていることがあります。
 声門近くの下咽頭に血管腫があるとやばいです。
      ■         ■
 投与後に喘鳴が聞こえたら注意です。
 佐々木了先生の結論は、
 ヘマンジオルシロップは効きます。
 でも効き目が悪いこともあります。
 そんな時はレーザーをかけます。
 そうすると薬で治らなかった患者さんが
 よくなっていました。
 赤ちゃんに赤いアザができたら、
 このページを読んでください。
 第一選択はヘマンジオールシロップの内服です。
 効かない症例にはVビームレーザーです。

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医学講座

第39回日本美容外科学会(京都)①

 日本美容外科学会に参加するため京都に来ました。
 雪の札幌から来ると京都はあたたかいです。
 昨日の朝ANA772便で来ました
 札幌→大阪(伊丹)への便です。
 札幌から京都に来るには、
 伊丹空港が便利です。
 空港からバスで京都まで来ました。
      ■         ■
 伊丹空港に着くと、
 昔のことを思い出します。
 子供が小さいころ、
 義父がよく迎えに来てくれました。
 残念なことに、
 64歳で心筋梗塞で亡くなりました
 残された義母は82歳になり、
 札幌市西区のマンションで暮らしています。
      ■         ■
 私が結婚する前が、
 人生で一番楽しかった頃でした。
 研修医の給与は安く…
 お金もありませんでしたが…
 胸をときめかせた頃でした。
 研修医の休日は…
 月に2回程度の休みだけ…?
 土曜日の夕方の便で…
 千歳→大阪へ行き。
 日曜日の午後の便で…
 大阪→札幌に戻るという…
 短時間のデートでした。
      ■         ■
 土曜日に心ときめかして搭乗したのが…
 ANA778便でした。
 日曜日の帰りの便が…
 ANA776便です。
 伊丹空港への着陸は、
 大阪市内上空から進入します。
 左側の窓際(座席番号A)に座っていると…
 着陸する前に大阪城が見えます。
 皆様、当機は間もなく着陸いたします。
 シートベルトをしっかりとお締めください。
 という機内アナウンスが聞こえてきます。
 昨日も大阪城がよく見えました。

こんな日もありました
結納の日1981

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医学講座

院長日記10周年

 私の院長日記は、
 2006年10月22日からはじまりました。
 ちょうど満10周年です。
 われながらよく続けたものです。
 院長日記を続けられたのは、
 さくらんぼさんからのコメントが原動力です
 荻野利彦先生の裁判がはじまりでした
      ■         ■
 まさか10年後に、
 自分が大同生命との裁判の被告になるとは
 夢にも考えていませんでした。
 しかも、
 私の院長日記を標的にされました。
 日本初のブログ裁判です
 この裁判は負けられません。
 全国の老朽化したビルで細々と営業する、
 全国の中小企業のためです。
      ■         ■
 おもしろいことに、
 中小企業の味方だという大同生命が、
 絶対に負けないというTVCMまで流してくれてています
 大同生命のやり方が正しいのか、
 大同生命保険
 執行役員
 小川琢磨広報部長
HTBテレビの取材で言われたように
 第三者の司法という目で、
 きっちりと判じてもらいます

      ■         ■
 それにしても、
 世の中はわからないものです。
 私の高校の同級生、
 すみれさんからも、
 コメントをいただくようになりました。
 本間くんと呼ばれた頃を思い出して
 楽しく院長日記を書いています。
 今日は日本美容外科学会のために京都に行きます。
 これからもつたない院長日記をつづけます。
 さくらんぼさん
 なっちゅんさん

 すみれさん、
 くくるんさん
 読んでいただきありがとうございます。

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