医療問題

医療機関の経営

 米国で大手証券会社
 リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが
 経営破綻したニュースが大きく報道されています。
 日本の医療機関(特に病院)の経営も
 かなりヤバイと思います。
 今年になってから、
 病院の運営に必要な、
 重油、灯油などの燃料。
 給食の材料となる、
 食材が大きく値上がりしています。
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 看護師は国が決めた政策で、
 大病院が大量に採用して、
 大幅に不足しています。
 医師も過重労働の病院を辞めて、
 自分で開業する人が増えています。
 看護師も医師もいないと…
 病院は病床というお金を稼いでくれる
 病室を閉鎖しなければなりません。
 病床を閉鎖すると…
 当然、病院に入る収入は激減します。
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 病院の収入は、
 診療報酬という国が決めた医療費で決まります。
 病院経営に必要な、
 重油や灯油などの燃料代。
 給食をつくる食材費。
 職員(特に看護師さん)の人件費。
 これらがすべて上がっています。
 あぁ、それなのに…
 病院に入る収入は減り、
 これでどうやって黒字にしろ!
 というのでしょうか?
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 昔は、大病院の院長職に就くと、
 『先生、院長ご就任おめでとうございます!』
 と言ったものです。
 今は、
 『先生、おつとめご苦労様です!』
 『身体に気をつけてくださいね』
 だそうです。
 定年前に院長職をお辞めになる先生も…
 いらっしゃるとか?
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 私たちのような診療所(クリニック)も
 経営は大変です。
 保険診療は診療報酬が増えません。
 自由診療は過当競争で、
 ダンピング合戦です。
 この5年間で最も値下がりしたのが
 二重まぶた埋没法の手術代金です。
 一番安いところは、9,800円です。
 うかうか、ぼんやりしていられません。
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 クリニックの特徴がないと…
 生き残れません。
 うちでしかできない…
 という手術や治療がなければ倒産です。
 私が得意とするのは、
 繊細で丁寧な手術です。
 簡単に、マネのできない手術なので…
 まだ、もう少し生きのびれそうです。

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