院長の休日
耳鳴りの薬
昨日、とも耳鼻科クリニックで、
耳鳴りのお薬をいただきました。
痛み止めのように…
すぐに効く薬ではありません。
夜に内服して寝ました。
耳鳴りは…
少し快くなったような気がします。
■ ■
耳鳴りのお薬ですが、
昨夜は…
いつも痛い右下腿が…
不思議と…
痛みがなく楽でした。
神経に効く薬だからでしょうか?
年齢とともに、
身体のあちこちに症状が出ます。
■ ■
右下腿の痛い部位は、
よく睡眠中にこむらがえりになるところです。
不思議と…
左下腿はならず…
右ばかりこむらがえりになります。
これも…
仕方がないと諦めていました。
■ ■
思わぬ効果が出て、
新谷先生に感謝しています。
私は40台から…
アリナミンEXをのんでいます。
眼瞼下垂症手術をしていただいて、
肩こりは…
以前より劇的に快くなりました。
■ ■
長時間の細かい手術も…
苦にならなくなりました。
下腿のこむらがえりは、
たまに出ます。
座布団を一枚入れて、
下腿を少し高くして寝ています。
耳鳴りのお薬で、
下腿の痛みが楽になるとは、
考えてもみませんでした。
院長の休日
とも耳鼻科クリニック受診
最近…
き~んという音が聞こえます。
生活に支障はないのですが、
ちょっと気になっていました。
これが…
耳鳴りというものかなぁ~?
…と考えていました。
日常生活で不便はありません。
■ ■
き~んという音は、
仕事中は気になりません。
周囲の音が大きいので、
おそらく感じないのだと思います。
手術中はBGMの音。
モニターの音も聞こえます。
■ ■
車のエンジン音も聞こえますし、
周囲の音も聞こえます。
PCの音も聞こえます。
何も不自由はないのですが、
周囲が静かになると、
き~んといっています。
■ ■
ネットで検索してみると…
耳鳴りは治らないとか…
あまり良いことは書いていません。
昔、耳鼻科で習ったことはあるのでしょうが…
もう、すっかり忘れています。
医者といえども…
専門外のことは素人です。
■ ■
奥さんに、
耳鳴りがすると言ったら…
病院で診てもらいなさい。
いい先生がいるって…
この間も言っていたじゃないの…
どうして病院へ行かないの…
あぁ…言わなきゃよかった~
■ ■
医者といえども…
ふつうの家庭と同じです。
意を決して…
今日、とも耳鼻科クリニックを受診しました。
札幌医大でお世話になった、
新谷朋子先生のクリニックです。
新谷先生は…
10年前と同じ美しさでした。
■ ■
とてもきれいなクリニックです。
最新の精密聴力検査装置で、
言語聴覚士の若い女性の先生が、
丁寧に検査をしてくださいました。
ヘッドホンをつけて…
ぴっぴっという音がしたら…
手に持ったスイッチのボタンを押す検査です。
■ ■
聴力検査は、
定期健康診断で職員全員がしています。
私も毎年異常なしです。
今日の検査は精密検査で、
完全防音の検査室で、
電子カルテと連動した検査装置でした。
高い周波数の音が聞こえずらくなっていました。
■ ■
新谷先生のお話し…
高音域が下がっています。
日常生活に必要な周波数は聞こえていますので、
特に問題はありません。
聞こえずらくなった高い音が…
静かになると聞こえるといわれています。
■ ■
私…
先生、加齢によるものでしょうか?
新谷先生、
そうですね。
年に一度は聴力検査を受けられるといいですね
新谷先生は優しい先生だから、
『としのせいで、耳が聞こえなくなった』
なんてことは言われません。
■ ■
き~んという音は…
今も聞こえていますが、
新谷朋子先生のおかげで…
気にならなくなりました。
耳鳴りでお困りの方には、
とも耳鼻科クリニック
〒060-0061
札幌市中央区南1条西16丁目ANNEXレーベンビル2F
TEL 011-616-2000
をおすすめします。
木曜日と日祝がお休みです。
土曜日も12:30まで診療しています。
医学講座
泣いて腫れるのもNG?
昨日の院長日記、
切開式二重は取れない?
…にご質問がありました。
泣いてはれるのもNG?
ご心配は無用です。
泣いた程度では取れません。
■ ■
ただ…
毎日まいにち泣いていて、
泣きはらして、
目をこっすって…
鼻水をすすって…
ぱんぱんになった状態で、
何日もいると、
弱い埋没法でできたラインは…
薄くなると思います。
■ ■
よく…
埋没法の糸が切れた!
と来院される方がいらしゃいます。
前にも書きましたが…
埋没法の糸が、
切れた例は、
極めてまれです。
なんちゃって美容外科医がした手術ほど、
これでもか…
これでもか…
というほど…
結び目がガッチリしています。
■ ■
糸が露出した例はありますが、
糸が切れることは…
まずありません。
たとえ切れたとしても、
糸の周囲には瘢痕(はんこん)という組織ができています。
埋没法の糸を抜去する時、
この瘢痕組織(はんこんそしき)が邪魔です。
■ ■
片眼に、
埋没法を無料でお直しして…
6本も8本も糸が入っている人がいます。
目に良くないので、
この糸を取っています。
がっちりくっついていて、
外すのに難渋します。
糸ががっちりくっついているのは、
瞼板(けんばん)という厚い組織です。
■ ■
埋没法が取れるのは、
まぶたの皮膚についているところです。
まぶたの皮膚は薄いので、
こすったり…
はれたり…
脂肪がついたり…
…すると…
中からひっぱっている糸が…
皮膚に微妙にくっついているところが
外れてしまいます。
これが埋没法が取れる理由です。
医学講座
切開式二重は取れない?
二重埋没法の手術は、
取れる心配があります。
埋没法に向かない目の人に、
何度埋没法をしても…
取れる時はとれます。
ある日突然取れることもあれば…
少しずつラインが薄くなることもあります。
■ ■
それでは…?
切開すれば絶対に取れない?でしょうか?
答えは…
なんと…
切開しても、取れることがあります。
技術的な問題ではなく、
本人の問題であることが多いです。
■ ■
眼瞼下垂症手術は、
メスで切開する手術です。
切開式二重手術より…
高度な手術です。
切開して、
眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という、
まぶたの筋肉を調節します。
■ ■
眼瞼下垂症手術をすると…
二重になりますが…
この切開してできた二重ですら…
ラインが薄くなったり…
奥二重になって見えなくなることがあります。
ラインそのものが…
消えることがあります。
■ ■
切開式二重術は、
眼瞼下垂症手術より簡単な手術です。
切開までしたのに…
ラインが消えることがあります。
二重のラインは、
皮膚と瞼板(けんばん)という組織が、
微妙にくっついてできる線です。
■ ■
手術後に、
アトピーや花粉症で、
目をこすっていると、
この微妙なくっつきが取れます。
アレルギーで腫れるのもNGです。
どんな名医が手術をしても、
毎日こすられるとたまりません。
■ ■
体重が増えて…
まぶたに脂肪がつくのもNGです。
身長168cm、体重48kgのモデルさんでも…
体重が5kg増えると…
まぶたの形が変わります。
モデルさんの所属事務所や、
ミス○○の事務所では、
体重管理を実に厳しく行います。
■ ■
美しいまぶたを維持するには、
健康が一番大切です。
栄養をとって…
規則正しい生活をすることです。
コンタクトも目に良くありません。
コンタクトをつけっぱで寝るなんて…
絶対にだめです。
口うるさいおじさん先生からのアドバイスです。
昔の記憶
試験の悪夢
以前にも書いたことがあります。
私は50歳を過ぎても…
『あっ!やばい!』
『明日試験なのに、何も勉強していない!』
という悪夢をみていました。
不思議なことに…
大学の教員になって、
試験問題を作成する側になってからも、
この悪夢にうなされました。
『あっ!問題を作る側だった!』
と気づいて目が覚めたこともありました。
■ ■
ごく一部の…
超頭がいい人を除いては…
医学部は難関です。
小学生や…
中学生の頃から…
他の子どもたちが遊んでいる間も…
勉強をして…
成績が良くなければ…
医学部へは入れません。
■ ■
医学部へ入ってからも、
定期試験や…
解剖学の口頭試問。
卒業試験、
医師国家試験と…
勉強が続きます。
今年の医師国家試験まで、
あと一週間となりました。
■ ■
医師免許を取得してからも、
専門医試験もあります。
考えてみると…
小さい頃から…
ず~っと試験でした。
試験前に考えたこと…
試験が終わったら…
一日中…
眠っていたい…
起きるまで寝たい!
…でした。
■ ■
医師国家試験も、
看護師国家試験も、
ペーパーテストだけです。
とにかく覚えることが膨大です。
頭の中が…
ごちゃごちゃになってしまいます。
高校受験生も
大学受験生も
国家試験受験生も
体調に気をつけてがんばってください。
医学講座
試験問題作成
2月は試験の季節です。
国家試験の他に、
定期試験もあります。
私は、
4年間の教員生活の間、
定期試験問題を作っていました。
今も…
非常勤講師をしているので、
毎年、試験問題を作成しています。
■ ■
試験問題の作成は…
教員にとっても大変です。
今は…
コンピューターで…
試験の正答率もすぐに出ます。
試験問題が適当かどうかも、
コンピューターで判断されます。
■ ■
正答率100%ばかりでもダメ。
他の問題ができている人が、
その問題だけ間違う率が高いのもダメ。
全員が間違うのも…
もちろんダメ。
良い問題を作成するのは、
実に難しいことです。
■ ■
医療系大学の最終目標は、
国家試験です。
定期試験問題も、
国家試験対策の一環として作成します。
国家試験に出た問題を、
ちょっと変えて出すこともあります。
国試の予想問題は難しいですが…
学生さんに勉強して欲しい内容を入れます。
■ ■
今の学生さんは、
先輩から過去問をもらったり…
ネット上にUPして…
過去の試験問題を共有しています。
問題を作る方も…
そんなことを意識して作っています。
再試験は、
試験を実施する先生も大変です。
できれば実施したくないのが本音です。
■ ■
国家試験問題を見ても…
不適切な設問があります。
形成外科関連で出るのは、
熱傷(やけど)と
褥瘡(じょくそう)です。
専門家として見ると…
あまりよく知らない先生が作成したのか…?
と思うような問題もあります。
私の試験問題は、
過去問を勉強すれば合格点が取れます。
学生さんには試練の季節ですが、
がんばっていただきたいです。
医学講座
軟膏の成分
ジェネリック医薬品という…
価格が安い医薬品があります。
最近は、
保険証に、
ジェネリック医薬品を希望します
…と
印刷してある保険組合もあります。
■ ■
ジェネリック医薬品とは、
同一成分のお薬です。
薬の主成分が同じで、
同じように効くとされています。
ところが…
意外な盲点があります。
主成分以外の製法が違います。
■ ■
とくに軟膏は、
主成分のほかに、
基剤(きざい)という、
ベースになる成分があります。
ここが、錠剤などと大きく違うところです。
同一成分の軟膏だからといって…
安いジェネリックに変えるのは、
ちょっと慎重にするべきです。
■ ■
ジェネリックの軟膏にも、
確かに良いものがあります。
ところが…
同一成分でも、
基剤が違うだけで、
つけごごちとかが、
まったく違うことがあります。
当然、効果も違います。
■ ■
軟膏は、
主成分と基剤(きざい)で決まります。
基剤が良いので…
良く効く軟膏もあります。
基剤だけの…
白色ワセリンという軟膏もあります。
ベテラン皮膚科医は、
白色ワセリンの使い方が上手です。
まみ子師長さん、
正しいでしょうか?
医学講座
アズノール軟膏
アズノール軟膏というお薬があります。
私が医師になった…
30年前からあるお薬です。
青い軟膏です。
チューブ入り(20g)と、
500gの瓶入りがあります。
やわらかい軟膏です。
■ ■
ジメチルイソプロピルアズレン
という成分が入っています。
このアズレンと、
やわらかい軟膏が効きます。
札幌美容形成外科で差し上げる…
容器に入った青い軟膏の、
青い成分はこのアズノールです。
手術後のケアーに使っています。
■ ■
この軟膏…
製造しているのは、
日本新薬㈱さんという大手メーカーです。
信頼できる会社です。
アズノール軟膏は、昔から…
皮膚科や形成外科で使っています。
私は、
他の軟膏と混ぜて使うこともあります。
■ ■
身体のどこへでも塗れます。
ダメなのは眼球くらいです。
眼球にはアズレン点眼液という、
同じ成分の目薬があります。
意外と効くのが、
皮膚が薄い外陰部です。
女性も男性も使えます。
■ ■
TVで宣伝している、
○○製薬の女性用軟膏。
よくドラッグストアの折込広告で見ます。
特売でもかなり高価です。
私はアズノール軟膏をおすすめします。
病院に来ると…
診察料がかかるので割高ですが、
札幌美容形成外科では、
院内処方でお渡ししています。
■ ■
ネットで検索すると…
この軟膏をすすめている、
女性の先生もいらっしゃるようです。
市販薬としは売っていないようです。
このお薬は口唇にもよく効きます。
診察のついでにアズノール軟膏ください、
…と声をかけてくだされば処方できます。
おじさん先生からのおすすめです。
アズノール軟膏
医学講座
腹が立つこと
私はよく怒(おこ)ります。
怒(いか)ります。
昨日も…
患者さんを診察していて…
同じ医師として…
いかりを覚えました。
震度7くらいでした。
■ ■
診察にいらした若い女性。
とても美しい方でした。
多汗症が主訴です。
あることがきっかけで、
汗が多くなってしまいました。
ある美容外科を受診して、
手術を受けました。
■ ■
吸引法による、
腋窩多汗症手術です。
そのクリニックの先生から…
多汗症手術の時に、
ボトックス注射も同時に受けないと…
効果が出ないと説明を受け…
手術日にボトックス注射をされたそうです。
■ ■
手術とボトックスの両方を受け、
費用もかなりかかったのに…
効果はなく…
おまけに切開部には…
皮下縫合に使った…
透明なナイロン糸(白ナイロン)まで…
露出していました。
■ ■
多汗症手術は難しく…
まして吸引法では治りません。
ボトックス注射はよく効きますが、
慎重に投与しないと…
思わぬ副作用もあります。
私は多汗症手術とボトックスは、
同時にはいたしません。
どちらか先にするなら、
ボトックスです。
■ ■
売上優先。
広告を見て来院した患者さんはカモ。
一円でも多く使ってもらう…!
そんな美容外科があります。
同じ医師として腹が立ちます。
あんたたちを医者にするのに…
一人あたり…
数千万円の税金がかかったんだょ!
…と言ってやりたい先生がいます。
美容外科選びには、
くれぐれも気をつけてください。
昔の記憶
今日から2月
早いもので今日から2月です。
今年は例年にない豪雪で、
北海道・東北以外でも、
日本海側は大変です。
豪雪のお見舞いを申し上げます。
今日の札幌も雪です。
■ ■
2月は試験の月です。
私立大学の入学試験。
国公立大学の前期試験。
医師国家試験、
看護師国家試験など、
医学系の国家試験も2月に集中しています。
■ ■
私が医師国家試験を受けたのは、
今から31年前です。
当時は…
2月まで卒業試験がありました。
3月に卒業式があり、
3月31日で卒業。
その後、4月に医師国家試験でした。
■ ■
合格発表があったのが、
5月でした。
医籍登録という、
医師免許証をいただけたのが、
5月下旬でした。
2月の今ごろは、
毎日、寝てる以外は勉強していました。
■ ■
よく雪が降っていたので、
家の除雪は私の係りでした。
お隣は、
高齢のおばあさんが住んでいらしたので、
ちょっとだけお隣の分も除雪しました。
運動不足解消には…
除雪は適当な運動でした。
受験生のみなさんには…
体調に気をつけて頑張っていただきたいです。