二重・眼瞼下垂

眼瞼下垂症手術2016

 札幌美容形成外科で一番多い手術が、
 眼瞼下垂症手術です。
 自分自身が手術を受けて、
 2016年12月1日で丸6年になります。
 手術をしたことを忘れてしまうくらいです。
 傷もよく見てもわかりません。
 手術をしてくださった、
 聖路加国際病院形成外科の大竹尚之先生に感謝しています。
      ■         ■
 正確な統計はわかりませんが、
 日本全国の形成外科で、
 保険診療の眼瞼下垂手術が増えていると感じます。
 私なりに、
 目の手術にはこだわりがあります
 せっかく手術するのだから、
 少しでも、
 かわいい目
 …を目指して手術をしています。
      ■         ■
 私自身が、
 目にコンプレックスがあったからだと思います。
 高校一年の時、
 同級生の男子に、
 本間は目つきが悪いから
 (下から見上げるような目線に)
 気をつけた方がいいよ。
 …と言われたことがありました
      ■         ■
 昔の写真を見てみると、
 確かに眼瞼下垂症です。
 自分では気付いていませんでした。
 眼瞼下垂症手術をしていただいてから、
 夜間の車の運転も楽ですし、
 長距離の運転も苦にならなくなりました

 大竹先生のおかげです。
      ■         ■
 眼瞼下垂症手術で変わるのは、
 やはり女性です。
 自分には何の責任もないのに、
 親からもらった目が、
 開きにくい目の人がいます。
 平安時代だったら美人だったかも?と言われても…
 現代は大きな目の女性が人気です。
      ■         ■
 黒目が小さい人は、
 少しでも目を大きく見せようとして、
 カラコンを使って目を痛めることがあります
 そんなこと言われたって、
 もともとの目が小さいんだから、
 しょうがないじゃん
 …と言われます。
      ■         ■
 62歳で多少くたびれていますが、
 少しでもきれい
 少しでも見やすく
 少しでも快適
 少しでも美しく
 …を目指して手術をしています。
 患者さんがよろこんでくださる手術を、
 丁寧にていねいにしています
hinadoll

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医学講座

市立札幌病院2年連続の赤字

 平成28年11月12日、北海道新聞朝刊の記事です。
 市立札幌病院2年連続の赤字_2015年度決算資金残高が年々減少
 市立札幌病院の経営が厳しさを増している。2015年度決算では経常損失が約13億円に上り、2年連続の赤字となった。病床利用率の低迷が要因という。2016年度にも病院事業会計の貯金に当たる資金残高が底をつく恐れがあり、外部専門家を含む経営健全化会議を設置し、改善に乗り出した。
 2015年度決算によると、診療収益などを含む経常収益(収入)は216億6600万円で、前年度比4.8億円増。医師らの給与費などを含む経常費用(支出)は229億6500万円で、7.4億円増だった。前年度に比べて増収だったものの、支出の伸びが上回り、赤字幅が広がった。
 主な要因が、収入の6割を占める入院収益の伸び悩みだ。病床利用率が過去5年で最低の65.9%と低迷した2014年度は、125億7千万円だった。
 2015年度は年度途中で51床削減し747床にしたため、病床利用率は68.6%と若干改善。入院収益も128億1500万円と少し増えた。ただ、2016年度も9月末までの病床利用率は69.8%。3年連続で70%を割ると、総務省から経営改善計画の提出を求められる。
 患者の在院日数が長くなると診療報酬が減る仕組みで、入院期間の短期化が進んでいるためという。経営改善には、新しい入院患者を獲得する必要があるが、市内の他医療機関との競合もあり、思うように増えていない。
 この影響もあって資金残高は年々減少し、2015年度決算では10億5200万円となった。2016年度も改善しなければ、一般会計からの繰り入れによる赤字補填(ほてん)が必要になる可能性がある。
 今月上旬には、外部コンサルタントを入れた経営健全化会議を立ち上げ、経費節減や委託業務内容の見直しなどの協議を始めた。新しい入院患者を増やすため、8月には札幌市内の診療所の医師が市立病院の医師に電話で直接、患者の紹介を依頼できる専用ダイヤルも開設した。病院側は「診療所との連携強化などで、経営改善を図りたい」としている。(坂本有香)
20161114
 

(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 市立札幌病院で医師としての青春時代を送った私には
 とても残念な記事です。
 声を大にして言わせてもらいます
 赤字になったのは、
 国の医療政策のためです。
 市立札幌病院のせいではありません。
 市立札幌病院の院長がお気の毒です。
      ■         ■
 私の家に一番近い大きな病院は、
 市立札幌病院です。
 病院の周囲にはたくさんのマンションがあります。
 残念なことですが、
 近くの住民が市立札幌病院にかかりたくても、
 紹介状がないと
 初診時に5400円がかかります
 再診時にも2500円が加算されます。
      ■         ■
 これは、
 市立札幌病院にはかかるな!
 紹介状のない患者さんは来ないで!
 …と言っているのと同じです。
 市立札幌病院で働いている看護師さんが、
 コンタクトで赤くなった目を
 ちょっと診てもらいたくても、
 市立札幌病院にはかかれないのです。
      ■         ■
 病院で働いているのに、
 自分の病院にかかれないなんて、
 変な話しです。
 国が決めた医療制度のためです。
 通院する患者さんが少なくなると、
 当然、入院する患者さんも少なくなります。
 悪循環です。
      ■         ■
 病床利用率は、
 飛行機でいうと搭乗率です。
 空席で飛行機を飛ばしても赤字です。
 病院も空床が多いと、
 赤字です。
 私がJA帯広厚生病院形成外科主任部長だった時は、
 常にベッドの空床率を気にしてました。
 (当時は稼働率と言ってました)
      ■         ■
 空床が多い科は、
 ベッド数が減らされます。
 当然、
 医師数も削減されます。
 各科のトップは、
 自分の代でベッド数が減らないように、
 毎日一生懸命働いていました。
 主任部長も楽ではありませんでした
 市立札幌病院の赤字が減ることをお祈りしています。

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医学講座

ライブサージェリー

 昨日の院長日記、
 第34回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)③に、
 なっちゅんさんからコメントをいただきました
 サージャリーの意味がわからず検索しました。
 外科という意味なんですね。
 サージェリーも検索しましたが
 ヒットしませんでした。

      ■         ■
 わかりにく内容で申し訳ありませんでした。
 ライブサージェリー
 音楽のライブのライブです。
 サージェリーは、
 この場合は手術を意味します。
 つまり録画ではなく、
 実際に手術を生で見るのがライブサージェリーです。
      ■         ■
 この院長日記で、
 ライブサージェリー
 を
 検索します。
 埋没法の糸2013
 2013年11月16日の院長日記がヒットします。
 札幌中央形成外科の武藤靖夫先生が、
 海外で行ったライブサージェリーの、
 ビデオを見せていただいたことがありました。
 釣り糸で
 手品のように二重ができた
 …と感嘆の声が録音されていました。
 おそらく30年以上前のビデオです。
      ■         ■
 私の想像です。
 1970年代終わりか1980年代のビデオだと思います。
 昔は、
 学会の時に、
 海外で手術を実演して見せていました。
 今のように通信機器が発達していませんから、
 限られた人数の先生が、
 手術室に入り、
 取り囲むように手術を見ていました。
      ■         ■
 時代は進歩しました。
 iPhoneのFaceTimeでは、
 遠く海外とでも、
 動画で話しができます。
 今回の学会では、
 都内のリッツ美容外科の手術室と、
 御茶ノ水の会場がビデオでつながりました。
 私たちは会場にいて、
 リッツ美容外科で行われた手術を見ました。
      ■         ■
 音声もよく通じます。
 術者が手術について解説してくれます。
 学会会場から質問が出て、
 それに術者が答えてくれます。
 なまですから
 ごまかすことはできません。
 通信の発達で、
 とてもきれいな映像を見ることができました。
      ■         ■
 こうして学会で生中継で手術を見るのを、
 ライブサージェリーと呼びます。
 海外の学会やセミナーでは行われますが、
 日本の学会では多くはありません。
 今回は、
 学会長の菅原康志先生のご努力で、
 立派なライブサージェリーが実現しました。
 あらためて菅原康志先生に感謝いたします。
 ありがとうございました。

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医学講座

第34回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)③

 第34回日本頭蓋顎顔面外科学会、
 難しい名前の学会から、
 昨夜帰ってきました。
 札幌は寒いです。
 雪は道路の端にあるだけですが、
 寒さが違います。
 さすが北国です。
      ■         ■
 今年の第34回日本頭蓋顎顔面外科学会は、
 素晴らしい学会でした。
 学会長の菅原康志先生に感謝しています。
 昨日は会長講演とライブサージャリーを聞きました。
 会長講演では、
 学生時代のバイトのこと、
 形成外科を選んだ理由、
 クラニオフェイシャルサージェーリーとの出会い、
 とてもよく理解できました。
      ■         ■
 菅原先生の、
 美容外科への思いも、
 十分すぎるくらいよく理解できました。
 昨日の院長日記に書いた、
 クルーゾン症候群
 アペール症候群
 …という生まれつきの病気、
 昔と比べるととてもよく治るようになりました。
      ■         ■
 菅原会長が、
 ある患者さんから言われた言葉
 先生、
 オーディション

 私の想像です。
 先生、
 せっかくここまでよくなったのだから
 オーディションに出られるくらい、

 きれいになりたい!
      ■         ■
 形成外科で形を治すだけではなく、
 もう一歩踏み込んで、
 きれいして差し上げる。
 実は、
 私たち形成外科医にとって、
 もう一歩踏み込んで、
 きれいにする治療は、
 そんなに難しいことではありません。
 余計なオプション料金もかかりません
      ■         ■
 菅原先生は、
 美容外科の必要性を、
 きっと肌で感じられて、
 自治医大形成外科教授を退職され、
 ご自分で、
 リラ・クラニオフェイシャル・クリニックを開業されたと、
 私は想像しています。
      ■         ■
 口元、輪郭、鼻でお悩みの患者さんがいらしたら、
 〒104-0061
 東京都中央区銀座 2-4-19
 浅野第3ビル 5F
 リラクラニオフェイシャルクリニック

 …をおすすめします。
 とてもいい先生です。
 私が保証します

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医学講座

第34回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)②

 昨日の院長日記に、
 さくらんぼさんからコメントをいただきました。
 とても難しい名称の学会なんですね。
 鼻とか口とか輪郭とかでしょうか?

 そうなんです、
 まず読み方からしてわかりません。
 とうがい_がく_がんめん_外科学会です。
      ■         ■
 頭蓋は、
 ずがいこつの頭蓋です。
 頭蓋骨はずがいこつ
 ネットで調べると、
 解剖学では「とうがいこつ」とのみ呼称
 …とも書いてあります。
 私たちは、
 頭蓋骨という呼称を使うことは少なく、
 もっと細かく前頭骨とか側頭骨と呼びます。
      ■         ■
 英語のCranio-Maxillo-Facial Surgeryの日本語訳が、
 頭蓋顎顔面外科です。
 私たちは、
 くらにおと呼びます。
 この学会で扱う疾患は、
 唇顎口蓋裂しんがくこうがいれつによる顎変形、
 咬合こうごう(かみあわせ)
 小耳症などの生まれつきの病気を多く扱ってきました。
 手術や歯科矯正治療で治す学会というのが私の認識です。
      ■         ■
 学会には、
 矯正歯科の先生も参加されています。
 今年の学会に参加して感じたことです。
 素晴らしくよく治るようになったと感じました。
 特に、
 シンポジウム Ⅱ:11月10日(木)第1会場15:25~16:45
 「Craniofacial surgeryがもたらした機能と整容の革命2
 -頭蓋顔面外科領域での外科医と矯正歯科医のコラボレーション」
  座長:川上重彦(金沢医科大学形成外科)
  須佐美隆史(東京大学医学部附属病院顎口腔外科・歯科矯正歯科)

 を聞いてそう感じました。
      ■         ■
 頭蓋顎顔面外科手術は難しいです。
 私が直接自分で手術をしたことはありません。
 北大形成外科の時代に、
 恩師の大浦武彦先生と本田耕一先生が、
 手術をなさっていらっしゃいました。
 頭蓋顎顔面外科の手術日は、
 今日は帰りが遅くなると奥さんに言ってました。
      ■         ■
 クルーゾン症候群
 アペール症候群
 …という生まれつきの病気があります。
 頻度は少ないですが、
 子供たちが同じような顔貌になります。
 ものがうまくかめない子がいます。
 須佐美隆史先生のご発表をお聞きして、
 ここまでよくなるんだと驚きました。
      ■         ■
 医科と歯科こコラボがとても大切です。
 患者さんも歯科矯正装置をつけて、
 何年も治療に通います。
 その結果、
 とてもよく治っていました。
 医学の進歩はすごいと感じました。
 いい先生いい治療を受けると
 こんなによくなるのだと思いました。

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医学講座

第34回日本頭蓋顎顔面外科学会(東京)①

 第34回日本頭蓋顎顔面外科学会に参加するため、
 東京に来ました。
 北極からの寒気で寒いという東京、
 札幌から来ると、
 東京は寒くないなぁ~
 …という感覚です。
 北海道は暴風雪なようです。
      ■         ■
 今年の第34回日本頭蓋顎顔面外科学会
 学会長は菅原康志先生です。
 自治医科大学客員教授(形成外科学)
 元自治医大形成外科教授です。
 現在は、
 東京都中央区銀座2丁目で、
 リラ・クラニオフェイシャル・クリニックを開業されています。
      ■         ■
 口元、輪郭、鼻専門の美容形成外科クリニックです。
 私が知る限り、
 元形成外科教授が、
 自分で美容形成外科クリニックを開業されたのは、
 菅原康志先生が日本ではじめてです。
 信頼できる先生です。
 特に輪郭や鼻の手術をおすすめします。
      ■         ■
 鼻の手術は奥が深いです
 鼻全体を治さないと、
 きれいで、
 通りがよくて、
 機能的にも整容的も満足な鼻はできません。
 手術後のトラブルが多いのも鼻の手術です。
      ■         ■
 今年の頭蓋顎顔面外科学会では、
 ライブサージェリーもあります。
 とても内容が充実した学会です。
 昨日の診療が終わってから、
 夜遅くに東京に着きました。
 院長日記のコメントも更新できず、
 申し訳ありませんでした。
 学会の報告は明日以降にさせていただきます。

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医学講座

コンタクトは眼科専門医で

 札幌美容形成外科には、
 まぶたで悩む患者さんがたくさん来院されます。
 わぁ~
 18歳の時にぃ~
 埋没法をしてぇ~
 取れたのでぇ~
 20歳の時にぃ~
 また埋没法をしましたぁ~

      ■         ■
 よくあるパターンです。
 こんな患者さんが32歳になって、
 ネットで【検索】して、
 眼瞼下垂症がんけんかすいしょう
 …なんて難しい言葉を見つけました
 なんだ、
 これ、
 私の目じゃん
      ■         ■
 来院された患者さんを診察します。
 :瞼板法2点どめが2回
 かなり炎症がありますね。
 コンタクトはどこで買ってますか?

 患者さん:ねっと
 :最後に眼科にかかったのはいつですか?
 患者さん:忘れました
 忘れてしまうくらい、
 眼科にはかかってません。
      ■         ■
 大阪府眼科医会HPです
 コンタクトレンズはクラスⅢの医療機器です。
 不注意に扱うために、
 眼に障害を起こすことが非常に多いです
 眼はとてもデリケートにできています。
 障害が起これば、
 失明することもあります。

      ■         ■
 埋没法が取れても変わるのは外見だけです。
 目に異常が起こると、
 取り返しがつかなくなることもあります。
 コンタクトレンズは、
 眼科専門医に診ていただいて、
 適切に使ってください。
 特に昔、大手美容外科で、
 瞼板法の埋没法を受けた方は注意してください
 目に傷がついていても無症状の人もいます。
inchounikki

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医学講座

足病の教科書

 恩師、大浦武彦先生が足病の教科書を出版されました。
 85歳で教科書を出版、
 すごいことだと思います。
 あらためて尊敬の念を強くしました。
 私が足病とは何かをご説明するより、
 教科書を読んでみてください。
 きっと役に立ちます。
 まず大浦武彦先生のお手紙をご紹介いたします。
      ■         ■
 足病という言葉をはじめて耳にする方が多いと思いますが、日本においてはこの分野において足病医がいないことで100年遅れています。
 私は日本下肢救済・足病学会を2009年に立ち上げ下肢救済・足病の治療普及に努力していましたが、なかなか普及せず、どうすれば良いかと悩んでいました。
 そこに救世主として現れたのが医学博士、医学研究者、臨床医療者であり且つ、厚生省官僚の実績をもった参議院議員の秋野公造先生でした。私も彼も創傷治癒の研究をしていた関係で旧知の間柄でもありました。そこで100年遅れている日本の足病の現状が話題となり、これを何とか改革しようと意気投合したのです。
 秋野先生は参議院に初当選して間もなく北海道大学名誉教授浅香先生と連携して国会質疑を通じて、日本の医療で初めて予防にお金をつけてくれました。「胃がん予防のためのピロリ菌除去の保険適用」をあっという間に実現させた方です。
 この秋野先生のアドバイスを受け、足病についても先生のおかげで重症化予防で2015年に国の骨太政策になり、国の支援を受けて、やっと医療体制の仕組みが出来ました。また、透析の足切断を回避するために、下肢末梢動脈疾患指導管理加算をつけてもらいました。
 このように早急に加算となったことは驚きであり、秋野先生のおかげと感謝しております。今後も続けてアドバイスを頂くこととなっていますが、一緒に仕事をしているうちに日本に足病の本がないことがわかり急遽秋野先生とこの足病についての教科書を出版することになった次第です。
 この本は、一般の方、患者さんに分かりやすく読んでもらうため対談形式にしてありますが、内容的には質が高く、看護師さん、医師も必読の本となっております。宜しくお願いします。大浦武彦

20161108_1
20161108_2
      ■         ■
 東京女子医科大学名誉教授、野﨑幹弘のざきもとひろ先生の推薦のお言葉です。
 想像してみてくださ。
 歩行出来なくなることを…。
 糖尿病と透析の患者さんは、
 その可能性を持っています。
 この本は「重症化予防」のための必読の書です。

      ■         ■
 私は形成外科医の時代に、
 糖尿病専門医の先生とよく足病の患者さんを治療しました。
 昔と違うのは、
 血管内治療が進歩したことです。
 糖尿病の患者さんは、
 糖尿病性腎症になることがあります。
 目の血管が弱ることが知られています。
      ■         ■
 同じように、
 下肢の血管がやられて、
 上の本の写真のように、
 あっという間に足が悪くなることがあります。
 この本は、
 『切断』を防ぐための本です。
 マンガもついていて読みやすいです。
 ぜひ読んでいただきたい本です。
 役に立ちます

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カキフライと夫の笑顔

 平成28年11月7日、朝日新聞朝刊、
 ひとときへの投稿です。
 カキフライと夫の笑顔
 わが家の食卓にカキフライが並ぶ季節になりました。夫の顔はほころび、それはおいしそうに食べます。とても、以前は胃ろうをしていた人には見えません。
 夫は6年前、肺炎で入院し、胃ろうをつけました。栄養は補えましたが笑顔は消え、言葉も少なくなって、気力をなくしてしまいました。退院の際、主治医から「家庭でみるのは大変。どこか施設に」と言われましたが、お断りして自宅に帰りました。
 なるほど、胃ろうの管理は大変でした。が、それ以上に、夫の無表情の姿に何とかもう一度、口から食べさせたいと思いました。
 離乳食のようなものから始め、少しずつ形のあるものへと進めました。そして、自宅に戻って5カ月で胃ろうの卒業に成功したのです。夫に笑い声が戻り、好きな松本清張の本を読む時間も増えました。
 そんな生活の中、昨年私が胆管の手術をして、揚げ物を控える身になりました。
 でも、カキフライ大好きの夫に合わせ、私は衣を半分外して一緒に食べています。来春までしばらくの間、夫婦でカキフライを楽しむことができそうです。
 (茨城県牛久市 姫田晶子 主婦 78歳)
 (以上、朝日新聞より引用)

      ■         ■
 私もカキフライが大好きです。
 先日も奥さんとイオンに行きました。
 カキが売ってました。
 :カキフライ食べたい
 奥さん:まだ高いから(だめ)
 :う~ん
      ■         ■
 本間家では、
 牡蠣が安くならないと買ってもらえません。
 どうしても食べたい時は、
 自分ひとりでイオンに行って、
 電話で奥さんに確認します。
 :カキ買っていい?
 奥さん:いくら?
 :特売で○○円。100gのサロマ湖産
      ■         ■
 奥さんの許可がないと、
 なかなかカキフライを食べられません。
 茨城県牛久市の姫田さんのお宅は、
 奥様の晶子さまがお優しいですね。
 一度、胃ろうになったのに、
 5ヵ月で卒業はすごいです。
 本人の努力もさることながら、
 奥様が
 離乳食のようなものから始め、
 少しずつ形のあるものへと進めた
のがよかったと思います。
      ■         ■
 主治医から
 「家庭でみるのは大変。どこか施設に
 と言われましたが、
 お断りして自宅に帰りました。

 これもすごいです。
 自宅が一番です。
 夫に笑い声が戻り、
 好きな松本清張の本を読む時間も増えました。

      ■         ■
 私も将来は自宅がいいです。
 たとえおひとり様になっても、
 自宅がいいです。
 カキフライを何歳まで食べられるか?
 自分でもわかりません。
 今日のひとときを読ませていただき、
 とてもほっこりした気持ちになりました。
 茨城県牛久市の姫田さん、
 ありがとうございました。

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医学講座

喪中はがき2016

 今日の札幌は大雪です。
 11月6日なのに、
 積雪23㎝です。
 2日ずれていたら、
 東京から夏靴でいらした弁護士さんは
 大変だったと思います。
 冬の北海道はこわいです。
      ■         ■
 今日は休診日だったので、
 喪中はがきを作りました
 喪中につき年末年始の…
 のあれです。 

 偏屈でがんこな本間賢一さんは、
 ふつうの喪中はがきは使いません。
 自作です。
 喪中で年賀状を出さなくても、
 年賀状をもらうのは悪くないそうです。
      ■         ■
 せっかく出すので、
 喪中でも年賀状はください
 …と入れてみました。
 近況報告も入れたいので、
 自分で下の喪中はがきを作りました。
 奥さんから、
 喪中はがきにも大同生命を入れるの?
 …と言われました。
      ■         ■
 親父は天寿をまっとうして、
 90歳で旅立ったからいいけど、
 札幌美容形成外科はまだ12歳だからね
 とても天寿をまっとうして、
 閉院のお知らせ
 医療法人札幌美容形成外科は、
 大同生命保険㈱との建物明渡訴訟に敗訴し、
 閉院いたしました

 なんて喪中は出せません。
      ■         ■
 ごあいさつ
 平成28年3月29日、父本間寛(ゆたか)が90年の生涯を閉じました。十分すぎる天寿をまっとうし、若い頃に勤務していた札幌市手稲区金山の病院から旅立ちました。葬儀は故人の意思を尊重し無宗教で行いました。
 お坊さんの読経も牧師さんのお祈りも賛美歌もありませんでしたが、4人の孫がおじいちゃんにお別れの言葉を述べました。葬儀は家族葬で行いました。ごあいさつが遅れ申し訳ございませんでした。
 私たちは開院12年目で大同生命から建物明渡訴訟を起こされました。クリニックは天寿にはまだ早すぎるので診療の継続を求めて札幌地裁で係争中です。
 裁判の結果がどうなるかわかりませんが、1年でも長く診療を継続したいという強い思いです。
 喪中でも年賀状を受け取ることは問題ないそうです。例年どおり皆様からの年賀状をお待ちしています。
 寒くなって参りました。お身体に気をつけて新しい年をお迎えください。
 平成28年11月
 本 間 賢 一 和 子

 喪中でも年賀状はください。
 大同生命には負けません
 閉院もしません
 たとえ札幌美容形成外科一軒だけになっても、
 来年もがんばります。
20161106

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