医療問題
ご高配(こうはい)により…
さくらんぼさんからご質問をいただいた、
○○教授のご高配により…
のご高配を調べてみました。
Yahoo知恵袋には、
特別に配慮して頂いて・・・ということです。
「ご高配」・・他人が配慮してくれることの尊敬語です。
と書かれていました。
私も、その通りだと思います。
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教授の人事権に書いたように、
昔は(今も残っていますが…)、
教授に絶大な人事権がありました。
医療機関の経営者にとって、
一番の難題は、
優秀な医師をいかに確保するかです。
確実なのは教授にお願いすることでした。
今は、インターネット上に、
医師の就職を斡旋(あっせん)するサイトが
たくさんあります。
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医師といえど…
ふつうの人間です。
ふつうの方が就職を探す時に考える、
給与と待遇をまず見ます。
他の職種とちょっと違うのは…
自分にとって勉強になるか?
自分の技術や能力UPにつながるか?
ということを考えるかも?
というところでしょうか?
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2007年2月3日に、
腕を磨くという日記を書きました。
医師はある意味‘職人’なので、
有名シェフや棟梁(とうりょう)の下で働き
技術を身につけ腕を磨く必要があります。
つまり、
多少、お給料が安くても…
仕事が忙しくて休みがなくても…
有名な病院で、
有名な先生と働けば、
自分の腕も上がるかなぁ…?
という思いで就職先を選ぶ可能性があります。
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大病院の部長クラスになると、
病院長からの要請もあります。
○○医科大学は助教授を送ると言っている。
今の○○先生は患者の評判もよろしくないし…
診療収入も下がる一方です。
医局としてなんとか考えていただけませんか?
なんて会話が…
昔はあった?と聞いたことがあります。
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大切なジッツ(関連病院)を失いたくなければ、
教授は人事異動を考えます。
そこで…
めぼしい先生に声をかけます。
○○先生、
○○市民病院の主任部長として、
4月から行っていただけませんか?
というような電話をかけることになります。
教授も先生も忙しいので、
電話が一般的だと言われていました。
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こうして赴任なさった先生の挨拶状には、
私こと、
○○大学医学部○○教授のご高配により
平成21年4月1日付けで
○○市民病院主任部長として着任いたしました。
と書かれるという次第です。
今は、大学の教授から推薦ではなく、
自分から応募して就職する先生もいらっしゃいます。
美容外科医の世界では、
○○教授のご高配は、
聞いたことがありません。