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ビル建替_院長日記の効果

 2016年のお正月明け早々、
 突然やってきた大同生命不動産部からの電話
 2016年1月9日には不愉快な文書が届きました
 コンタクトオフビルのテナントには、
 オーナーチェンジだけを告げました。
 ビル建替のことは、
 わからなかったテナントさんもありました。
      ■         ■
 私が院長日記で詳細を報告しているので
 この院長日記を読んで、
 弁護士の高橋智先生に相談なさったテナントさんもいます。
 大同生命の工藤稔社長からは、
 予想通りコメントはありません
 文書が送られてきた後は、
 何の連絡もありません。
      ■         ■
 私がはじめてビル建替を告げられたのは、
 開業3年目の2007年でした
 せっかく高いお金をかけて作った手術室なのに、
 なんてことだ!ととても困りました。
 幸いなことに、
 リーマンショックという風が吹いて
 ビル建替え計画も吹っ飛んでしまいました
 ♡幸運♡でした。
      ■         ■
 ビルのオーナーさんが変わって
 美容室やネイルサロン、リラクゼーションのお店まで増えて、
 若い女性が気軽に入れるビルになりました
 札幌美容形成外科としては大歓迎でした。
 昔のビルにはサラ金が2軒入っていました。
 ちょっと入るのに抵抗があるビルでした。
 今は地下歩行空間出口もすぐ近くにあり
 とても便利な立地です。
      ■         ■
 今から2年くらい前に、
 お隣の大同生命ビルが建て替えるようだと聞きました。
 昨年秋には1FのJTBさんが移転しました。
 地下歩行空間直結で、
 札幌グランドホテルの地下です。
 いいところに移転されたものです。
 きっとお客さんが増えていると思います。
 大同生命ビルの店子さんは、
 2年前から着々と準備をされていました。
      ■         ■
 ところがこちらのコンタクトオフビルは、
 お正月明けに突然の電話です
 一部のテナントには、
 2016年で契約打ち切りを予告されたようです。
 大同生命のHPには
 「最高の安心」と「最大の満足」と書いてあります。
 お客さんの生命に保険をかけて、
 安心を売る会社です。
      ■         ■
 確かに6ヵ月前退去予告というのが不動産にはあります。
 平和に暮らしていたコンタクトオフビルの店子
 工藤さん、
 あなたは末期のガンです。
 余命半年です。

 …と宣告するようなものです。
 バブル期の悪徳不動産屋じゃあるまいし、
 生命保険会社としては最低です
      ■         ■
 私がいくら調べても、
 ビル立ち退きについて書いたブログはありません。
 立ち退き料には高額の税金がかかります
 お金なんかいりません
 私たちは平和に生計を立てたいだけです
 裁判になれば公開された法廷で
 大同生命の主張がおおやけにされます。
 株主にも取引先にも投資家にも公開されます
 もちろん院長日記で公開します
 将来、同業者が困らないように記録を残します

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鼻の整形2016

 目鼻立ちという言葉があります。
 鼻が低い日本人にとって、
 鼻筋が通った顔はあこがれです。
 札幌美容形成外科では、
 開院以来シリコンプロテーゼによる隆鼻術、
 パーレインPerlaneというヒアルロン酸注入、
 レディエッセRediesse注入を実施してきました。
      ■         ■
 今まで一例もトラブルはありませんが、
 パーレインは注入を繰り返していると、
 ゾウの鼻のように幅が広くなってしまいます
 1.0ccから0.5ccに量を減らしましたが、
 逆にあまり売れなくなってしまい中止しました。
 2012年になり、
 レディエッセRediesseという注入剤による整形が、
 大学病院からも発表されるようになりました
      ■         ■
 札幌美容形成外科でも、
 2012年10月からレディエッセRediesse注入を開始しました。
 美容外科としては一番遅いほうです。
 今でも慎重に投与すれば安全だと思っています。
 残念なことですが、
 2015年9月にレディエッセによる失明が文献として報告されました
 札幌美容形成外科では一例もトラブルはありませんが、
 レディエッセを中止しました
      ■         ■
 パーレインPerlaneというヒアルロン酸注入にも壊死症例が報告されています。
 ただ注射すればいいってものではないのに、
 鼻の血管解剖もわからない先生が
 やみくもに注射すると壊死になります。
 副作用が生じた後の対応も悪いと、
 鼻が大きく変形します
      ■         ■
 それでは、
 鼻の整形は無理なのでしょうか?
 TVを見ていると、
 つくった鼻と思われる方が映っています。
 かなり不自然な形もありますが、
 小さめのシリコンインプラントを、
 控えめに入れるのはいい方法だと思います。
 もちろんシリコンインプラントにも、
 感染や露出というリスクはあります。
      ■         ■
 石灰化という小さなしこりが、
 インプラント周囲にできることがあります。
 20代で入れた人が、
 50歳とか60歳になった頃にできることが多いです。
 私は85歳の女性が、
 先生、昔入れた鼻が硬くなった
 火葬場で焼かれた時に、
 変なもの出ないだろうか?

 …と相談されたことがあります
      ■         ■
 シリコンインプラントは、
 火葬場で焼かれても出てきません。
 その上品なご婦人は、
 石灰化したインプラントを、
 新しいインプラントに入れ替えて、
 上品な鼻を維持されました。
 感染や露出、石灰化のリスクはあっても、
 適切に見つけて取り出せば大丈夫です。
 こわがりの人にはおすすめしませんが、
 鼻の整形をしたければシリコンインプラントをおすすめします
0709-5
0709-4

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介護保険を使う_①被保険者証、気軽に再交付を

 自分の親介護保険を使うまで
 恥ずかしながらまったく知りませんでした。
 役所からもらった書類もよくわかりません。
 平成28年1月18日の朝日新聞朝刊、なるほどマネーにとても参考になる記事がありました。
 なるほどマネー
 介護保険を使う1被保険者証、気軽に再交付を
 80歳の母が弱ってきたので、介護保険について知ろうと市役所で「介護保険のしおり」をもらってきましたが、難しくてよく分かりません。「介護保険被保険者証」があるというのですが、どこにしまったのかも分からず困っています。
 介護保険は、病院のように健康保険証を持っていけば診てくれるような分かりやすいものではありません。役所の「しおり」を読んで、頭を抱えてしまう人も多くいます。この連載で、なるべく分かりやすく説明していきたいと考えています。
 まず、病院に持っていく健康保険証にあたる「介護保険被保険者証」ですが、65歳になると市区町村から送られてくるものです。でも、65歳は働いている人も多くて、介護はまだひとごとと考えている人も多くいます。その時に大切にしまったとしても、80歳の方にとって15年も前の話なので、しまった場所を忘れるのは自然なことです。再交付を申請しましょう。
 申請は、本人か同居の家族であれば特別な書類はいりません。地元の市区町村で申請書に住所、氏名などを書いて、運転免許証などの身分証明書を示せばその場で再交付されます。介護事業者などが代わりに申請することもできますが、その場合は自宅に郵送されてきます。電話で頼んでも郵送されてきますので、気軽に申請しましょう。
 次に、介護保険を使ったサービスを受けるためには介護が必要であることを確かめる「要介護認定」が必要です。認定を受けるためには地元市区町村による調査が必要です。介護と医療の保険証、印鑑を持って申請に行きましょう。申請書には、①要介護申請をする人の住所、氏名など②認定調査の日程を調整する窓口になる家族などの連絡先③かかりつけにしている医師の連絡先などを書きます。
 かかりつけ医がいない人もいますが、その場合は市区町村が紹介する制度もあります。今後の介護生活のことを考えると、かかりつけ医は自宅に往診もしてくれる医師であればより安心です。おおむね中学校区ごとに介護の相談窓口になる「地域包括支援センター」が設置されているので、今後のことを含めて相談に行くとよいでしょう。
 調査は役所の職員か、役所から委託されたケアマネジャー(介護支援専門員)が、自宅や入院している病院などに来て、本人から聞き取り調査をします。調査は、自力で立ち上がったり歩いたりができるかの確認から始まって、洗顔や排便ができるかや自分の年齢や居場所を理解しているかなど、74項目あります。
 調査結果はコンピューターにかけられて、その人を介護するために1日の合計で平均的に何分かかるかを、機械的に計算する「第一次判定」が出ます。
 これとは別に、かかりつけ医からの意見書が出て、医師、看護職員、介護関係者らによる「介護認定審査会」が開かれ、「第二次判定」が出ます。その結果は、「要支援」の2段階、または「要介護」の5段階に分けられて(表参照)、「介護保険被保険者証」に印刷されます。
 介護保険は、この7段階に応じて受けられるサービスの上限を決めているため、要介護認定は大切です。次回は、認定を受ける際の注意点を詳しく説明します。(全10回)
 中村寿美子 介護カウンセラー。「有料老人ホーム・介護情報館」館長。昨年7〜10月の「なるほどマネー」で「老人ホームを選ぶ」を担当。
20160119-1

(以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 今の父親の状態は、
 要介護3か4です。
 つい12月までは、
 せいぜい要介護2でした。
 一瞬の大腿骨骨折で介護度が変わります
 12月に札幌市西区役所に申請をしましたが、
 まだ結果は通知されていません。
 これから介護保険を使うのに不安です。
      ■         ■
 自分にも、
 65歳になったら、
 介護保険被保険者証が送られて来ることすら、
 恥ずかしながら知りませんでした。
 あと3年半です。
 毎日病院に通うのも大変です
 89歳までマンションで過ごせたのだから、
 余生はサービス付高齢者住宅を見つけます。
 しばらく親父の世話が続きます。

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雪道で転倒し顔面骨骨折

 今朝のTVで東京の大雪が映っていました。
 銀座の車道に雪がありました。
 大雪のお見舞いを申し上げます。
 雪道はすべるので
 転倒に注意です
 顔の骨を骨折することがあります。
      ■         ■
 私の形成外科専門医10症例、
 顔面骨骨折は雪道で転倒した患者さんです。
 函館中央病院形成外科で手術を担当させていただきました。
 雪道ですべって、
 前のめりに転倒し、
 路面で顔面を強打しました。
 患者さんは、
 まさか骨が折れているとは思わなかったそうです。
      ■         ■
 病名は右頬骨骨折きょうこつこっせつです。
 幸いなことに、
 顔面の皮膚は切れていませんでした。
 右頬が腫れていました。
 眼球結膜に出血がありました。
 白目が赤くなっていました。
 患者さんは右頬が腫れているだけだと思ったようです。
      ■         ■
 形成外科外来で診察です。
 口を開けられるか聞いてみます。
 お口を開けられますか?
 痛くてこれ以上開きません。
 上の歯と下の歯の間の距離を測定します。
 2センチしか開きません。
 開口障害かいこうしょうがいと言います。
      ■         ■
 次に上口唇に触れてみます。
 ちょうど歯医者さんで麻酔がかかったように、
 右側の上口唇だけがしびれています。
 噛んでいただくと、
 右上顎の歯は、
 麻酔がかかったような感覚です。
 右上の歯ぐきも感覚がにぶいです。
 眼窩下神経麻痺がんかかしんけいまひです。
      ■         ■
 右目だけ白目が赤く充血しています。
 視力に異常はありません。
 正面を向いた時は正常に見えます。
 上を向いてもらうと、
 右目だけ上を向けません。
 上転障害じょうてんしょうがいと言います。
 上を向くと、
 ものが2つに見えます。
 複視ふくしと言います。
      ■         ■
 これだけの症状がそろっていると、
 レントゲンを撮らなくても診断ができます。
 右頬骨骨折みぎきょうこつこっせつです。
 右眼窩底骨折みぎがんかていこっせつもあります。
 この患者さんの手術を担当させていただき、
 手術結果も問題がなかったので、
 形成外科認定医10症例にさせていただきました。
 北海道の住人でも、
 雪道で転倒して骨折します。
 くれぐれも注意してください
 歩き方も大切です

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家族にしかできないこと

 私が父親にできることは、
 爪切り
 髭剃り、
 食事介助くらいです。
 医師としてできることは、
 病院の先生にお任せです。
 専門家にお願いするのが一番いいです。
      ■         ■
 逆に家族にしかできないことがあります。
 じいさんの好み、
 岡崎の八丁味噌が好きだなんて
 おそらく想像もつかないと思います。
 昔の話しをするのも、
 家族にしかできません。
      ■         ■
 つい昨日のことや、
 つい数時間前のことは忘れてしまっても
 遠い昔のことはよく覚えています。
 父親に、
 岡崎に行ったことがあるの?
 …と聞いてみました。
 紀一さんと行ったと言いました。
 第二次世界大戦の前です。
      ■         ■
 不思議と昔のことはよく覚えています。
 父親の食事の好みはわかりません。
 母親の話しによると、
 肉は食べないそうです。
 野菜もあまり食べません。
 昨夜は八丁味噌もいらないと言ったので、
 桃屋のごはんですよ
 昔の江戸むらさき
 …をつけて食べました。
 私が子供の頃の食卓にありました。
      ■         ■
 ふだんは親不孝な息子なので、
 手術後くらいは、
 病院の先生や看護師さん、
 病棟の看護助手さん、
 お掃除の方にご迷惑をかけないように、
 家族にしかできないことをしています。
 今日も18:00の夕食介助に行きます。

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学会出張中止2016

 今日は東京で開催される、
 第125回日本美容外科学会に日帰りで出席する予定でした。
 残念なことに、
 1月13日(水)に父親が手術を受けたため、
 学会出張は中止しました。
 聞きたい演題もあるのですが、
 今回は諦めました。
      ■         ■
 医者は親の死に目に会えないと言われます
 自分の親より、
 自分の患者さんに責任があるからです。
 休みを取ろうにも、
 交代してくれる先生がいません。
 私の先輩や後輩でも、
 親が死んでから実家に向かった先生が何人もいます。
      ■         ■
 私が親の立場だったら、
 『先生や看護師さんによくしてもらっているから、』
 『無理して来なくてもいいょ。』
 ドナーカードに書いてあるから…』
 『(使える)臓器はすべて提供して…』
 …と言います。
 臨終前に言えないと困るので…
 ここに書いておきます
 死目に会えなくてもFaceTimeで顔くらい見えます。
      ■         ■
 もう少し言うと、
 葬儀の方法については2014年の院長日記に書いてあります。
 自分の葬儀について考える①
 自分の葬儀について考える②
 自分の葬儀について考える③
 自分の葬儀について考える④
 自分の葬儀について考える⑤ 
      ■         ■
 私の葬儀では、
 結婚式の新郎新婦紹介のように、
 DVDやビデオ、
 パワーポイントを使って、
 故人のことを紹介してもらいたいと思います。
 院長日記もぜひ読んでほしいです。
 信じてはいけない人と、
 高須先生のコメントは必ず読んでほしいです。
      ■         ■
 自分の親が高齢になって、
 どんなところに住んで、
 どんな方にお世話になるか?
 20年後は自分の番です。
 私の父方の祖父(本間紀一)は
 自宅で亡くなり、
 私の叔父が死亡確認をして、
 死亡診断書も書いたと聞いていました。
 ある意味、幸せなじいちゃんだったと思います。
 昭和45年1月28日(1970年1月28日)でした。

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食事介助に行きました

 自他共に認める、
 親不孝な私です
 実家にもめったに行きません。
 でも、
 さすがに、
 手術後だけは
 親父のところに行きました。
      ■         ■
 主治医の先生から丁寧に説明をしていただきました。
 看護師さんはてきぱきと、
 手術後の状態を観察してくださり、
 実に素晴らしい病院です。
 理学療法士の先生も、
 一日に何度もいらしてくださいます。
 頭が下がります。
      ■         ■
 医師である私にできることは、
 恥ずかしながら…
 爪を切ったり、
 ひげを剃ったりすることです。
 手術後に、
 夜間せん妄になると困るので、
 手術日の夜は22:30まで病室にいました。
      ■         ■
 家族が話しかけると、
 89歳の老人も反応します。
 FaceTimeで、
 孫とも話しました。
 おじいちゃ~ん、わかる?
 可愛い女の子の声には、
 89歳のおじいさんもよく反応します。
      ■         ■
 おじいちゃ~ん、痛い?
 痛くない
 前日まであんなに痛がっていたのに、
 手術で固定していただいたおかげで、
 まったく痛がらなくなりました。
 不思議なものです。
 痛み止めも使っていません。
 すごいです。
      ■         ■
 昨日は休診日だったので、
 朝8:00の朝食から、
 夜18:00の夕食まで、
 私が食事介助をしました
 主治医の先生は、
 私が病院に着いた8:00にはもう病棟でお仕事でした。
 夜も19:00過ぎまで病棟にいらっしゃいました。
 大変なお仕事です。
      ■         ■
 私の食事介助は、
 おじいさんのお粥の係りです。
 父方の祖母は、
 愛知県岡崎市の出身です。
 父が小さい頃から、
 家に八丁味噌はっちょうみそがありました。
 父はごはんに、
 八丁味噌はっちょうみそをのせて食べるのが好きです。
      ■         ■
 私が小さい頃から、
 よく八丁味噌はっちょうみそをつけていました。
 子供の私は正直に言って嫌いでした
 89歳になっても、
 八丁味噌はっちょうみそで味付けをしたお粥は、
 おいしいと言ってよく食べます。
 息子の私がスプーンで食べさせました。
 母親にもできそうなのですが、
 骨折で倒れた父親の介護で腰を痛めて、
 腰痛になって病院に来れません
      ■         ■
 89歳と87歳を実感しました。
 もうマンションで2人暮らしは無理なので、
 どこかの施設を見つけます
 昨年のクリスマスイヴには元気だったのに、
 下り坂を転げ落ちるように、
 あっという間に要介護です。
 これ以上転げ落ちないように、
 何とか阻止しようと思っています。

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89歳、手術終了

 私の父親の手術が昨日終了しました
 89歳で腎機能が悪く、
 心臓ペースメーカ装着で、
 ワーファリンという血液さらさらの薬も内服しています
 正直に言って、
 手術で何が起こっても不思議ではありません。
 麻酔のリスクもあります。
      ■         ■
 家族も親戚も、
 万一のことを考えていました。
 手術は、
 痛みを取りたいという、
 本人の希望でした。
 最初に診てくださった病院では、
 合併症が多く整形外科単科の病院では無理と言われました。
 私が主治医でも同じことを言います。
      ■         ■
 おかげさまで、
 いい病院で、
 いい先生に手術していただきました。
 看護師さんは優しくて親切です。
 術前から、
 理学療法士の先生
 術前リハビリに、
 毎日いらしてくださいました。
      ■         ■
 手術は大成功でした。
 一番驚いたのは、
 あれほど痛がっていた大腿部が、
 まったく痛くないのです
 もし手術をしていなければ、
 間違いなく寝たきり老人でした。
 今日からリハビリが開始されます。
 手術をしてくださった先生と病院に感謝しています。
20160114-1
20160114-2

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医学講座

コンタクトオフ_フロアの提案

 コンタクトオフビル建替問題で幕を開けた2016年です。
 札幌美容形成外科には高橋智弁護士がついています
 札幌弁護士会副会長まで歴任された、
 心強い味方です
 大同生命不動産部の山田健さんは、
 今週から札幌入りをして、
 店子との交渉に入るようです。
 女性一人で経営され、
 心細い思いの方もいらっしゃいます
      ■         ■
 どうせコンタクトオフビルを買収するのだったら、
 2年前に言ってくれたら、
 私たちも、
 もう少し余裕を持って対応できたと思います
 お正月明けに、
 さあ今年もがんばろうと思っている時に、
 いきなり東京から電話では
 誰でも驚き怒りを覚えます
 交渉の時期が悪いです
      ■         ■
 私たち店子には
 ここで営業する権利があります。
 簡単に追い出されてはかないません。
 7階のリラクゼーションのお店
 2年前にオープンしたばかりです。
 ようやく持てた、
 夢のMy店舗です。
 若い女性がお一人で、
 とても心細いことと思います
      ■         ■
 立退きに慣れた私は大丈夫です
 どんなことがあっても驚きません。
 困るのは大同生命です
 このちっぽけな老朽化したビルのために
 竣工が何年も遅れると、
 株主総会で追及されます。
 株価にも影響します。
 役員の進退問題にもなります
      ■         ■
 私たちを追い出して、
 コンタクトオフビルを取り壊して、
 大同生命の言うように
 札幌大同生命ビルと一体で建替えを行うこととなりましたのでご通知申し上げます
 …となると何年もかかる可能性があります。
      ■         ■
 借地借家法第28条に正当な事由という条項があります。
 もし札幌地方裁判所で係争になった場合は、
 この正当な事由を、
 裁判所が判断するまで、
 最低でも1~3年はかかるといわれています。
 その期間は、
 当然工事はできません。
 明治安田生命札幌大通ビルのように、
 建替えが決まってから、
 竣工まで10年近くもかかることになります。
      ■         ■
 いくら大同生命が大金持ちでも、
 10年も資金を寝かせておくことになります。
 生命保険会社の資金運用がまずいと、
 株価に影響します。
 投資家はよく状況を見ています。
 試算してみるとわかると思います。
 竣工が3年遅れるなら、
 私が社長ならコンタクトオフフロアを作ります
      ■         ■
 コンタクトオフビルはそのままにして、
 新しい大同生命札幌ビルに、
 コンタクトオフ専用フロアを作ります。
 1階には雪印パーラーを入居させます。
 私たちは新しいビルの新しいフロアに入ります。
 そうすると、
 天井高2800も、
 給排水も、
 麻酔余剰ガスも、
 ガス滅菌機の排ガスも、
 ビルの条件はすべてクリアーできます
      ■         ■
 美容室も、
 リラクゼーションのお店も、
 ネイルサロンも、
 新しいビルの、
 新しいフロアに入ります

 仮店舗営業も無ければ、
 代替地を探す手間も、
 営業損失もありません。
 事業協力者として家賃はまけてもらいます
 私は店子の一人として、
 このコンタクトオフ_フロアを提案します

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爪が切れなくなるなんて

 平成28年1月9日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
 爪が切れなくなるなんて
 昔、脳梗塞(こうそく)を患った母が「見えにくいし、手が届きにくいので爪が切れない」と嘆いていた。ある時は鬼のように長い爪であったり、またある時は深爪をして痛々しかったりした。
 その頃、母は兄のもとで暮らしていた。家族は皆優しかったが、「爪を切って」と言いにくかったようだ。今、その母の気持ちが痛いほどにわかる。
 水泳やウォーキングなどをしながら独居生活を楽しんでいた私は3カ月前のある朝、ごみ出しの帰り際、ヒョコッと左足の力が抜け尻餅をついた。一瞬にして大腿(だいたい)骨頸部(けいぶ)を骨折した。
 手術とリハビリの後、長年暮らした神戸を離れ、娘夫婦と同居している。皆優しく、足の爪が切れないと言えば、すぐ切ってくれるだろう。けれど違う。自分で切りたいのだ。世話になるだけではなく、自分も役に立ちながら対等に生きていたい。人の手を借りなければならない弱者の気持ちがやっとわかった。どんなに優しくされても、自立できていない情けなさ、悔しさがたまっていく。
 左足の爪を眺めつつ、明るく前を見なければと思う気持ちと、生きていることのしんどさの間で揺れ動いている自分がいる。
 (富山市 小川弘子 無職 76歳)
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 私の父も尻餅をついて、
 一瞬にして大腿骨頸部骨折で入院中です。
 明日、手術をしていただきます。
 年齢とともに、
 足の爪が切れなくなります。
 昨日、病院へ行って爪を切ってきました。
      ■         ■
 私はまだ足の爪が切れますが、
 89歳になったら、
 爪が切れなくなると思います。
 4人に1人は水虫患者
 2009年5月25日に院長日記です。
 高齢者の足の爪には水虫菌(白癬菌)がいることが多いです。
      ■         ■
 私は皮膚科専門医ではないので、
 水虫は診ません。
 爪が白く濁り、
 厚くなって、
 もろくなって、
 変形していると爪白癬(つめはくせん)
のことが多いです。
 皮膚科専門医に診てもらってください。
      ■         ■
 私の父は左大腿骨頚部骨折です。
 89歳という高齢で、
 たくさん病気を持っていて、
 たくさん薬を飲んでいます。
 厄介な年寄りなのに、
 手術を引き受けてくださった先生と、
 毎日、病棟でお世話をしてくださる看護師さん。
 術前からリハビリをしてくださる理学療法士の先生に、
 心から感謝しています。

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