医療問題
「目配り」「気配り」の大切さ
昨日のまみ子師長さんのコメントに、
「目配り」「気配り」の
大切さが書かれていました。
病気で困って病院へ行った時に、
一番最初に受付をしてくれるのは、
医事課の女性スタッフです。
診療所では…
受付の事務職員です。
ここで親切にしてもらえると…
ホッっとするものです。
■ ■
私は小さなクリニックの経営者です。
医師免許を取得してから、
25年以上も勤務医をしていました。
看護師さんを採用してくれるのは、
病院と看護部。
事務職員は
事務方が採用してくれました。
自分で面接をして…
人を採用したことなどありませんでした。
■ ■
看護学校があった病院もありました。
市立札幌病院、
釧路労災病院、
函館中央病院、
帯広厚生病院、
美唄労災病院、
には看護学校がありました。
釧路、帯広では看護学校の
講義を担当しました。
■ ■
私が担当したのは、
形成外科でした。
キズの治り方とか…
ヤケドの処置の仕方とか…
形成外科に関することを教えるのは得意でした。
札幌医大では、
医学部の学生さんに講義もしました。
自分の専門分野を教えるのは、
楽しいことです。
■ ■
自分でクリニックを開業して、
困ったことがたくさんありました。
『お電話ありがとうございます。』
『札幌美容形成外科でございます。』
『何のご相談でいらっしゃいますか?』
『かしこまりました。』
『承知いたしました。』
自分でも舌をかみそうになって言えないのに…
女性スタッフにだけ言わせるのも…?
■ ■
私が逆に教えてもらう立場でした。
かなりたってから…
私が…
『承知いたしました。』
が言えるようになりました。
札幌美容形成外科では看護師も、
『お待たせいたしました。』
『こちらから採血をさせていただきます。』
と優しく丁寧に話します。
■ ■
最初からできる人はいません。
何度も注意をして、
少しずつ覚えてもらいます。
言葉よりも難しいのが、
「目配り」
「気配り」
です。
形成外科医は細かい作業をするので、
細かいことをよく気にします。
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KY(空気を読めない)
のではなく、
空気をよく読んで
この人は何をして欲しいのかなぁ…?
何をしたら喜んでもらえるかなぁ…?
がわかるようになるのです。
これも訓練です。
最初からできる人はいません。
受付カウンターの内側にメモを貼って、
この次は間違わないように!
と注意して覚えていただきました。