二重・眼瞼下垂
丸い目をつくる技術①
2016年も今週一週間で終わりです。
札幌美容形成外科で一番多い手術は、
眼瞼下垂症手術です。
今年もたくさんの方にいらしていただきました。
62歳のがんこ医者なのに、
いらしていただきありがとうございます。
■ ■
62歳には、
62歳なりの経験と技術があります。
札幌美容形成外科を開業して12年、
たくさんの方の手術をさせていただきました。
神さまは不公平なんです。
自分には何の責任もないのに、
目の開きが悪い人がいます。
■ ■
平成時代だったら、
♡美人♡だったのかなぁ~?
ブスは自分のせいじゃないんです。
神様は不公平と、
親や先祖をうらんでも、
目は丸くできません。
目を丸くする技術があります。
■ ■
生まれつき二重で目が大きな人も、
生まれつき一重で目が小さな人も、
目にある組織は同じなんです。
違うのは、
目の構造です。
そう、
組織のくっつき方が違うだけです。
■ ■
私の技術は、
スイスの時計職人が使う、
Dumont(デュモン)の5番摂子(ピンセット)で、
時計職人のように、
手術用顕微鏡で、
丁寧に組織を修理するだけです。
それが札幌美容形成外科の
眼瞼下垂症手術です。
■ ■
私が得意とするのは、
丁寧な手術です。
微妙な左右差を確認しながら、
丁寧に手術を進めます。
患者さんから、
眼瞼下垂手術をしてから、
スッピンでも堂々と歩けるようになりました♪
術前のお化粧した顔よりも、
術後のスッピンの方が100倍好きです!
自信もわきます!
…と言っていだくことが生きがいです。
手術前
三週間後
62歳 職人の技術です
医学講座
高橋まつりさんの命日
平成28年12月25日、朝日新聞朝刊のトップ記事です。
働く人全ての意識変えて
電通過労自殺、母が命日に手記
高橋まつりさんの母、幸美さんが公表した手記(全文)は次の通り。
まつりの命日を迎えました。
去年の12月25日クリスマス・イルミネーションできらきらしている東京の街を走って、警察署へ向かいました。噓(うそ)であってほしいと思いながら・・・。前日までは大好きな娘が暮らしている、大好きな東京でした。
あの日から私の時は止まり、未来も希望も失われてしまいました。息をするのも苦しい毎日でした。朝目覚めたら全て夢であってほしいと、いまも思い続けています。
まつりは、あの日どんなに辛(つら)かったか。人生の最後の数か月がどんなに苦しかったか。
まつりはずっと頑張ってきました。就職活動のエントリーシートの自己PRの欄に、「逆境に対するストレスに強い」と書いていました。自分が困難な境遇にあっても絶望せずあきらめないで生きてきたからです。10歳の時に中学受験をすることを自分で決めた時から、夢に向かって努力し続けてきました。
凡才の私には娘を手助けできることは少なく、周囲の沢山(たくさん)の人が娘を応援してくれました。娘は、地域格差・教育格差・所得格差に時にはくじけそうになりながらも努力を続け、大学を卒業し就職しました。
電通に入ってからも、期待に応えようと手を抜くことなく仕事を続けたのだと思います。その結果、正常な判断ができないほどに追い詰められたのでしょう。あの時私が会社を辞めるようにもっと強く言えば良かった。母親なのにどうして娘を助けられなかったのか。後悔しかありません。
私の本当の望みは娘が生きていてくれることです。
まつりの死によって、世の中が大きく動いています。まつりの死が、日本の働き方を変えることに影響を与えているとしたら、まつりの24年間の生涯が日本を揺るがしたとしたら、それは、まつり自身の力かもしれないと思います。でも、まつりは、生きて社会に貢献できることを目指していたのです。そう思うと悲しくて悔しくてなりません。
人は、自分や家族の幸せのために、働いているのだと思います。仕事のために不幸になったり、命を落とすことはあってはなりません。
まつりは、毎晩遅くまで皆が働いている職場の異常さを指して、「会社の深夜の仕事が、東京の夜景をつくっている」と話していました。まつりの死は長時間労働が原因であると認定された後になって、会社は、夜10時以降消灯をしているとのことですが、決して見せかけではなく、本当の改革、労働環境の改革を実行してもらいたいと思います。
形のうえで制度をつくっても、人間の心が変わらなければ改革は実行できません。
会社の役員や管理職の方々は、まつりの死に対して、心から反省をして、二度と犠牲者が出ないよう、決意していただきたいと思います。
そして社員全ての人が、伝統を重んじることに囚(とら)われることなく、改善に向かって欲しいと思います。
日本の働く人全ての人の意識が変わって欲しいと思います。
以上
高橋まつりさん(左)と母幸美さん=2013年5月、中国・万里の長城で撮影、
幸美さん提供
■ ■
広告大手、電通の新入社員で1年前に過労自殺した高橋まつりさん(当時24)の母、幸美(ゆきみ)さん(53)が、まつりさんの命日の25日にあわせ、手記を公表した。愛する娘の死をきっかけに長時間労働の是正に向けた社会的関心が高まっていることに触れ、日本人の働き方を変えていくために、働く人一人ひとりの意識を変えてほしいと訴えている。
まつりさんは東大文学部を卒業後、昨年4月に電通に入社。インターネット広告を担当する部署に配属された。試用期間が終わり、本採用になった昨年10月以降に業務が大幅に増え、労働基準監督署が認定した1カ月(10月9日~11月7日)の時間外労働は約105時間にのぼった。深夜勤務や休日出勤が続き、上司から「髪の毛がボサボサだ」「女子力がない」「君の残業時間は会社にとって無駄」などと言われてもいた。このころ、うつ病を発症したとみられる。睡眠時間が1日2時間程度、1週間で10時間ほどのこともあった。
昨年のクリスマスの朝、都内の女子寮で身を投げ、自ら命を絶った。長時間の過重労働が原因で過労自殺に至ったとして、今年9月末に労災が認められた。遺族側代理人の川人博弁護士は「長時間労働、深夜労働、上司のパワハラが全て重なった」と指摘する。
労災認定を受け、電通は10月から、午後10時に本社ビルを一斉消灯し、深夜残業を原則禁止した。長時間労働を助長しかねない企業風土を象徴する心得だとして遺族側が問題視している「鬼十則」について、来年から社員手帳への掲載をとりやめることも決めた。
11月には、違法な長時間労働がはびこっている疑いが強まったとして、厚生労働省の強制捜査を受けた。法人としての電通と関係者の書類送検に向けた捜査がいまも続く。(千葉卓朗)
東京都心の夜景=朝日新聞社ヘリから、林敏行撮影
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
この記事を読んでいて、
涙が出てきます。
心からご冥福をお祈りしています。
お母さんの手記にあるように、
私の本当の望みは娘が生きていてくれることです
まつりさんが生きていてくれたらと思います。
でも、
もうお会いすることはできません。
■ ■
タイムマシンとか、
時計を元に戻す装置とか、
そんな夢の機器があれば、、、
…と思います。
ほんとうに残念です。
東大文学部は、
日本で最難関の大学です。
どんなにがんばって勉強したのかと思います。
■ ■
私たち医療従事者も長時間労働です。
休みもありません。
免許をもらっても、
仕事ができませんでした。
私は何度も
折れそうになったことがあります。
友人や先輩に助けてもらいました。
まつりさんの死で、
これからの働く人全ての人の意識改革ができればと思います。
ご冥福をお祈りしています。
昔の記憶
札幌の積雪96センチ 12月では50年ぶり
平成28年12月24日、北海道新聞朝刊の記事です。
札幌の積雪96センチ 12月では50年ぶり 交通機関も乱れ
北海道は23日、発達した低気圧の影響で、日本海側とオホーツク海側を中心に記録的な大雪に見舞われ、札幌市では午後9時現在の積雪が96センチに達した。札幌管区気象台によると、12月に札幌市の積雪が90センチを超えるのは1966年以来、50年ぶり。
国土交通省 新千歳空港 事務所によると、同空港発着の260便以上が欠航。JR北海道は、札幌と釧路、帯広、稚内、網走の各地を結ぶ特急を含む列車380本以上を運休し、約4万9千人に影響が出た。
北海道電力によると、強風によって送電線が切れたため、えりも町のほぼ全域と様似町の一部、計約3800戸で一時停電した。
気象台は、猛吹雪や高波などへの注意を呼び掛けた。
12月としては50年ぶりの積雪となった札幌市内。歩道脇には背丈を超える雪が積み上がった=23日午後7時15分、札幌市東区北14東1(玉田順一撮影)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
今日はクリスマスイヴです。
札幌美容形成外科で手術予定の患者さん、
遠くから来ていただく予定でした。
予定では、
2日前の12月22日(木)に札幌に着く予定でした。
残念なことに、
12月22日も23日も飛行機が欠航しました。
ほんとうに残念です。
■ ■
今朝の札幌駅は、
JR北海道の列車が全線で止まっています。
除雪が間に合わないようです。
私のマンションの駐車場は、
ロードヒーティングですが、
今朝はとけなかった雪が残っていました。
札幌駅前通りの歩道にも、
ロードヒーティングでとけなかった雪があります。
■ ■
1966年から、
50年ぶりの大雪です。
手術は中止になりましたが、
また機会を見つけていただきます。
50年に一度の大雪は、
予測がつきませんでした。
次回の手術の時には、
晴れのいい天気になることを祈っています。
医学講座
私はできのいい医者ではありません
こんなことを書くと、
患者さんが来なくなると、
奥さんにしかられそうです。
でも、
私はできのいい医者ではありません。
頭はよくありません。
だから、
手に職をつけて働こうと思いました。
■ ■
医学部の卒業生が100人いたとします。
偏差値80近くの難関医学部でも、
実にいろいろな学生がいます。
世の中には、
頭がいい人がいるものです。
私たち凡人が、
何日も苦労して覚えることを、
一瞬で記憶できるような人がいます。
■ ■
DNAが違うのだと思います。
残念ながら、、、
本間家のDNAはそんなによくありません。
本間家の先祖を見ても、
歴史上の人物みたいな人はいません。
本州にいられなかったから?
明治時代に北海道に来たのかも?です。
■ ■
医学部の卒業生が進路を決める時、
私の時代、
頭がいい人は内科を選びました。
医学部のクラスには、
ブレインと呼ばれる優秀な学生がいます。
どこの医学部でも、
100人の学生がいると、
正規分布で成績が分かれるものです。
■ ■
私の成績は、
決していいほうではありませんでした。
正直な話し、
卒業して、
医師国家試験に通ればいい
…と思っていました。
興味がある科目は勉強しましたが、
ペーパーテストは今でも苦手です。
試験問題を作成する側になっても、
試験の悪夢に悩んでいました。
■ ■
私はできのいい医者ではありません。
でも、
できが悪い分だけ、
他の人よりも慎重に手術をしています。
できが悪いので、
丁寧に手術をしています。
いつも、
♡安全運転♡
…を心がけています。
62歳でもがんばっています。
二重・眼瞼下垂
おとり広告(神戸牛3割引)
平成28年12月22日、産経新聞WEB版の記事です。
仕入れもせずにチラシに「神戸牛3割引」
…イズミヤに「おとり広告」と措置命令 消費者庁と公取委
実際には仕入れていない神戸牛を3割引きで販売すると広告で宣伝したのは「おとり広告」にあたるとして、消費者庁は12月21日、広告を発行した中堅スーパー「イズミヤ」(大阪市西成区)とテナントの食肉加工販売会社「牛肉商但馬屋」(兵庫県姫路市)に対し、景品表示法に基づき再発防止を求める措置命令を出した。
調査した公正取引委員会と同庁によると、牛肉商但馬屋はイズミヤスーパーセンター内に販売コーナーを設置。うち八尾店(大阪府八尾市)、神戸玉津店(神戸市西区)、広陵店(奈良県広陵町)での2016年2月13日のセールで、新聞折り込みチラシや各店ホームページに商品情報を掲載した。
チラシでは、牛肉商但馬屋の店舗が販売する神戸牛について「今ついている本体価格よりレジにて3割引」などと宣伝したのに実際には仕入れておらず、イズミヤも仕入れがないことを確認しなかったという。チラシは近畿6府県に約68万部配布された。
イズミヤは、広告を作成する際の打ち合わせが不十分だったと説明。「消費者の皆さまに申し訳ない。再発防止に努めたい」としている。牛肉商但馬屋は「真摯(しんし)に受け止め、チェック体制を強化する」とコメントした。
(以上、産経新聞WEB版より引用)
■ ■
今朝のTVでやってました。
北海道でイズミヤはなじみがありませんが、
奥さんの実家が関西なので、
よくイズミヤを見ました。
私は買ったことはありませんが、
大きなスーパーです。
TVに出ていた神戸牛は美味しそうでした。
■ ■
お恥ずかしい話しです。
本間家は、
この手の広告に弱いです。
今ついている本体価格より、
レジにて、
3割引き
私も奥さんも、
3割引だと買います。
■ ■
ところで、
美容外科はどうでしょうか?
ネットで、
二重
埋没法
…を検索します。
一番上にヒットするのが、
♡7350円から始める二重整形♡
です。
■ ■
他にも、
安さを強調した美容外科
…があります。
7350円のところも、
9070円(税抜)のところも、
私には、
おとり広告にしか見えません。
■ ■
実際にそのクリニックに行った人を、
眼瞼下垂症手術で治すことがあります。
安いと思って行ったのが間違いでした。
あなたのは一点留だと取れます。
高いスーパー○○法で、
高い糸を使わないと取れます。
こう言われて、
高い手術を受けたのに…
…取れました(涙)。
■ ■
こんな患者さんを何人も手術しています。
私が眼瞼下垂症手術で、
『切る手術』をしても、
取れる人がいます。
目をこする癖があると取れます。
目は繊細です。
そんな人には、
取れることがあると説明して手術をしています。
■ ■
スーパーのおとり広告は、
実際には売ってなかっただけです。
食べて食中毒になったのではありません。
美容外科のおとり広告は、
安い料金で客寄せをして、
高い手術をしています。
消費者庁や公正取引委員会は、
もっと取り締まりをしてほしいです。
簡単に注射で鼻が高くなると思って、
美容外科に行って失明した人はとてもお気の毒です。
二重・眼瞼下垂
幼稚園児ママの手術②
昨日の院長日記、
幼稚園児ママの手術①に、
私の同級生、
すみれさんからコメントをいただきました。
子育てママの大変さを
よくわかっている本間先生!
幸せを得るために、
頑張って下さい。
■ ■
とんでもない、
子育てママの大変さをわかったのは、
開業してからです。
自分の子供が小さい頃は、
奥さんに、
丸投げでした。
自分の子供が、
いつハシカになったのかも知りません。
■ ■
私は病院で働きながら、
北大の研究室に通って学位を取りました。
休みの日も、
研究室で研究というとかっこいいですが、
実際は、
実験動物のねずみくんの処置とか、
資料の整理とか、
休みがありませんでした。
■ ■
大きな病院で働いている時は、
診療業務が終わってから、
院内感染対策委員会、
経営会議、
病院改築会議、
とにかく忙しく働いていました。
家に帰ると、
子供は寝ていました。
幼稚園の入園式は行ってないです。
■ ■
私みたいな、
非イクメンのだんなさんはまれでしょうが、
幼稚園児ママは忙しいです。
自分の目のことで、
忙しいだんなさんに迷惑はかけられません。
できれば、
だんなさんには知られたくありません。
そんな時は、
さくらんぼさんのご助言通り、
実家のお母さんに助けを求めます。
■ ■
できれば幼稚園に入園前がいいです。
ご実家に帰省して、
子供さんはお母さんにみていただき、
ママの手術です。
18歳の時に治していただいた先生がまだいらしたら、
その先生を訪ねるといいです。
きっと、
先生もよろこんでくれます。
■ ■
もしその先生がいなかったり、
病院が無くなっていたら、
自分がなりたい目を探して、
一番近い目の先生を見つけてください。
私のように、
チェーン店に勤務していて、
自分で開業している医師もいます。
昔、中央クリニックで治してもらいました
…と言ってくださると記録があると思います。
二重・眼瞼下垂
幼稚園児ママの手術①
子育て中の手術①
子育て中の手術②
子育て中の手術③
2010年3月18日19日20日に書いたシリーズです。
①がわきが手術、
②と③が目の手術です。
♡ママになった女性♡の手術は大変です。
有給休暇も年末年始休暇もありません。
■ ■
マンガ埋没法で幸せな人生は、
架空のお話しです。
今はプロのイラストレーターとして活躍中の、
Ryukoさんの作品です。
リファインというフリーペーパーに、
掲載していただきました。
残念なことに、
リファインは今年11月号で廃刊になりました。
大変お世話になりありがとうございました。
■ ■
マンガは、
高校卒業と同時に、
埋没法で変身した女の子のストーリーです。
結婚式直前に埋没法が取れて、
あせって埋没法を受けた美容外科に行ったものの、
その美容外科は倒産してしまっていた。
何とかメイクと糊で、
無事に結婚式を乗り切り、
入籍後に実家に帰って、
眼瞼下垂症手術を受けるというストーリーです。
■ ■
ここでマンガは終了してしまいました。
世の中には、
手術後♡幸せに結婚♡して、
子供が生まれて、
ママになっている人がいます。
子供ができると女性は大変です。
自分の時間がなくなります。
トイレに行くのも子供が先です。
■ ■
札幌美容形成外科には、
そんなママからの相談メールもいただきます。
はっきり申し上げます。
ママの手術は大変です
まず、
お休みがありません。
年中無休です。
代休も有給休暇もありません。
昔の手術を知っているのは、
実家の母だけです。
■ ■
クリスマスとお正月は、
ママにとって一年で一番忙しい時期です。
だんなさんの実家にも、
お正月のごあいさつに伺います。
子供たちは、
プレゼントやお年玉を楽しみにしています。
ママの二重ラインどころではありません。
■ ■
18歳で埋没法をうけて、
35歳になっていると、
17年も経過しています。
埋没法に使ったナイロン糸は、
劣化して色が抜けていることもあります。
優しいだんなさんでも、
まさか埋没法の糸のことは相談できません。
■ ■
困ったなぁ~
どうしよう
もんもんと悩む日が続きます。
鏡を見るのも嫌になりますが、
気合を入れて目を作らないと、
もっと嫌になります。
来年から幼稚園に入るママのために、
どうやってきれいな二重を維持するか考えます。
二重・眼瞼下垂
手術後の腫れとかぶれ
同じような内容の院長日記を、
手術後の腫れとアレルギー
2016年10月17日の院長日記に書いています。
眼瞼下垂症手術の後で、
腫れが長く続く人がいます。
手術直後より、
抜糸後に腫れが強くなる人がいます。
■ ■
そんな時は、
かぶれを疑います。
もともとつけていた化粧品でも、
手術後につけるとかぶれることがあります。
手術後に処方した、
腫れを取るための薬で、
かぶれることがあります。
人間の身体はやっかいです。
■ ■
札幌美容形成外科では、
眼瞼下垂症手術の時に、
手術中にも、
手術後にも、
帰宅時にも、
何度も確認しています。
痛みや出血、
腫れの状態も確認しています。
■ ■
抜糸までは順調だったのに、
抜糸後の経過が悪いこともあります。
抜糸=傷が治ったのではありません。
手術後の傷が安定するまで、
3ヶ月以上かかります。
しばらくは違和感もあります。
炎症がある間に、
ちょっとした刺激で腫れが持続することがあります。
■ ■
100人のうち一人しか出ないアレルギーでも、
出た人は大変です。
先生、腫れが取れない!
…という人が必ずいます。
食物アレルギーと同じで、
手術に使う消毒剤や麻酔薬でも、
アレルギーになる人がいます。
患者さんから怒られても、
冷静に原因を考えて、
しっかりと治療を続けます。
昔の記憶
仕送りはがき
平成28年12月17日、朝日新聞朝刊、
ひとときへの投稿です。
仕送りはがき
今月も、20歳の息子からはがきが来る頃だ。
息子は京都で大学生活を送る。我が家には子ども部屋がなく、息子は高校3年と浪人時代の2年間、同じマンションに住む「バコちゃん」のお宅で、ほぼ毎日、勉強させてもらった。
バコちゃんは88歳の女性で、一人暮らし。血のつながりはなく、このご時世にご近所というよしみだけで、息子が小さい頃からかわいがってもらった。
おかげで息子は志望校に合格。恩人であるバコちゃんにお礼をせねばバチがあたる。そこで息子が下宿する際、「バコちゃんにはがきを書くこと。そうすれば仕送りをする。ついでに富山の両方の祖父母にも書く。そして入金後に父親にお礼を書く」と条件を出した。
それ以来、息子は毎月、近況を書いたはがきを送ってくる。皆、はがきの到着を「もうそろそろだ」と心待ちにし、何度も読み返して頂いているよう。息子には小学生レベルの文章力を向上させる訓練にもなる。夫は、面と向かって言ってもらえない感謝の言葉を聞ける。
恩人・祖父母・息子・私たち夫婦、すべてに良し! の仕送りはがき。息子の動向を把握できて、私もにんまりだ。
(東京都杉並区 武隈真紀子 主婦 49歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私の子供2人は、
自宅から通える学校だったので、
仕送りはありませんでした。
私の弟だけ、
札幌から東京の私大に進学しました。
親が仕送りをしていました。
大変だといつも言ってました。
■ ■
私の子供は自宅から通学しましたが、
それでも在学中は大変でした。
私の同級生も、
みな同じように、
子供の教育費が大変だと言ってました。
自分自身を振り返っても、
親は教育にお金をかけてくれました。
■ ■
仕送りはがき
とてもいい制度だと思います。
はがきに字を書いて、
投函するということを、
知らない人が多いです。
若者の間では、
年賀状すらやり取りしないようです。
メールという便利な手段があります。
■ ■
同じマンションの、
♡バコちゃん♡が素敵です。
きっと、
自分の孫のようにかわいがっていらしたと思います。
♡皆、はがきの到着を「もうそろそろだ」と心待ち♡
…が目に浮かぶようです。
20歳のご子息、
毎月はがきを書くと、
必ず将来役に立ちます。
就職試験でも有利です。
がんばってはがきを書いてください。
札幌から応援しています。