医学講座
おかめ納豆
私は納豆が好物です。
納豆の中でも
おかめ納豆の極小粒ミニ3
という商品が好きです。
スーパーの特売で売られていることもあります。
昨日は…
なんと特価78円でした。
申し訳ないような価格です。
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以前にも書いたことがあります。
納豆には骨を強くする作用があります。
納豆に含まれるビタミンK(特にK2)は、
カルシウムが骨になるのを助ける
「骨たんぱく質(オステオカルシン)」の働きを高めます。
そのため、
納豆を食べる習慣がある人の方が、
食べない人より骨が丈夫で折れにくくなります。
女性は閉経後に骨が弱くなる
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になりやすいので、
若いうちから納豆を食べると骨が丈夫になります。
■ ■
関西の人は、
納豆をあまり食べないので、
骨が弱いと言われることがあります。
家内も納豆は苦手なようですが、
努力して食べるようにしているそうです。
外国人も…
納豆が苦手な方が多いようです。
かなり日本通の方でも…
『納豆だけは…』と躊躇(ちゅうちょ)されます。
■ ■
納豆には、
ナットウキナーゼという、
納豆菌が作り出す
血栓溶解酵素(けっせんようかいこうそ)があります。
血栓(けっせん)という血のかたまりを
溶かす働きがあるといわれています。
ワーファリンというお薬があります。
心臓や血管に病気がある人が飲みます。
血液が固まって、
血管が詰まるのを防ぐ薬です。
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このワーファリンを飲んでいる人は、
納豆を食べられません。
納豆を食べると…
ワーファリンの効果が低下してしまうからです。
ワーファリンを飲んでいる方は、
血が止まりにくいことがあります。
抜歯をしたり…
外科手術をする時に困ることがあります。
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お薬手帳などが普及していない時に、
総合病院の形成外科外来で、
おじいちゃんや
おばあちゃんの患者さんに、
『納豆食べたらダメなお薬、飲んでませんか?』
とよく聞いていました。
ワーファリンを飲んでいても、
手術ができることもありますし、
薬の量を減らしていただいて、
手術をすることもありました。
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納豆は安くて美味しい、
健康食品です。
薬で納豆が食べられなくなるのは、
ちょっと悲しいですが、
納豆を食べていれば、
元気で長生きができます。
朝食はしっかり食べて、
毎日、元気で働きましょう。
私が知っている美人のモデルさんは、
みんな納豆が大好きです。
タカノフーズHPより