医療問題

「目配り」「気配り」の大切さ

 昨日のまみ子師長さんのコメントに、
 「目配り」「気配り」
 大切さが書かれていました。
 病気で困って病院へ行った時に、
 一番最初に受付をしてくれるのは、
 医事課の女性スタッフです。
 診療所では…
 受付の事務職員です。
 ここで親切にしてもらえると…
 ホッっとするものです。
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 私は小さなクリニックの経営者です。
 医師免許を取得してから、
 25年以上も勤務医をしていました。
 看護師さんを採用してくれるのは、
 病院と看護部。
 事務職員は
 事務方が採用してくれました。
 自分で面接をして…
 人を採用したことなどありませんでした。
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 看護学校があった病院もありました。
 市立札幌病院、
 釧路労災病院、
 函館中央病院、
 帯広厚生病院、
 美唄労災病院、
 には看護学校がありました。
 釧路、帯広では看護学校の
 講義を担当しました。
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 私が担当したのは、
 形成外科でした。
 キズの治り方とか…
 ヤケドの処置の仕方とか…
 形成外科に関することを教えるのは得意でした。
 札幌医大では、
 医学部の学生さんに講義もしました。
 自分の専門分野を教えるのは、
 楽しいことです。
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 自分でクリニックを開業して、
 困ったことがたくさんありました。
 『お電話ありがとうございます。』
 『札幌美容形成外科でございます。』
 『何のご相談でいらっしゃいますか?』
 『かしこまりました。』
 『承知いたしました。』
 自分でも舌をかみそうになって言えないのに…
 女性スタッフにだけ言わせるのも…?
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 私が逆に教えてもらう立場でした。
 かなりたってから…
 私が…
 『承知いたしました。』
 が言えるようになりました。
 札幌美容形成外科では看護師も、
 『お待たせいたしました。』
 『こちらから採血をさせていただきます。』
 と優しく丁寧に話します。
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 最初からできる人はいません。
 何度も注意をして、
 少しずつ覚えてもらいます。
 言葉よりも難しいのが、
 「目配り」
 「気配り」
 です。
 形成外科医は細かい作業をするので、
 細かいことをよく気にします。
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 KY(空気を読めない)
 のではなく、
 空気をよく読んで
 この人は何をして欲しいのかなぁ…?
 何をしたら喜んでもらえるかなぁ…?
 がわかるようになるのです。
 これも訓練です。
 最初からできる人はいません。
 受付カウンターの内側にメモを貼って、
 この次は間違わないように!
 と注意して覚えていただきました。

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