医学講座
                        
                            第34回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)②                                                    
    
                         昨日の院長日記に、
 さくらんぼさんからコメントをいただきました。
 とても難しい名称の学会なんですね。
 鼻とか口とか輪郭とかでしょうか?
 そうなんです、
 まず読み方からしてわかりません。
 とうがい_がく_がんめん_外科学会です。
      ■         ■
 頭蓋は、
 ずがいこつの頭蓋です。
 頭蓋骨はずがいこつ
 ネットで調べると、
 解剖学では「とうがいこつ」とのみ呼称
 …とも書いてあります。
 私たちは、
 頭蓋骨という呼称を使うことは少なく、
 もっと細かく前頭骨とか側頭骨と呼びます。
      ■         ■
 英語のCranio-Maxillo-Facial Surgeryの日本語訳が、
 頭蓋顎顔面外科です。
 私たちは、
 くらにおと呼びます。
 この学会で扱う疾患は、
 唇顎口蓋裂しんがくこうがいれつによる顎変形、
 咬合こうごう(かみあわせ)
 小耳症などの生まれつきの病気を多く扱ってきました。
 手術や歯科矯正治療で治す学会というのが私の認識です。
      ■         ■
 学会には、
 矯正歯科の先生も参加されています。
 今年の学会に参加して感じたことです。
 素晴らしくよく治るようになったと感じました。
 特に、
 シンポジウム Ⅱ:11月10日(木)第1会場15:25~16:45
 「Craniofacial surgeryがもたらした機能と整容の革命2
 -頭蓋顔面外科領域での外科医と矯正歯科医のコラボレーション」
  座長:川上重彦(金沢医科大学形成外科)
  須佐美隆史(東京大学医学部附属病院顎口腔外科・歯科矯正歯科)
 を聞いてそう感じました。
      ■         ■
 頭蓋顎顔面外科手術は難しいです。
 私が直接自分で手術をしたことはありません。
 北大形成外科の時代に、
 恩師の大浦武彦先生と本田耕一先生が、
 手術をなさっていらっしゃいました。
 頭蓋顎顔面外科の手術日は、
 今日は帰りが遅くなると奥さんに言ってました。
      ■         ■
 クルーゾン症候群
 アペール症候群
 …という生まれつきの病気があります。
 頻度は少ないですが、
 子供たちが同じような顔貌になります。
 ものがうまくかめない子がいます。
 須佐美隆史先生のご発表をお聞きして、
 ここまでよくなるんだと驚きました。
      ■         ■
 医科と歯科こコラボがとても大切です。
 患者さんも歯科矯正装置をつけて、
 何年も治療に通います。
 その結果、
 とてもよく治っていました。
 医学の進歩はすごいと感じました。
 いい先生にいい治療を受けると、
 こんなによくなるのだと思いました。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            第34回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)①                                                    
    
                         第34回日本頭蓋顎顔面外科学会に参加するため、
 東京に来ました。
 北極からの寒気で寒いという東京、
 札幌から来ると、
 東京は寒くないなぁ~
 …という感覚です。
 北海道は暴風雪なようです。
      ■         ■
 今年の第34回日本頭蓋顎顔面外科学会
 学会長は菅原康志先生です。
 自治医科大学客員教授(形成外科学)
 元自治医大形成外科教授です。
 現在は、
 東京都中央区銀座2丁目で、
 リラ・クラニオフェイシャル・クリニックを開業されています。
      ■         ■
 口元、輪郭、鼻専門の美容形成外科クリニックです。
 私が知る限り、
 元形成外科教授が、
 自分で美容形成外科クリニックを開業されたのは、
 菅原康志先生が日本ではじめてです。
 信頼できる先生です。
 特に輪郭や鼻の手術をおすすめします。
      ■         ■
 鼻の手術は奥が深いです。
 鼻全体を治さないと、
 きれいで、
 通りがよくて、
 機能的にも整容的も満足な鼻はできません。
 手術後のトラブルが多いのも鼻の手術です。
      ■         ■
 今年の頭蓋顎顔面外科学会では、
 ライブサージェリーもあります。
 とても内容が充実した学会です。
 昨日の診療が終わってから、
 夜遅くに東京に着きました。
 院長日記のコメントも更新できず、
 申し訳ありませんでした。
 学会の報告は明日以降にさせていただきます。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            コンタクトは眼科専門医で                                                    
    
                         札幌美容形成外科には、
 まぶたで悩む患者さんがたくさん来院されます。
 私わぁ~
 18歳の時にぃ~
 埋没法をしてぇ~
 取れたのでぇ~
 20歳の時にぃ~
 また埋没法をしましたぁ~
      ■         ■
 よくあるパターンです。
 こんな患者さんが32歳になって、
 ネットで【検索】して、
 眼瞼下垂症がんけんかすいしょう
 …なんて難しい言葉を見つけました。
 なんだ、
 これ、
 私の目じゃん
      ■         ■
 来院された患者さんを診察します。
 私:瞼板法2点どめが2回
 かなり炎症がありますね。
 コンタクトはどこで買ってますか?
 患者さん:ねっと
 私:最後に眼科にかかったのはいつですか?
 患者さん:忘れました
 忘れてしまうくらい、
 眼科にはかかってません。
      ■         ■
 大阪府眼科医会HPです。
 コンタクトレンズはクラスⅢの医療機器です。
 不注意に扱うために、
 眼に障害を起こすことが非常に多いです。
 眼はとてもデリケートにできています。
 障害が起これば、
 失明することもあります。
      ■         ■
 埋没法が取れても変わるのは外見だけです。
 目に異常が起こると、
 取り返しがつかなくなることもあります。
 コンタクトレンズは、
 眼科専門医に診ていただいて、
 適切に使ってください。
 特に昔、大手美容外科で、
 瞼板法の埋没法を受けた方は注意してください。
 目に傷がついていても無症状の人もいます。

                        
                        
                     
                                    
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                            足病の教科書                                                    
    
                         恩師、大浦武彦先生が足病の教科書を出版されました。
 85歳で教科書を出版、
 すごいことだと思います。
 あらためて尊敬の念を強くしました。
 私が足病とは何かをご説明するより、
 教科書を読んでみてください。
 きっと役に立ちます。
 まず大浦武彦先生のお手紙をご紹介いたします。
      ■         ■
 足病という言葉をはじめて耳にする方が多いと思いますが、日本においてはこの分野において足病医がいないことで100年遅れています。
 私は日本下肢救済・足病学会を2009年に立ち上げ下肢救済・足病の治療普及に努力していましたが、なかなか普及せず、どうすれば良いかと悩んでいました。
 そこに救世主として現れたのが医学博士、医学研究者、臨床医療者であり且つ、厚生省官僚の実績をもった参議院議員の秋野公造先生でした。私も彼も創傷治癒の研究をしていた関係で旧知の間柄でもありました。そこで100年遅れている日本の足病の現状が話題となり、これを何とか改革しようと意気投合したのです。
 秋野先生は参議院に初当選して間もなく北海道大学名誉教授浅香先生と連携して国会質疑を通じて、日本の医療で初めて予防にお金をつけてくれました。「胃がん予防のためのピロリ菌除去の保険適用」をあっという間に実現させた方です。
 この秋野先生のアドバイスを受け、足病についても先生のおかげで重症化予防で2015年に国の骨太政策になり、国の支援を受けて、やっと医療体制の仕組みが出来ました。また、透析の足切断を回避するために、下肢末梢動脈疾患指導管理加算をつけてもらいました。
 このように早急に加算となったことは驚きであり、秋野先生のおかげと感謝しております。今後も続けてアドバイスを頂くこととなっていますが、一緒に仕事をしているうちに日本に足病の本がないことがわかり急遽秋野先生とこの足病についての教科書を出版することになった次第です。
 この本は、一般の方、患者さんに分かりやすく読んでもらうため対談形式にしてありますが、内容的には質が高く、看護師さん、医師も必読の本となっております。宜しくお願いします。大浦武彦


      ■         ■
 東京女子医科大学名誉教授、野﨑幹弘のざきもとひろ先生の推薦のお言葉です。
 想像してみてくださ。
 歩行出来なくなることを…。
 糖尿病と透析の患者さんは、
 その可能性を持っています。
 この本は「重症化予防」のための必読の書です。
      ■         ■
 私は形成外科医の時代に、
 糖尿病専門医の先生とよく足病の患者さんを治療しました。
 昔と違うのは、
 血管内治療が進歩したことです。
 糖尿病の患者さんは、
 糖尿病性腎症になることがあります。
 目の血管が弱ることが知られています。
      ■         ■
 同じように、
 下肢の血管がやられて、
 上の本の写真のように、
 あっという間に足が悪くなることがあります。
 この本は、
 『切断』を防ぐための本です。
 マンガもついていて読みやすいです。
 ぜひ読んでいただきたい本です。
 役に立ちます。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            カキフライと夫の笑顔                                                    
    
                         平成28年11月7日、朝日新聞朝刊、
 ひとときへの投稿です。
 カキフライと夫の笑顔
 わが家の食卓にカキフライが並ぶ季節になりました。夫の顔はほころび、それはおいしそうに食べます。とても、以前は胃ろうをしていた人には見えません。
 夫は6年前、肺炎で入院し、胃ろうをつけました。栄養は補えましたが笑顔は消え、言葉も少なくなって、気力をなくしてしまいました。退院の際、主治医から「家庭でみるのは大変。どこか施設に」と言われましたが、お断りして自宅に帰りました。
 なるほど、胃ろうの管理は大変でした。が、それ以上に、夫の無表情の姿に何とかもう一度、口から食べさせたいと思いました。
 離乳食のようなものから始め、少しずつ形のあるものへと進めました。そして、自宅に戻って5カ月で胃ろうの卒業に成功したのです。夫に笑い声が戻り、好きな松本清張の本を読む時間も増えました。
 そんな生活の中、昨年私が胆管の手術をして、揚げ物を控える身になりました。
 でも、カキフライ大好きの夫に合わせ、私は衣を半分外して一緒に食べています。来春までしばらくの間、夫婦でカキフライを楽しむことができそうです。
 (茨城県牛久市 姫田晶子 主婦 78歳)
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 私もカキフライが大好きです。
 先日も奥さんとイオンに行きました。
 カキが売ってました。
 私:カキフライ食べたい
 奥さん:まだ高いから(だめ)
 私:う~ん
      ■         ■
 本間家では、
 牡蠣が安くならないと買ってもらえません。
 どうしても食べたい時は、
 自分ひとりでイオンに行って、
 電話で奥さんに確認します。
 私:カキ買っていい?
 奥さん:いくら?
 私:特売で○○円。100gのサロマ湖産
      ■         ■
 奥さんの許可がないと、
 なかなかカキフライを食べられません。
 茨城県牛久市の姫田さんのお宅は、
 奥様の晶子さまがお優しいですね。
 一度、胃ろうになったのに、
 5ヵ月で卒業はすごいです。
 本人の努力もさることながら、
 奥様が
 離乳食のようなものから始め、
 少しずつ形のあるものへと進めたのがよかったと思います。
      ■         ■
 主治医から
 「家庭でみるのは大変。どこか施設に」
 と言われましたが、
 お断りして自宅に帰りました。
 これもすごいです。
 自宅が一番です。
 夫に笑い声が戻り、
 好きな松本清張の本を読む時間も増えました。
      ■         ■
 私も将来は自宅がいいです。
 たとえおひとり様になっても、
 自宅がいいです。
 カキフライを何歳まで食べられるか?
 自分でもわかりません。
 今日のひとときを読ませていただき、
 とても♡ほっこり♡した気持ちになりました。
 茨城県牛久市の姫田さん、
 ありがとうございました。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            喪中はがき2016                                                    
    
                         今日の札幌は大雪です。
 11月6日なのに、
 積雪23㎝です。
 2日ずれていたら、
 東京から夏靴でいらした弁護士さんは、
 大変だったと思います。
 冬の北海道はこわいです。
      ■         ■
 今日は休診日だったので、
 喪中はがきを作りました。
 『喪中につき年末年始の…』
 のあれです。 
 偏屈でがんこな本間賢一さんは、
 ふつうの喪中はがきは使いません。
 自作です。
 喪中で年賀状を出さなくても、
 年賀状をもらうのは悪くないそうです。
      ■         ■
 せっかく出すので、
 喪中でも年賀状はください
 …と入れてみました。
 近況報告も入れたいので、
 自分で下の喪中はがきを作りました。
 奥さんから、
 喪中はがきにも大同生命を入れるの?
 …と言われました。
      ■         ■
 親父は天寿をまっとうして、
 90歳で旅立ったからいいけど、
 札幌美容形成外科はまだ12歳だからね。
 とても天寿をまっとうして、
 閉院のお知らせ
 医療法人札幌美容形成外科は、
 大同生命保険㈱との建物明渡訴訟に敗訴し、
 閉院いたしました
 なんて喪中は出せません。
      ■         ■
 ごあいさつ
 平成28年3月29日、父本間寛(ゆたか)が90年の生涯を閉じました。十分すぎる天寿をまっとうし、若い頃に勤務していた札幌市手稲区金山の病院から旅立ちました。葬儀は故人の意思を尊重し無宗教で行いました。
 お坊さんの読経も牧師さんのお祈りも賛美歌もありませんでしたが、4人の孫がおじいちゃんにお別れの言葉を述べました。葬儀は家族葬で行いました。ごあいさつが遅れ申し訳ございませんでした。
 私たちは開院12年目で大同生命から建物明渡訴訟を起こされました。クリニックは天寿にはまだ早すぎるので診療の継続を求めて札幌地裁で係争中です。
 裁判の結果がどうなるかわかりませんが、1年でも長く診療を継続したいという強い思いです。
 喪中でも年賀状を受け取ることは問題ないそうです。例年どおり皆様からの年賀状をお待ちしています。
 寒くなって参りました。お身体に気をつけて新しい年をお迎えください。
 平成28年11月
 本 間 賢 一 和 子
 喪中でも年賀状はください。
 大同生命には負けません。
 閉院もしません。
 たとえ札幌美容形成外科一軒だけになっても、
 来年もがんばります。

                        
                        
                     
                                    
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                            第2回弁論準備手続記録(札幌地裁)                                                    
    
                         第2回弁論準備手続
 事件番号 平成28年(ワ)第816号
 建物明渡請求事件
 原告 大同生命保険株式会社
 被告 医療法人札幌美容形成外科
 期日 平成28年11月4日(金)午後4時01分~午後4時50分
 場所 ラウンド法廷(3階304)
      ■         ■
 昨日、札幌地裁に行ってきました。
 昨日は晴れでしたが、
 今朝の札幌は雪です。
 東京からいらした弁護士さんは、
 お二人とも夏靴でした。
 一日違いで雪になりました。
 夏靴は転倒の危険があります。
 今回はラッキーでした。
      ■         ■
 昨日は約1時間もかけて、
 裁判官がじっくりと話しを聞いてくださいました。
 ありがたいことと感じました。
 病院にたとえて言うと、
 午前中の混雑した外来では、
 患者さんからゆっくり話しを聞くことができません。
 説明もせいぜい数分です。
 次の患者さんが待っているからです。
      ■         ■
 患者さんとご家族に、
 時間をかけてゆっくり説明する時は、
 通常診療が終了後に、
 だれも待っている患者さんがいない時間に、
 特別に外来や病棟で時間をつくることがあります。
 裁判所の口頭弁論が、
 病院のふつうの外来診療のようです。
 口頭弁論の期日が10:30だったとすると、
 10:30には2件の口頭弁論があります。
      ■         ■
 次の予定も入っているので、
 広い法廷で、
 裁判官がじっくり話し聞くことは不可能です。
 ラウンド法廷は、
 書記官が執務している部屋の横にあります。
 小学校の教室を少し狭くした程度の部屋です。
 裁判官1人と書記官1人、
 じっくり話しをすることができます。
      ■         ■
 病院でいうと、
 ナースステーション横のカンファレンスルームで、
 患者さんとご家族に説明する雰囲気です。
 こちらも質問や発言ができます。
 裁判官と会話ができます。
 札幌美容形成外科の担当は、
 札幌地裁民事第5部4係
 根本宜之裁判官です。
      ■         ■
 法律を守る裁判官として、
 紛争を早く解決してあげたい
 …という強い情熱を感じる素敵な方です。
 事件番号 平成28年(ワ)第816号
 建物明渡請求事件
 昨日のラウンド法廷では、
 まず被告側(札幌美容形成外科)から、
 解決の道について聞かれました。
      ■         ■
 私から、
 スノー会舘ビルの時代から建替計画があり、
 試算をした経緯をお話しました。
 立退料をもらっても課税されるので、
 クリニックの移転には莫大な費用がかかることをお伝えしました。
 裁判所の向いにある、
 札幌国税局に相談したことも伝えました。
      ■         ■
 今の税制では、
 立退料であろうと、
 保証料であろうと、
 金銭を受領した場合には課税対象となります。
 現在の立地条件は、
 札幌駅前通地下歩行空間の開通により、
 札幌市内でも最も利便性が高い場所です。
      ■         ■
 現在の立地条件と同じ場所を探すと、
 賃料は現在のほぼ2倍以上になります。
 これも移転が難しい理由です。
 駅前通りの人気が高いことから、
 ビルに空室がないのも事実です。
 さまざまな要因で、
 移転が難しいことをご説明いたしました。
      ■         ■
 大同生命ビルの斜め向いには、
 赤れんがテラスと呼ばれるビルがあります。
 その場所にあったのが、
 旧札幌三井ビルです。
 三井不動産が所有していたビルです。
 ここに入居されていた歯科診療所は、
 札幌第一生命ビルに移転され、
 赤れんがテラスの新築時に戻りました。
      ■         ■
 札幌美容形成外科も、
 同じように、
 仮診療所を準備してもらい、
 新大同生命ビルへの入居を求めていることをご説明いたしました。
 こちらとしては、
 金銭での解決は考えていない。
 診療を継続することが解決の道であると、
 裁判官にお伝えしました。
      ■         ■
 私たちの後で、
 虎門中央法律事務所の、
 板垣幾久雄弁護士
 柴田征範弁護士のお二人とも、
 約15分程度、
 じっくりとお話しをされました。
 昨日は相手方から準備書面の提出はなく、
 次回は12月1日(木)16:00から第3回弁論準備手続です。
 じっくりとお話しを聞いてくださった、
 札幌地裁民事第5部4係
 根本宜之裁判官に感謝しています。

                        
                        
                     
                                    
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                            第2回弁論準備手続2016年11月4日(札幌地裁)                                                    
    
                         今日の札幌は晴れです。
 寒いです。
 札幌の予想最高気温は4℃、
 予想最低気温は1℃です。
 東京は、
 予想最高気温は18℃、
 予想最低気温は9℃です。
 飛行機も通常運航の見込みです。
      ■         ■
 裁判所に行くのは4回目です。
 平成28年4月23日に、
 特別送達という郵便物が届きました。
 大同生命との裁判①
 ある日、
 突然、
 建物明渡訴訟の被告になりました。
      ■         ■
 この院長日記で正確に記録を残すことで、
 将来、私と同じような立場に立たされた人が、
 参考になるように書いています。
 こちらは小さな地方都市の医療法人、
 相手は巨大資本を持った生命保険会社です。
 ふつうに考えると向こうが強いです。
      ■         ■
 平成28年5月30日第1回口頭弁論
 平成28年7月25日第2回口頭弁論
 平成28年9月13日第1回弁論準備手続
 ほぼ2ヵ月ごとに裁判所に行ってます。
 季節は初夏から、
 初冬になりました。
 裁判は時間がかかります。
      ■         ■
 裁判の争点は、
 日本初のブログ裁判です。
 私が院長日記に書いたことが、
 店子として不適格だと主張されています。
 相手方は、
 私が平成28年1月6日午後3時半に、
 電話で話したこが高圧的で語気鋭く詰問であり、
 その後に院長日記で書いたことを第一の問題としています。
 それで店子として不適格なので、
 【賃貸契約の継続は不可能】と主張しています。
      ■         ■
 前回の
 平成28年9月13日第1回弁論準備手続でこちらから、
 防犯ビデオの録画記録を証拠として提出しました。
 まだYouTubeにはUPしていませんが、
 裁判の進み具合を見て、
 UPしようと考えています。
 ふつうの日本人が聞いたら、
 高圧的で語気鋭く詰問とは感じません。
 札幌美容形成外科の診療にも影響が出て、
 患者さんにもご迷惑をかけています。
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 この裁判がなければ、
 ふつうに診療ができていたはずです。
 ただ、
 裁判に勝たなければ、
 札幌美容形成外科は閉院することになります。
 代替地となるビルがありません。
 相手方が提示した立退料では、
 莫大な費用と税金がかかり、
 倒産すること間違いなしです。
 私は最後まで正々堂々と闘います。
 みなさまのご支援に感謝しています。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            テレビショッピングで若くなれる?                                                    
    
                         今日は2016年11月3日、文化の日です。
 新聞には叙勲を受けたえらい方が載ってました。
 私には縁のない世界です。
 今日の札幌は朝から天気が悪く、
 私は一日中家にいました。
 寒くなると外へ出るのは大変です。
      ■         ■
 うちの奥さんがTVをつけたら、
 50代のマスクをつけた女性が、
 マスクを外すと老けて見えるという、
 TVショッピングをやってました。
 何やら、
 TVショッピングで商品を購入させるために、
 老け顔を強調していました。
      ■         ■
 TVショッピングで購入した商品を使うと、
 老け顔が若い顔になるらしいです。
 ほんとうかなぁ~?
 あやしいです。
 何かを塗っただけで、
 そんなすぐに若くなれるわけがないです。
 たくみに女性の心理をついています。
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 女性週刊誌や、
 女性向け雑誌にも、
 この手の宣伝がよくあります。
 美容外科の広告規制はありますが、
 うさんくさい商品なのに野放しなのもあります。
 私がこの院長日記を続けている理由は、
 正しい情報を正確に伝えるためです。
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 避けたい美容医療トラブル
 2014年10月25日の院長日記です。
 ♡きれいになりたい♡
 …というお気持ちはとても大切です。
 でも、
 悪徳美容整形があります。
 くれぐれも気をつけて選んでください。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            年齢とともに                                                    
    
                         私の高校の同級生、
 すみれさんから、
 綺麗な奥様で院長夫人という感じです。
 喧嘩するほど仲がいい、といいますから
 …とメールをいただきました。
 思わず笑ってしまいました。
 院長夫人ではなく、
 ふつうのおば(あ)さんです。
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 昔は、
 ♡きれいなお姉さん♡でした。
 私は気付いていませんでしたが、
 20歳代から左ほほにしみがありました。
 化粧品コーナーの美容部員さんに、
 奥様、今この化粧品をお使いにならないと
 シミがどんどんひどくなりますよと言われ、
 その一万円以上する化粧品を購入したそうです。
 ところがその化粧品を使用しても
 改善の兆しが見られません。
 私が診るとどう考えても化粧品では取れないシミでした。
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 家内の同窓会
 2006年11月25日の院長日記に書いてあります。
 家内は私より2歳年下で今年50歳です。今日は家内の同窓会です。美容外科の先生の奥さんはどんなことをしているのだろうと興味津々だと思いますので少しご紹介します。
  私は26歳の時に結婚しました。北大形成外科の研修医でした。その時、家内は24歳でお互いに若くはつらつとしていました。大学病院の研修医ですから特別裕福でもなかったですが幸せでした。最初に住んだのは2DKの公団住宅です。家賃は4万円ちょっとでした(管理費含)。北大の人事異動で北海道内を転々として今まで10回以上引越しをしました。上の子供は釧路→函館→札幌と幼稚園を3回も変わりさすがに親として申し訳なく思いました。
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 10年前の奥さんは50歳、
 若いです。
 今は60歳になりました。
 年齢とともに、
 いろいろ大変です。
 困っているのは髪です。
 札幌美容形成外科で育毛剤を扱いだしたのは、
 風呂掃除で奥さんの髪がつまって、
 大変だったのがきっかけでした。
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 左ほほのしみと、
 眉間にあったしみは、
 私が悪性ではないことを確認して目立たなくしました。
 髪はパントガールという内服で治療中です。
 お風呂掃除係りの私の感覚では、
 抜け毛が減りました。
 排水口につまる髪の毛を掃除する回数が減りました。
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 20代から、
 シワを気にしていました。
 私が北大病院で、
 コラーゲン注入剤の治験担当になったら、
 わたし実験台になると、
 真っ先に皮内テストを受けました。
 残念なことに、
 コラーゲンにアレルギーが出て、
 赤い虫さされのような発赤が半年近く残り、
 ずいぶん文句を言われました。
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 昔は若かった奥さんも60歳ですから、
 当然しわはたくさんあります。
 何かイベントがあると、
 数週間前にボトックスを注射しています。
 ボトックス注射は、
 アレルギーが出る人はまずいません。
 血管がつまって壊死になることもありません。
 安全な治療だと思います。
 年齢とともに増えたシワは、
 医学の力で目立たなくしています。
 高価なプレゼントは買っていませんが、
 弁当を作ってくれる奥さんへの♡感謝♡です。


結婚する直前の家内です。24歳でした。

10年前、50歳でした。