医学講座

形成外科医はキズを治すプロです

 偉そうなタイトルですが、
 形成外科医としての誇りです。
 治らないキズ…。
 キレイにしたいキズ。
 キズのことなら形成外科へ!
 自信を持って言える、
 キズを治すプロ
 が形成外科医です。
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 じゃあ…先生、
 私のこのキズも…
 まったくわからないように消せるの…?
 というご質問が来そうです。
 ちょっと待ってください…!
 キズを治すプロでも、
 キズ痕は消せません。
 限りなく目立たないように治すのが、
 形成外科医です。
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 キズが目立つか?目立たないか?は、
 同じ人でも、
 体の部位によって異なります。
 できたキズの状態にもよります。
 一般的なことですが、
 浅いキズは治りも早いし、
 キズ痕も目立ちにくくなります。
 皮膚が薄くて、
 血流がよく、
 皮膚に緊張がかからない部位は、
 キズが目立ちにくいと言われます。
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 キズを治すプロなんて言うと…
 縫い方が上手な、
 神の手を、
 想像なさる方も多いと思います。
 私の手は、
 残念ながら…
 ‘神の手’ではありません。
 よく練習した、訓練を積んだ‘手’ですが、
 生まれ持った特別な才能はありません。
 先輩に叱られて…
 患者さんといっしょに悩んで…
 苦労して覚えた‘手’です。
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 確かに上手な先生は、
 切り方も、
 血の止め方も、
 縫い方も、
 違います。
 この切って縫うまでが、
 キズを治すプロの条件だと、
 誤解されることがあります。
 もちろん下手くそだと、
 お話しになりません。
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 どんなに上手な先生が、
 神の手で縫ったキズでも、
 目立つことがあります。
 治らないこともあります。
 それは、
 キズを治すのに必要な、
 血流が障害された時、
 縫った後で、
 キズに緊張が加わった時などです。
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 抜糸したら…
 キズは治っていると思うのは誤りです。
 引っぱってもちぎれないくらい、
 キズがしっかりとくっつくのは、
 手術してから3~6ヶ月もかかります。
 その間は、
 キズが硬くなったり、
 つっぱったりすることもあります。
 そうしたキズも治すのがプロです。
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 縫うのが上手なだけが、
 プロではありません。
 しっかりと後療法(こうりょうほう)もするのがプロです。
 キズが治るメカニズムを理解して、
 キズが治りやすい環境を整えて、
 患者さんにそれを説明して、
 一緒にキズを治す協力をするのが、
 形成外科医です。
 残念なことですが…
 プロでも治せないキズもあります。

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