医学講座
チカホ直結の複合ビル来春開業_札幌駅前通に富国生命と越山
平成28年12月6日、北海道新聞朝刊の記事です。
チカホ直結の複合ビル来春開業
札幌駅前通に富国生命と越山
富国生命保険(東京)と不動産経営の越山ビルディングズ(札幌)は来年3月上旬、札幌市中央区北2西3の札幌駅前通沿いに複合ビル「札幌フコク生命越山ビル」を開業する。 札幌駅前通地下歩行空間 と直結するなど利便性の高さから、札幌市中心部の新たなランドマークとなりそうだ。
両社所有の築約50年のビル3棟をまとめて建て替えた。新ビルは地上13階地下1階建てで、延べ床面積約1万9千平方メートル。88台分の立体駐車場も備える。地下1階から地上2階までは商業ゾーン、地上3階から上層はオフィス専用とする。総工費は約50億円。
商業ゾーン「sitatte sapporo(シタッテ サッポロ)」の名称は、英語の「sit(座る)」と日本語の「出会って」から成る造語で、飲食店など15店が入居する。地下歩行空間から地上2階までエスカレーターや階段で結ぶ。階段そばに広場や自由に休憩できるスペースを設け、開放感のある空間をつくる。
周辺では老朽化したビルの建て替えが相次ぎ、2006年に日本生命札幌ビル(北3西4)、2014年に札幌三井JPビルディング(北2西4)がそれぞれ開業。札幌大同生命ビル(北3西3)も2019年秋までに完成予定で、札幌中心市街地のより一層の活性化が期待されそうだ。
地下1階から地上2階の商業ゾーンには階段そばに休憩スペースを設け、交流の場とする(清水建設提供)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
北海道新聞には、
札幌大同生命ビル(北3西3)も
2019年秋までに完成予定、
…と書かれています。
今日は2016年12月6日です。
医療法人札幌美容形成外科と訴訟が続いているので、
2019年秋までに完成は無理です。
■ ■
富国生命保険(東京)のビルには、
歯科と内科が入っていました。
実は、
札幌美容形成外科を開業する前に、
富国生命ビルも見に行きました。
空いている階がありました。
清水建設の担当者ともお会いしました。
■ ■
雪印パーラーが入っている今のビルが、
面積が少し広かったので、
スノー会舘ビルにしました。
富国生命ビルの建替えが決まった時に、
あぁ~
あのビルにしなくてよかった
…と家内と話したものです。
■ ■
それが一転して、
建物明渡訴訟の被告の立場です。
人生いつ何が起こるかわかりません。
来年3月に新しい白いビルが完成します。
大同生命から立退きの話しがあった時に、
富国生命ビルにも空室がないか問い合わせました。
なんと、
竣工1年半前に全館満室でした。
札幌美容形成外科の移転は前途多難です。
ここで診療を続けます。
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鑑定申出書
毎日たくさんの応援をいただきありがとうございます。
とても励まされます。
みなさまからのご声援に感謝いたします。
平成28年11月21日に
相手方から提出された、
訴え変更の申立書
には、
鑑定申出書がついていました。
■ ■
平成27年(ワ)第816号 建物明渡請求事件
原告 大同生命保険株式会社
被告 医療法人札幌美容形成外科
鑑定申出書
平成28年11月21日
1 立証の趣旨
原告が本件賃貸借契約の終了後に被告に更新をしない旨の通知を行うことについて借地借家法28条に基づく「正当の事由」があること
2 鑑定事項
本件建物の借家権評価額及び立退料相当額
以上
■ ■
つまり、
平成29年3月5日で、
建物賃貸契約を終了します。
(新しい大家の)大同生命側には、
借地借家法28条に基づく
正当事由があるので、
建物賃貸契約は終了します。
これを更新拒絶と言います。
■ ■
裁判所の選任により、
鑑定人に
借家権評価額及び立退料相当額
…を算出してもらい、
それを払うから、
建物を明渡しなさいという主張です。
前は、
店子として不適格なので、
一銭も出さないで出て行け
でした。
■ ■
鑑定書は、
医療裁判でもよく登場します。
裁判所から、
鑑定人に選ばれる先生がいます。
医療裁判ですと、
学会の偉い先生が選ばれることが多いです。
鑑定人に選ばれた先生は大変です。
だいたいは大学の教授職がなります。
■ ■
医療裁判の鑑定人になった教授は、
ただでさえ忙しいのに、
裁判資料に目を通して、
公平中立な立場で鑑定書を書きます。
私の院長日記に、
無痛分娩で妊婦及び胎児が死亡した事例があります。
とても残念な医療事故です。
この中に鑑定が出てきます。
■ ■
亡くなった患者さんは司法解剖をされていました。
司法解剖を担当するのは、
法医学の専門家です。
司法解剖をして、
法医学の専門家が報告書を書いても、
鑑定結果を誤ることがあります。
この医療裁判の事例では、
死後CTが決め手でした。
私は死後CTを見つけた弁護人がすごいと思います。
■ ■
裁判に鑑定はつきものです。
不動産鑑定をするのは、
不動産鑑定士です。
私の母親は、
不動産鑑定協会で働いていました。
コピーを取るおばさんでしたが、
たくさんの不動産鑑定士の先生と親しくなりました。
■ ■
不動産鑑定は難しいです。
何人かの不動産鑑定士が同じ物件を鑑定すると、
同じ金額が出るのが理想です。
ところが、
ぴったり同じ金額を出すことは、
なかなか難しいです。
裁判所が鑑定を依頼して、
鑑定人が
借家権評価額及び立退料相当額を出したとしても、
すんなり決まらないことがあります。
■ ■
私は虎門中央法律事務所所長の、
今井和男さんの著書にあるように、
丁寧な説明
建替え後の物件への入居
賃料等の条件においても優遇
…が解決への早道だと考えます。
大同生命のリスクは
テナントリスクです。
■ ■
P218の第4章_不動産ノンリコース・ローンの債権譲渡、その他
②テナントリスク
S社による退去交渉は、建物が老朽化しているから退去せよとの一点張りで、一方的かつ強硬であったことからT社の態度は、硬直化していた。
そこで、X社の担当者は、事前にT社の担当者に接触し、建物が老朽化していることによりT社が被害を受ける可能性を改めて丁寧に説明することに加え、そのころには〇寺との間で建替えの承諾に伴う承諾料の金額がおおむね合意されつつあったことから、建替え後の物件への入居を認め、その際の賃料等の条件においても優遇し、また、開発期間中の休業補償をすることなどの提案をすることができた。
最判平成8年10月14日民集50巻9号2431頁
(以上、不動産ファイナンスの再生・回収実務より引用)
■ ■
このテナントリスクの次に書いてあるのが、
③耐震性及び遵法性リスク
遵法性にも欠ける老朽化した建物を、間接的であるとはいえ取得することについては、X社の内部でも意見が分かれていた。
万一の事故があったとき、刑事責任に発展する可能性もあり、X社やD社、それらの役職員自体は法的責任までは問われなかったとしても、社会的責任を問われる可能性は否めない。また、耐震性についても強く懸念されていた。
(以上、不動産ファイナンスの再生・回収実務より引用)
…です。
耐震性について強く懸念される建物を取得し、
万一の事故があったとき、
刑事責任に発展する可能性もあり、
それらの役職員自体は法的責任までは問われなかったとしても、
社会的責任を問われる可能性は否めない。
…という記載があります。
■ ■
裁判所は、
悲しい紛争を早く解決してあげたいと、
一生懸命がんばってくださっています。
裁判官は、
とても紳士的で素敵な方です。
大同生命が、
予定通り建物を竣工させたいなら、
もう少し丁寧に説明して、
こちらの言い分を聞く耳を持つといいと
(私は)考えています。
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ブログ裁判はなくなりました
昨日の院長日記、
ブログに書かれるということに、
ラズベリーさんから、
とても心強いコメントをいただきました。
ブログで公開すると、
たくさんの方に見ていただけて、
応援していただき、
助言までいただけるというメリットがあります。
■ ■
ラズベリーさんからいただいたコメントです。
老朽化していることを土地、建物取得前に知りながら取得し、
【老朽化】→【立ち退きの正当事由】には、
まず主張としては困難であるということ。
某生命保険会社様が取得した経緯は、北海道新幹線により、お客の増加に目をつけたこと。
【美容室】と【形成外科】では、
移転出来る店舗は慎重に考えなければならないという点です。
薬のみを処方する【内科】と【外科】も違いますね。
今回の裁判のポイントは、
【移転先の有無】、
【移転したら高額な賃料と客数減少】→
【患者が手術を受けれなくなる、本間先生や家族、社員の生活低下】
【莫大な税金】。
一方、某生命保険会社様は駅近、
新築を理由に高額な賃料設定ができ、
投資物件として栄華を極めます、
生存権や営業権を侵害して。
これではいけないと思います。
共存ということを考えて欲しいです。
■ ■
このまま次の準備書面に書きたいくらいです。
ほんとうにありがとうございます。
実は、
前回の弁論準備手続きの前、
平成28年11月21日
相手方から、
訴え変更の申立書が提出されました。
■ ■
これは今後の裁判にとても重要なことで、
しかも裁判所がブログで発信することを知らずに、
進めてくれた話し合いの内容とは異なるので、
私から
私の責任で発信します。
裁判所にも、
自分でブログに書くことは、
法律違反にはならないと確認しました。
■ ■
(主位的請求)
l.被告は、原告に対し、平成29年3月5日限り、別紙物件目録記載の建物を明け渡せ
(予備的請求)
2.被告は、原告に対し、平成29年3月5日が経過した後、原告から裁判所が相当と認める金額の支払を受けるのと引き換えに、別紙物件目録記載の建物を明け渡せ
3.訴訟費用は被告の負担とするとの判決並びに仮執行の宣言を求める。
つまり、
訴状に札幌美容形成外科のHPのカラーコピーを、
何十枚もつけて、
分厚い特別送達の郵便物で送ってきたのに、
院長日記に書いたので、
店子として不適格は無くなりました。
日本初のブログ裁判はなくなりました。
■ ■
こちらから提出した、
防犯ビデオのDVDを見て、
私が平成28年1月6日午後3時半に、
電話で話したことが
高圧的で語気鋭く詰問
ではなかったので、
これでは争えないと考えたのでしょうか?
この半年間の裁判は、
いったい何だったの?
診療を休んで、
裁判所に行ったんだょ
…と言ってやりたかったです。
■ ■
これからは、
更新拒絶による
建物明渡訴訟です。
平成29年3月5日は、
医療法人札幌美容形成外科の設立から10年目の日です。
法人設立にあたって、
賃貸借期間は、
法人開設曰から10年間とする。
…という覚書を、
北海道庁の書式によって交わしていたからです。
■ ■
札幌美容形成外科の不動産契約は、
定期借家契約ではなく、
普通借家契約です。
しかも公正証書です。
元札幌地裁所長だった公証人の直筆サインがあります。
ラズベリーさんがコメントしてくださったように、
こちらには、
【移転先が無い】、
【移転したら高額な賃料】
…という正当事由があります。
来年からの口頭弁論は、
更新拒絶が認められるかどうかが争点となります。
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ブログに書かれるということ
昨日の院長日記、
第3回弁論準備手続記録(札幌地裁)
裁判所は、
ブログで発信するということを知らずに、
金額や条件を提示してもらいました。
(法律違反ではないが)
慣例により発信しないでいただきたい。
裁判官から丁寧な依頼がありました。
■ ■
私のように、
自分の裁判記録を発信する人はいないようです。
私も、
医療裁判とか、
離婚調停だったら、
おそらく公開しないと思います。
今回の建物明渡訴訟も、
交渉を有利にすすめたい
…と強く思えばしない可能性があります。
■ ■
私の思いは、
HTBのイチオシで話している通りです。
ある日突然電話をかけてきて、
ごあいさつに伺いたい。
大同生命がこのビルを取得した?
一番最初に驚いたのは、
受付で電話を聞いていた職員です。
病院なくなっちゃうんですか?
ご不安はもっともです。
■ ■
患者さんも不安になります。
ネットの掲示板に書かれる前に、
自分から100%情報を公開することにしました。
患者さんへの説明義務です。
私が院長日記で書いていることが、
Googleで検索すると上位にヒットします。
ありがたいことに、
世界中で院長日記を読んでいただいています。
■ ■
FB(フェイスブック)にも情報をUPしています。
多くの友人知人から応援していただいています。
ネットで情報を公開することは、
私は悪いことではないという考えです。
今の世の中はネット社会です。
通販でものが買える時代です。
すごいスピードで変わっています。
■ ■
私たち、
美容形成外科も、
ブログに書かれることがあります。
私が一番最初に経験したのが、
中央クリニック札幌院の院長時代です。
ネットの情報は、
3人の受付職員がチェックしていました。
変なことを書かれると大変だからです。
■ ■
私は朝から晩まで手術手術手術でした。
とてもネットをチェックする時間はありません。
いいことを書かれる場合もありますが、
悪いことを書かれる場合もあります。
同業者の嫌がらせと思われることもあります。
残念なことですが、
これがネット社会の現実です。
うその情報がたくさんあります。
■ ■
私の同業者にも、
毎日ブログを更新している先生がいます。
私もFBで見つけては、
よく見ています。
そんな上手な先生でも、
ブログで書かれることがあります。
さぞがっかりされることと思います。
■ ■
私たち美容形成外科医は、
患者さんにいつブログで公開されてもいいように、
毎日緊張して手術をしています。
ネットで公開されるというのは、
いいこともありますが、
それ以上に手術をする側には緊張します。
私のモットーは、
いつ
だれに
公開されてもいい手術をすることです。
絶対に手抜きやいい加減な手術はしません。
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第3回弁論準備手続記録(札幌地裁)
今日の札幌は雪です。
昨日は晴れで比較的おだやかな天気でした。
第3回弁論準備手続の記録です。
ラウンド法廷が開かれる、
札幌地裁3階の304号室は、
小学校の教室を狭くした程度の広さです。
■ ■
寒いですね
があいさつでした。
東側と北側に窓があります。
省エネで裁判所も室温を低くしているようです。
私たちは、
マフラーにダウンコート、
裁判長と書記官はふつうの服、
東京からいらした2人の弁護士さんは、
薄いコートでした。
■ ■
私たちがダウンコートで入っても、
よく暖房が効いたデパートに入った時のような、
暑さは感じられません。
裁判所も官庁なので、
省エネにつとめているそうです。
法廷内ではコートは脱ぎますので、
ジャケットの下に一枚着ないと、
寒く感じる室温です。
冬に裁判所に行かれる方は、
防寒対策をおすすめします。
■ ■
日本の義務教育では、
裁判所のことについては詳しく教えてくれません。
私のように、
高校の政治経済で10を取った人間でも、
裁判所のシステムについては素人です。
弁論準備手続は非公開なので、
マスコミが内容を取材することはできません。
■ ■
私のように、
毎回裁判記録を、
院長日記としてブログで公開する人はいないようです。
私が公開しているのは、
患者さんへの説明義務です。
あと半年で取り壊されるとわかったら、
患者さんは不安になります。
インターネットの掲示板に書かれる前に、
自分から発信しています。
■ ■
私は信念を持って、
情報を公開しています。
今年1月に、
同じビルの美容師さんから、
会社からは何も聞いてないので、
先生のブログが参考になります。
…と感謝されました。
裁判長に確認したところ、
自身の裁判をブログで公開しても、
法律上の問題はないそうです。
■ ■
ただ今回は、
相手方との合意点をさぐる目的で、
裁判所が協議を進めてくださったので、
具体的な内容については、
公開しないと約束をしました。
大変申し訳ありませんが、
昨日の内容は非公開とさせていただきます。
次回からは公開の法廷で、
口頭弁論にしていただきました。
■ ■
事件番号 平成28年(ワ)第816号
建物明渡請求事件
原告 大同生命保険株式会社
被告 医療法人札幌美容形成外科
期日 平成28年12月1日(金)午後3時59分~午後4時54分
場所 ラウンド法廷(3階304)
次回は、
平成29年1月12日(木)午後4時00分~
第3回口頭弁論です。
■ ■
今回の裁判内容とは関係ありませんが、
私が公開にこだわる理由を書きます。
昔は病気になっても、
自分の病気についての情報がありませんでした。
せいぜい本屋さんに行って本を買うとか、
図書館に行って調べるとかです。
患者会がある病気もありますが、
珍しい病気だと途方に暮れます。
■ ■
今はネットで検索すると、
私たちが聞いたこともないような病名でも、
ヒットします。
私が愛読しているのは、
朝日新聞の元記者、
高橋賢司さんのコラム◇がんと生きる◇
です。
毎回読むたびに、
♡お元気でよかった♡と思います。
■ ■
裁判長にも申し上げましたが、
残念なのが美容外科の医療事故です。
私が声高に、
何度も発信しているのに、
レディエッセによる失明は、
マスコミにも取り上げられず、
レディエッセによる失明
東京地裁判決、
1億8千万円
なんて報道も出ません。
■ ■
理由は、
非公開が原則の和解で、
事故を起こした美容外科が和解をしてしまうからです。
だから、
次々と事故を起こしている美容外科が存続しています。
裁判所も変わる時代が来ていると思います。
あの先生は、
不倫発覚で奥さんと離婚して、
調停で慰謝料3億円払った
…なんてのは非公開でもいいと思いますが、
医療事故や、
私のようにある日突然電話が来て立退きは、
後世のために記録が公開されるべきだと、
62歳の私は思っています。
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第3回弁論準備手続2016年12月1日(札幌地裁)
今日は2016年12月1日(木)です。
12月1日は私の手術記念日です。
2010年12月1日に、
聖路加国際病院形成外科で、
大竹尚之先生に、
眼瞼下垂症手術をしていただきました。
とても快適です。
大竹先生に感謝しています。
■ ■
毎年12月1日には、
私の目の経過写真を出して見ていただいてました。
残念なことに、
今年は大同生命保険㈱から、
建物明渡し訴訟を起こされました。
私は被告です。
2016年1月6日に突然電話がかかってきて、
札幌美容形成外科の将来が危うくなりました。
■ ■
今日は札幌地裁で
第3回弁論準備手続
事件番号 平成28年(ワ)第816号
建物明渡請求事件
原告 大同生命保険株式会社
被告 医療法人札幌美容形成外科
期日 平成28年12月1日(木)午後4時00分~
場所 ラウンド法廷(3階)
なので私の目の経過は後日ご報告させていただきます。
■ ■
2016年12月現在、
Googleで【大同生命】を検索すると、
私の院長日記、
大同生命のリスクが、
上位にヒットします。
それだけGoogleで検索する人が多く、
たくさんの人が見てくださっている証拠です。
院長日記にもたくさんの応援をいただいています。
ほんとうにありがとうございます。
■ ■
私は必ず勝訴します。
ビル改築について
2007年6月27日の院長日記です。
ここに、
インターネットの掲示板2チャンネルに
雪印パーラーのビル、
2007年9月で取り壊しって聞きました
と書き込みがあります
…という患者さんからの問い合わせがきっかけでした。
■ ■
2007年(平成19年)に、
ビルオーナーから改築計画の提案がありました。
札幌美容形成外科はビル改築に協力し、
改築期間(約1年程度)は仮店舗での診療を行う予定です。
ビル取り壊しは
早くても平成20年以降になる見通しで、
具体的な日程は決まっておりません。
■ ■
…と書いてあります。
開業してわずか2年半ちょっとで、
改築は困りました。
この時は、
このビルだけを取り壊して、
新しいビルを建てる計画でした。
私は全面的に協力し、
新しいビルに入居するつもりでした。
■ ■
ビル建設を担当する建築会社の担当者がいらして、
私は札幌美容形成外科の設計図、
設備関係の書類、
その他必要なことをすべて伝えました。
建築会社が、
札幌美容形成外科の、
仮店舗→新築ビルへの移転費用を試算しました。
■ ■
その結果、
残念なことに、
このビルに戻るのは無理と言われました。
大家さんが予想した以上に、
費用がかかるとわかったからです。
リーマンショックという風が吹いたこともあり、
ビル改築計画は無くなりました。
新しいオーナーになって、
順調に診療を続けていました。
■ ■
さて、
今度は大同生命保険が、
自社ビルの横にある、
この小さなビルを買いました。
こんな先生がいるとは、
夢にも思わなかったようです。
■ ■
大同生命のリスクです。
大同生命札幌ビルは、
2019年秋竣工予定です。
あと3年半しかありません。
この古いビルを取得したことによって、
竣工が1年延びると、
100億円を超える大型プロジェクトが打撃を受けます。
帝国データーバンクがどんな報告をしたのかわかりませんが、
札幌美容形成外科の
移転→仮店舗→新築ビルへの入居は大変です。
■ ■
私は現在地での診療にこだわりますので、
建設期間中の仮店舗による診療後は、
当然、新しいビルに入居することを主張します。
なんと言っても、
思い出の場所です。
下の雪印パーラーさんも、
創業地である現在地での営業継続を主張されると思います。
■ ■
大変なのが代替地です。
ビルの条件という、
2007年6月29日の院長日記に書いてあります。
天井高2800
個別空調
スプリンクラー工事
24時間出入り可能
給排水工事
麻酔余剰ガス
ガス滅菌機の排気
簡単にビルは見つかりません。
■ ■
札幌美容形成外科一軒でも立退きが遅れると、
100億円を超える大プロジェクトが、
年単位で遅れます。
私が大同生命の株主だったら、
竣工が何年も遅れると、
株主総会で追及すると思います。
大同生命がリスクをかけて、
この古いビルを取得した理由が読めません。
この院長日記をコピペして、
ぜひ会議資料や稟議書につけてください。
山田健さんよろしくお願いします。
残念なことに丁寧な説明は一度もなく、
いきなり訴訟となりました。
私がHTBのイチオシで主張しているように、
この裁判は時間がかかります。
札幌美容形成外科が無くならないようにがんばります。
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形成外科医の使命
昨日の院長日記、
看護婦時代の思い出に、
元日本産婦人科医会 会長
故寺尾俊彦先生のメッセージを引用させていただきました。
産婦人科医の使命は、
お母さんと赤ちゃんの命を守ることです。
そして、
「元気ないのち」を次の世代につなぐお手伝いをすることです。
とても素敵なお言葉です。
■ ■
私は学生時代に、
産婦人科医になろうか?と思ったことがありました。
産婦人科講座講師の郷久鉞二さとひさえつじ先生が、
本間くん来ないか?と誘ってくださいました。
郷久先生は、
婦人科で心身症を研究されていました。
穏やかな先生で、
かなり産婦人科に魅力を感じました。
■ ■
学生時代は風邪ばかりひいていて、
体力に自信がなかった本間くんは、
産婦人科医になるのを諦めました。
あの時に産婦人科を選んでいたら、
私の人生はどうなっていたのかなぁ~?
…と62歳になってから考えたりします。
産婦人科学は魅力がある学問です。
■ ■
形成外科医の使命は何かなぁ~?
…と考えてみました。
産婦人科学に比べると、
形成外科医の使命はなぁ~
日本形成外科学会HPには、
形成外科とは、
身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、
あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、
より美しくすることによって、
みなさまの生活の質 “Quality of Life” の向上に貢献する、外科系の専門領域です。
…と書いてあります。
難しい言葉だなぁ~
■ ■
簡単に言うと、
外見を変えることです。
外見を変えることによって、
コンプレックスを解消したり、
他人と同じレベルにしたり、
自信をつけたりする、
お手伝いをする専門科目です。
■ ■
命にかかわることは、
めったにありません。
でも、
毎日の生活で困っていることを、
ちょっと改善するお手伝いをしています。
子孫繁栄という、
国家百年の大計はできませんが、
子孫が快適に暮らせるお手伝いをしています。
少しでもお役に立ちたいと願って仕事をしています。
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看護婦時代の思い出
平成28年11月23日、北海道新聞朝刊、いずみへの投稿です。
とても印象に残ったので引用させていただきます。
看護婦時代の思い出
昭和16年(1941年)ごろですから、私が17歳くらいの時のことでした。
当時、北見の産婦人科病院で見習いの看護婦として働いていました。ある日、農家のご主人が青くなって、「妻がお産で大変です」と馬そりで駆け込んできました。
院長先生と私が馬そりに乗り、その農家へと急ぎました。苦しむ母親の布団の傍らに5歳と3歳くらいの兄妹が付き添っていて、すがるような目を向けてきました。
赤ちゃんは逆子で、危険な状態と一目で分かりました。先生は応急措置を施し、苦しむ母親を馬そりに乗せ病院へ引き返しました。子どもたちは泣いて見送っていました。
病院へ着くなり、先生は母親を開腹し、既に亡くなっていた赤ちゃんと破裂した子宮を取り出しました。化膿(かのう)止めのため、ドイツ製の高価な薬を打ち、必死で治療に当たりました。私たちも一生懸命に看護しましたが、数日後、亡くなりました。
ご主人は奥さんの体にすがりついて「苦しかったろう」と声を上げて泣きました。奥さんも、さぞ心残りだったでしょう。私たちも涙をこらえることができませんでした。
後日、聞いたのですが、先生は医療費を請求しなかったとのこと。ご主人は悲しみを乗り越えて強く生きて行かれただろうか、あの幼い兄と妹は立派に成長されたのだろうか。今も、そうあってほしいと祈るような気持ちです。
涌島タケ(わくしま・たけ 92歳・無職)=オホーツク管内遠軽町
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
医学が発達した現在でも、
お産で命を落とす女性がいらっしゃいます。
産婦人科は、
一度に2つの命を失うことがあります。
昭和16年というと、
北大医学部一期生の先生が、
卒後16年目です。
■ ■
先日届いた北大医学部同窓会員名簿を見ますと、
ご存命の先生は一人もいません。
先生もさぞ残念な思いだったと思います。
苦しむ母親の布団の傍らに
5歳と3歳くらいの兄妹が付き添っていて
すがるような目を向けてきました。
母ちゃんを助けて!
…という光景が目に浮かびます。
■ ■
日本は医療が発達していますが、
途上国では、
お産による死があります。
私の院長日記の中に、
産科医冥利さんかいみょうりという、
2007年10月29日の、
故寺尾俊彦先生のエッセイがあります。
■ ■
残念なことに、
寺尾俊彦先生は、
平成24年10月21日20:28にご逝去されました。
享年満76歳7ヶ月でした。
NPO法人ひまわりの会HPに
前日本産婦人科医会 会長
寺尾俊彦先生のメッセージがあります。
日本では、いつの間にか分娩が安全神話の仲間になっているようです。しかし、分娩は母児双方にとって「デンジャラス・ジャーニー(危険な旅路)」といわれてきたように、決して安全なものではありません。事実、世界では妊娠や出産で死亡する女性が、今でも1分半に1人、毎日千人、毎年数十万人以上もいます。
日本の妊産婦死亡率は、出生10万人当たり3.6人(2008年)、周産期死亡率は、出生千人当たり4.3人(2008年)、いずれも欧米先進国に比べても低く、日本の周産期医療は世界でもトップクラスにあります。しかし、最近の周産期医療現場では、産科医の減少、分娩医療施設の減少によって、”お産難民”も出現しています。
子どもは、国という家族の大切な一員であり、国の宝です。子孫繁栄は国家百年の大計です。
産婦人科医の使命は、お母さんと赤ちゃんの命を守ることです。そして、「元気ないのち」を次の世代につなぐお手伝いをすることです。
また、母、子、さらに孫へと三代にわたる主治医でもあります。母、子、孫へと「家族のこころ」を繋ぐお手伝いをするのも私達の使命です。
私たち日本産婦人科医会は、昨年、創立60周年を迎えました。これからも社会の皆様と一緒になって、分娩が真の意味で安全神話になるように、そして安心して赤ちゃんを育てることのできる社会の実現を目指しています。
■ ■
オホーツク管内遠軽町の、
涌島タケわくしまたけさん、
いい文章をありがとうございました。
寺尾俊彦先生にもお会いしたことはありませんが、
きっと素敵な産婦人科医だったと思います。
北見で亡くなった妊婦さんと、
寺尾俊彦先生のご冥福と心からお祈りしています。
産婦人科医の使命は、
お母さんと赤ちゃんの命を守ることです。
そして、
「元気ないのち」を次の世代につなぐお手伝いをすることです。
素敵な言葉です。
医学講座
美容外科の閑散期
3日間の休みでできる手術
2016年8月26日の院長日記です。
くくるんさんからコメントをいただきました。
美容外科の混雑が年末年始なら、
逆に閑散期?もあるのですか?
閑散期はあります。
まさに今が閑散期です。
札幌美容形成外科のご予約状況
年末はほぼ埋まっています。
12月上旬はまだ空きがあります。
■ ■
12月という月2015
2015年12月7日の院長日記です。
私が眼瞼下垂症手術を受けたのは、
2010年12月1日です。
12月上旬は、
一年で一番ひまだからです。
12月下旬の約一週間は、
逆に一年で一番忙しい時期です。
この差が激しいです。
■ ■
うちの奥さんは、
美容外科は水商売だと言います。
私もそう思います。
繁忙期と閑散期の差が、
これほどある診療科目も珍しいと思います。
ふつうの人がお休みの時期が混みます。
お腹が痛くてかかる病院と違うところです。
■ ■
これから美容形成外科を開業なさる先生へのアドバイスです。
銀行へ出す計画書は、
不景気になって売上が減ること、
閑散期になってお客さんが減ること、
隣に新しい美容外科が開院して、
お客さんが減ることも考えて、
売上計画を
予想より少なめにしておくことです。
■ ■
借り入れた資金を、
予定より早く返済するクリニックには、
♡先生お金を借りてください♡と言ってきますが、
資金が足りなくなって、
もう少しお金を貸してくださいという、
追加融資申し込みには、
とても冷たいと、
開業前にコンサルタントをお願いした、
(有)メイプルの武田栄治社長に教えていただきました。
■ ■
医学部を出て、
専門医試験に合格して、
美容外科でアルバイトをして、
さあ開業しようと思っても、
どうやってお金を借りたらよいか?
♡親切丁寧♡に教えてくれる人はいません。
美容外科には閑散期もあります。
慎重に資金計画を立てないと、
倒産の危機が待っています。
医学講座
胸のしこり
今日は2016年11月27日です。
11月もあと4日で終わりです。
あっという間に11ヵ月が過ぎました。
私は大同生命から建物明渡訴訟の被告にされました。
札幌地裁で係争中です。
次回は12月1日(木)16:00~
第3回弁論準備手続
事件番号 平成28年(ワ)第816号
建物明渡請求事件
原告 大同生命保険株式会社
被告 医療法人札幌美容形成外科
…があります。
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今年は乳癌が話題になった年です。
有名な方が乳癌で闘病中です。
神さま、
どうか助けてください。
お願いします。
私も神さまにお願いしています。
どうか治してください。
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私も心配だから、
人間ドックで、
乳癌検診を受けようかしら…?
…と考えていらっしゃる女性も多いと思います。
私のおすすめは、
人間ドックよりも、
乳癌を専門にしていて、
乳癌の手術をたくさんしている、
乳腺クリニックです。
■ ■
人間ドックで検診を受けるより、
先生、
ここのしこりが気になります。
…と乳腺外科を受診してください。
胸のしこりが主訴ですと、
保険診療で検査が受けられます。
乳腺を専門にしている先生なので、
誤診や見落としが少ないです。
高いお金を払って、
立派な人間ドックに行ったのに、
がんを見落とされると命取りです。
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でも先生、
私………
豊胸手術を受けているから…
♡ご安心ください♡
乳腺外科のプロは、
豊胸手術を受けていても、
しっかり診てくれます。
私が札幌医大に在職中には、
札幌中央形成外科の故武藤靖夫先生から
豊胸術を受けた患者さんを紹介していただきました。
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その時にいっしょに手術してくださったのが、
札幌乳腺外科クリニックの、
岡崎亮おかざきあきら先生です。
豊胸手術を受けた方も、
勇気を出して診てもらうことです。
言いたくないことは紙に書いて
2015年8月31日の院長日記です。
口に出して、
ほうきょうと言いたくなければ、
紙に書いて行ってください。