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税の電子申告親切な手引を
平成20年7月13日、朝日新聞朝刊、
声の欄への投稿記事です。
税の電子申告
親切な手引を
無職 藤村義雄(埼玉県杉戸町70)
「税務署、電子申告水増し」(7月10日朝刊)を読み、
今年はじめて電子申告をした時の
苦い経験を思い出しました。
パソコンを使っての申告操作の後、
税務署から
「送信されたデータを受け付けました」
とのメールを受け取り、
この文言で申告書の提出が済んだと理解して、
銀行の現全自動出入機から
納税額を振り込みました。
■ ■
ところが、5月に入って税務署から
「確定申告書が提出されていない」
旨の知らせがありました。
「最後の確認の操作がされなかったために
未受理の扱いで、
納付されたお金は
所得税であるとは確認できない」
というのです。
■ ■
結果として
電子申告による最高5千円の
控除を受けられなかっただけでなく、
未申告として
追徴金2万円余りを納めました。
このシステムは煩雑で
理解に苦しむ操作が必要なうえ、
受理されなかったことが
分かるような案内もありません。
■ ■
申告操作ミスの場合、
少なくとも初回は
追徴対象としないという配慮が
必要ではないでしょうか。
不服の場合には
申し出よとのことですが、
不満ながらも追徴に従い、
来年からは、
また手書きに戻ろうと思っています。
(以上、朝日新聞より引用)
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本当にお気の毒なお話しです。
国税局は多額の広告宣伝費を使って、
電子申告を普及させようとしてます。
私は、今年、電子申告をしました。
PCの操作には慣れているつもりですが、
私でも申告に1時間以上かかりました。
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私の家は、光回線が入っています。
通信速度も早い方だと思います。
PCはメール送信や、
こうして日記を書くのに使っています。
何不自由なく毎日PCを使っていますが、
電子申告は正直なところ疲れました。
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税のシステムを理解していないと、
そもそも電子申告は難しいと思います。
また、ファイルの送信にも時間がかかります。
申告用ソフトの更新があるため、
その度にダウンロードの時間がかかります。
まだまだ、発展途上というのが、
正直な感想です。
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それなのに、国税局が作ったポスターには、
‘税務署らしくない’、
可愛らしい緑のロゴまで作って、
いかにも‘簡単便利な’電子申告、
というイメージを‘売り’にしています。
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私は、税務署に文句を言いました。
e-Taxの広告は誤解を招く、
誇大広告だと!
税務署の担当者ですら、
自分でe-Taxで申告をしていませんでした。
担当者に‘あなたの親にできるか?’
と尋ねたねたところ、
正直なところ無理だろうと返答されました。
■ ■
公正取引委員会に文句を言って、
誇大広告を改善してもらいたいくらいです。
電子申告は、
銀行のネットバンキングと
同じ感覚で、やろうとすると、
必ず失敗します。
もし電子申告をするのなら、
最初は税務署へ行って、
税務署の担当者についてもらって、
申告をすることをおすすめします。
決して簡単ではありません!