医学講座
講義中の居眠り②
何時間もかけて、
講義の準備をして、
忙しい勤務の合間に講義に行く。
まみ子師長さんの姿が…
目に浮かぶようにわかります。
4人の居眠りしていた学生さん、
大いに反省してください。
あなたが合格したので、
不合格になって、
今も受験勉強をしている人もいるのですよ!
■ ■
私も帯広厚生病院に在籍中に、
帯広高等看護学院の講師をしていました。
3年間、
講義に行っていました。
39人中…
居眠りしているのが4人だと、
講師からは丸見えですよ。
私の時は、
一番前で、
ノートを取らなかった人がいました。
■ ■
眠くならないように講義をするのは、
確かに難しいものです。
内容がつまらない…
興味がない…
となると…
睡魔が襲ってきます。
私も学生時代に居眠りをしました。
最近でも…
学会で居眠りすることがあります。
■ ■
学会の講演中に…
私が居眠りをしていると…
近くにいらした…
教授が居眠りしていることもあります。
誰でも居眠りをします。
人間とは…
眠たくなる動物のようです。
私の講義でも…
褥瘡(じょくそう)の講義などは、
学生さんが居眠りをします。
毎年、同じです。
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私がお手本にしているのは、
高校3年の秋に通った、
予備校の夜間ゼミです。
矢野雋輔先生の講義は、
桑園予備校という予備校で、
午後5:00~午後7:00までの2時間でした。
2時間の間、
集中力を持続させるのは、
いくら名教授でも難しいものです。
■ ■
矢野先生は、
ご自宅の居間の奥に、
ミツバチを飼っていらっしゃいました。
玄関から透明なビニールパイプで、
ミツバチの巣までつないで、
そこでミツバチの行動を研究したお話しなど、
学生が眠たくなりそうになると…
楽しいお話しをしてくださいました。
先生のご研究のお話しは、
高校生には新鮮で、
北大に憧れました。
■ ■
私の講義で、
学生さんが絶対に居眠りしないのは、
美容外科の話しです。
まみ子師長さんには、
大変申し訳ございませんが、
私も皮膚科学は苦手でした。
原発疹とか続発疹とか、
尋常性○○とか、○○苔癬とか、
とにかく字が読めませんでした。
■ ■
皮膚科学ほど、
実際の臨床で役立つ科目はありません。
かぶれで痒くなる人もいるし、
虫刺されなんかは、
誰でも必ず経験するものです。
眠くなるポイントで、
学生が興味を持っているような…
ニキビの話しとか、
化粧品アレルギーの話しとか、
眠気覚ましを一発入れると、
寝ている人が目覚めます。
もう、なさっていらっしゃることと思いますが…
私の手法です。
絶対眠らせない授業を目指して頑張っていたまみこ師長さんの気持ちを思うと、4人の学生に私だったら焼き入れてます(笑)
皮膚科は私の学校では、皮膚科のドクターがきてくれましたが、その先生は一人でも眠ると怒って帰ってしまうので、授業前に担任が「寝たら絞める」と脅かしをかけられ(笑)誰も眠らずいましたね。
心理学の授業の時は、きちんとその場で感想文も書かせられたので、みんな楽しんで聞いていたかなと思います。
確か10年前に、本間先生がくれたメールに「面白い授業作りは大変な労力だ」というようなことをうかがって、授業を受ける生徒より、講師の先生方の仕事をしながらの講義の準備の大変さを知りました。
多分まみこ師長の授業で寝た4人の生徒さんは、来年実習で泣くでしょう・・・
必ず自分に帰ってきます・・・
それを教えに行きたいくらいです(笑)
頑張れ、まみこ師長!!
私は 講義する人にはなった事がなく 聞く方の立場です。 学校の授業では 確かに興味がある話は眠くなりませんでした。
今月4日 脊髄腫瘍の仲間と私たちの 執刀医であり主治医である 山形大学の整形外科の先生(座長は荻野利彦教授でした)の講演会に山形市駅前にある24階の霞城セントラル3階に行きました。行く途中 友人と「医学の話なんて さっぱりわからなくて、眠くなるかもしれないね」と話ながら 行きました。実際 腰部脊柱管狭窄症についてと 難しい 題目でしたが 先生の話は 私たちが 知っている タレントの話や みのもんた さんの例も取り入れたり 美人の水着モデルさんの立ち姿、姿勢の写真も取り入れ みんなが参加できる ○ × 問診とか もある話で とても 面白く 眠くはなりませんでした。 私たちは かえって 白衣姿 しか拝見した事がなかったので 先生方がどんな ネクタイ・背広を着てらっしゃるか 興味しんしんで 身だしなみ チェックをしていましたよ。 私たちの主治医は 柔道の審判の制服姿(背広)でした。
荻野先生 ネクタイがちょっと ねじれてましたよ。
楽しい 講演会でした。女性のチェックはするどいです(笑)
学生が眠くならないように講義をするというのは本当に難しいです。先生からのアドバイスも取り入れ、来年も皮膚科看護の講義頑張ります!
ありがとうございました。